Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

La Scala Nights in Cinemas: AIDA 前編

2008-07-21 | 映画館で観るメト以外のオペラ 
メトのオペラもABTのバレエ・シーズンも終わって、今頃は生きる気力を
失っている予定だったのですが、
今年は気力を失う暇がないほどに忙しく、充実してます。

メトのライブ・イン・HD(ライブ・ビューイング)の世界的な成功をきっかけに、他の
オペラハウスも、この”オペラ・イン・映画館”のマーケットに次々と参入しはじめているのは、
4月に鑑賞したサン・フランシスコ・オペラ(SFO)のシネマキャストの例にもある通りですが、
そんな中、大御所のスカラ座もいち早く参入。
残念ながら一回目の上映では、メトのシーズンと重なってしまって、どの演目も観にいけず、
『マリア・ストゥアルダ』でのマリエッラ・デヴィーアの歌唱がすごかった、という噂を聞いて
臍をかむ思いでいたのですが、
公演会場である、95丁目とブロードウェイにある、シンフォニー・スペースの英断により、
なんと、その『マリア・ストゥアルダ』を含む4本が再映されることになったのです!やった!

というわけで、今週は月曜日から木曜日まで、4日連続で
仕事を終えた後直行でスカラ座の公演を映画館で見るという、
メトの本シーズンでも試みたことがない強行軍ですが、
以前このブログでも絶賛したデヴィーアの歌を聞くためなら、この強行軍さえもが喜び!
それから、プッチーニ三部作で『修道女アンジェリカ』を歌うのは、
2006-7年シーズンのメトの公演での同役でも素晴らしい歌唱を聴かせたフリットリ。
スカラ座での歌唱がメトの時とどう違っているか、じっくり聴きたい!

こんな非常に楽しみな二本にこっそりまぎれているのが、
アラーニャがラダメスを歌い、ロベルト・ボッレがバレエのシーンに登場する『アイーダ』、
そして、ゲオルギューの『椿姫』、、、
この二人がやたら露出が多いゆえの当然の成り行きなのか、それとも彼らと
私の間に謎の因縁ともいえる何かがあるのか(そうではないことを祈る、、)、
なんでスカラ座の公演にまで彼らを見るはめに陥っているのか、わけがわかりません。
(ちなみに、何度も言うようですが、レポは出来るだけ公正に書くように心がけてはいるものの、
私は基本的にアラーニャ&ゲオルギュー夫妻が苦手なのです。特にアラーニャ。)

題してLa Scala Nights in Cinemas
(命名したのは私ではなく、配給しているEmerging Picturesという会社。)は、
そのアラーニャの『アイーダ』でキック・オフです。

『アイーダ』の上映が行われたのは大・小二つの上映室を持つシンフォニー・スペースの小の方。
目計算で200名ほどあると思われる客席のうち、8~9割ほどが埋まっていて、
月曜の夜にしてはまずまずの客足。
しかし、これまた平均年齢が異様に高く(どれくらい高いかというと、
多くの方が足腰が弱っていてどんどん通路が詰まっていくため、
休憩に上映室から退室するだけで気が狂うくらい時間がかかる。)
『連隊の娘』の時の再現か、またしても一番若い客になってしまいそう。
しかし、この企画に携わっているホールの方(館長という説もあり。)が
舞台にてこれからの上映の宣伝に続いて開演の旨を告げると一気に拍手!
歳はとっていても、やる気は満々。さすがはオペラヘッドです。

このスカラ座のシリーズでの唯一の大きな不満は、スクリーン上にも配られたパンフレットにも、
はっきりした公演日が表示されないことなのですが、
この『アイーダ』は2006年12月の公演で、同じ映像がすでにDVDにもなっています。
(DVDのジャケット写真は後編の冒頭の写真を参照ください。)

メトのライブ・イン・HDがリアル・タイム(アメリカ国内はライブ。日本は訳をつける作業があるため、
若干タイムラグがありますが、それでも限りなくリアル・タイムに近いと言ってよい。)さを
売りにしているのに比べると、なんで昨シーズンのものを今さら映画館で?
という気がなきにしもあらず。
さらに、ライブ・イン・HDでは、歌手や裏方さんへのインタビューといったインターミッション中に
見れる映像も大きな魅力になっていますが、スカラ座の方はこういったギミックは一切なし。
いずれも、”公演だけで判断してくれたまえ、わはははは。”という自信のあらわれなのかもしれません。

