鴨川べりのホテル

2020-08-31 13:26:00 | 日記
引っ越しの移動で高速から空を眺めると

怖いような入道雲や余白に白くかすめる雲が

夏を感じることのない生活をしていたので新鮮だった

あーどこかこんな眺めのところで一日をすごしたい

でも体力が許さない

と思っていたのを

もしあえて出かけるとするとと考えをかえてみた

がっちり三人の補助者に助けられて出発したのです

京都にホテルをとるなら鴨川べりにしたいけれど

フジタがリッツカールトンにかわってからは一人一泊10万円

迷うなー

とふとその下流に出来たソラリア西鉄ホテルを思い出しました

鴨川ビューの部屋は1~4万円

これだあ

ドアから入ると右折する廊下
        

        

廊下の左側は大きなガラス張りの窓

右側は洗面所の奥に桧の桶などあるガラス張りの浴室
        

ベッドルームと応接セットが柱で区切られ
        

食器とお茶の充実ぶりにはびっくり

東の窓の下には御池大橋

角までずっとガラス張り
        

外出するみなを送り出したあとは

夕食までひとりでベッドでおとなしく

空の雲は刻々と変わり
        

        

東山の色も西日の角度で表情を変える

真横にひざしが来ると

山の緑が一瞬喜んでいるような明るさになる

この景色以前もみたことがあった

銀杏館に住んでいた時もこの景色を一日中みていた

夜の月にはであわなかったけれど木星が山際にのぼっていた

麻はあかるくなって大分たってから太陽が姿を現す
        

さあ今日も暑くなりそう
        

ご予約の際は鴨川ビューかどうかご確認ください




寝たきり旅行

2020-08-28 10:38:20 | 日記
わたくし多数の付き添いの皆様のご協力を得て

今日から寝たきり旅行に出発いたします

思い出の京都旅行かって?

いえわたくしなぜか

そういう過去にたのしかったことをたどりたいと言う感傷がないのです

今の季節感と空気にふれて

今心地よくなりたいと言う発想です

ですから荷物も

川の中をじゃぶじゃぶ歩くサンダル
        

ユースホステルの庭に寝転がって月や星を見る敷物

線香花火の種火にするろうそくと提灯
        

三枚の絵

2020-08-27 11:02:58 | 日記
引っ越し荷物をほどいていると

忘れていた色々なものが出てくる

何しろ引っ越しは全部ますらをがやってくれましたから

捨てずにいた三枚の絵が出てきた

これは私のエッセイ「京都が好き」を出すときに

編集者まかせにするときっと日本的な表紙にするだろうというのがあって

私は日本的でない表紙にしたくて

息子に描いてもらったのだった

しかし私のかんがえるのとはちょっとちがってアラが目立ち

何だか漫画みたいだしこれが表紙になった本というのがイメージできなかった

しかし今取り出してみるとなかなか味わいがあるので

部屋に三枚並べてかざっている
        

        

        

銀杏館というマンションに住んで毎日東山を眺めた暮し

どれも未完成な絵だが

その突っ込みどころのあるのがいい

次に復刻版が出るとしたら使いたい

キュルキュル

2020-08-26 11:11:16 | 美食
家で寝ているだけの生活なので

どうしても食べ物の話ばかりになります

それでも当人はつわり同然で何も食べられないのです

ノリコさんの配慮でアメリカからキュルキュルが沢山届きました

まずはチェリーから作ってみました

(残念なのは引っ越しで抜型も全部処分したことです)

孫にもジェロなんて演歌歌手みたいな名前ではなく

キュルキュルと教えねば

孫は「スッパ スっパ」といいながら

それでもスプーンを止めずに食べていました

そんな言葉 保育園の給食で覚えたのでしょうね

そのうちこれはキュルキュルではなくスッパになるかな

孫は丁度今一日一語の割合で語彙を増やしている時期

ばーちゃんとベッドははやくから覚えました

昨日テーブルの上の塩瀬の菓子を指したので

「マン ジュ」とはっきり伝えると

「うふふふふふふ」と笑いだしてしまいました

似た語で知っている語はないし

その音だけが笑いを誘ったものと思われます

語感にも原始的なおかしみというのがあるのかもしれません

マン ジュ うん何かおかしい感じもする

キュルキュルはどんなですかね

お見舞い

2020-08-24 13:19:09 | 日記
私の病気を知った方がメールやお手紙を下さる

本人は受け入れていることなのに

本人以上に悲しんで嘆いて下さるのを

どうやってお慰めしたらよいかとおろおろ

そんな中ヤマダクンだけは病気のはなしなど一切せずに

23日にお見舞いに伺っていいでしょかとストレートにきた

ヤマダクンの見舞いが終わった後

トミコさんがメールでクイズをしかけてきた

“彼のお土産
 おはなではない
 本でもない
 夏の和菓子”
        

“あたりー
もう一つあったから
当てて下さい
 明日のブログに書くから
 それより前に当てたら
 ぱちぱち褒めてあげる
 ヒントは京都の人”

数秒後

“お守りか厄除け
 彼がお参りにいって
もってきてくれた“”
        

