花見団子

2011-03-31 00:50:38 | ままごと
三色のお団子を作るのに
今の季節で一番難しい色はなーんだ

紅、違う。桃の花の蕾はすぐそこにある。
白、違う。名残の水仙の蕾もみつかりやすい。

緑色の蕾はありそうでない。
ならば緑色の実では。
ただし、今頃緑の実をつけているということは
真冬に花を咲かせている植物だ。

ある。
今頃丁度いい大きさの!

枇杷でした。

おまけA.
昨日の続き
          (3月30日)
          

おまけB.
昨日ツクシみっけ
毎年一本はみつけないと気が済まない
          

標本木

2011-03-30 00:48:02 | 日記
東京の桜の開花を決める標本木は
靖国神社にあるソメイヨシノだが

私の標本木は
そこに近い外堀のみやこ橋のソメイヨシノだ

毎年靖国神社より早く咲くので
頑張れ頑張れと応援する
          (3月24日)
          
          (3月25日)
          

しかし今年は三月が寒く
なかなか膨らまなかった
          (3月28日)
          
          (3月29日)
          

そしてやっと一輪咲いたと思ったら
同じ日に東京の開花宣言が出た

本当はソメイヨシノは好きじゃないので
この際乗り換えようかなあ
          

家の前の公園には二本の枝垂れがあり
日当たりのせいで一方が早く咲く
          (3月24日)
          
          (3月25日)
          
          (3月26日)
          
          (3月27日)
          
          (3月28日)
          
          (3月29日)
          

でももっと本当を言うと
桜は京都以外桜じゃないと思っている

今年は見られるかな

章姫いちごジャム

2011-03-29 00:57:36 | 美食
もう10年以上作っているいちごジャム

以前は東京でも章姫いちごが買えたが、
果肉が柔らかく流通に不向きなのか
見かけなくなった

東京では固いいちごばかり売っている

章姫は静岡の萩原章弘さんが開発した品種で
色は中まで赤く
風味はベリーらしさが深く
生食しないのは勿体ないくらいだ

その開発者の農場である
「ベリーランドあきひめ」にお願いして
毎年送ってもらっている

レモン汁と砂糖以外には加えず
煮詰めて作る

自分用に一年分
と思っても
リクエストが多くて
気が付くと手元にわずかという毎年の繰り返し

辛夷(コブシ)

2011-03-28 00:48:10 | 植物
JR千駄ヶ谷駅は、新宿御苑に接している。
毎年この二本の辛夷が咲くと
電車からホームに一旦出て
お花見をする
          

毎日通る電車の中から
明日もまだ咲いているかしらと思う
          

白い小鳥が群れて
空を舞うような
ぱーっと
躍動感のある広がり

北の丸公園には
辛夷の広場と呼びたい
ひと目二十本ほど辛夷が植えられた
場所がある
          

白から薄桃色まで
咲きかけから満開まで
人も少なく楽しめる
          

広い敷地と沢山の木を持てるなら
辛夷も庭にありたき木
          

辛夷:モクレン科

京都のカフェ Rive Droite 1998~2001 12.

2011-03-26 00:30:22 | 物語
12. 祗園

 カフェのテイクアウトの商品は、ケーキ類、ジャムのほかに知り合いの食品会社の缶詰
やスパイス、私が翻訳した料理書などを置いていた。
 時々はサンドウィッチを持ち帰りたいという人もいて、そんなときはあり合わせの箱に
詰めることもあった。
 そこへ、店で出しているコーヒーの粉を売ってほしいという人が現われた。Rive Droite
のコーヒーは、京都のいくつかのコーヒー専門店で、豆と焙煎の具合を試作してもらって
ヨーロッパの味に近いものを採用したという経緯がある。つまり焙煎の度合いに関しては
Rive Droite だけのオリジナルになる。それを気に入って、指名して購入したいという人
が現われたのは私にとって快挙だった。注文を受けた息子は、
「後で取りに来るから、粉に挽いておいてといわれた。200gを二袋」
と言った。
          
