Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

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THE SINGERS' STUDIO: VITTORIO GRIGOLO

2013-04-17 | メト レクチャー・シリーズ
『リゴレット』Bキャスト初日のレポートを先に書こうと思ったのですが、こっちが先に出来てしまいましたので、アップしてしまいます。

Singers’ Studioで、私が密かにやってみたかったことを実行に移してくれる歌手がようやく現れました!!
それがどういうことか後でわかりやすいよう、先に今日の登場人物の紹介をします。

ゲスト:ヴィットリオ・グリゴーロ (以下、VG)
現在メトの『リゴレット』(メイヤー演出)Bキャストでマントヴァ公を歌っているイタリア人テノール。
(しつこいようですが、このBはB級のBではなく、ランの中の順番としてのBです。)
2010/11年シーズンの『ラ・ボエーム』でメト・デビュー、出待ち編のレポートでも片鱗がうかがわれる通り、超ハイパー、超早口、元気一杯の36歳。

ホスト:F・ポール・ドリスコル (以下、FPD)
メトロポリタン・オペラ・ギルドが出版しているオペラ雑誌 Opera Newsの編集長でしばしばSingers’ Studioの司会を務める。
ゲストが何を語っても動じない、というか、ほとんど感情的な反応がない不思議なキャラクターゆえ、当ブログでの通称は“鉄仮面”。



オーディエンス代表:Madokakipの心の声 (以下、

以下はいつも通り、会話を正確に直訳したものではなく、メモを元にした意訳を再構成したものです。
手書きメモという超原始的なメソッドゆえ、グリゴーロ君の超早口には参りました、、。

************

FPD: まず皆さんに彼の名前を良く聴いて頂きましょう。
VG: ヴィットリオ・グリゴーロです。
FPD:ということで、グリーゴロではないですからね。皆さん、お友達に正しい発音を教えてあげてください。
:(そういえば、さっき、私の隣に座ってるおばさんもグリーゴロ、グリーゴロって連呼してましたね。)
FPD: あなたが歌の勉強を始めたのは8歳からで、12,3歳の時にはすでに『トスカ』の羊飼いの役でオペラの舞台に立っていますね。
そして、その時にカヴァラドッシを歌ったテノールが?(とグリゴーロに回答を促す)
VG: (それを焦らすかのように)魅力的ななかなか良い歌手でしたよ。
FPD:(グリゴーロがなかなか名前を出さないので焦れて)で、そのテノールの名前は?
VG: (しようがないな、、という風に)ルチアーノ・パヴァロッティです。
(そのことを知らなかったオーディエンスからどよめきが起こる。)
FPD: どのような経緯で歌を歌うようになったのか、話していただけますか?
VG: 僕の母親がサングラスを買うというのでついていっためがね屋さんで、シューベルトの歌がどこからともなく聴こえてきたんだ。
僕は今でもそんな風で、そしてそれが時々“too muchだ”といって批判される原因にもなるのだけど、すごく好奇心が旺盛なものだから、
“何々?”という感じで声の元を辿って地階に降りていったんだ。
僕は当時まだ7歳だったけれど、彼が歌っていた“アヴェ・マリア”を一緒に歌い始めたんだよ。
そしたら、そのおじさんに進められたんだ。歌を習った方がいい、って。
そこ(後述のバチカンのシスティーナ礼拝堂聖歌隊のこと?)はローマで一番ソルフェージュの勉強、音楽上のケアなど、優れた教育内容を誇る場所で、
三年間の奨学金制度もあるから、って言われて。
実は“アヴェ・マリア”はその二年前にいとこの結婚式で歌おうと思って準備してたんだ。
だけど、5歳程度の子供がそんなもの歌えるわけがない、というんで、僕がそういう風に言っても、みんな“はい、はい。”って感じでまともに取り合ってくれなかった。
結婚式のよくあるパターンでみんなが歌う順番の取り合いで、僕まで順番が回ってこないし、なんか最後の方に“アヴェ・マリア”なんか歌ったらみんなが悲しくなっちゃうかな、と思って、結局披露せず仕舞いに終わったんだけどね。
でも、二年後にそうしてめがねやさんの地下で歌う機会が訪れたんだ。
FPD:そうしてあなたはシスティーナ礼拝堂聖歌隊に入隊します。
VG: スコアの読み方、ヴォーカリゼーション、音楽のあらゆる側面で非常に優れた教育を行う場所で、僕の母親もびっくりしてた。
僕が習った先生は声楽的な面、技術の部分だけでなく、音楽の持つ感情の部分を理解するうえでも、
初めてついて習う先生としては最高の人でした。また助手の司祭の先生もいましたね。
一つの音だけでなくて、それが続いて複数の音になって、それが一小節になり、一フレーズになり、、という風に、
音の、音楽のつながり、というものを教えてくれたのも、貴重でした。
オペラ歌手の声が出る仕組みについて皆さんがどれだけ馴染みがあるかわかりませんが、、、
あ!あそこにホワイト・ボードがあるね!
(ゲストのためのひな壇から対角線にだいぶ離れた、Madokakipの座っているすぐ側の壁を指差したかと思うと、鉄仮面が返答できないうちにすでに立ち上がり、
いきなり走り出したかと思うと、気がつけばすでにMadokakipの真横に立ってペンでホワイト・ボードに何かを殴り書こうとしています。
私が持っている五感中、一番発達していると自負しているのは実は嗅覚で、
会社でも、しばしば他の同僚が気付く前に何かの匂いを嗅ぎ取ることが多く、“鼻がいい。”と褒められるのですが、
そんな私ですので、彼が側、ほんとに手を伸ばしたらすぐに手を握れるような側、に来た時は、
おそらく直前にシャワーを浴びる余裕はなかったのでしょう、良い意味でのほのかな体臭に香水の匂いが混じっていて、その匂いにクラクラしそうになるのでした、、。
ところが、いくらグリゴーロ君が書きなぐってもそれがホワイト・ボードに現れない。)
FPD: (次々とペンを取り出して躍起になっているグリゴーロ君を遠目に眺めながら、冷静に)
ヴィットリオ、それは特殊な電子ホワイト・ボードなので事前に設定をしてないと文字が表示されないんです。
こちらに別の普通のホワイト・ボードがあります。ペンを用意しますのでこちらに帰って来てください。
VG: (そんなハイテクなものだったのか、、という様子でちょっとがっかりした風にペンを置いてひな壇に走り去って行く。)
FPD: 今ペンを用意してますからちょっと待ってくださいね。その間にちょっと合唱隊での話を聞かせてください。
まだ変声前の状態ですよね、そうするとパートはどんな風になるんでしょう?例えばあなたの場合だとコントラルト?
VG: 合唱隊では普通に全部のパートがありますよ。バリトン、バス、、
(注:本人がどのパートだったかははっきりとは明言していないように思うのですが、聞き落としだったらすみません。)
一週間に二回の正式な活動があって、それに日曜のミサが加わる、というスケジュールです。
僕は小さい時から自分の目標とか野心とか夢を出来るだけ現実的で自分の手が届く範囲にしておく癖があるんだ。
例えば宝くじにあたることが夢、なんて現実味のない目標を立てたら、なんだかもうその時点で一生幸せになれない感じがしてしまって、、。
で、とりあえず、合唱隊にいる間はソリストになることを目標にしてました。
FPD: で、先ほど話題に上がったローマの『トスカ』での公演が1990年にあって、その時あなたは13歳ですか。
オペラの実舞台に上がって音楽のキャリアを進めて行くにしても随分と若い年齢でのことですよね。そのことの影響はありましたか?
VG: 実を言うと、自分としてはこれでキャリアが開ける!とか、そういう風な意味での大事とは当時考えてなくて、
とにかく舞台に立ってソロで歌えるというのがシンデレラ・ストーリーか夢のようで、その時はそれを精一杯生き、過ごすことで一杯でした。
僕のキャリアの中で何度かあることですが、これもまた、一番良い時期、一番良い人々、一番良い場所、が重なった例だったと思う。
僕は自分の最大の才能は、声ではなく、タイミングよく大事なチャンスが回って来て自分の力が認めてもらえる点にあると思っています。
でも、そういえば、その頃、映画の『トスカ』に出演しないか?という話もありましたね。
実際にローマの街でロケ撮影するという、あのドミンゴが出演した『トスカ』です(注:1992年の演奏でトスカ役はマルフィターノ)。
当初、あの企画はマゼールが指揮が予定だったんだけど、後にメータに変更になって、そうこうしているうちに話をもらってから三ヵ月後位かな?声変わりが起こってしまって。
母に“ちょっと一体どうしたの?!その声!”と言われたけど、“朝起きてみたらこうなってたんだよ。”と答えるしかなくて(笑)
昨日まで*&^%%(と鳥のように高い声で話す)みたいな声で話していたチビが、いきなり、(野太い声で)“母さん、コーヒー。”って(笑)
ということで、歌の方はその後しばらくお休みせざるを得なくなったんだ。
16歳からまた歌の勉強を再開したんだけど、その時はもっぱらオペラ一筋に練習しました。
ヴェネト州のリゴーザというバリトンが先生だったんですが、オペラ関係のCDをぎっしり鞄につめてレッスンに行くと、
“No more of this (こういうのはもう今後なしだからね。).”と言って全部CDを割られてしまって、、。(笑)
僕は小さい時から喋るよりも歌の方が自分の伝えたいことを相手に伝えやすいということに気付いていて、
“アイスクリームが欲しい。”なんていう言葉ですら、普通に言葉で発するのではなくて、メロディーをつけて母親におねだりしたりしてました。
その頃から歌、音楽には言葉にない魔法のようなものがある、と思ってた。
17歳からオーディションを受け始めましたが、同時にレストランで歌ったりもしていました。
大喧騒のレストランで『愛の妙薬』を歌ったり、ピアッツァで『セヴィリヤの理髪師』を歌ったり、、。
18歳の時には、初めて仕事でウィーンにも行きました。
当時のイタリアでは徴兵義務があったんですが、“僕には6ヶ月のコントラクトがあるんだ!兵役に出てたら契約不履行になってしまう!”と訴えて、徴兵免除にしてもらいました。
僕が前例を作ったせいで、その後、徴兵を免除された若者も少なくないと思います。
同じ18の時、仕事で一緒になったメキシコ人のテノールが素晴らしい歌い手で、またギターも上手なものだから(注:セヴィリヤの理髪師か?)
“こんな歌手には適わないな、、。”と当時思ったものですが、今では彼の名前を聞くことはなくなり、
逆に自分はこうして劇場で活動できる場を与えられているからわからないものです。
彼のように実力があっても、ちょっとしたことでキャリアにつながらない例はたくさんあるのだと思います。
だから僕のモットーは、とにかく自分の出来ることだけにフォーカスすること。
“Help yourself and Gold will help you. 天は自らを助く者を助く。”です。
FPD: あなたはオペラの舞台以外の活動にも熱心ですね。ポップスのアルバム、『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』
(過去・現在からのタレント、スポーツ選手、リアリティ番組の出演者などが、プロのダンサーの特訓を受けてダンスの出来を競うアメリカのテレビ番組。)の出演など、、。
VG:今の世界に欠けているもの、それはコミュニケーションです。
きちんと顔を合わせて相対で話したり、きちんとした文章を手で書くことはおろか、
Eメールやテキストでお手軽なメッセージを交わして、さらにそれだけでは飽き足らず、4とかUとかXみたいな文字を使う始末。
(注:発音が同じでかつタイプする数が少なくてすむので、しばしば、4はfor, uはyouの代わりに使われ、またxはキスを、○はハグを意味する。this is 4 u xoxox みたいな感じ。)
最初の頃なんか、“4? U? X? それってどういう意味??”と聞き返さなきゃいけなくて、
そんな質問やそれに対する答えを書いている暇があったら、for, you, kissってちゃんと綴った方が早いのに!という(笑)
僕が音楽をやっている理由はコミュニケーションです。
お金や名声だけが欲しいなら、他の職業についていたでしょう。
僕はチケットを売るためやCDを売るために歌っているんじゃない。
オペラとか音楽は普通の商売と違って形のあるものを売るわけではない。
音楽という、空気の中にしか存在しない、見えないもの、形のないもの、それで観客とコミュニケーションすること、これが僕の目指していることです。
『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』に出演したのもコミュニケーションの一貫で、
これでオペラやクラシック音楽に興味を持つ層を少しでも増やすことが出来るなら、、、という希望からです。
オペラというのは一部の人にとってはとっつきにくいものです。
なぜなら、言葉が、イタリア語の段階でも、すでに昔の言葉だからです。
今の世界、日常生活の中で辛い気持ちを表現するのに、“私のはらわたはねじれ、煮えくり返る。”みたいな表現をする人はいないでしょう。
しかし、この昔の言葉を理解し、きちんと消化して、歌唱にのせることはオペラ歌手として非常に大事なことです。
僕はラテン語、ギリシャ語、そして古いイタリア語をきちんと勉強して来ました。
だから、オペラハウスの訳が、きちんと全ての言葉を訳出していない時、僕は不満だし腹立たしく感じます。
:あら?メトの新しい『リゴレット』の字幕システム訳を見たら、グリゴーロ君、卒倒するんじゃないかな、、。
VG: でも、こういった古いイタリア語で歌われるオペラという作品を20代の“4 U XXX”世代(笑)相手に伝えていかなければならない現実もあるのです。
あ、あそこにピアノがありますね!
(と今度は部屋に設置されているピアノを目ざとく見つけ、そちらに駆け寄って行く。)
この曲、皆さんご存知ですよね?
(と、ベートーベンの『月光』を弾き始め、やがて各フレーズにインプロビゼーションによって重ねたボーカルの旋律を口ずさむ。)
ベートーベンと同世代の聴衆がこの曲を聴いた時は当然古びたクラシック音楽としてではなく、
今のポップスやラップを聴くような、“かっこいいじゃん!”という反応で捕らえたはずだと思います。
一時期はこれに声楽のパートのアレンジをつけた曲を作ろうかな、と思っていたんですよ。
それをJay-Zか誰かが歌ってくれたら、“何、この曲、誰の曲?○○?
(多分、最近のラッパーかなんかの名前だと思うのですが、今のラップの世界には大変疎いMadokakipなので聞き取れませんでした。)
え?何?ベートーベンって人の曲なの。ふーん!“ってことになるんじゃないかな、と思うんだ。
:水を指すわけではありませんが、しかし、これに似た事は少し前にアリシア・キーズが実行してますよね、、。