この『アイーダ』に関しては音質はかなり良く、もしかするとオケの音なんかに関しては
ライブ・イン・HDよりも理想的な音を再現しているかも、という気がしましたが、
後に続いた3演目(『椿姫』、『マリア・ストゥアルダ』、『三部作』)ではそれほどでもなかったので、
これは、この公演のDVD化ということもあってオペラの録音技術では定評のあるレコード会社のデッカが
かんだせいかもしれません。
また、生上映(またはその録画。メトのライブ・ビューイングもそう。)ではなく、
後の編集が可能なため、映像の方もがんばってます。
メトに比べると、舞台上、人物上の影をスクリーン上で生かすのが本当に上手い。
これを見ると、メトの映像はちょっと何もかもはっきり見えすぎなのかな、という気もします。
ただ、上演日が表示されないという欠点どころではないもう一点の最大の欠点をたった今思い出しました。
それは、編集のスタッフの中に、異様な布フェチがいること。

エジプトっぽい生地を使った衣装がたなびく映像を、
歌手たちが歌っている真っ最中、ドラマが盛り上がっている真っ最中でもおかまいなく、
これでもか、これでもか、と、挿入してくるのです。
最初は何かを表現しているのかと、考えてしまいましたが、はっきり言って、考えるだけ無駄。
何の表現もしてません、布フェチの編集スタッフの仕業以外の何物でもなし。
あまりに頻繁にその映像が入ってくるので、最初は観客も笑っていたのですが、
しまいにはあまりに気が散るので腹が立ってきて、
”むー!”という唸り声まで聞こえる始末でした。
スカラ座ともあろうものが、この映像はないでしょう、、。

さて、この変てこりんな編集の一因となってしまっているのが、もしかするとプロダクションかもしれません。
ついクローズアップし、その映像を何度も挿入して観客を発狂させたくなってしまうほど、
確かに細部が凝っているのです。
衣装に使われる布地しかり、セットに使われている材質しかり、、。
しかし、私にはその細部へのこだわりが、『アイーダ』という物語全体にはあまり寄与していないように感じました。
”全体のための細部”というよりは、”細部のための細部”というような。
一体、誰よ、こんなプロダクション作ったのは?と、インターミッション中にパンフレットの名前を見ると、
なんと!!ゼッフィレッリではありませんか!!!

メトでは、かの『ラ・ボエーム』をはじめ、
『トゥーランドット』『カルメン』『椿姫』『トスカ』
『カヴ・パグ(カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師)』などといった超人気作品で、
いまだ彼のプロダクションが現役でかかっており、中には何十年もの歴史があるものも。
特に『ラ・ボエーム』、『トゥーランドット』、『カヴ・パグ』では、
その異常ともいえる細部へのこだわりが感動的なまでに徹底しており、
それが大きなパワーとなって作品全体に貢献していて、
理想的なプロダクションの一つのあり方となっています。

この全体に貢献する細部という構造が、この『アイーダ』では全く見られず、
私にはおよそゼッフィレッリのプロダクションだと信じられないくらいでした。

一幕二場の、ラダメスが軍を率いる命を受ける儀式のシーンの最後、
Immenso Phta!という合唱に合わせて、いきなり大きな黒い鳥が舞台の天井近く、
左右両方に飛び出してきたのにはびっくり。
しかも、この鳥が第四幕のアイーダとラダメスの死を待ち受けるシーンにも登場するので、
おそらく一幕二場で、私が”でかいカラス”と思ったのは、どうやら不死鳥らしく、
”戦争でも、不死鳥のように何度も蘇って、勝って帰ってこい(で、その後のニ幕一場のアイーダのアリア、
”勝ちて帰れ Ritorna vincitor "にもつながっていく)”ということと、
”二人の愛は不死鳥のように永遠である”というメタファーになっているらしいのですが、
私が彼のプロダクションで好きなのは、そういった下手な解釈とかメタファーというものを一切考えない
(考えていたとしても、それをこんな不死鳥のような明らかなやり方で見せない)ところなのに、
どうしたことか?
2006年の新プロダクションだそうですが、細部で全体を支えるということはものすごくエネルギーが要ることだと思うので、
ゼッフィレッリもお歳だし、そういうやり方はもうきついのでしょうか。