 現われたのは、私と同年代の、花を手にしたシックな着こなしの女性だった。ビュッフ
ェの描く女性のような個性的な顔立ちで長身の婦人は、その後も何度も買いに来るように
なった。言葉のイントネーションは関西のものではなく、ふだんお客に探りを入れること
のない私が、つい踏み込んで尋ねた。
「京都の方でいらっしゃいますか」
 大学時代、福岡から東京に出てきてすぐ、九州のイントネーションが耳に入ると、懐か
しくて話しかけたことがある。京都では関東の言葉が耳に入ると、町中ですれ違った人で
も、付いて行きたくなっていた。
「東京です」
 神谷さんとのつきあいは、それから始まった。
「お宅のカフェは、東京に行っている娘が帰省してきた時にみつけて、ママの好きそうな
味だと教えてくれたんです」
 神谷さんは東京の大学を卒業した後、結婚して京都に住むことになったと言った。夫君
を癌でなくし、今は一人でコンピュータのソフト会社を経営していると話してくれた。
 神谷さんにもう一歩近づく機会が訪れた。京都新聞から、お店紹介欄にRive Droite を
載せたいが、推薦者が必要なので、誰か候補を挙げてくれという依頼があり、神谷さんを
一番に思い浮かべた。
 きさくな神谷さんなら、すぐに引き受けてもらえると思っていたところ、自分は学生運
動をしていたときにつかまったことがあるから、自分の会社の専務の女性ではどうかとい
う返事が来た。それを押して私は神谷さんにお願いした。
 神谷さんの推薦メニューはレモンパイと決まり、神谷さんの写真も京都新聞に載った。
反応は学生運動とは無関係の、意外なところからあった。興奮気味の女性が店に電話をか
けてきた。
「あの新聞に載っていた神谷さんと連絡を取りたいんですが、連絡先を教えてもらえませ
んか」
 私は用心をして
「時々うちにいらっしゃるだけなので、こちらは連絡先がわかりません。お宅様のご連絡
先を伺っておいて、神谷さんがいらした時にお渡しするのでもよろしいでしょうか」
と答えた。
「構いません。私は昔神谷さんご夫婦に本当にお世話になった者なので、どうしてもお礼
が言いたいんです。ふだんは午前中しか家におりませんので、よろしくお願い致します」
 女性は神谷さんの夫君がなくなっていることは知らないようだ。
 神谷さんに伝えた。
「あの人は、私と夫が新聞社に勤務していた時、戸籍の問題で仕事ももらえないでいたの
を、保証人になって世話したことがあったの」
 その後神谷さんと電話の主は連絡がとれたとのことだった。
 さらに神谷さんと親しくなる機会が訪れた。
 由布院温泉から、友人の深見親子が京都に来ることになったとき、折角の会食なら京都
の知人を何人か紹介したいと思い、財団の福井さん、大学の田辺先生、それと神谷さんを
誘った。最初神谷さんは迷っていたが、また私の押しに負けて参加を承知してくれた。
 深見さんは由布院一ともいわれる旅館の主で。田辺先生の奥様が編集する雑誌では何度
も掲載している。
「私は以前ちょっと贅沢をして泊まったことがあるわ」
神谷さんが言った。
 京都に新しく出来た上海料理の店で食事をしたあと、六人で祗園の御茶屋へ繰り出した。
常から女医の友人の千恵先生がひいきにしているところで、私も何回かお供をしていたの
で、覚えてもらっていた。
          
