なくなった

神楽坂の老舗文具や　相馬屋さんの前をとおったら

なくなっていました

瓜坊

これで六千円の売り上げが

これなら来年はもっと仕入れて

とはいかないでしょう

ネズミと瓜坊では子供の喜び方が違う気がする


公園のあの黄色い柑橘も全部なくなっていました

おいしくないしポン酢にもならないし

悔しがることはなさそうなのに

持ち去った人もがっかりしているだろうって?

いや　今の時期　御餅の上の飾りに使えるんです

クリスマスのシナヒイラギといい

正月の飾りみかんといい

アタシのねらったものはちょっとの差でなくなる

来年はうまくやるからね

あと二日

今日もあの神楽坂の老舗文具やさんの前を通りました

文豪たちが名前入りの便箋を作った店です

ショーウィンドーのいのしし(瓜坊?)がまた一匹売れていました
　　　　　　　　

それが嬉しいのはなぜだろう

文具やさんの売り上げが二、三千円はあったとわかるから?

いやきっと買ってもらって喜んでいる子供あるいは大人がいるのが想像できるから

そしてプレゼントした側も満足しているだろうから

大晦日までに全部売れるといいのに


紅白の武田真治

サックスを披露すると、練習風景からわかりました
　　　　　　　　

よかったね

冗談でも厚かましい願いは言ってみるものですね

いえ私が見たいと言った願いのことではなく

武田真治本人が筋肉体操が評判になったときに

これで紅白とか言ったついでにサックスを吹くと言っていたのです

天童よしみのゲストではなく彼本人の時間ならもっと嬉しかったでしょうに

まそれはぜいたく過ぎるってもんで

息子の(お)嫁(さん)にも

テレビ見に行くからね　年越しそばは食べないからね

と予約しました

ね ね 眠…

雪は降らなくても

関東も寒さの底に来たようで

朝は布団から出たくない

のに毎朝グリ江は「かあちゃんかあちゃん　んーかあちゃーんてばー」

とさわぎまくって私を起こす

勢い付けてボーンと私おなかに飛び乗ったり

そこからおりて私の顔の周りを何度もぐるぐる回ったり

果ては　わたしの顔におしっこなんかするんですよっ!

んもーっ

猫とは思えない

それで起きてご飯やっても

がっつくのは最初の三口ぐらいで

少し食べれば騒ぎは収まって

自分だけまたお布団にもぐりこむ

ほんと自分勝手なんだから

或る時　騒がないように夜中にご飯を盛っておいたら

それでも翌朝にはなくなっていて

やっぱり朝はご飯ご飯と騒いだ

こんな厄介なグリエでも　いなくなったら

きっとえんえん泣くんだろうな

夜は夜でかならず

グリエは文子の籠に割り込む(自分の籠はあるんですよ)
　　　　　　　　