(ここから、この月光の話が続いているのか、他の自作の曲の話に移っているのか、話が良くわからなくなって来たのですが、)
VG: それを披露している様子がYouTubeで今でも上がっていると思うんだけど、その後、立ち消えになってしまって、、
でも、事が起こらない時は、何かそうなってしまった星回り、理由があるんだろうと考えて、あまり深く落ち込んだりはしません。
その時その時を大事にしたいな、と思います。
映画『カンフー・パンダ』の台詞にある通り、
“Yesterday is history, tomorrow is a mystery but today is a gift and that’s why it is called the “present.”
:直訳すると、昨日はヒストリー、明日はミステリー、でも今日という日はギフトだ。
だからそれはプレゼント(“今”という意味と“贈り物”という意味のダブルミーニング)と呼ばれるのだ。“なんですが、
和訳する人にとっては本当にいやな感じの英語だと思います。
映画が日本で公開された時の訳はちなみに、「昨日とは過去のもの。明日とは未知のもの。今日の日は儲けもの。それは天の贈り物」となっているみたいです。)
FPD: あなたはオペラ以外にポップスを歌っていた時期もありましたね。
VG: 3年ほどそういうことをやってみたのですが、今の時代は、ポップスを歌う歌手でいる方が(オペラの)テノールをやってるより大変だ、ということがわかって、
これからはオペラにフォーカスを置きたいと思ってます。
ポップスの歌手は、とにかくトーク、トーク、トークで、朝の6時ごろからプロモーション活動をしなければならない時もあるんだよ。
声帯って体の中で、もっとも最後に目が覚める器官だ、って知ってます?
最近ではアデル(注:イギリスのノン・オペラ歌手)の例もありますが、そんな状態で、
レコードだけならともかくライブで何度も何度も自分の声域をプッシュするような歌唱を繰り広げていたら、喉を潰してしまいます。
なので、最近気をつけていることは、適切なレパートリーを歌うこと、
色んなことに手を出すのは構わないが、何事も程度を知ってやること、というのを心がけています。
適切なレパートリーというのは、すなわち、自分に合ったテッシトゥーラ(その作品の中で主にカバーされている・中心になる音域)か、ということです。
以前、ブッセートでゼッフィレッリ演出の『椿姫』に出演しないか、との打診がありました。
話を受けるつもりで準備を始めたのですが、もうスコアの2ページ分を歌った程度で、先生と“これではとても作品全部を歌いきることは出来ないね。”という結論になって、お断りしました。
結局何年後かに、ローマで初めてゲオルギューのヴィオレッタを相手にこの役を歌うことになり、この時もゼッフィレッリの演出でしたが、
これとて、もともとは僕が歌う予定だったわけではなく、
一番最初に予定されていたアラーニャがキャンセルになり、その次に別のテノールがキャンセルになって、その結果回って来た公演でした。
keyakiさんのサイトによると、これは2007年のことで、“別のテノール”とはフィリアノーティのことのようです。)
ドン・カルロも歌ったことがありますが、僕は元々アリアがない作品があまり好きでないし、、いずれにせよカルロにはまだ準備が出来ていなかったと思っています。
こういう自分にとって重めの役を歌ってしまうと、声の重心が下がってしまって、軽いレパートリーに戻れなくなるのが問題です。
実際、ドン・カルロを歌ってから、『愛の妙薬』に戻れなくなってしまいました。
こうやってマスケラを使って歌うわけですが、この違いがわかるかと思います。
(と早速、重めのレパートリーの時の重心と軽めのレパートリーの時の違いを音を使って実演。)
『ホフマン物語』は作品が長いのが大変だけど、自分に合っていると思います。
(誰かが『ルチア』は?と声をかけると)
イエス!ルチアは大好きです。
フランスやスカラでも歌いますが、メトでも歌いたい!!!
FPD: 現在メトで出演中の『リゴレット』について少しお話を伺わせてください。
前半の公演はHDで上映もされて、映像が存在するわけですが、その映像はご覧になってますか?
VG:いえ、見てません。ディスクは頂きましたが、リゴレットはすでに自分のレパートリーだし、自分が歌っている内容と食い違う動きは僕は絶対にしません。
だから、事前に、ゲルブ支配人には、申し訳ないが、自分は自分のリゴレットをやる、(Aキャストの)ベチャワと同じ風には出来ませんよ、とお伝えしました。
『マノン』についてもそのようにお話しました。
:と、唐突に『マノン』の話が出て来たのですが、そうすると、この先、メトで『マノン』を歌う予定があるのかな、、?
VG: 新演出をかける時、その場での成功も大事ですが、同時に長い視点で、
そのプロダクションがお客さんを継続的に呼べるような公演にしていかなければなりません。
ラス・ベガスのリゴレット、という今回の設定については、最初、僕はかなり懐疑的でした。
しかし、演出家のマイク・メイヤーと話して、彼が非常に細かいディテールに気を配っていることがわかりました。
これはいい兆候だな、これだったら大丈夫かも、と思いました。なぜなら、小さいことが全体を作るからです。
彼は今回のマントヴァ公をシナトラのイメージと重ね合わせてるらしいですが、
シナトラのマイクロフォンの扱い方はほとんどダンスみたいで格好いいな、、と思います。
(ここまでは、時々鉄仮面の表情をのぞいてモーションをかけつつも、
いつもの無表情を変えず、淡々とインタビューをすすめる鉄仮面のペースに合わせて比較的大人しくしていたグリゴーロだが、
我慢が限界に達したか、この辺りから異様にエンジンがかかり始める、、。)
だから、今回は目一杯、マイクの扱い方を工夫してみたんだ。
(おもむろに立ち上がり、シナトラの真似をしながらエア・マイク~物理的には存在しない架空のマイク~を華麗に扱い歌って見せる。
そして、立ち上がったまま)
でもね、僕自身はシナトラよりも、エルヴィスのイメージに近いかな、って思ってるんだよ。
(と、今度はのりのりの様子でエルヴィスの物真似に入る。手を振り回し、かかとをあげながら片膝をついて大熱演!オーディエンス爆笑。)
でね、エルヴィスはここのかかとのところが、上がったり、下がったりするんだよね。
(観察が細かーい!!ますます大のりでかかとを上げたり下げたりして大フィーバーのグリゴーロ。)
わかんないよ~ん、これ、みんなが(リゴレットの)最後の公演に来てくれたらやっちゃうかも!!
FPD: それに公爵がポール・ダンシングをするシーンもありますよね。
VG: そうそう!メトのスタッフにポール・ダンシングがありますよ、と言われたときは、あっち(ストリップ・クラブ系)のポール・ダンシングかな、と思って
(といいながら、間勘平ちゃんの“かいーの”のように股間を何度かポールに上下にすりつけるダンスの演技を実演するグリゴーロ)
“イエイ!”と思ったら、
“そうじゃなくて、フレッド・アステアとかジーン・ケリーのイメージでお願いします。”とか言われてさあ(笑)、
こんな感じの、、(映画“雨に歌えば”でジーン・ケリーが街灯のポールにつかまって踊る時のような雰囲気の演技で、
さっきの勘平ちゃんダンスとは対照的な、しなやかな手の動き、うっとりした顔の表情を作る。
さっきの勘平ちゃんダンスといい、これといい、あまりのことにオーディエンス、大・大・大爆笑)
えー、そんな気取ったのやだよーって言ったんだよ。
FPD: (最初の勘平ちゃんダンスがまだ頭から離れないのか真っ赤になりながら)
いや、私、ちょっと赤面してしまいました、って言っていいですか。
:オーディエンス、再び爆笑。やっとこの無表情な仮面を動揺させられたぜ!と得意満面の表情のグリゴーロ君。
いや、こんなに慌てている鉄仮面、私は初めて見ました。グッド・ジョブ、グリゴーロ君!!
ちなみに、肝心のメトの実演では、ポールの上の方に飛び乗って、くるくるくる、、と回りながら降りてくる、という、
この二つのどちらでもない演技になってます。
FPD: (なんとか気を取り直そうとするかのように)今まで歌った中で印象に残っている役は何ですか?
VG:『コジ・ファン・トゥッテ』かな?
FPD: 『コジ』?!あなたのレパートリーのイメージですらないのですが、、本当に歌っていて心地良いレパートリーですか?
VG: うん、過去に歌ったことがあります。7回予定されていた公演を7回とも歌って、それでも声が全く疲れなくて公演前と同じだった。
あんな経験をしたのはあの時の『コジ』一回きりです。
それから『ウェスト・サイド・ストーリー』のトニー!
スカラがかけた公演なんだけど、スカラのような劇場が、あの作品をオペラだと認知した事実がエキサイティングだな、と思いました。
日本ツアーもあって、東京、名古屋、大阪といった街で歌うことも出来ましたし、、。
それからバレエのレッスンがあって、これがまた楽しくて、、(笑)
プリエ、トンデュ、、、(と言いながら、またまたダンスの演技)、、ああいうの、僕、大好きなんだ!
ダンサーの子と友達になったりしてね、、(と嬉しそうなグリゴーロ)
その後、レコーディングもありました。
一番苦労したのはアクセントかな。アメリカ人っぽいアクセントにしなきゃいけないのに、
僕がやるとどうしても、“リトル・イタリーのトニー”っぽくなっちゃって、、(笑)。
FPD: 今後のことを教えてください。
VG: 椅子にただ座っているだけじゃなくて、外に出よう!という冒険的な姿勢を持っていたいな、と思います。
さっきのコミュニケーションの話にまた戻りますが、30年位前まではイタリアでも、○○に行きたいんだけど、、というと、
見知らぬ人でも、“じゃ、このヴェスパの後ろに乗れよ!”という感じでした。
ところが、今は、、問題に関わらないこと、それが一番だ、という風潮になっている。なぜなら、この世の中には山のように問題が溢れているから。
それから、友達との付き合い方!
FacebookやTwitterとか、なんだか細かい日常生活の垂れ流しになっていて、
みんな、あまりにたくさんの“大して重要でない友達”との表面的な付き合いにエネルギーを費してないかな?
:もう、激しく同意!です。私も全く同じ理由で数年前にソーシャル・ネットワーク系のサイトはぜーんぶやめてしまいましたし、
NYでソーシャル・ネットワーク系のサイトから距離を置く人が増加して来ている、という記事を先日新聞でも読みました。
だから、グリゴーロ君と同じ考えの人、意外と数いると思います。
VG: 音楽関連では、2013年10月にアヴェ・マリアのCDを出します。聖歌隊で歌われる曲に手直しをしたものなど、16曲を含む予定です。
FPD: では皆様からの質問の時間に入りましょう。
質問者1:チューリッヒの『椿姫』はどのような経験でしたか?(注:中央駅の中で行われた生演奏で、DVD化もされた)
VG: 三言で言うと、cool, cold, credibleかな。
オケも生演奏だったんだけど、音はイヤフォンを通して入ってくるので、そういうテクノロジーとの兼ね合いの面でも面白い実験だな、と思いました。
ただ、気が散る部分もあったのは事実かな。
駅の活動を全部止めるわけにはいかないから、Libiamo~って歌い始めた途端、
(駅のアナウンスをドイツ語の発音を強調して真似ながら、、で、この真似がまた面白い!)
“X番ホームから○○駅行きが発車します”なんていうすごい音声が重なって来たりして、
“そりゃむこうはマイク使ってんだから、声量では負けるに決まってるじゃないか!”という(笑)
質問者2:今後、CDやDVDの予定は?また、今後歌ってみたいレパートリーは?
VG: ソロのリサイタル・コンサートのDVDを発売したいな、と思ってます。
オペラのアリアももちろんだけど、ナポリ民謡とか、軽いものも入れたいな。
:あら?これはもしかして、来シーズンにメトで予定されているコンサートを映像化するつもりかな?
VG:でも、あまり先のことは考えず、今、目の前にあることにフォーカスして行きたいな、と思ってます。
レパートリーは『ウェルテル』かな。今まで歌って来たフランス系のレパートリーを極めるという意味でも、、。
ホフマン、マノン、ファウスト、、
(とそこで止ったグリゴーロに変わって、オーディエンスの一人が、ロメオ!と声をかける!)
あ!そうだ!ロメオこそ、僕の(得意な)役じゃないか!!
それを言えば、フランス・オペラのアリアのアルバムも企画してるんだ。それからコンサート、そんなところだね。
質問者3:今、若い人がオペラ歌手になりたい、と言ったら賛成しますか?
VG:(しばらく考えこんだ後)うん、します。でも、同時に時間は貴重だから、無駄にしないで、とも言いたい。
それから、批評。
僕は批評というものがあまり好きじゃないんです、、批評じゃなくて、レポートならいいんですけれど。
この間も僕の歌唱に対して、批評家で“あまり美しい声ではないが、、”という一文を書いた人がいて、
それは主観的な、個人のテイストの問題じゃないか!と言いたくなりました。
音をクラックした、とか、音程が甘いとか、歌唱技術の問題ならば、批判も受け、その部分を改善しようと努めることも出来ますが、自分の声は変えられません。
今の僕はそこそこ経験もあるし、年齢も経ているのでそんなことを言われても大丈夫になりましたが、
こういった種類の批判が駆け出しの歌手にとってどれほどの打撃になるか、それも考えて欲しいと思います。
オペラはオリンピックじゃないんですから。
質問者4:さっきホワイト・ボードに書こうとしたことは何ですか?
VG:おお!そうでした!
(といって、今度はひな壇の近くにあるホワイト・ボードに絵を描き始める)