 深見さんの息子が御茶屋の御姐さんたちの標的になったが、旅館の跡取りらしく上手に
かわして相手をしている。
 帰りのタクシーは福井さんと神谷さんと私が一緒に乗った。
「石井さん、またああいうところへ行くには、どうしたらいいでしょう」
福井さんが聞いてきた。
「福井さんは名刺を置いてらしたでしょう。お茶屋は名前を忘れませんから、次回からは
ご自分のお名前で予約なさって大丈夫ですよ」
 福井さんは所属する団体が主催するイベントの切符を下さったが、私は店があって出ら
れないので、神谷さんに譲った。
 神谷さんは私が京都で得た初めての友人になりつつあった。私が今時パソコンも持たな
いのを驚いたか哀れんだか、神谷さんは会社で不要になったノートパソコンを寄付してく
れ、基本の使い方を教えてくれた。これがあれば私の副業の料理書の図書館業務も目録が
作れる。カフェにお客がいにない時、といっても大抵いないのだが、私はパソコンに向か
ってリストを作り始めた。
 日曜だけ手伝ってくれているギャルソンの藤原が、就職試験のために、にわか仕立てで
構わないのでパソコンの勉強をしたいと言ったとき、神谷さんに相談すると、会社に来れ
ば誰かいるので基礎くらい教えられると言ってくれた。私もまだ尋ねたことのない神谷さ
んの会社に藤原を出向かせ、基礎の勉強をさせてもらった。
 神谷さんの会社もバブル後なかなか大変のようで、逆に外部の人どころではないので、
藤原が来るのは大したことではないという具合だった。
 神谷さんの会社に数回通ったあと、藤原はめでたく希望の会社に試用採用された。
 私自身は神谷さんの会社に行ったことはなかったが、一度会社から出てきた神谷さんと
専務の女性が、私の乗ったバスに乗り合わせたことがあった。私は嵐山にパンを買いに行
くところだった。
「嵐山って、このバスで行くんですか?」
「そうですよ。終点まで乗ってれば、嵐山に着くんです」
 神谷さんは、そんなところへは行ったことがないという不思議そうな顔をしていた。そ
んな世界とは無縁の、生き馬の目を抜くビジネスに生きる経営者の顔だった。
 私も嵐山にしかないクロワッサンを買って、カフェの味を作ろうとしているビジネスだ
と言いたいけれど、どこかテンポが違う。
 神谷さんたちが千本丸太町で降りたあとも、バスはまっすぐ西へと向かう。太秦から嵯
峨あたりに来ると、日は西山に入る頃だ。夕焼けに向かって進むバスを降りてみたい気持ちになる。
 いつかこの辺りの宿に泊まって、嵯峨野に残る田圃から空きの夕日が沈むのをゆっくりと眺めてみたい。

石蕗(ツワブキ)

2011-03-25 00:49:19 | お宝
植物は月曜だろうって?
いえ、これはお宝です

去年の正月に
元公爵(モトデュック)家別荘で
お許しを得て採取した石蕗二株の一つ

石蕗は
ままごとに重宝していた子供時代から
家にありたき草のナンバーワンだった

うちに持ち帰り
玄関前に植えてすぐ
雪が積もるし霜柱が立つし
とうとう一株は枯れてしまい
もう一株も危険な状態になり
          

鉢に植え替えて様子を見ました

するとなんとか新芽が出て
新たな葉を次々と出し
再度土に植え替えて
ようやく安心できるところまで来ました

写真にも今年の新芽が写っている
と上の見出し写真をじっくり眺めていたら
右上の隅に何か青いものが

もしかして

玄関を飛び出して
ワサワサ草むらを掻き分けると
ありました!
一粒だけジャノヒゲのラピスラズリのような実が
          

実があるなら花も咲いただろうに
気が付かなかった

子供の頃
庭と森の中間に
ジャノヒゲの生えている場所があり
ままごとに瑠璃色の実を使おうと指を伸ばすと
瑠璃色の実の手前で必ず
猫の置き土産に邪魔されていた

似たような経験を
京都・出町の妙音堂でもした

猫を追って境内に入り
ジャノヒゲに目が行ったので
実はないかと手で探ると
猫の置き土産

そういえば神楽坂のこの家でも
石蕗とジャノヒゲの間で
野良猫がもぞもぞしていた

抹茶 B.

2011-03-24 00:15:23 | ままごと
この茶碗と先週の茶碗、
それに以前にぎり寿司を載せた俎皿は
陶芸家のところで私がひねり
窯で釉薬をかけ、
焼いてから送って下さったものだ

私の発案ではないとはいえ
プロの陶芸家に面倒をかけたので
ちゃんと使っているところを見せるために
料理(!)を盛った写真を送った

すると陶芸家は
茶碗は使えば使うほど味が出るので、精々使って下さい
と返事をくれた

茶碗  一寸ほどの手捻り
茶筅  ツワブキの茎。
    十二本立にするつもりが、ナイフの切れが悪く十本に。
    切れ目を入れて水に漬けておくと開く。
干菓子 紅枝垂れの蕾と笹の新芽。
    ままごとは自然を使って人工の料理を模すのに、
    干菓子は既に自然を模した人工なので、
    今回は自然を使って、自然を模した人工を表すという複雑さ。
    つまり桜の蕾を真似した菓子を、本物の桜の蕾で真似している。 

