レトロな花々

私が小学生の頃には

通学路のあちこちで見た花が

今ではめったに見かけなくなっている

もともと園芸種なので絶滅危惧種というのでもなく

ひとの好みが変わって　植えられなくなっただけである

だから交通量の多い歩道の縁になぜか毎年咲くカンナが不思議である
　　　　　　　　

自生と言うことはなくだれかが植えたのだ

以前細い蕾を採ってままごとのトウモロコシにした

実も面白い形だが　まだ何のままごとにするか思案中

小学生の頃にカンナが多かった証拠に

松島トモ子の映画に「赤いカンナの花咲けば」というのがあった

当時人気絶頂の少女タレントの主演映画である

相手役はいつもコンビを組む小畑やすし

中学の頃に子役をやめたそうだ。

学習院大から伊藤忠に入り２０１０年没


今日神楽坂の和コスメの店で大輪のケイトウを見た
　　　　　　　　　　　　　　　　

これはオレンジ系のケイトウ

ケイトウは名前のとおり鶏頭つまりとさかの形をしているが

ほかにもっと多いのはろうそくの炎のような形の花穂のもの

そして紅色のものが多かった。

最近時々穂型で紅色のケイトウを花屋で売っているが

とさか型のは何か菌におかされて発現すると聞いたことがある

花の中の黒く艶のある種で昔はどんどん繁殖していた


朝顔も近所のアパートで見られる
　　　　　　　　

私は朝顔には縁が薄く　祖母の家で夏に植えられていたのを覚えているだけ

と思っていたら

違う！　思い出した

昔アルバイト先で引っかかったおじさんお兄さんが

うちに遊びにきて　おみやげに朝顔の苗をくれ

(ご)丁寧に植えて行ってくれた

その後すぐ九州に帰省し　もどってきたら　なんと

台風が来たはずなのに　庭にバーっと朝顔が蔓延って(読めるね)