(この絵はグリゴーロ君の直筆ではなく、彼が書いたものを私がノートに模写したものです。)

下の方にある○が横隔膜、首のところにある波線、ここらあたりに粘液があります。
ここには適度な湿り気が必要で、乾き過ぎると良い音が出ません。
舞台裏で僕に会うと、濡れタオルで口を押さえていることが多いのはそのためです。
僕は公演中、氷入りのコークを飲むことが多いです。
コークは余分な粘液を落としてくれる効果があり、氷は炎症をおさえます。
これを言うと、同僚の多くが、びっくりして“熱いお茶の方がいいんじゃない?”というのですが、
スポーツ選手が足などを怪我した時、そこに熱いお茶を当てたりしますか?
みんな、氷を当てるでしょう?それと同じこと。氷は自然の炎症防止・抑制剤です。
音はそのまま真っ直ぐ上に上がって、上の方の○の部分、いわゆるマスケラ、マスクと言われる部分ですが、
ここに到達します。
マスケラは言ってみれば、スピーカーのような役割をします。
バリトンやバスは90度の角度に近いところ(Bとマークしたところ)から音が出ているような感じがすることが多いですが、
テノールはもう少し上に向いた角度が中心です。
では、口を閉じたままで、音を出してみてください。手を当ててみると唇がぶるぶるっとしているのがわかりますよね。
(オーディエンス全員、グリゴーロ君の言うがままに唇をぶるぶるする。)
そこから口を少し開けてみましょう。音の位置が変わったのがわかりますか?音程を変えていくと、また位置が変わります。
オペラ歌手はこれを千本ノックのような感じで何度も何度も出しこなすことで、どういう音がどの位置で出るのか、というのを学習していきます。
発声の理想は赤ちゃんです。
赤ん坊の泣き声というのは、ものすごく遠くまで聴こえ、かつ延々と疲れなしで泣き続けることが出来ます。
赤ん坊は誰もがクリーンなマスクを持って生まれて来ます。
オペラ歌手の発声練習は、この赤ちゃんの頃のマスクに出来るだけ近づくよう、マスクの再クリーニングを行うプロセスに他なりません。
この図でも判るとおり、音は自分の顔の前、頭のてっぺんから喉の部分までの180度にまたがって伝わっていく。
つまり、音のプロジェクションとは顔の前で発生する、ということも忘れてはいけません。
よって、音が出てお客さんの耳に届くものが生まれた時には、もう自分の体を離れています。
だから、自分の体の中にあるものを聴こうとするのは無意味です。
オケとの音合わせなどで、良く自分の声を聴こうと耳を押さえて歌っている歌手を見ますが、あれは僕に言わせればブルシットです。
(bullshitという言葉は馬鹿げた出鱈目ごと、という意味で使われるのですが、
あまり綺麗な言葉ではなく、かつ若干滑稽なニュアンスが加わるので、ここでもオーディエンスから笑いが出る。
鉄仮面も笑ってるかな、とグリゴーロ君が見やった先に、相変わらず無表情な鉄仮面!
グリゴーロ君の表情が、“こんなに頑張ってるのに、まじで笑ってねーよ、、。”と一瞬ひるんだ瞬間でした。)
:大丈夫、グリゴーロ君。この人は私もずっと観察して来ましたが、常にこういう人なんですよ。
伊達に私が“鉄仮面”の称号を献呈したわけではありません。今日は彼を赤面させただけでも大勝利!です。

それにしても、彼は話すよりも歌う方がコミュニケーションしやすい、なんて言ってますが、
話術も巧みで、ユーモアのセンスもあるし、声の出る仕組みを説明する時の話しぶりも理路整然としていて、
仮にオペラ歌手になっていなくても、何ででも身を立てていけるようなタフさを感じます。面白い個性の人ですね。
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面白い!ありがとうございます。 (けやき)
2013-04-21 23:21:50
Madokakipさん
いろいろたまっているのに、先にアップして下さって嬉しいです。
だいたい知っている内容ですが、Madokakipさんのレポートは分かり易くて面白いです。子犬のようだとかリスのようだとか悪口言われていますが、グリゴーロの様子が目に浮かぶようです。

>この間も僕の歌唱に対して、批評家で“あまり美しい声ではないが、、”という一文を書いた人がいて、
それは主観的な、個人のテイストの問題じゃないか!と言いたくなりました。

これって、JJさんですよね。「何言ってんだか....」と思いました。私は、美しい声に聞こえますから....彼のブログはアンチの巣窟のような感じなので、グリゴーロの記事は取り上げないで欲しいです。

>イエス!ルチアは大好きです。フランスやスカラでも歌いますが、メトでも歌いたい!!!

「ルチア」は9月にパリ国立歌劇場の開幕公演で歌うことになっていますが、いずれスカラでも歌うっていうのは新情報です。

>この先、メトで『マノン』を歌う予定があるのかな、、?

うわさ情報では、2014-2015シーズンに歌うようです。マノンはダムラウだそうです。

発声のメカニズムの絵ですが、オペラの公演の合間にLAのパフォーミングアーツ専門学校でレクチャーしたことがあるんですけど、こんな絵でしたか?
http://colleghi.blog.so-net.ne.jp/2011-11-16
レクチャー好きみたいですね。

赤ちゃんの声の話しは、パリのラジオ放送でも喋っていて、フランス在住の方が、「彼の演奏美学みたいのを語っていて、彼のアルフレード歌唱にはそれなりに対応しているようにも思え面白いので紹介します。」と言って訳して下さったことがあるんですよ。かなり哲学的なんですよね。
http://colleghi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-15

それにしてもグリゴーロは多芸多才、将来はどうなっているやら....政治学専攻だそうですから、政治家とかも有りなのかなぁ?

そうそう、やっと「アヴェ・マリア」のCDが発売されるようですが、1年も延びたのはどうしてでしょうね。すでに発売したCDの売れ行きがいいからなのかな.....それとも「聖歌隊で歌われる曲に手直しをしたものなど」と言ってますから著作権絡みか?

このレクチャーは、雑誌に掲載されるんですよね。楽しみです。
けやきさん (Madokakip)
2013-04-22 13:10:46
いえいえ、私自身、今回のSingers’ Studioでのグリゴーロ君のはじけっぷりがあまりに面白くて、この記憶がフレッシュなうちにご紹介したいと思いました。
そのようにおっしゃって頂いて、本当に嬉しいです。

>これって、JJさんですよね

そうですね。彼のレビューは全体としてはグリゴーロにポジティブな内容だったんですが、
何なんでしょうね、確かにおっしゃる通り、Parterreにはアンチ・グリゴーロ君のポスターが多いので、ちょっと阿ったところもあるんでしょうか、。
(でも、そのうち、本当に彼を生で聴いたことがある人はどれ位いるんだろう、、?と思います。)
後、彼は演出や演技に関してはなかなか鋭い観察眼を持っていると思うのですが、歌とオケについての意見には私は??と思うことがままあります。
『椿姫』のポプシーにも彼は激甘でしたし、、。

>メトで『マノン』
>うわさ情報では、2014-2015シーズンに歌うようです。マノンはダムラウだそうです。

そうだったんですね。グリゴーロ君はこの役はROHで歌って評判も良かったし、確か、プロダクションも同じなので、きっと良い内容の歌唱を披露してくれると思いますが、
ダムラウがマノン、、、
単独のアリアでは彼女の技巧を生かせるんでしょうが、なんか役全体としてのイメージとしてはあまり想像できないです、、、ロール・デビューかな?
彼女はすごい勢いで声が変わって行っているので、その点では妥当な選択なのかもしれませんが、、。
グリゴーロ君は役のイメージと合ってますけど、彼女はすごく堅実&まじめでクリーンな人という印象なので、マノンのあの奔放さをどのように出すか、注目ですね。

>オペラの公演の合間にLAのパフォーミングアーツ専門学校でレクチャーしたことがあるんですけど、こんな絵でしたか?