それと、もう一つは、スカラ座の舞台のサイズ、ということもあるかもしれません。
この『アイーダ』のセット、映像ですら、スカラ座の舞台ではかなりぎちぎちに感じられ、
しかも、メトほど自由自在に数多いセットを変える装置がないのか、
セットがものすごく固定されている感じがして、
メトと比べると、なんだかフットワークの軽さというか、浮き浮き感に欠ける点は否めません。
特に二幕二場(凱旋の場)では、どんなにきらびやかに舞台を飾ってみたとしても、
メトのプロダクションでの、天井から兵士がのった塀が降りてきて、
段々とその向こうにエジプトの王家を中心に勝利を祝う民衆たちの様子が見えてくる、
そこに金管が鳴り渡り始める、あのわくわく感とはくらべようもありません。





ただ、ゼッフィレッリは基本的にリブレットを忠実に再現するタイプの演出家ではあるので、
第三幕など、メトのプロダクションと驚くほど似ている部分もありますし、
凱旋の場も基本的なコンセプトは同じです。
(ということは、『アイーダ』については、少なくともこの一点に関して、
メトのソニヤ・フリセルも似たタイプといえるのでしょうが、、。)
フリセルがほとんどゼッフィレッリのお株ともいえるグランドなプロダクション、
動物の動員、などということをメトでやってしまっているので、
ゼッフィレッリもやりにくいというのもあるかもしれません。

さて、この公演の数日後に、ラダメス役のアラーニャに客席からブーが飛び、
怒ったアラーニャがスカラ座を飛び出し、アンダースタディーのパロムビが私服姿のまま続きを歌ったと聞く
曰くつきのこのスカラ座の『アイーダ』ですが、
この日の観客は比較的アラーニャには好意的。



相変わらず細かいことを言えばいろいろ課題はあるのですが(低声域でまるで別人のような声になる、など)、
メトで急遽代役に入った公演のときと比べると、さらに声のコンディションが良く、
彼にしては最高の域に入る出来だと思います。

またこのスカラ座の時からメトの公演までには役作りに発展が見られ、
自分でそうしたのか、誰かに指示されたのかはわかりませんが、
特に四幕一場のアムネリスとのシーンでそれが顕著でした。
メトでははっきりとアムネリスを軽蔑する表情が出ていましたが、
スカラ座の公演では、もう少しニュートラルな感じがします。

一方、アイーダ役を歌ったウルマナ。彼女はメトで直近では2006年シーズンに『ジョコンダ』
『アンドレア・シェニエ』のマッダレーナなどを歌っていて、その二つを聴いた限りでは
あまりぴんと来なかったのですが、この『アイーダ』はずっとずっといい。
このアイーダ役と聞き比べると、ジョコンダやマッダレーナは少し重過ぎで、
本来彼女の声にはこのアイーダあたりが一番向いているのではないかという気がします。
重い役を歌える歌手が少ないせいで、どうしても繰り上がりでこうなってしまうのでしょうが、
彼女本人にとっても、観客にとっても、向いていない役を歌う・聴くのは喜ばしくないことで、
歌える人がいないなら、無理にそんな演目を上演しなくてもいいとすら私は思います。

声の芯もしっかりしているし、上品な響きの声なので、役にもぴったりなのですが、
この日の公演では、少し高音が高めに入る個所が多かったように思います。
一幕でそれがやや顕著だったので、緊張しているのかな、と思ったのですが、
一番大きく外したのは、なんと四幕の最後の最後、ラダメスと共に墓の中で歌うシーン。
もしかすると、緊張というよりは、彼女の歌唱の傾向なのかもしれません。

しかし、それらの細かい点を除けば、まずは理想的なアイーダだったと思います。
特に三幕は出来が良かったです。

アイーダ役と双璧で大事な役、アムネリスはコムロジというメゾ。
本人のオフィシャル・サイトでの、髪をショートにした写真では、
気さくそうで顔立ちの整った方に見えるのに、なぜか、このプロダクションのアムネリスのかつら、
これが彼女に実に似合わないことはなはだしい!
そのまるでシェール(60年代から活躍し続けている女性ロック歌手)のようないで立ちに
私はかなり最初引きました。


(↑ シェール。これで髪を黒くしたら、まさにアムネリスを歌うコムロジ!)

