比叡越え

2016-05-24 21:13:06 | 日記
毎週私が楽しみにしている

ネット無料配信番組の大阪MBS放送「ちちんぷいぷい」の中の昔の人はえらかったコーナー
        

関西はどこを通ってもなにかしら歴史のある足跡が出てきていいもんね

はー懐かしい、もしかしたら私の前世は関西人

今回は比叡山を坂本口から登って京都市の修学院に下りるというコースを紹介
        

歩くのはいつもの河田アナウンサーとヘタレのくっすん
        

途中七日間飲まず食わず眠らずの修行をした阿闍梨さんの話も聞き

林の中を抜け、道ともいえない狭い坂を下る
        
        

あ、これってトレイルランニングみたいじゃない?

って思っていた頃

リアルタイムで比叡をトレランで越えている人がいた

日本のトレラン界の先駆者石川弘樹

何がどう先駆者かというと

日本でまだトレランがはやらない頃から主要レースや海外レースに出ていた

先駆者という言葉でおもいだすことがある

週刊誌の見出しに、先駆者日本テレビ、老大国TBS、新興フジテレビと分けていたのを

その意味では先駆者石川弘樹、老大国鏑木毅、新興上田瑠偉だろうか

近年あとの二人に押されて石川は何も記録を残していない

それかどうか今回東海自然歩道を最速で踏破するという試みに出た

東京高尾山を出発して二週間、三重県から滋賀に入ったところで
        

おそらく比叡の登り口で一泊するだろうと思われた

彼の位置はGPS装置があるのでネット上で常に確かめられた
        

比叡が近づいたのに夜になっても移動が続いている

ついには京都市の大原にまで下りた

そして私が造形大でレポートのために放り出されたハーブのベニシアさんちの近くの田舎道に達している

私が行ったときは教授から大原の村おこしは何が良いかをを探せという授業だった

私がひとりで誰もいない農道を進むと北山トレイルと書かれた林に続く道があり

そこに吸い込まれていく一人のランナーが見えた

そうだ、私はトレランで村おこしをというレポートにしようと決めた

その北山トレイルの細道を、夜をかけて石川が走っている

そして翌朝見ると彼は鞍馬から高雄を越え、嵐山公園にまで来ていた

そうかなんとしても今日箕面にゴールするつもりなのだ

途中は外出する用事があって見られなかったけれど

帰宅するとすでにゴールの写真とGPSの位置があった
        
        


あのーすんません

好きな歌うたってもいいですか

‘花も嵐も踏み越えて
 行くが男の生きる道
 鳴いてくれるなほろほろ鳥よ
 月の比叡をひとり行く’

愛染かつらの主題歌「旅の夜風」でした




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