そうそう!!これと同じ絵なんですよ!!基本的に!!(LAの方がちょっと簡略版ですけれど)
あの時は、これ何の絵でしょうね??なんてお話をしましたが、やっと謎が解けました(笑)

赤ちゃんの声の話も面白いですね。元々生まれ備わっているものを取り戻すための研鑽、ということなんですね。

いやあ、政治家向きだと思いますよ、彼は。
強引に周りを巻き込んで行くエネルギーがあります。
しかも、良く話を聞いていると、人間として、アーティストとしてすごく大切なことを言っているんですよね。
良い意味で保守的で、彼の発言を聞いていると、やはり幼い時から地道に努力して来た人ならではの感性を感じます。

>このレクチャーは、雑誌に掲載されるんですよね

最近は雑誌ではなく、ウェブの方に録画の抜粋が上がっていることが多いように思います。
グリゴーロ君の勘平ちゃんばりのはじけぶりをぜひお楽しみください。
(鉄仮面の手によってあの部分が発禁にならないか、それだけが心配です。)
お世話になっています (bchama)
2013-04-22 22:43:11
グリゴーロは日本に来たことがあるんですね。私は初心者だからその当時の事は全くわかりません。でも日本のことを話題にしてくれて嬉しいですね。ということは今後来日の可能性もありそうですね。

アイスクリームを母親におねだりするときに歌でお願いするとはさすがですね。歌の力をその時に感じたとか言ってましたね。歌の上手な人は得ですね。私もこれから参考にしますよ。(笑)

2014-2015シーズンで「マノン」ですか、どなたかのコメントかブログでペチャワがマノンで成功したとか言っていましたからマノンを得意の人がもう一人出来るってことですね。楽しみですね。これでグリゴーロは2013-2014シーズンは「ラ・ボエーム」ですからもう二年間のMETでの予定は決まりましたね。

2013-2014シーズンはダムラウは「夢遊病の女」でグリゴーロとフリットリは「ラ・ボエーム」でフローレスとディドナートは「チェルネントラ」ですから、なかなか豪華になりますね。おまけにカウフマンとガランチャが「Werther」なので、3―4月が大変なことになりそうです。(ただ「Werther」がどのようなオペラなのか分かりませんが)まあとにかく大変な楽しみが出来そうです。

始めまして、けやきさん、近頃貴女のサイトでグリゴーロの歌を再生させてもらっています。あなたの緻密な情報収集能力はまるでスパイなみですね。(これは褒め言葉なので誤解なさらないでください。)

何時もお世話になっています。madokakipさん、貴女の切れ切れの記事には何時もおそれいります。(笑)

VGカーテンコール迷子事件☆ bchamaさん (けやき)
2013-04-23 16:59:29
>>これって、JJさんですよね

そうですね。彼のレビューは全体としてはグリゴーロにポジティブな内容だったんですが、何なんでしょうね、確かにおっしゃる通り、Parterreにはアンチ・グリゴーロ君のポスターが多いので、ちょっと阿ったところもあるんでしょうか、。
(でも、そのうち、本当に彼を生で聴いたことがある人はどれ位いるんだろう、、?と思います。)
後、彼は演出や演技に関してはなかなか鋭い観察眼を持っていると思うのですが、歌とオケについての意見には私は??と思うことがままあります。
『椿姫』のポプシーにも彼は激甘でしたし、、。

ジョーダンさん冗談はやめて...です。グリゴーロの声が好みではない....というのだったらいいんですけど「美しくない」という意見は評論家の中でも少数派でしょう。どういう基準なのか理解できません。
アメリカにはさらに超アンチのブロガーがいるんですよ。ご覧になったことありますか?なんかうらみでもあるのかと....そういえば、初日の公演のカーテンコールでグリゴーロが迷子になったそうですけど、そのことについてもなんか延々嫌味なことを書いてました。
Mdokakipさんもご覧になってますよね。グリゴーロ迷子事件の解説もよろしくお願いします。

>(でも、そのうち、本当に彼を生で聴いたことがある人はどれ位いるんだろう、、?と思います。)

それは言えてますね、ちょっと前までは、「ポップ歌手・ミュージカル歌手」と勝手にきめつけている人たちのコメントが多かったですから。

>bchamaさん
グリゴーロの記事が出ると必ず出て来ますので、よろしくお願いします。

オペラファンにはいろいろタイプがあるんですけど、私の場合、私の感性に合う歌手が見つかって、はじめてオペラが好きになったという、歌手重視型とでもいいましょうか.....
最初は、バスバリトンのルッジェーロ・ライモンディで、2008年頃から、グリゴーロメインで追っかけ〔ネット上で)います。
最初はライモンディの共演者として興味があったんですが、私の好みにぴったりで、今では、私の余生の楽しみになっていますね....
スパイというよりは、(ネット)ストーカーです。

はじめてグリゴーロについて書いた記事です。
http://keyaki.blog.so-net.ne.jp/2008-06-02

>グリゴーロは日本に来たことがあるんですね。

2003年に来日していますが、スカラ座の公演とは言え「ウェストサイドストーリー」ですので、オペラファンの間では、全く話題にならなくて、従って私も全然知りませんでした。
ミュージカルファンの方から頂いた情報によれば、ニュースステーション(久米宏の司会で、話題のアーティストをよくスタジオに呼んできていました)にも出演したそうです。
http://colleghi.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300309540-1

いずれは来日するでしょうけど、私の予想では、コンサートではないかな....と思います。新国に出てくれれば最高なんですけど。
bchamaさん (Madokakip)
2013-04-24 13:34:04
>私もこれから参考にしますよ。(笑)

あら?bchamaさんは何をおねだりされるのでしょう?(笑)

ところで、

>madokakipさん、貴女の切れ切れの記事には何時もおそれいります。(笑)

この“切れ切れ”というのは、記事がupされるタイミングの間が空きすぎ、という意味の“切れ切れ”ですか?
それとも、書いている人の頭がちょっとイっちゃってる、という意味の切れ切れ?
後者の場合はこういう人間だと思ってひたすら我慢していただくしかないのですが、
前者の場合、、、、こちらも我慢していただくしかないですね(笑)

グリゴーロ君のコメント、それからけやきさんと私の会話の中で、JJさんの批評のことが話題に上がっていますが、
NY Postのレビューってすごくアサインされる字数が少ないので、気の毒な部分もあるのですが、やはり“声が美しくない。”というような主観的なステートメントを、それがどういうことなのか、という詳しい説明もなく、それ単独でぽーんと放り出すのは色んな危険をはらんでいると思います。

私は自分がオペラを良く知っているなんて全然思っていないし、見ている公演もほとんどメトだけ、
好きな歌手にはえこ贔屓するし、嫌いな歌手には冷たい、という非常に偏った人間ですが、
その偏ったなりに、じゃ、感想の中で自分は○○だと思う、と意見する時、
それがどういう背景なのか、何と比べてなのか、ということをきちんと説明して、
私の趣味嗜好とは正反対の人でも、私が言っていることはなんとなく、こういうことなのかな、とわかるような文章を書けたらいいな、と思っています。
例えば、“声が美しくない。”というステートメントも、じゃJJさんはどんな声が美しいと思うのか、
それを一言添えてくれるだけでも、ずっとそのステートメントから受ける情報度が高まります。
例えば、“自分はパヴァロッティの声が好きで美しいと感じるが、グリゴーロの声はそれとはやや違っている。”と書くだけで、
ああ、パヴァロッティと比べて、なのね、でも、ここ数十年でそもそも彼より声が綺麗・魅力的な人って、ほとんど出て来てないじゃん、、、ってことは、JJさんの要求が高すぎるんじゃん!
でも、彼の声は少しパヴァロッティと違う種類の声なんだな、、という風に、色々読み手に判断を委ねさせるとこが出来ます。

でも、こういう文章を書こうとすると(実際に書けているかどうかは問題でなく、書こうとするだけで)時間がかかってしまうのです。
ということで、今後も相変わらず切れ切れですが、どうぞよろしくお願いいたします(笑)
けやきさん (Madokakip)
2013-04-24 13:35:41
>ジョーダンさん冗談はやめて...
>どういう基準なのか理解できません。

JJさんに加えて、彼のまぶだち(事あるごとにJJさんは彼を持ち上げる、、)ザッカリー・ウルフ、こちらも負けてませんよ。
ウルフは今回、NYタイムズで批評を書いた人なんですが、この人の歌唱・オケに対する批評眼は、JJさん以上に“一体、、??”と思わされることが多いです。
今回も“声楽的なスタイルに欠けてる”って、、じゃ、あなたの感性では一体どういうのがスタイルがあるっていうの?と、そこのところを是非聞いてみたいです。

>アメリカにはさらに超アンチのブロガーがいるんですよ

そうなんですか?!何なんでしょうね。そんなに嫌いなら話題にしなきゃいいのに、、、
本当、世の中には暇な人がいますね。

>初日の公演のカーテンコールでグリゴーロが迷子になったそうですけど、そのことについてもなんか延々嫌味なことを書いてました

ええっ??あれについてどんなネガティブがことが書けるんでしょう??本当不思議。
どんな物事もツイストかけて脚色してしまえば悪いように悪いように言えますから、もうこうなるとグリゴーロ君は何をしてもその人には悪く言われるんでしょうね。

>グリゴーロ迷子事件の解説もよろしくお願いします

大丈夫です。お任せを!私は彼がどうしてそうしたか説明できますし、きちんとしたマナーを持った人なら、彼がとった行動をとるのが当たり前だと思ってます。
アメリカ人はマナーを知らない&気が利かない人間が増えてますからね。
ったく自分の脳たりんさを棚にあげて、人の悪口とは、、、どこまでマナー知らずなんだか!
また横入り… (みやび)
2013-04-24 15:50:28
すみません~。

余計なことだとは思うのですが、bchamaさんのおっしゃているのは「切れ切れ」というより「キレキレ」なのでは…?

「切れ味鋭い」の「キレ」から来ているのだと思うのですが、場合によっては「イッちゃってる」の「キレてる」も若干含みつつ、でも「キレキレ」という言い方の時は多少イキ過ぎていても「それがイイ!」的なニュアンスで使われているように思います。

もう若くないので(笑)イマドキのカタカナ語にはなかなかついていけてないですが。
いろいろ (けやき)
2013-04-24 16:46:02
みやびさん
実は私もMadokakipさん同様「切れ切れの記事」の意味が分りませんでした。最近の若者言葉にキレキレというのがあるのかどうかは知りませんが、「切れのある記事」とか「切れのいい記事」という意味なら納得、Madokakipさんの記事は、本当に切れのある鋭い記事ですよね。

ところでMadokakipさん

>JJさんに加えて、彼のまぶだち(事あるごとにJJさんは彼を持ち上げる、、)ザッカリー・ウルフ、こちらも負けてませんよ。

私もこれには吃驚しましたよ。ザッカリー・ウルフって私ははじめて目にする名前のような気がします。冗談さんのまぶだち.....こういう人たちがニューヨークのオペラ界を牛耳っているんですね、残念です。
しかも、NYタイムズのレビューが1番最初に出たので、あれでは、グリゴーロに偏見を持つ人もいるでしょうね。
迷子事件は、はしゃいでいるからあんなことになるんだ.....とか、ドミンゴに贔屓にされて浮かれている...みたいなことを書いていて、しかもトップにかいてるんですよ。普通は、面白い出来事として、最後に付け加えるようなことですよね。(あんた素直に素晴らしかった....て書いたらどうよ、みたいなコメントを書いている人がいました)

こういう人たちは、グリゴーロがメトで重用されるのが気に入らないみたい、ソロコンサートをしたりHD上映の公演に当たったことにまでケチをつけていますから。ベチャワとかカレイヤならいいみたいですよ。
皆様有難うございます (bchama)
2013-04-24 19:54:07
madokakip様 悩まして申し訳ありませんでした。私はmadokakipさんの記事とかコメントに文句を言うほどのオペラに対する知識も無く、ましてや間隔があるからとか言える立場ではありません。近頃記事が多くて、面白くて感謝しています。

もちろん私はエロじじいで若者ではありませんから、近頃の若者が使う言葉を使えることは無いのですが、敢て使って誤解を招いたかもしれません。

「切れ切れ」又は「キレキレ」の意味はこうだとか言うと文章力もなく感覚的に書いただけで皆様のサポートもあり、あえて、こういう意味だとかいうことはお茶を濁すようなことになりますのでやめときます。。。