というわけで、少し役にのめりこむのに時間がかかりましたが、歌唱力は確か。
私はこの役についてはドローラ・ザジックがデフォルトになっている旨を
今までのレポにも書いて来た通りですが、
ザジックのあの独特の高音の美しさと迫力には及ばないとはいえ、
中音域の美しさや低音の強さにこのコムロジ・ア・ラ・シェールの歌唱の美点があると思います。
やや地味ですが、最後まで破綻のない歌唱で聞かせます。

ただ、スカラ座の趣味なんでしょうか?この3人とも、歌唱まずありき、という感じで、
あまり個性的な演技はなく、そこがメトで(実力があれば)比較的好き放題暴れさせてもらえるのと違っている、
といえば違っているかもしれません。
ウルマナにしろ、アラーニャにしろ、メトではついぞ見せたことのないような、
観客の反応が非常に気になるような素振りが見られたのも印象的でした。
メトは余程ひどい歌唱でなければ、まずは温かく拍手してもらえるのですが、
スカラ座には独特の厳しい空気が流れていて、この『アイーダ』はまだ良い方で、
二日後の『マリア・ストゥアルダ』で私は恐ろしい光景を目にすることになります。

後編に続く>

Violeta Urmana (Aida)
Roberto Alagna (Radames)
Ildiko Komlosi (Amneris)
Carlo Guelfi (Amonasro)
Giorgio Giuseppini (Ramfis)
Marco Spotti (King)
Antonello Ceron (Messenger)
Sae Kyung Rim (Priestess)

Conductor: Riccardo Chailly
Director and Set Designer: Franco Zeffirelli
Costume: Maurizio Millenotti
Choreography: Vladimir Vassiliev
Performed at Teatro alla Scala
Film viewed at Symphony Space, New York

*** ヴェルディ アイーダ Verdi Aida ***


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アラーニャ (チャッピー)
2008-07-24 20:03:28
ファンだと思ってましたw
だって、犬の名前、アラーニャですよね?
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ワシーリエフ!? (娑羅)
2008-07-24 23:37:17
ぎゃ~!振り付けがVladimir Vassiliev!?
彼の振付家としての才能はよくわかりませんが、最近、昔の映像を掘り起こし、彼がいかに素晴らしいダンサーだったか知り、彼の代表作『スパルタクス』のDVDを注文したところです!

バレエシーンにも注目ですね~♪
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このDVD! (naomi)
2008-07-25 00:09:07
こんにちは。こちらはABT来日公演真っ最中です。

実は私このDVD持っています。言うまでもなくロベルトのダンスシーン目当てで、オペラの方はちゃんと観ていません。ごめんなさい!
来年9月にスカラ座はこのプロダクションを持って来日するんですが、お値段が凄いことになりそうですよね。

友達が、ミラノスカラ座でこの公演を見たわけですが、その時が、かの有名なアラーニャがキレて降板、代役の歌手がジーンズ姿でラダメスを歌った有名な事件でした。
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私のせいで、、、。 (yol)
2008-07-25 07:46:11
横入りして申し訳ありません、チャッピーさん、アラーニャ1号、2号は芸名です。

『マリア・ストゥアルダ』でのマリエッラ・デヴィーア、、、、あぁ観たい!
デヴィーアは復帰したの?
だとしたら本当に何が何でも観たい!