な なしてわかった

ぱちぱちぱちぱち

京都の蛸薬師は

昔重い病の母を持つ若い層が

母が蛸がたべたいというので

僧としての禁を犯すかと悩み

こっそりなまぐさの蛸をかったところをみとがめられた

しかし手に持った蛸は法華経の巻物にかわり

母親の病もたちまちに癒えたという

その僧のてら永福寺はいまでは蛸薬師といわれる

蛸薬師通りの東のはて

新京極にある

お守り大事にしますね


オールドノリタケ 13くらい

2020-08-21 16:08:28 | お宝
居候して

鈴鳴らして

梨 いちじく コーヒー 梅干し

とすぐ届くのだから不満はないようなものだが

それが食器が気に入りませんの

貧乏学生のアパートじゃないだろうに

留守の間に捨てちゃろうか

と棚を点検すると

おやあたしのとお揃いの皿が

こんなの持ってたの

貴様のものはおれの物

俺のものはおれの物

とか小学校の頃よくいってましたね

しかし俺のものはいずれ孫のもの

では写真をパチリ
        

        


じご

2020-08-18 16:11:35 | 美食
宮津のみゆきちゃんから

立派な煮干しがどっさりと届いた

みゆきちゃんは

わたしの二つ目の大学の同級生で

クラスの一番若い学生と一番若くない学生のつきあいになる

あんまりいいにおいがするので

頭とはらを除いて六匹も食べてしまった

頭と原を出す作業は子供の仕事だったので

私は今でも上手にできる

博多のうどんでは

このはらわたの苦みもいかしたような出汁が使われる

九州では煮干しとはいわずいりこといっていた

また母は盛んの内臓をじごといっていた

これについて検索すると

一人だけ熊本の人のブログがひっかかつた

事後と呼ぶのは熊本から福岡あたりらしい

母の実家は熊本に近い福果だった

どんな字を各のかしらべたいが今日もまた体力足らずで

ごめんなさい


引き取り手

2020-08-12 17:54:04 | 日記
神楽坂の家の一角は

町内のゴミ集積所になっているので

引っ越しで処分する器などを

ご自由にお持ち下さいと書いて出すと

有難いことに大抵は引き取られていた

嗅ぐの類は粗大ごみの日に出す分類をしていたら

ますらをが「これは裏の店に売ろうよ」と言う

京都・河原町丸太町にあった

老夫婦が営む古道具屋で一万円買ったちゃぶ台だ

足は折り畳み式、真ん中は板が取れて七輪などが置ける
        

大人数のパーティーで使っていたが

私が膝を曲げてしゃがむことはできなくなってから

単なる部屋の飾りになった

裏の古道具屋のお兄さんが見に来て

どのくらい古いものかと尋ねるので

三十年前に京都の骨董屋(わざと古道具屋とは言わない)で買ったと言った

二千円で成立

その日の夕方ますらをが

「二万円で売ってるよー」と報告にきた


お引越し

2020-08-11 12:16:15 | 日記
16年暮らした神楽坂から

世田谷に越してきました

どうやらカラタチバナの赤い実は見られそうです
        

湯河原のお屋敷からもらってきたツワブキと
       

福岡のお屋敷から抜いてきた原種フリージアは

迷いましたが神楽坂に置いてきました

猫ならば人がいないといきていけないけれど

植物は雨と土と光で生きるもの

人が感傷で環境を変えてしまうのは

エゴ 自己満足でしかない

次に住む人がツワブキやフリージアをどうするかはわからないけれど

テイクアウトの時代

2020-08-10 07:52:05 | 美食
いい時代になったもんだと言ったら

不謹慎でしょうか

今の私はほぼつわりと一緒で

なかなかたべたいものが浮かばず

浮かんだとしてもすぐ変わり

食べたいと思って口に入れても

一口でいやになる

昨日はキュルキュルが食べたくなった

キュルキュルとは私の命名で

ほんとはジェロJELL-O
        

アメリカの伯母からくる小包にはいつもゼリーの素が入っていた

お湯入れて水入れて待てば出来上がるゼリー

多分その後日本でもハウスなんかが似たのをつくっと思うが

私は食べてないので似ているかどうか知らない

キュルキュルを作って大学の友人に食べてもらうと好評だった

赤いラズベリー味や緑のメロン味

けばけばしい色のくどい味でもあった

しかし今は゜着色料などが問題になってずいぶん薄まった

これに似た風味は日本にもあった

昔映画館にいくと緑や赤の瓶入りの飲み物があった

炭酸は入ってなくてジュースもどきとして売っていた

私はこれが好きで買ってもらえた時は飛び上がるほと嬉しかった

どうしてなくなったんだろう

映画館以外でも見ることはなくなった

その飲み物もキュルキュルも手元にない私は

ますらを派出夫に

「クリームソーダのソーダみたいな緑緑したのが飲みたい」

と言ってみた

するとなんでも叶えるますらをは

喫茶店から 買ってきたー
        

うちょ おいちー 満足ー

息もつかずに飲んだ私

普段は水分は大量にとれないのに…

翌朝 七転八倒でしたね

その夜はジャージャー麺なら食べられると言って見たら

ますらをはこれも調達してきた

なんでもテイクアウトできるようになり

いい時代になったもんだと思うのです