さて、久しぶりに小学校の頃に戻った気分になりました。(笑)
みやび様、けやき様ありがとうございます。
みやびさん (Madokakip)
2013-04-25 10:23:16
余計じゃないです~。
ありがとうございます。こんな言葉があるなんて全然知りませんでした!
Yahoo知恵袋によると、

>速い!素早い! 観ていて凄い! よく、そんな動きが出来るな~ って言う(サッカーの)プレー

>「切れ味が鋭いプレー」といっていたのが省略される形で「キレているプレー」というようにいわれるようになりましたね。もちろん素晴らしいプレーに対して使うんですが、特に緩急をきかせて相手を置き去りにするドリブルや、相手の裏をかいてのパスやシュートに使われることが多いように思います。

>絶好調ってことです。

という三つの答えがありました。
確かに相手(読んでくださってる方?)を置き去りにしているところはあるかもしれません(笑)
しかし、bchamaさんは私のことをクレイジーと思いつつも、大筋ではものすごく褒めてくださっているということなんですね。
なんせ、絶好調ですから!!!
それを私ってば、切れ切れ(きれぎれ)と勘違い、、嗚呼!
けやきさん (Madokakip)
2013-04-25 10:24:03
私の勘違いをそうしてお褒めの言葉に代えてくださって、お礼の言葉がありません、、。

>ザッカリー・ウルフって私ははじめて目にする名前のような気がします

前回の『ラ・ボエーム』の時は別の担当者だったかもしれませんね。
彼は(JJさんが礼賛するからだと思いますが)結構シンパがいるんですけど、
私は要注意マーク貼り付けてます。

以前、デッセイのルチアの記事で、彼の批評に反論する形でレポートを書いたことがあるんですよ。

http://blog.goo.ne.jp/madokakip/e/f7adc0734d7fd12b728511ffdafc2b45

彼が書く記事のほとんどが、私の感性&感想と真逆で、今回の『リゴレット』もまたその例にもれませんでした。
やっとトマシーニの影が薄くなって来たと思ったら、今度はこの人、、
NYタイムズは変な批評家ばっかり雇ってんだなあ、、と思って見てます。
bchamaさん (Madokakip)
2013-04-25 10:25:18
とんでもない!
私の方こそ、ものすごいお褒めの言葉を頂いておきながら、大勘違いのうえ、エロじじいのbchamaさんを小学生に戻してしまうという荒技に出てしまうとは、、、
本当すみませぬ、、。

>もちろん私はエロじじいで若者ではありませんから、近頃の若者が使う言葉を使えることは無いのですが、敢て使って誤解を招いたかもしれません

じじい読みではここは“きれぎれ”と読まそうとしているはずだ、と、私の方に変な思い込みがあったのかもしれません(笑)。本当に申し訳ありませんでした。

こういう突っ走って失敗するところも“キレ”の一部と、温かく見守って頂けると幸いです。

サッカーでしたか! (みやび)
2013-04-25 11:33:38
かえって野暮か…?とも思ったのですが、海外在住ではご存じなかろうかと思いまして。

んが、しかし。私はダンス由来の言葉かと思っていました。私がたまたまTVで観た時はダンスが「キレキレ」だったので。かえって教えていただくことになってしまいました(笑)

しかし、ここは「切れ切れ」でも「きれきれ」でもなく「キレキレ」または「キレッキレ」と表記すべきのようですね。喋った時は同じですが、カタカナの見た目の鋭角っぽさもこの言葉のイメージに含まれているように思います。

漢字・カタカナ・ひらがなを使い分ける日本語の面白いところともいえるのかもしれませんが、最近は「ギャル文字」とやらもあるようで、イマドキの若者たちは見た目重視なのかも?
油断 (bchama)
2013-04-25 23:19:53
昨日の皆良い子のほんわか小学生から今日のみやびさんのコメントで一気に大学の講義レベルに階段を駆け上がりました。少し油断していました。(笑)

前回のparsifalの私のコメントの中で「madokakipさんが狂喜されている姿」という記載をしたのですが、これをmadokakipさんは貴女を狂っているとか言うつもりでは全然ないのです。たぶん、みやびさんの方が言葉を適切に表現されるとは思いますが、7回中6回も行っておかしいと言っているのではないのです。オペラ初心者の私は到底そこまで楽しめるところまでは行っていないけど、オペラが好きになると、こういうことになってしまうんだなあ、とか、自分もNYまで既に3回もオペラを観にいっているが自分も同じようなものだなあとか、色々な思いがあります。

私もブログにコメントするのは、このブログが最初でなかなかうまくコメント出来きてこなかった気がします。しかしオペラを愛しているmadokakipさんの「キレキレ」または「キレッキレ」の記事やコメントを読むことの楽しさがあります。特に自分が観劇したオペラに関しては特にそうです。

しかしながら、このブログでは油断は禁物です。(笑)



ザッカリー・ウルフ、こいつだったのかぁ.... (けやき)
2013-04-26 10:23:17
>>ザッカリー・ウルフって私ははじめて目にする名前のような気がします

はじめてじゃなかったです。私のブログで???の記事をとりあげてました。
http://colleghi.blog.so-net.ne.jp/2011-08-21
「カリスマって何? 」という記事なんですが、つまり、この筆者(ザッカリー・ウルフ)は、グリゴーロがカリスマ性で未熟さを補っているみたいに言っているように思えます。でも、ことクラ シックとかオペラに関しては、再現芸術なんでテクニックがなければ受け入れられない世界であって、カリスマはあくまでプラスアルファですよね。カリスマだ けのアーティストなんて存在できない、ポップ系音楽はそれも可能ですが。

『カリスマがあって欲しいと思う芸術家にカリスマがあるとは限らないのがこういう芸術に失望する要素のひとつです。』なるほど、こういう考えの人だから、「リゴレット」のレビューもあんなんですね。カリスマというなんだか理解できない得体のしれないものを嫌っている....従ってカリスマのあるグリゴーロは嫌いってことですね。
ベチャワは、技術的にはグリゴーロより優れているのにカリスマがないのが残念....なんて言ってますが、「技術」ってなんなのってことですよね。大舞台立つようなオペラ歌手は、皆さん同等のレベルの技術を持ち合わせているけど、その技術を使ってどう表現するかで、重要なのは「表現力」であって、技術がどうのこうのって論じることじたいナンセンスだと思います。
それに、ボエームとかリゴレットで、グリゴーロよりベチャワが技術的に優れているなんてどこのどの技術か述べてみて欲しいですね。

ところで、24日の録音を親切な方に頂戴したんですが、ポールダンスの場面(女心の歌)で観客の笑いをとっていますヨ.....何をやったんでしょう.....
bchamaさん (みやび)
2013-04-26 10:52:00
油断禁物なんて…いやですわ、bchamaさんに突っ込んでいるわけではありませんのに~。Madokakipさんに「キレキレ」の何たるかおよびイマドキの若者言葉についてちょっとご説明しようかと思っただけですから。

そもそも私、ここでは「おっちょこちょい」の代表なのですから、「なかなか上手くコメントできず」なんておっしゃらないで下さいませ。Madokakipさんもbchamaさんのエロオヤジ街道驀進っぷりをひそかに楽しみにされていらっしゃるかもしれません?
写真 (けやき)
2013-05-14 21:36:11
ビデオはまだのようですが、OPERA NEWSのfacebookに写真が出ました!
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.10151388772167466.1073741828.287641597465&type=1&l=3caae46b72

Madokakipさんの後ろ姿も写っていますか?
ホワイトボードの絵もちゃんとアップしてくれています。
NYタイムス問題 (Kinox)
2013-05-18 13:44:58
Madokakipさま、けやきさま
シーズンも終わってメトの感想もわたしの方はおしまい、なので、少しずつMadokakipさまの記事をキャッチアップ、余韻を長引かせる感じで、楽しませて戴いております。しかしまぁ、ほんとそうなのよ!、な話題が・・・

先日もポリーニの公演のNYTの記事に大憤慨して、自分のブログで散々文句を言っていたところです。NYTはほんとおかしなこと書くことがあって参ります。クラシックのもほんと浅薄で内容がない、ちっとも作品にも造詣がなさそうな割には、「あたしがこう感じたんだからこれがダメというのは正しいので信じなさい」みたいな偉そうに決め付けた言い方をする女性記者が増えたような。
NYTはブックレビューの方はさすがに定評あるのかと思ってましたけれど、この間ムーティがわざわざ反論の投書なぞを出したのがきっかけで見てみたら、まぁ記事発表後の内容訂正がずらっとリストされていて、もともとはそんな内容が不正確なものを出していたんだ、と、あきれました。

わたしは前までトマシーニ氏はどこかズレてる、なんて思ってましたけれど、あんまりヘンな記者が多いので、最近はまだトマシーニ氏にはまともな耳を持ったような片鱗をちらつかせることがあるから、NYTの中ではましな方なんだわ、と思ってきてます。あと、これはメトの宣伝部の資料を書き直しただけ?みたいな記事を出す人もいるような。一応世界的にも名が通ったメディアなのに、妙な記事が出てくるのは、実演を聴いているものに関しては、特に悔しく思います。

けやきさま、ザッカリー・ウルフに関してはほんとお気になさらずに。わたしは先季のフィガロの感想中でも大笑いで書いたのですが、あの人は、歌唱&オケの出来が悪かったのは演出家のせいだ、なんてめちゃくちゃなことを言ったり、あるいは以前こちらでもお喋りしてたんですけれど、「フレミングよりガランチャよりミードよりポプシーよりオポライスは凄い」なんて、あまりに突然に極端に主観的で異様なことを凄い勢いで言い出すので、(人のことを言えた義理じゃないですけれど)わたしも、かなりヘンなひと、と思っています。
うーん、基本的に自分が気に食わないと、極端に意地が悪いことを言う、ひどいこき下ろしの言い回しをするのが、この人のアナーキーな芸風なんじゃないかと。なので、またやってんなぁ、程度で笑い飛ばさないと、こっちの気が狂う、とわたしは思っていますよ。

ジョーダン氏の変態オペラのやかたみたいなサイトの住人も、へぇと勉強になるようなものもポストする人びともいれば、うふぉ、そこまで言う?、そんな音楽的なことを超えて人間性とか人格まで否定するような勢いで叩く必要がほんとにあるの?、と思うような、意地になって好みでない歌手を叩きまくる妙なオペラ気違いの人も多いですよね。しかしMadokakipさまの仰るとおり、あそこで声が大きい人たちが、実際熱心にメトやメトのHDに通うオペラ・ファンの典型的代表というわけではないような。今はそういうのは減ったかもしれませんが、前は、誰かがこんないい新人がいた、と紹介すると、「でも彼女はカラスじゃない」とか結論づけてご満悦なカラス(その他の過去のディーヴァ)・フリークの中に、今の歌手はカラスに及ばないから生は聴きにいかない、と公言しているような妙なタイプも見かけたような。
それにしてもドミンゴ(あそこではプラミンゴとか呼ばれるのかな)をはじめ、あそこで名前が挙がれば即座に叩かれまくるのが当然扱いになってる歌手はかなり多いので、そして一緒になって叩くのがファッショナブルかのように思ってるように見える発言も少なからず、ですので、ここもある程度は馬耳東風モードがよいのでは。なんでしたっけ、歌手たちはあそこのサイトは覗かないようにしてる、なんて話もあったような。

ジョーダン氏自身も変わった視点を持っているところがあるかもしれませんけれど、わたしはあの人は基本的にオペラだーいすき(うっとりー)という感じの姿勢があって、ウルフのような妙にひねくれたネガティブ感情爆発!がさほどない分、自分と意見が合わないこともあれど、そういう意見を持つ人があるのもまぁいいっか、と思えるところがあります。
今回のポストの記事、わたしはジョーダン氏は、グリゴーロが本日のスター!的にめちゃくちゃ褒めてた印象を持ってましたのでびっくり、読み返してみましたよ。そうなのかグリゴーロ本人は気になってしまったのか。しかしこれは前後も褒めまくりだし、わたしは、「声が美しくない」とわざわざ言ったというより、「格別美声とはいえないが」程度のつもりだったんだろう、と思います。ここは確かに言葉が足りてませんね。誰と比べて美声じゃない、ということもあるかもしれませんけれど、「持って生まれた声の魅力 vs 技術や歌唱表現」なんていう観点で、ここまで魅力たっぷりのマントヴァ候を演じられる、ロック・ソリッドな技術と表現で聴かせられる実力派、という積もりだった可能性もひょっとしてあるのでは。ほんとポストのオペラ評の枠は小さいので、ほっとくと延々お喋りするだろうジョーダン氏は、短くまとめるのに毎回相当苦労してそう。
そしてグリゴーロがアルミリアートを煽る?なんて点、アルミリアートはなぜここまでメトで人気のマエストロなのだかわたしにはちっとも分かりませんが、これはジョーダン氏が言うようなグリゴーロの欠点じゃなくて、何振らせてもたるいおっさんの間延びしたテンポ運びの方が、もともとおかしいからだ!、じゃないの?、ふふ。