今はおとなしい私ですが、来年以降素晴しいプロダクションをもって世界のオペラハウスが続々来日します。

迷いましたが、バレエのみならず、とうとうオペラまで会員になろうとしている私です。
あなたがオペラとバレエ、両方のサブスクリプションに手を出し始めたのと全く同じ状況。
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yol様 (チャッピー)
2008-07-25 20:24:38
いやー、本気でアラーニャが犬名だと思ってたわけじゃありませんw
面白かったけど@マトロポリタン家劇場
返信する
羨ましい!! (DHファン)
2008-07-26 09:39:51
映像とはいえ、デヴィーアの公演が見られるんですね。いいなぁ・・・
日本ではそういう企画をしてもペイしないんでしょうか?
松竹でメトの他にもう一丁やってくれないかしら?
それともクラシカ・ジャパンで放送してくれないかなぁ?(←これはそのうち実現すると期待してるんですけどね)
Madokakipさんのレポを楽しみに待ってます!
返信する
やるな!アイーダ (Madokakip)
2008-07-26 17:39:39
全文掲載前にこの反響(たった今、全文あげました。)!
やるな、スカラ座、やるな、アイーダ!です。

頂いた順に。

 チャッピーさん、

ははは。いつか、このお返しをyol嬢にして差し上げなくては!
でも、この源氏名、アラーニャ一号、二号、が
気に入り始めている私です。
本人のことは全く気に入り始めてませんが(ばっさり 笑)

 娑羅さん、

素晴らしいダンサーには誰も何も言えないのかもしれません、、 
でも、そこの場面の設定はどうの、という話を抜きにして、
純粋に振付けとして見れば、メトの同場面よりずっと面白くて見ごたえのある振り付けでした。

 naomiさん、

こんにちは!ABTのレポ、楽しく読ませて頂いています。
ゴメスが大活躍のようで、私は嬉しい
きっと、naomiさんもですよね!

そうなんですよ、この同じ公演はもうDVDになっているんです。
お客さんの喝采を総なめにしてしまったボッレですが、
これがアラーニャ舞台放棄の間接的な原因となっていたとは、、
ニュースで読むより、この映像で見る数秒間の方がずっとずっと雄弁でした。
スカラ座が『アイーダ』を持って来年来日ですか!!!
うらやましーっ!!!!!
バレエはボッレになるのでしょうか?そうなれば、本当に贅沢な公演ですね!
しかし、テノールは、アラーニャじゃない人に代えた方がいいかもしれません

お友達の方、それはまたとないいい経験をされましたね!
出来の素晴らしい公演も良いですが、そういう普通じゃない状況の公演も記憶に残りますよね。
ジーンズ姿のラダメス、、泣ける!

 yol嬢、

『マリア・ストゥアルダ』、デヴィーア、凄かったわよ!
あの年齢で歌はまだまだトップ・フォームよ。
さすがベル・カントの女王だわ!
例によって、正確な公演日が不明で、しかも、『アイーダ』は昨年のプロダクション、、、
なので、この『マリア~』がご主人の件の前か後かは不明です。

>来年以降素晴しいプロダクションをもって世界のオペラハウス

naomiさんがコメントくださって知ったけれども、
スカラ座は『アイーダ』なの?
もう予想はついてると思うけど、私からまた激しく
”行かないと後悔するわよー”の脅迫メールが届きまくるわよ。
このスカラ座オケの個性ともあってるし、いいチョイスだわー!
私も観に行きたい。

 チャッピーさん、

再びありがとうございます。

>面白かったけど@マトロポリタン家劇場

これですね。

http://blogs.yahoo.co.jp/bravo_yol/archive/2007/12/17

すごい観察ぶりに、この記事が出たときはびっくりしてしまいました。
だって、彼女ってば、全然くつろいでいる風だったんですよ!
くつろぎモードに見せかけて、こんなに観察をしていたとは、、
おそるべき友人です。


 DHファンさん、

こんにちは!
もうこのデヴィーアの公演だけは、何が何でも!という思いでした。
一回目の上映で見逃したと悟ったときの私は、半狂乱状態でしたので、
リベンジのチャンスをくれたホールに感謝です。
そして、その彼女の歌唱がまた素晴らしく、、。
また公演後の態度も毅然として格好よく、
自己鍛錬を突き詰めた人だけが放つオーラが出てました。
ゲオルギューの『椿姫』の後に『マリア~』をあげる予定です。

『蝶々夫人』見終え、メモもとってあるのですが、
他の公演も先に見せていただこうと思っています。
このスカラ座のレポの後はシーズン・プレミアまでほとんど何もないので、
いよいよ家聴くを復活させたいな、と思っています。
待っていてくださいね。
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