文子も　うにゃーうにゃーと抵抗して殴り合いはするのだけど

結局割り込ませてしまう

ね　ね　眠いからもういいやとまぶたが落ちていく
　　　　　　　　

こんな夜　容子はどこで寝てるんだろうな

容子も来ればいいのに

やったね紅白

実は　１０月から　毎日のように

検索してきたキイワードがある

「武田真治　紅白」

これは九月のＮＨＫで四日連続放送された「筋肉体操」が評判になり

出演していた武田真治が半分本気で

これで自分も紅白に出られると言っていたので

とても興味があった

実現！

以前この筋肉体操のことを　武田真治きもちわるいと書きましたが

こわいもの見たさみたいな興味で

ＮＨＫとしては真面目なのかおふざけなのかわからない番組に驚いていました

筋肉体操には北欧の庭師で日本に帰化した村雨辰剛もでている

紅白にはゲスト枠で出るのだろうが

武田の特技のサックス演奏もあるのだろうか

あーあ　またピコ太郎のときみたいに

それを見るために息子の家に寒い夜に出かけるかなあ

いりこ系

パック入りだしを使うなんて

料理の先生のなおれと思ってきた私が…

使う気になっただしパックがついに

今まで使わなかった理由は

商品によっては天然に反する混ぜ物が入っているし

出汁は魚系と昆布の両方からとるのが筋であり

その二つは抽出温度を別にしなければならないと考えてきたからです

たとえばかつおだしは、まず昆布を２５分水から火にかけて

小さく泡が出る状態でおき、その後取り出した後に水をさして６０度にして

削り節を入れて４分置く

というのが理論的にベストといわれるのを信奉してきた

じゃあいりこだしはというと

まだ大学の理論として出されたのは聞いたことがない

そんな時三浦屋でこれをみつけたんですよね

なんかおいしそうという勘で買い

試してみたらとてもおいしくて混ぜ物もない

今は手放せません

東京の人は煮干しというけれど

九州や四国ではいりこ

この商品は土佐のものです

煮干しと昆布が一緒に煮出されることに

今はちょっとうしろめたさを覚えています

以前福岡のなんとかいうだしパックの会社が大ヒットして

私も頂きましたがうーん

味が好きではなかったし、やはりカツオと昆布を一緒に煮出すことに抵抗があって

さらにその会社の他の製品に混ぜ物が多くて

会社の姿勢に疑問を感じて　買うことはなかったのですが

今回は土佐のいりこだしパックを買うようになってしまって

さていつまで続きますかな

100号

神楽坂の商店に置いてある

フリーペーパー「かぐらむら」

１６年で１００号を迎えました
　　　　　　　　

私が神楽坂に住んで１４年過ぎたので

かぐらむらはちょっと先輩です

そして１００号をもって終了となりました

フリーペーパーと言いながら

内容と質の高さは驚くばかり

街の地図は毎号載り

ちいさなイベントまで丁寧に報じ

街の歴史を知る人から原稿を集め

誠実さとデザインのレベルの凄さは

簡単には捨てられない冊子になっています

これまでは広告でやってきたのかなあと思いますが

商店会からの補助もあったのでしょうか

表紙はうちのすぐ近くの友禅工房の老婦人のデザインによるものでした

神楽坂の文化の高さを示す冊子だっただけに惜しまれます

神楽坂はまた来年変化の年になります

地下鉄駅にやっとエレベーターとエスカレーターが設置され

お正月には赤城神社の左にローソンが開店し
　　　　　　　　

うちの裏の２０坪未満なのに一億以上で売れた土地には
　　　　　　　　

なんかお店らしきものが出来つつあります

あたしも　お店　したいなー

私は、マリ…

お休みが出来たので映画に行こうと思ったが

あの友もこの友も不調で

一人で行くことになった

日比谷に行こうか日本橋に行こうか

日比谷はこの頃ガキっぽくなったから日本橋に

いつもならお夕寝の時間なので地下鉄の中からうつらうつら

これでは映画の音楽聞いたら眠ってしまうだろうなあ

コレド室町のシネマコンプレックスには
　　　　　　　　

いつもと違う、分類できない客層の観客が来ていた

マリアカラスのファンという感じでもない

右も左も大盛りのポプコーン抱えて着席しているので

あの匂いが不快だった

禁ポプ席を作ってもらいたいと真剣に思う

あの匂いの中で最高のアリアを聞く？