みごとに沢山の花を咲かせていました

少し解説すると

あの頃なぜかどこかに属すると必ず誰か引っかかった

それととても貧乏だったけど庭のある離れのようなところに住んでおりました

レトロな花々　これからも時々会いたい

西南学院

福岡に西南学院というミッションスクールの大学がある

東北学院とか関西学院とかに似ているか

東京なら立教に近いかもしれない

偏差値の高さの割には知名度が低いが

１９１６年の創立である

東京で知名度がひくいことを福岡の人は知らないから

ショックを受けるかもしれない

父は長く西南で英文学を教えていたので

子供の頃からその雰囲気を知っていた

外国人教師も多く、

その人たちには校内に住まいが用意されていて

その一軒に我が家も招かれて行った記憶がある

父はその後公立の大学に転勤したのでその後のことは知らない

そんな忘れていた記憶を思い出させるかのように

今日みわこさんから封筒が届いた

新聞の切り抜きと一緒に

西南にある聖書植物園の図録とカレンダーが

なんてステキな企画でしょう

聖書植物園というのは

学内の一か所に囲われてあるものではなく、

聖書に出てくる植物が点々と植えられている

１９９９年の１１月から植えはじめて今では１００種
　　　　　　　　

立派な数です

このように営利目的ではなく

自分のカラーにふさわしい計画デザインがなされるのは

素晴らしいと思います

いつか草木の美しい季節に行ってみたいと思います

あ、たねや

ママコノシリヌグイ
　　　　　　　　

一粒の種から

今ではこんなに

もっとひろがっているところを見せたいが

色々差しさわりがある

花も大分咲いたので

ちょんちょんと切って生け花にした

すると何やらテーブルの上に
　　　　　　　　

あ、種や

これがまた来年咲いてひろがって

神楽坂名物になる

みんな　とげとげひっかかってやー



お盆のお花をお送りしたところから

お菓子が届いた
　　　　　　　　

あ、たねやー

近江八幡の菓舗たねやのもなかと葛ゼリー

すんません　今日はこんなところで…

靴フェチ

古道具屋で買ったシューラックに

雨靴を載せておいたらいつも落ちている

載せ方が悪いのかと思っていたら

文子が落としてすりすりしていたのだった

そして今度は玄関に脱ぎ捨てたスニーカーに乗って

すやすや眠るようになった

なんでしょうね

芸達者なみやこや、天井裏に入り込むグリエにくらべて

ただ穏やかで特徴のなかった文子が

ついにこせいを示し始めた

靴フェチなのねえって実は私にもそんな過去があった

妊娠中にすっぱいものが好きになる人がいるように

私は新しい雑誌や灯油のにおいがたまらなく好きになって

灯油をティッシュに浸してポケットに入れて持ち歩いていた。

新しい革靴の匂いも好きだったので、

友人たちと旅行したとき

靴やで時間つぶしなどしていたら

友人が「こっちにもっといいのがあるよ」

などというので、店員がなぜ女性が紳士靴を物色しているのかと

疑わしい目で見ていた

文ちゃんはどのタイプの靴がすきなんだろう

診察券

時々目やにが出ても

すぐに治るグリエ

でもこの夏は長引いて心配になった

それでもパソコン修理さえ腰の重い私

病院　それもペットの病院などこわくてすぐには行けなかった

グリエの左目はもう見えていない

それなのに機嫌がよくて毎朝窓の外を見たがる

グリエをぎゅっと抱きしめて

「ぐりちゃん　今日病院行こうね」と言ったのは

自分に言い聞かせたのかもしれない

グリエをバスケットに入れ　それを風呂敷で包み
(だって我が家はおおっぴらには猫を飼えない家だから)