> ダムラウがマノン
ね、マノンってどこか論理的でない柔らかな曖昧さの魅力があって、ダムラウ好きのわたしでさえ、これはダムラウに適役なのかなぁ、ちょっとイメージが沸かないです。これはどうなるか、開けてびっくりのお楽しみ、ですね。

あぁこちらにお邪魔するとつい嬉しくて、また長々しつこくなってしまってごめんなさい、以後気をつけます。
こんにちは (山助)
2013-05-27 08:07:41
> そうなんですか?!何なんでしょうね。そんなに嫌いなら話題にしなきゃいいのに、、、
> 本当、世の中には暇な人がいますね。

を読んで思わず笑ってしまい、コメントいたしました。
このお言葉、そのままMadokakip様にお返ししたく思います。

こちらのブログはとても良いことが書かれているので読ませて頂いていますが、Madokakip様がたまたま好みでない演奏家に対する悪口が度を越していることが、常々不快に思っておりました。音楽性そのもの、ひいては人間性まで全否定されるような書き方をされていますので。

いやなら読まなきゃいい、と思われるでしょうが、インターネットに公開されている以上、検索でヒットし、何も知らない方が読んで、そういうものだと思ってしまう危険がありますから、素人の批評の場合、褒める方は構いませんが、けなす方は過剰になりすぎないよう配慮することが、音楽愛好家のマナーと考えます。

Madokakip様も、他の批評家について上記のように感じられるのであれば、是非今後は配慮をお願いします。できることなら、過去記事も、度を超すものは削除されるとよろしいでしょう。

以上、大変失礼ながら書かせて頂きました。


失礼は承知で (Kinox)
2013-05-27 20:59:43
あまりに気になったので、横入りなのですけれど、山助さまへ

書き手と読み手の意見が違ったりすると、
> 悪口が度を越している
と感じることも読み手によってはあるのかもしれませんけれど、度を越しているか・越していないかというのは、これはかなり主観的なものがあるのでは。自分のひいきの音楽家に関して少しでもネガティブ・フィードバックが書かれているとそれだけで度を越している、不快だ、とお感じになる読者も世の中にはいらっしゃるでしょうし。
少なくともわたし自身は今まで読ませていただいて、そこまでMadokakipさまが度を越していることがある、とは感じたことがありませんので、そう言ってます。
上で「私は自分がオペラを良く知っているなんて全然思っていない」なんてご謙遜なさってますけれど、Madokakipさまのような方がそんなことを仰ったらどーなるの、あたしたちは何なのさ?というほど、深い知識と確かな耳で書いてらっしゃるし、それどころか現代音楽なんかの複雑怪奇な譜面をちらっと読まれただけで指揮者&オケが誤魔化している点がお分かりになるくらい専門的なスキルを持ってらっしゃる方です。読者の方がひょっとして「悪口」と受け止められる批評だって、生半可な好き嫌いとか、これといって根拠もなく書かれている訳では全くないですから。

具体的に何について度を越していたのか、という議論もなく、漠然と「度を越している」とか、削除すべき、とご指摘なさるのは、
> 人間性まで全否定
の過度な悪口になりかねない、少なくとも建設的なフィードバックではない、とわたしには思えます。

コメント欄でのお喋りを通じて、なぜMadokakipさまがそう仰ったか、ということが分かってくるとまた違う観点が見えてくることもあるでしょうし、今後は「度を越している」とお感じになった個別の点に関してコメントなさるほうがよいのでは、と思います。
大変失礼ながら (けやき)
2013-05-28 01:40:11
山助さんへ
私とMadokakipさんとのやりとりがきっかけみたいですけど、山助さんのコメントについて、私も一言....と思っていましたが、kinoxさんと全く同意見です。
具体的なことを何も示さずに「配慮」しろとか「過去記事も、度を超すものは削除されるとよろしいでしょう。」って、いくらなんでも山助さんの方がマナー違反でしょう。
私は、Madokakipさんのレポートは、批判的なこともなかなかうまく書いていらっしゃるので、いつも感心しているのですが、山助さんが「悪口」だとか「不快」だとかお感じになったのがどこのどの部分なのか興味があります。もしかして○○のファンですか......

Madokakipさんへ
>(誰かが『ルチア』は?と声をかけると)
>イエス!ルチアは大好きです。
>フランスやスカラでも歌いますが、メトでも歌いたい!!!

先日、やっとスカラの来シーズンの発表がありましたが、グリゴーロが言ったように「ルチア」を歌います。メトのプロダクションだそうです。ルチアは、もちろんネトレプコではなくてアルビナ・シャギムラトヴァというロシア人ソプラノ、私は全く知りませんが「夜の女王」とか評判がいいようです。2010年にメトでも歌っているんですね。Madokakipさんのレポートもありましたよ。スカラは放送もめったにないのが残念です。
いやはや (bchama)
2013-05-28 20:49:18
いやはや難しい問題に直面しましたね。わたしもmadokakipさんに「切れ切れ」とか「狂喜」とかで誤解を与えた人間としては
単に自分の感想しか言えませんが対面してない人間関係が難しいのはmadokakipさんとのコメントのやり取りで考えさせられました。
もしも私がお会いして「切れ切れのコメント」と言っていれば、私が冗談めかして言っているなとか分かるし、私のキャラがおやじギャグ
ぽい言い方をする人間とか、お互いある程度の人生経験をしていれば分かるし、分からなければその場で「切れ切れ」は間隔があいている
とかの問題ではなくて、頭がスマートとか演奏者に関するコメントまたは記事がちょっと相手をばったばったと切り倒す
ぐらいの勢いのコメントであるとか、お互い確認しあうことも出来ますがネットではそのような作業が即座に出来ません。どうしても
時間間隔があくのでお互い誤解が増幅してしまいます。でも「キレキレ」はmadokakipさんのネット上のキャラですので私はそれを
楽しんでいます。

「狂喜」についてもその後で(madokakipさんが狂っているとか思っていません)とかコメントしましたが、少し不安な気持ちもあります。
本当に私の気持ちが伝わっているか不安もあります。みやびさんにも同様に「油断は禁物」とコメントしましたがこれもまた私の冗談
めかしたフィーリングが伝わっているかどうか、多分伝わっているだろうという感じだけなのです。ネット上のコメントはなかなか
難しいというのが正直な気持ちです。でも誤解をとくために何回もコメントをお互いにしあうのも難儀ですし面倒でもあります。
どちらかというと一方向的なブログではしかたない部分もあるのでしょう。

私はオテロを見たときにハンプソンが良かったとコメントしましたら、madokakipさんは私はハンプソンは大嫌いというコメントが有り
ましたからmadokakipさんはハンプソンが嫌いなのかと思いました。だからといって私がハンプソンを嫌いになる必要もなく、そうなんだと
思いました。対面して話していれば「なぜハンプソンが嫌いなのですか?」と即座に質問することも出来るでしょうがネットではそれは
出来ません。会話ではその事で盛り上がることも出来るでしょうがネットでは出来ません。

以上はエロじじいのたわごとなので皆様読み流しください。これが新たな誤解を生むかもしれません。桑原桑原。(笑)
失礼しました (山助)
2013-05-29 23:53:55
皆様からのご意見、恐縮です。
誤解のないよう申し添えますが、皆様が作曲家や演奏者にどのような感想やお好みを持たれても、それはもちろん自由ですし、お友達と話題にするのもまったく問題ありません。

ただ、インターネットに公開された場で、悪口を断言調で書かれるのは、皆様が愛するオペラを貶めることになるので、お控え頂ければというお願いです。

知識や音楽的素養をお持ちなことと、好みとは、まったく関係がありません。
著名な音楽家や指揮者でも「オペラは嫌い」という方も多いことはご存知でしょう。
でも「嫌い」というならまだ主観的な意見としてとらえられますが、作品や演奏者の価値が低いという内容を、客観的事実のように書かれるのは
やはり、オペラを愛する人としては控えるべきと考えます。
(特にこちらのブログのように、オペラ通と思われるようなサイトは、検索でご覧になった人が「そうなのか」と思われるでしょうし)

このようなことを意見するのも、失礼とは思ったのですが、他のブロガーに、同じように感じているように書かれていたものですから、それならば、ご理解いただけるかと思い意見させて頂きました。
全部は賛同頂けなくても、多少なりともご理解頂ければ幸いです。
OFF (bchama)
2013-05-31 21:41:09
madokakip様
今シーズンは色々ご迷惑をおかけしました。来シーズンもMETに行く予定にしています。
今シーズンはお会いできませんでしたが、エロじじいは沢山知り合いがいるとの事ですが、
来シーズンは機会がありましたらお目にかかりたいと思います。
その時に、「切れ切れ」に関する「果たし状」を持参したいと思いますが、みやびさんに
書類選考されるので、おそらく持参は却下されると思います。また持参致しましても、
返り討ちが予想されますので、君主危うきに近寄らずということでしょう。(笑)

METの来シーズンの良い公演にめぐり合う事をお祈りいたします。
はじめまして (rie)
2013-06-18 12:18:06
実は私も同じように感じていたので、書かせていただきますね。(今までは恐れ多くてコメントしませんでしたが)
私は歌手の名前などを検索して、何度かこちらにうかがいました。

よいことが書かれていた時はいいのですが、悪いことが書いてあったときは、とてもガッカリして、そうなんだぁ、と思いました。
そういう評価の人なんだぁ、って。
でも、その歌手を昨年現地で聞く機会があり、期待していなかったのに、とても素晴らしく感動で涙がでました。

私も小さなブログを持っていますが、悪口は書きません。
悪口言いたくなったらこっそりメールします。

学校の情報の授業とかで「インターネットに嫌いな友達の悪口を書いては絶対いけません」と習ったのと同じです!(^^)!
悪口を書く時間があったら、好きな音楽のことを書かれてはどうですか。
はじめまして (pei)
2013-10-10 01:59:22
ずっとこのブログを楽しみにしておりました。
近頃更新なされないと気になっておりましたが、このような論議になっていたとは驚きです。

ここはmadokakip様の個人のブログであって、特に法に触れない限り、誰かが一方的に意見を押し付けられるものではないと思います。
それが例え過激な表現や毒舌な意見であったとしても、「嫌なら見ない」だけで済む話だと思いますし。
人それぞれ感じ方や意見は違うと思いますし、私のように、madokakip様のブログを楽しみにしている人間もまたおります。

私自身、オペラを学んでいるものですが、とても勉強に、刺激にもなっています。
過激な表現や毒舌な表現があったとしても、ユーモアの一つと受け取っております。
自分も含めいろいろな意見もありますが、また以前のようにこのブログが再開されることを祈っております。

