
玄関の展示

庫裏廊下の展示

ゆるみ子とバック
「ゆるみこ着物」の竹晶子さん、「思い出織」の吉木雅子さんとの二人展、それから黒田きくこさんのパッチワーク作品の賛助出品が本堂から玄関ロービ、庫裏廊下へと沢山の作品が展示されました。18日~20日まで3日間の催しに沢山の方が参観に来られ終日賑わいました。
竹晶子さんは和服を洋服感覚で気楽に着れるデザインを創作活動をされています。吉木雅子さんは古い着物地を裂いて織り直しててショールやマフラー、ポンチョなどに再生、また草木染めからつむぎ織りされるなど精力的に創作活動をされています。賛助出品の黒田きくこさんの2㍍四方もある2枚のパッチワークの大作には圧倒されました。
このような世界に今までご縁少なかった私には驚くことばかりでした。
お二人が口を揃えて「お寺を会場に展示させていただくことを大変嬉しく思います・・・・、仏教のお経は糸偏ですから何かしら関係しているのだと思います」と申されたのには何とも云えないゆかしさを感じました。
お経の「経」は縦糸、この縦糸にはどんな横糸(緯)で織っても一枚の布が出来上がって行くように、どんな時代でも変わらない真実にどのような人生が織り込まれて行っても素晴らしい人生が織り上がって行くのです。

縞柄織り

草木染め1

草木染め2

パッチワークの大作1 2㍍×2

パッチワーク2 2㍍×2

お母さんの女学生時代の「矢絣」の着物を
思い出織りに再生した作品、感動的です。
地球上の生き物で人間のみが衣服を身にまといます。そのことによって人間の情緒や今抱いている精神状態が多分に培われて来ていることを改めて考えさせられたことです。