歩いて五分の医院に行く

医院に近づくにつれグリエが鳴きはじめる

医院の診察台でバスケットを開けると案外おとなしくなった

ここは初めてではない

診察券にはみやことグリエのふたりの名前が記されている

最初に来た時は二人一緒に連れて来たから

何の症状だったかもう思い出せない

目薬をちょんちょんとさしておしまい

籠の中のグリエに「よかったねぐりちゃん　もうおわったよ」

そう話しかけたのは　自分に向けて言っていたのだ

明日の朝も窓から公園眺めようね　ぐりちゃん

一日遅れ

今季見ているテレビの無料配信は

「高嶺の花」と「ハゲタカ」

貧しい世界や庶民的な人々のドラマはみたくないから

これらは華道の家元や国をも動かすマネーの世界を描いて気分転換になる

ハゲタカで小林薫を久々に見て嬉しかった

小林薫自身は久々の出演ではないのだが

私が見るのが久々ということ

深夜食堂などのヒット作はあったみたいだけど

久々の小林薫の演技がまた味があってさすがとうなった

しかし失脚してドラマから消えて残念

と思ったら次回からまた復活するらしい

といってももう放送されている頃

私はパソコンの無料配信で見るから一日遅れの我慢と楽しみ

昔　無料配信があればなあ

わたしが正式に小林薫のファンだったのは三十年前

テレビがなかったので深川のよしこさんちまで地下鉄に乗って見に行っていた

その頃はＮＨＫのイキのいいやつというドラマに出ていた

小林薫に並んで好きだったのは歌手の玉置浩二だったが

なんとそのふたりが共演するドラマが二年後に出来た

きつい奴ら

これまたよしこさんちまで地下鉄でかよった

その後小林薫をみなくなったのはよしこさんがパリに行ったから

そして三十年後に見た小林薫の演技のこまやかで面白い関西弁に

一本調子の対極にあるような緩急のひねりを見た

お暇だったらハゲタカの小林を見てみてください

そして小林薫の演技〇×というページのよかったという方に投票してください

年寄り

ＪＲ飯田橋駅の工事　大分できてきた

写真は跨線橋の上から見たところなので

以前の駅舎と同じく橋の上から段差なくつながることがわかって嬉しい

しかし改札口から階段なしで自然にホームにつながる以前の形はのぞめないようだ

耳も遠いし　足腰も弱っている

だが自分を年寄りと思ったことはない

全く同じ言葉を文春の岸恵子の随筆で読んだ

先日見たフジコヘミングの映画でも

自分は十代の少女の気持のままと言っていたが同感である

これはどういうことかというと

自分の年齢はわかっているけれど

昔自分が見ていた年寄りと今の自分が同じものとは思えないという感覚だろうか

すっかり忘れていたが

その岸恵子の随筆がネットの文春オンラインで

今年上半期のもっとも読まれた記事ベスト５として再掲されていた

再び読んでみてそういえばこれ以前にもよんだなあと思った

これは年寄の記憶がぼやけているからではありません！

岸恵子の文がそうさせたのです

小説もよんだことがあるが覚えていない

文春に載った話は二度骨折したエピソードなのだが

著者の気分や視線のありどころが一定していない感じがして

読者もどこを向いて岸恵子の骨折をとらえればいいのか落ち着かない

自分はおっちょこちょいといいたいのだろうが

大変な骨折の描写の方が面白い

それに加えて難しい感じ表現を加えてみたり

テレビ局を出て見た夕景を文学的につづってみたり

最後は孤独な死への覚悟が記されて

結局いまだに女優なのに文学してますという売り方で終わる

でも私　岸恵子好きなんですよ

年寄りでも恋する役とか長生きして女優見せて下さい

そして退院

知り合いに出産した人がいるので元気づけに行こうかと思うのに

乳幼児嫌いの私は

病院に行くと赤ん坊の顔を見せられて感想など期待されると想像して

絶対やだ　あんなぶよぶよ肉のかたまりなんか見たくない

一人で山中に入って三日ぐらい冒険して帰ってくるような乳幼児なら興味あるけどね

って退院にかこつけて関係ない話でした


パソコン修理がおわったので小川町まで引取りに

数日涼しかった後なので、今日の暑さはこたえる

よっこらしょと持って帰りはタクシーで

東京では全くタクシーに乗らないので

なんか変な感じ

パソコンがちゃんと使える嬉しさはすぐに慣れてしまう

無料配信の音量がタブレットと違ってはつきり聞こえるのは嬉しい

で話が片付いてはつまらないから

小川町でまたみつけたビルの谷間の古い建築の写真など
　　　　　　　　

今日のブログは修理した方のパソコンからです

ワテラス

パソコン修理に行ったお茶の水で

以前から行きたかったワテラスを見つけた

写真で見た時 公園の造園が面白そうだったから

お茶の水は学生街だったはずだが

今では大手町が進出侵食してきたのか

ビジネスビル 高層ビルがいっぱいで

ビル風がすごい

私 風がきらいiなんです

モーターボートに乗ったりするのが苦手

息ができない

そんなビル群の中に古くて個性的な住宅が残っていた


そうだ 先日載せた日本家屋もこの近く

こちらの住宅の隣にはポークを得意とするビストロがあって珍しい

今度行ってみよう

風と戦いながらワテラスにつくと

なんだ これだけ？

私は勝手に和のテラスだとおもっていたけれど

あまり面白みのない公園

ただ斜面の多い土地なので

通路は車いすでも移動できるスロープになり


すべて手すりがある

わずかに、植えられている木が

桜 楓 クロガネモチ ヒャクジッコウなど

日本の木なのが和テラスといえなくもない

ここは淡路小学校跡地を再開発して複合施設にしたので

敷地には高層ビルがある

そのannexには学生マンションがあるというから

やっぱりお茶の水

世田谷散歩

ありゃ 世田谷嫌いじゃなかったっけ

うん そうなんだけど ちょっと用事があって

それならなんか楽しいこともしなきゃね

用事が済んだら お散歩お散歩

まず途中で 代官屋敷跡とかに入ってみる

なんか仕置きの道具ばかり置いてある


あたしはそんなものより庭 庭

特大ヒイラギやザクロがある

珍しかったのはキササゲ 実が垂れている


連れは黄ササゲと誤解していたが木ササゲです

マメ科じゃなくノウゼンカズラ科

そこから数分で本日の目的 鶴屋吉信 東京店


喫茶室はなく 買った菓子に紙コップのお茶を出してくれて食べられるようになっていた

おまけの水羊羹がおいしくて連れと顔を見合わせてしまった

店の前に西洋古道具屋があったので見せてもらうと椅子展をやっていた


御兄さんが説明してくれたけど

私の耳には何一つ聞き取れなかった 聞き取り放棄

最後は世田谷駅から初めて世田谷線に乗って


三軒茶屋で乗り換えて帰宅しました

ま ちょっと面白かったかな