突然の乱文、失礼いたしました。
I miss you (sachi)
2014-01-11 21:00:36
なんで更新されないのだろうと、久しぶりに訪問してみたら、こんなことになっているなんて・・・私もとてもショックです。人の数だけ考え方も意見も様々です。決してみんなが同じではありません。私はmadokakipさんの毒舌?な意見もそういう見方があるんだなあと受け止めているし、それが悪いと思ったことはありません。いろんな見方があることの方が面白いと思い、楽しく拝見させていただいていました。このブログでは、いろんな見方を知ることができるし、他では見られない詳細な解説はとても面白くオペラに詳しくない私にはとても興味深いものです。時に難しくて理解できないこともあるし、長くて全部読めないこともあるけど、そういう時はわかる部分と興味ある部分だけ読んでいます(ごめんなさい)。でも、内容としては、へえーと感心することの方が多いです。私はそれほどオペラに詳しいわけじゃないので、自分でわかるオペラを中心に見ていますし、このブログをみて、実際に何度もNYまで足を運ぶようになったし、今シーズンも年始に行ってきたところです。もともとこのブログは「独断と偏見によるNYオペラ感想日記」とあるじゃないですか。そのタイトル通り、madokakipさんが思うように書いていただけたらと思います。このブログほど、読み応えのあるブログは他にはないと思います。時期が遅すぎたかもしれませんが、このブログの再開を強く望む一人として、書かせていただきました。
岩戸にはいらっしゃいませんでした。 (bchama)
2014-04-08 12:49:45
この最近METに行ったのですが、madokakipさんには会えませんでした、というより、すれ違ってもこちらは識別能力がないのでさっぱりなのですが。さてベルモントルームを、さっぱり外側から覗いてみましたが本人の影、形はありませんでしたと思います。

ベルモントルームはテーブルが置いてある方ではなくて二階の外側を向いて右側にちいさな入り口があります。真っ直ぐに見えますテーブルが置いてあるところは、会員専用みたいな、ちょっとグレードが高い、寄付もたくさんするような人ではないと入れないとのことでした。(実はテーブルが置いてある所がベルモントルームと勘違いしていました。)

まあ、それと、やはりニューヨークは我々日本人には怖いところで女性は一人ではなるべく行くところではありませんよ。まあそういう恐さを求めて行く人は別ですけれどね。

なぜかといいますとね、4日位あちらの料理を食べると汗の匂いが違ってきます。加齢臭だとは違うと思いますが、だんだんギンギンギラギラになりますよ。そういう人たちは日本の草食系とはまったく違うものと思います。ホテルに一緒にいて何も無いということは無いですよ。力も強いですからね。

四星くらいのホテルでもカーボウイが牛や馬を追いかけるくらいの奇声を発しても平気。ありとあらゆる騒音が聞こえてきます。まあその位にしときましょう。まったくオペラとは別物の話になりました。

madokakipさんを見つけることが出来なかったのがこういう年寄りくさい話になりました。

そういうわけで、誰が岩戸を押し開けて連れ出したのか、例の人なのか、または新たに恋人でも出来て幸せになられているのかも知れません。
Unknown (Unknown)
2014-04-09 22:46:00
4/2のラ・ボエーム泣けましたね。ハルティッヒのミミは良かった。フリットリの2011METの東京での公演も泣けたけど、これはまた大いに泣けました。こういう時に恋人または愛人と行ってる人はシメシメと思うのでしょうね。それほどミミが可愛そうで、終演後のカップルの寄り添う姿はかなり親密で、ちょっと男性に頼りたいという女心を利用する人にとってはこれほど良い公演はなかったのではと、一人夜道をホテルに帰りながら思っていました。泣き方もアメリカ人と日本人では違いがありまして、日本人はシクシク泣きますが、アメリカ人は、第四幕が終わったときに、わーん、と大きな声で会場に響き渡る声で泣いている人もいますが、それに対して会場が笑うのですが、その中にも各人に悲しみが篭っているイワユル笑い泣きですね。これは。もちろん私も泣きましたよ。それほど良かった。

何が良かったんだろう。詳しく分析することは出来る能力がないですが、最初の4人の貧乏な書生達のシーンでは普通。ハルティッヒが現れ鍵をなくすときは、明るく演技していましたね。なかなか立ち姿が良いですね。ルーマニア人なのですね。ゲオルギューの様に少しこもっているような歌い方かなあっと思ったりしたのですがそれほど気になりません。東京でのウィーンのフィガロの結婚のときにスザンヌを歌ったんですが、私のときは直前に変更。なんと会場で聞いていたそうなのですが、私は今日が初めてです。ハルティッヒを聞いたのは。ミミの愛情表現が良いですね。本当に愛しているって感じかな。愛されていると感じがグリゴーロもハルティッヒも良く出ていました。なんか愛が続きそうな感じ。。。

第二幕の町の喧騒のなかにいる5人。そこはMET、大勢の町の人たちが現れて町の人々のなかで二人をすぐに見失うのですが、歌を歌いだすと、なんだこっちに居たんだなという感じですかね。そこにムゼッタ登場。明るい色彩で画面が美しい。今日のスーザン・フィリップス伸び伸びとして歌も上手いしなんかムゼッタの感じ出ているなと思いました。(4/5はかなりコチコチ、カメラが入るとだめになるタイプか、この人も調子悪かったのかも知れませんね。)ムゼッタがマルチェッロにちょっかい出す姿がかわいい。

第3幕からこのハルティッヒの本領発揮と言うことなんでしょうね。姿、形は良いけれど少し陰りのあるミミの感じが舞台に登場するときから涙の序曲がなっていました。前奏曲、合唱曲の間に舞台の左にしばらく、立たずさんでいてから、左から右にゆっくり歩いて行き、その時に私もう別れたほうが良いのでは、体の調子も悪いしと言う感じが良く出でいました。考えながらカフェのほうに階段を下りて行くのですが、階段を2から3段残してころぶんですよ。わあ、体、相当悪くなっているんだミミ大丈夫かなと思っていたらグリゴーロが抱き起こしに行くのですが、ここはストレートな表現になっていたと思いました。まだこの二人愛し合っているんだ。なんで別れてしまうの、別れないでください。心の中で叫ぶのです。(泣き笑い)片一方ではムゼッタ達が能天気に歌うし、ミミたちは別れたくないのに別れるという。。。この段階で観客の涙腺はかなり緩み涙があふれてきます。音楽が終わりに近づくと、別れないでというような涙があふれてきます。実際、この段階から観客からの涙声が聞こえてきます。私も必死でこらえています。

次の幕が上がるまでにトイレに行く人はあまりいません。涙を隠したい欲求が働くのと次の幕は少し短いし、余韻を持続させたい欲求があります。4幕はもう3幕で観客を十分に舞台に引き込んでいますのでグリゴーロもハルティッヒも観客も、すっかりその世界に入っていきました。

なんのことやら (bchama)
2014-05-02 01:27:47
とにかく、この度の失敗の始まりはフローレスが最初の3日間をキャンセルしたときから悲劇は始まっていたのです。連続波状攻撃で、ディドナートとフローレスを撃破して、今までの長年にわたるオペラの観劇の損失を一気に挽回して自分の中での自己満足を得るために途中オペラのかからない日曜日を乗り越え月曜日もシンデレラを金曜日と合わせて二回見てやろうという野望はフローレスの欠場で見事に失敗したのです。5/2日からのシンデレラを見る人がうらやましいです。(涙)行く前からグジグジ言いなが行きましたので精神状態も悪いものでした。

おまけに、シンデレラを見る前日の深夜に事件は起こったのです。(恐怖)到着日は、ミュージカルでも見てみようかと思ったのですが、結局アラベラを安い席で見たのです。12時頃ホテルに帰りまして、近くのデリで買ったものを食べ、シャワーもかかって、インターネットを多少して、2時頃に電気を消してベッドに入ったのです。しばらくして、カードキーの開く音は普通シューという感じなのですが、この時は、ギュルルルルルーという感じで、尋常ではない感じでカードキーが破られ、その後に、バタンというドアの音。瞬間、キャー、キャー、キャーという女性の声がしたのです。私もびっくりして、What happened?(オワット ハプンド)という大声を出しました。

それから電気を点けまして、受話器に飛びつきましたが、どこにかけたら良いかが分からない。客のサービスをするところに電話をかけ、受話器に向かって何か分からないことを言っていたと思います。後で良く観ますと、emergencyと緊急用の押しボタンがあることが分かりましたが、そういう事件があったとき何処に電話をすればよいのか分かりません。朝、私のところには来ませんでしたが、何か調査をしている様子はありました。しかし、こういう時に、自分としての判断で、これは事件なのか、あるいは単にゲームなのか分からないということです。当人に、必要のない<おせっかい>と言われるかもしれないという気持ちは有りますよね。内側のダブルキーは必ずしましょう。

でも、こういうことが起こると、その後眠れなくて、フローレスどころか最悪の状態でオペラを観劇することになりました。事件があると、精神的に引きずるといいますが、この、おっさんを通り越した人間でも引きずりますよ。それも何日も。夜が恐い。(笑い)笑い事ではありません。何べんも言いますが、四星クラスのホテルでもこういうことが起こります。このオッサンでも次回は生きたペットは無理なので、ぬいぐるみのペットでも連れて行こうかなって思いました。(笑)

まあ、オペラのことを少し書きますと、フローレスの代わりのハヴィエル・カマレーナは一般的には良かったと言われていますが、昔パパロッティのお父さんと、パバロッティがインタビューを受けていた時に、父親が、自分は息子より歌は上手いが、息子に比べて声に華がない、だからオペラ歌手を止めた。息子の声には華がある。うらやましいとか言っていました。フローレスとカマレーナとの差はそういうところにあるのかなって思いました。フローレスだったら二回聞いてもやっぱり良いよなフローレスはって思いますよ。でも、カマレーナは二回も聞きたくない。まして、金曜日も月曜日もお詫びってことかなアンコールしたんですよ。でも、月曜日はもう聞きたくなかった。自分としては。(ディドナートは何回聞いてもOK。)

でも、今回は、上記のような精神、肉体(睡眠不足)状態でのオペラですから、最悪です。または、オペラの時に暗くなるので、どうしても眠くなるのです。かなり当てにできません。結局今回の旅行で何が一番良かったか?日曜日のオペラの無い日にヤンキースタジアムに野球を見に行ったことですかね。ちょうど田中投手が投げる日でした。(苦笑) 野球を観に行ったのは40年ぶりですかね。

こういうことがあるとオペラを観に行くのは止めるのか?
それでも、一年後には多分観に行っていることでしょう。(笑)

それから、madokakipさんのことですが、やはり会えませんでしたが、少し見当はついてきました。大はずれかもしれませんがね。(笑)

それから年寄りのくどい話になりますが、皆さん安全にはご注意ください。
頂いた順です (Madokakip)
2014-05-20 19:47:40
みやびさん、

いえいえ、その通りでして、もはや日本で流行しているもの・人・言葉等全く疎くなっておりますので、私の勘違いが炸裂している場合はまた教えて頂けると助かります。

>Madokakipさんもbchamaさんのエロオヤジ街道驀進っぷりをひそかに楽しみにされていらっしゃるかもしれません?

はい、こちらもその通りなんですが、私がブログから離れている間、驀進のみならず一層パワーアップされている感もあり、実に頼もしくていらっしゃいます!

bchamaさん、

いや、実際狂っているようなものですから、全然構わないのですが、bchamaさんがおっしゃっていることの意味はよく伝わっておりますのでご安心を!

>だからといって私がハンプソンを嫌いになる必要もなく、そうなんだと思いました。

そう、その通りです!!皆様がbchamaさん同様にご自身の意見にもっともっと自信を持って下さることを願ってます。
何も私がネガティブな意見を言った程度で、そういう評価の歌手なんだ、と思う必要もないし、仮に一般的な評価がそうだったとしても、ご自分が好きなら何の問題があるっていうんでしょう?
それにしても、せっかくお会いできる機会があったかもしれないのに、私の方がブログを離れていたために実現せず、申し訳ありませんでした。
でも、おかしいですね。当然のことながら、『ウェルテル』の時はちゃんとおりましたよ。それはbchamaさんが持っていらっしゃる私の印象が、実際の私からかなり乖離しているということかしら?とか、ちょっと考えてしまいました。そうそう、おっしゃるとおり、Madokakipはブログ上のペルソナですから、必ずしも予想されているような雰囲気の人間ではない可能性大あり。今度は日本人という日本人をじっくり観察されることをおすすめします。
それにしても、直近のご旅行では大変な目に合われましたね。これは無理やり誰かがお部屋に侵入使用としてきたということなのですよね?それは怖い、、よくぞご無事でいらっしゃいました。
フローレスの件はお気の毒でございました、、bchamaさんに代わり、私めがばっちりと鑑賞してきてまいりましたので、どうぞ、感想記事の方を読んで頂けたら、と思います。
ところで、見当って何ですか?(笑)また、何を考えていらっしゃるのやら、お聞きするのが怖いような、、。

けやきさん、

>ポールダンスの場面(女心の歌)で観客の笑いをとっていますヨ.....何をやったんでしょう.....