美容室

2011-03-23 00:00:22 | 日記
13年ぶりで美容室に行った
それまではずっと自分でカットしていた

幸い、この間はギザギザやバサバサのKOJIKI HAIRが広まり、
カーラーで巻く私は毛先が不ぞろいでも目立たなかった

最後に美容室に行ったのは、京都でカフェを開いてすぐの頃
それ以降は自分の髪にかけるお金や時間がなくなった

カフェの近くにあったカミーユ・アルバンという店は
プーゼという花やの二階にあった

カフェを開く前から通っていたので
カフェを開店すると逆にお客さんになってもくれた

カミーユ・アルバンもプーゼも
同じ会社が展開するフランス的な店だった
POUSSEと綴ってプーゼと読むのはちょっと無理があるけど
香りの良い細葉のミモザはここでみかけた

もうそろそろこの髪はなんとかしなくちゃ
と思ったとき
神楽坂の地蔵坂に素敵なcoiffeur(美容室)が開店した

外観が素敵でも技術が確かとは限らない
三センチ切ってというと五センチ切り
美容師のご機嫌を取るためにこちらのプライバシーをさらし
大抵は余計なものを売りつけられるのが普通だ

フランスに
「旦那、今日はどんな風に刈りましょうか」
「口を聞かずに刈ってくれ」
という小噺があるけれど、ほんとだよ全く

でも行ってみるか

シャンプーの椅子の快適さ
シャンプーのソフトなタッチ
シャンプー係の個性的なオシャレ

カットはオーナーらしき人が担当して
決してこちらの生活に触れることは聞かなかった
こちらの希望をじっくりと聞いてから
手を動かし始め
一センチというとほんとに一センチ
ブローの途中で
「このグシャグシャがいいんだけど」というと
ほんとにそこで止めた
ふつうは止めから二三手間は加えるものだが

本当のプロはこうではないだろうか
カフェの設計をお願いしたデザイナーは
私の言うとおりにして自分の意見は差し挟まなかった
「でも、お客様」
と言わずに客の言葉を理解する
なかなか出来ることではない

その夜会ったあみさんに
美容室に行ったと言うと
左右前後眺めて
どこがとう変わったか分からんという顔をされた

ところが
カーラーで巻き始めると
毛先が揃って巻きやすい
うーん、プロはすごい

でも次は何年後?
            

サザンイエロー

2011-03-22 00:48:07 | 美食
京都から新しいみかんが届いた
サザンイエローとは初耳

調べてみると
谷川文旦と無核紀州の交雑種で
平成五年には認められている
主な産地は愛媛の大三島

皮は手でむける
袋から出しやすい
ジューシー
酸味がなく甘い

難をいうなら
おいし過ぎる

でも何故送られてきたのだろう

届いたのは三月十四日
あら、もしかしたらホワイトデー

そういえば
この間仏手柑のショコラをプレゼントしたのが
バレンタインデーの近く

ああ、そう解釈されたのだ


もっと食べたいので
取り寄せる方法を探したら
1月には収穫が終わり
どこも売り切れだと

ようし来年は注文

ヒュウガミズキ

2011-03-21 00:49:57 | 植物
私は長い間誤解をしていた

公園の冬枯れの中から
いち早く彩りを見せる低木

なんや花みたいな葉っぱを付けて
ひ弱な色して
春が来たーみたいな

と、うそ臭いこの木に
あまり注目しなかった

ところがマンサクについて調べていた時
これがヒュウガミズキという同じマンサク科の木と知った
そして花みたいな葉っぱと思っていたのは
花だと知った

わー、ごめん。

トサミズキという名はよく聞くけれど
それによく似たヒュウガミズキ

二つの違いは雄蕊の色が
トサミズキは赤茶色だが、ヒュウガミズキは黄色
日向も土佐も日向灘と太平洋に面している

ミズキやハナミズキはミズキ科で
ヒュウガミズキはマンサク科

ミズキ科の木は春に水を沢山吸い上げるから命名され、
トサミズキたちはミズキ科の木に葉脈の並び方が似ているから命名された

今年もやっとヒュウガミズキの葉が生えた
じゃなくて
花が咲いた