映画は予備知識がなかったが

演じられたものではなく

秘蔵映像などを丁寧に発掘して編集したもので

マリアの人生を終焉までなぞっていた

宣伝のマリアが美しいので女優が演じていると誤解していたのだ
　　　　　　　　

マリアカラスというとその人生に

オナシスとジャクリーヌが切り離せないし

実際画面にも出てくるけれど

それは映画の背景の一部のような印象があり

この映画では彼女の人間関係が主題にはなっていない気がする

それよりも歌うマリアに引きつけられて眠気も退散

歌うときの彼女の表現力の強さと

それが次第に晩年に変化していくのが本筋に思えた

そういえば今年はフジコヘミングの丁寧な映画も見た

フジコよりはマリアの映画の方が曲をじっくり聞かせてくれる

オペラになじめない人でも聞き入る映画ではないだろうか

観終わって感情的に深いものは残らないが

いい映画だったと思う
　　　　　　　　

猫の日

２月２２日がにゃんこの日というのは知っていたけど

ついに毎月２２日は猫の日になったんだって

そんな今日

ミワコさんから猫グッズが色々送られてきました

猫用マント
　　　　　　　　

なんじゃい　こりゃ

猫用ほっかむり
　　　　　　　　

あ　ちごうた　これは人間様のターバンヘアバンド

容子には？
　　　　　　　　

ないからごはんで許してね

寒くなりました

１週間遅れでトンボロのママに文子記念日の顔を見せに行きました

すると飼っていた家猫が先週なくなったとのこと

ママはほんとに元気がなく疲れた顔をしていました

ママが文子を外猫として飼っていたのも

その家猫が気難しかったからなので

文子を返そうかとも思います

ヘアーカタログ

最近は

髪をうしろでまとめて仕事をしているので

切らない方がいいと思ってきたが

仕事以外で街へ出かけるとなると

やはり伸びすぎ

今日は一日フリーなのでカットしてもらいに行こう

どんなふうにするか

何かお手本ないかなあ

一番好きな女優の加賀まりこはどんなにしてたっけ

最近のドラマ「僕とシッポと神楽坂」では

神楽坂で猫を飼っている一人暮らしの老女(誰かとおんなじ)を演じていた

でもそのヘアースタイルは

分け目をぐーっと右に寄せて流し、ショートの毛先をパーマで跳ね上げた
　　　　　　　　

前衛スタイル

こんなばあさんおらんやろ

この人は時々これをやる

「道頓堀川」でも帯をだらりに結んでゆらしていた

おらんけど加賀まりこという一人はおるのや

私はタイプが違うからファッションを真似したことはないが

最近のドラマでいうなら

こんな風になりたいと思ったのは

「大恋愛」の夏樹陽子の役
　　　　　　　　

あんな豪華で豊かで女の華やかさをたたえた女性はうらやましい

ただ顔が派手な人だから髪もシンプルで生きる

私には真似できない

髪形でいうなら

「中学聖日記」の吉田羊のスタイルが気になった
　　　　　　　　

肩までの長さで

耳の高さでは一度膨らんだ髪が下にいくにつれてすぼまり

最後には跳ね上がっている
　　　　　　　　

毛先の段差は絶妙なカット
　　　　　　　　

毛の質も同じじゃないと真似できない

で　結局

吉田羊の写真を持ってヘアサロンに行ったのに

スタイリストには見せずじまいでごにょごにょ言って

帰ってきました

冬の退屈

先週は

ドラマ「大恋愛」の最終回を

無料配信が待てなくて

ちっちゃなケータイ画面で見て泣き

翌日はパソコンの無料配信で見てまた泣き

毎日目を泣き腫らしていました

ムロツヨシがどうにもならない悔しさを

自分の膝を叩いて表現する場面は圧巻でした
　　　　　　　　

このくらい感情移入できるドラマが終わると

心にぽっかり穴があきます

次の時期も面白いドラマはあるだろうか

ドラマはいつも求められていて

近松門左衛門の時代から

シナリオライターは重要な職業でした

年明けまでの冬休み

どうやって退屈をしのごうかと思う時

子供の頃はトランプやゲームで退屈をしのいでいたことを思い出します

クリスマスからお正月まで

父の教え子や近所の人が我が家の掘りごたつに集まって

おとなと一緒になって私も遊んで(もらって)いました

その頃から母は大勢のパティ―料理を作るようになり

私もそれを見て育ちました

今年の冬の退屈

どうやってしのごうか