あの時は、グリゴーロ君がぴょんとポールにとびのって、くるくるくる、、、ってなんだか子供みたいに回っておりて来たんです。その姿がかわいかったのと、面白かったのがまじった笑いですね。懐かしいです。
彼はその『リゴレット』、それから今シーズンの『ラ・ボエーム』と、前の元気一杯!から、だんだん繊細さも加わって来て、歌は前から上手い人だなと私は思ってますが、演技がすごく良くなっているのが印象的です。いや、演技のセンスって、急についたりするものでもないですから、もともとあった+私の好みの演技になっている、というだけのことなんでしょうが、控えめにすることで余計に伝わることもある、というのを、いよいよ今回の『ラ・ボエーム』で体現してくれているのを見てとっても嬉しかったです!その『ラ・ボエーム』の初日に会社の若い同僚の子を二人誘って行ったのですが、グリゴーロとハルティッヒのケミストリーがすごく良くて大感激してくれました。家に帰ってからも、“まだ興奮して寝れません!”というテキストを送ってくれたのが微笑ましかったです。
それから、メトでの彼のリサイタル、すっごく良かったですよ!!特にトスティの作品での歌唱が見事で感嘆しました。

Kinoxさん、

NYの批評家の傾向を解説してくださってありがとうございます:)
私も大体同じような印象を持っています。
ジョーダン氏はその短くまとめるのが嫌になったのか、Observerに移籍しましたね。
確かにNYポストのあんな狭いスペースにオペラの感想をまとめるのは不可能に近いと思いますが、移籍されるまで、良く頑張られていたと思います。彼は演出を自分で手掛けてらっしゃったこともあるせいか、演出とか演技に関する眼は確かだな、といつも感心して読んでます。ただ、それに比すると、あんまり歌唱の正確さにはこだわってらっしゃらないように思われます(笑)
後、短いスペースで上手く言いたいことをまとめているな、と思うのはFinancial Timesのバーンハイマー氏。結構極端だし、いつも不機嫌なおやじ、って感じで、公演や歌手のことをほめる事は本当にまれですが、時々面白すぎて噴き出すようなことを書いてらして、読みものとしては楽しませてくれます。彼の毒舌は私なんか足元にも及ばないレベルで、”悪口を断言調で書くのは皆が愛しているオペラを貶める行為“なんてことを言っている人にぜひお読み頂きたいです。
トマシーニ氏は私も実はきちんとした目を持っている人だな、と思っているんです。
でも、彼は周りとかオペラコミュニティーからのプレッシャーに弱いというか、時々、あなた、本当はそうは思ってないでしょう?ということを、しぶしぶ書いているのがわかる時、ありますよね。また、その同じ理由で、一つの記事の中で言っていることが矛盾していたり、どちらつかずの文章になっている時があるのがちょっとな、、と思います。まあ、そういう折れるところがなければ、こんなに長くNYタイムズの批評家なんてつとまるものでもないのかもしれませんね。

Kinoxさんとけやきさんには、山助さんのコメントに関して、私のスタンスを本当に良く理解してそれを支持してくださり、私の気持ちをそっくり代弁するようなコメントを残してくださって、本当に感謝しております。お二人のような方がいらっしゃる限り、このブログも出来る限り続けていきたいな、と思っています。

山助さん、rieさん、

2014年5月2日『チェネレントラ』の鑑賞記事の本文に私の考えを書いた通りです。
rieさん、どのような文章を書けば”悪口“に聞こえないかの参考にさせていただきたいので、ぜひご自身のブログのURLもご紹介ください。

peiさん、

こんにちは。ブログ休止の間にあたたかいサポートの言葉を頂いて本当にありがとうございます。あまりにも時間が経ってしまったので、もしかするとお気づきにならないかもしれない、、というのが気がかりですが、久々にレポートの方、再開しました。もし、お目にとどまったようであれば、読んで頂けると幸いです。
同じ文章を読んでも受け取り方は人によってまったく違うので、私と感性の違う方にはいくら言ってもしょうがないと思うし、別に合わせて頂く必要もないと思っているのですが、ただはっきりさせておきたいのは、私はオペラ歌手やオケ、合唱、指揮者、いや、オペラにかかわっているすべての人に多大な敬意を抱いているということ(その相手に“悪口”だとか、まったく意味がわかりません。)と、私が作品や演奏者に対してどんな意見であったにせよ、それが客観的に絶対だなんて言っているわけでは全くないということです。
けれども、何を言ってみたところで、私と感性の違う方は 私がそれを“客観的事実であるかのように断定している”と、それこそ“断定”してくるわけです。
いずれにせよ、peiさんのように毒舌もユーモアと愛の裏返しということを理解してくださる方に読んで頂ければ私は十分幸せです:)
オペラを学ばれているとのことですが、オペラのような大変な道に踏み込まれ、精進されていること、そのことが私のような怠惰な人間にとっては敬意の対象です。どうぞ、大いに活躍されますように!!また遊びに来ていただけると幸いです。

sachiさん、

>そのタイトル通り、madokakipさんが思うように書いていただけたらと思います

本当にありがとうございます。
どんなに優れた力をもった歌手でもすべてのオペラファンを満足させることは出来ないんですから、ましてや凡百の能力しかない私が読んでくださる方全員をハッピーに出来るとは思いません。
山助さんやrieさんの望まれるような文章を書ければいいのですが、それをやってしまったら、それはもはや私の文章でなくなってしまいます。だから、それは出来ないです。
なので、sachiさんから頂いたお言葉が本当に嬉しかったです。
遅まきながら、新しいレポートをあげてみました。楽しんで頂けると嬉しいです。
感謝 (bchama)
2014-05-20 23:44:41
相変わらず誤解を与えてすみません。誰かが侵入を試みたのは私の部屋ではなくて、隣か、私の近くの部屋です。女性の声は私の知り合いという、ベットリしたものではなくて、赤の他人なのです。いわゆる、お節介なのです。カードキーは安心であるというのはウソですね。世の中にはプロがいますからね。安全には気をつけなければいけませんね。ホテルからアンケートが来ましたから苦情を書きましたら、安全担当はこの件は知っている。申し訳なかったとのメールがすぐ入りました。安心して睡眠できないというのは、しんどいですね。

今回は、ウエルテルには行きませんでした。グリゴーロとフローレス(の予定だった。)に集中したのです。4月に集中しましたので、この歳ではちょっとハードでした。というより、無理でした。狂っていました。(笑)

フローレスのシンデレラ代わりに鑑賞していただいて有難うございました。(涙)でも、記事を参考にしてHDを見ますよ。(涙)

最後になりましたが、復帰してくださいまして有難うございました。
bchamaさん (Madokakip)
2014-05-21 13:40:19
 bchamaさん、

いえいえ、これに関しては誤解でよかったです。また私はその人物がbchamaさんの部屋に押し入って来ようとしたのかとはらはらどきどきしてしまいました。その後、何があったの?!?って、、。

>女性の声は私の知り合いという、ベットリしたものではなくて、赤の他人なのです

あら、もうbchamaさんは大人の男性でいらっしゃるのですから、どんな女性と一緒にいらっしゃろうが、詮索するほど野暮じゃございませんわ!でもベットリするのには、知り合いである必要は必ずしもなく、赤の他人でも可能性がなくはございませんわよね。、、、ん?

>フローレスのシンデレラ代わりに鑑賞していただいて有難うございました

どういたしまして!!(笑)
はい、ぜひ、HDをご覧になりまして、そのご感想を伺えると嬉しいです。
(bchamaさんにはなぜかコメントではつい軽口になってしまうのですが、今度のことではブログが半荒野状態になっていてもコンスタントにコメントを入れてくださったり、私が復帰するのをずっと気長に待ってくださって、、エロだけどおやさしい、そこはちゃんと気づいておりますよー。ありがとうございます 
アラベラ (bchama)
2014-06-30 22:11:12
今年はMETに行く回数はちょっと自分でもやりすぎで、年寄りということを忘れて去年の9月頃に計画を立てましたので変えることも出来ず実行しまして、かなりハードで、おまけに、ホテルでの睡眠不足もあって弱りましたが、4月に二回いったのは、もちろん初めてですし、これからも無いでしょう。

そういうわけで、アラベラを4月に二回見たのです。アラベラを舞台で見るのは初めてで、初心者にはシュトラウスとかワーグナーは取っ付きにくいオペラ(自分にとって)と思っています。

それでも、年寄りというものは欲が深くなって、ニューヨークに行っている間はすべて見てやろうと思いまして、けれども体力が続かないし、環境への順応性もなく、ひとりニューヨークで腹ペコ年寄りライオン(??)のように餌も取れずに俳諧していました。

4月3日の主役のマリン・バイストロムはyoutubeではすごく良かったので、かなり期待していたのですがその時に調子が悪かったのかあまり感動しませんでした。マンドリカが最後にコップの水を飲み干す時、ガラスコップを壁に向かって投げるのですがコップが割れずにカランコロンカランコロンと転がって、空しく響き渡り、その事が4/3のオペラを物語っていました。おまけに上の階から、かなり執拗なブーイングが私の心の隙間に入ってきます。

しかしながら、アラベラ役は美人でスタイルも良く絵的にはぴったりなのです。それで4月24日は迷ったのです。この際、ニューヨークのライオンキングを見てみよう、そして心の中で雄たけびを上げようと思ったのです。しかしながら、直前になって、主役は美人だし、オーケストラは良いのだし、ミュージカルを見に行くような気分で行けば良いのだと勝手に納得して、安い席を探してチケットを買ったのです。

このように優柔不断であれば、ライオンキングの様にはなれません。

ところが、4/24だけアラベラ役が変わっていましてエリン・ウォールになっていたのです。
今回はりっぱなアラベラでした。声も役に合っているし、姿かたちもよいです。オーケストラも全然のって感動的な演奏しています。最後のシーンのガラスコップを壁に向かって投げたガラスコップはこっぱみじんに砕け感動的なラストシーンが総てを物語っていました。

ミュージカルでも行くような気分いたオペラがなかなか良くて、本当に舞台はわからないものですね。これだったらもう少し良い席見たほうがよかったかなと思いました。

しかしながら、ファミリー席のロビーがあのような別世界であるとは思っていませんでした。ロビーはコーヒーを飲むところどろか、お酒を飲むところも充実していて、ほんとうに楽しむためにオペラに来ている人たちのオアシスだと思いました。
常連さんにも愛されている場所であることが本当にわかるような素晴らしい場所です。エレベーターで最上階まで上がって
見学するのも楽しいと思います。でも、お酒好きの人は気をつけてください。誘惑が強いかもしれません。

私としてはシュトラウスとかワーグナーはなかなか取っ付きにくいものですが、安い席でならし運転するのも良いかなとも思いました。今度、新国立でパルジファルがあります。慣らし運転のためにいってみようかなと思っています。

その後でこの最近発売された、カウフマンのパルジファルのDVDでも見てみようかなと思っています。
一年前位に買ったバイエルンのDVDはまだ棚に飾ってあります。(笑)


Unknown (cat)
2015-02-08 16:25:46
madokakip様

お元気ですか?今まで畏れ多く書き込むんを躊躇しておりました。
まったくmadoka様の更新がないのでさみしい限りです。
随分とブログを見て学ばせて頂きました。
私はMETに15年以上毎年のように通っておりました(昨年3、4月シェニエ、ボエーム、アラベラ、夢遊病まで)。
音楽知識はど素人ですのでmadoka様のおかげで本当に良いお勉強になりました。
色々な理由がありますが
このところ、ウイーン、ドイツ内、ロンドンが多くなりました。
コメントなどで情報を発信してくださると有難く、またMETを訪れる気になるかもしれません。
そんなこと知りませんなんて言われそうですが。
どうぞ、お元気にお過ごしくださいませ。

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