ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ヴィジュアル系も走る!市長杯駅伝

2010-02-14 | 日本でランニング

 
日曜日は「市長杯 第62回大阪市民駅伝競走大会」、会場は長居陸上競技場とその周回コース。ここは2007年世界陸上大阪大会の会場にもなった5万人収容のスタジアム。一流のアスリートになった気分で、市民ランナーや中・高校生がタスキをつなぎます。
 


一般・高校・女子・中学の各部に分かれ、優勝杯として大阪市長杯が授与。大阪陸上競技協会が主管して行われる大会で、62回の伝統ある大会。高校生たちは真剣勝負、一般市民ランナーは、走友会やフィットネスクラブ・職場つながりなどでめいめい自由にチームを組んで出走。
 


今年はこんな男の子たちも。この髪型、走っても崩れないのかなあ?と思わせるヴィジュアル系。上位入賞を狙うチームはクラブ名の入ったランパン&ランシャツ。陸上競技者らしい服装が多い中で、かなり目立ちます。
 


さらに目立ったのはスタート直後。スタジアムを1/4周して公園内周回コースへ出て行くところ、猛ダッシュで一番に飛び出て行きました。「あの子、大丈夫かなあ、競技場の外へ出たとたん、転んでるんじゃない?」
 
所属クラブの第2走者としてタスキを受けて走り始めた私、案の定、すぐにヴィジュアル系チームの第1走者を抜き去りました。だって、彼、6.1キロを走りきることが出来ず、途中で歩いているんだもの。
 


自分の順番を走り終わったワタクシ、マドモワゼル、ヴィジュアル系の追っかけ開始。どうやら売り出し中の芸能人の卵らしいです。「関ジャニ」予備軍、と聞いて、これはわたしも写真撮影しておかなければ。

「関ジャニ」はヴィジュアル系ながら大阪弁で歌うグループ。ルーマニアの女子高生たちに人気で、おかげで「大阪弁を研究しています♪」などという女の子もいるくらい。「関ジャニ」を知らなかった私、ブカレストで日本語講座の女子高生たちから教えてもらったのです。記念撮影した写真の数々、「大阪のヴィジュアル系の男の子たちよ!」とルーマニアでお披露目予定。



さて、出だしは良かったけれど最初の100mで失速してしまったヴィジュアル系駅伝チーム、その後は?ナンバーカード251番「ハイブリット(Genrise)」とナンバーカード252番「ハイブリット(Gently)」、2チームも組んでいたけれど最初からこの二つで最下位争い。

大阪陸協の審判員の先生方、「この2チームは他のチームよりかなり遅れていて次の競技への支障をきたすから、第3~5走者をまとめて繰り上げスタートとする。」~遅れたチームの繰り上げスタートは時々見かけるけれど、たいていアンカーくらいのときに行われるもの。それを同チームの3走者まとめて走らせるというのは、初耳。
 


よく見ればこのヴィジュアル系駅伝チーム、Tシャツにジャージの競技服装は個人の自由として、ランニングシューズも履いていません。普通の街履きのスニーカー(きっとおしゃれなブランドなのかな?)。6キロを走りきれずに歩いてしまうところを見ると、余り練習もしてきていない?
 
でも、審判員の先生方、〈あんたら、練習もせんと走りに来たらアカン〉とか、〈ランニングシューズくらい履いてこい〉とお難いことも言わず、「みんなまとめて走ったらエエから。」、この大会では個人の区間記録も計測しているから、それを足してチームの記録とするというのです。計測係が大変だけど、柔軟な発想をしてくださるのに、わたしは感激!
 
心ある対応でまとめて繰り上げスタートとなったヴィジュアル系、2チームあるので5人ほどがまとまって「よっしゃ、行くで~!」とスタートしていきました。このときすでにトップチームは5走者が走り終えゴールした後。いいえ、速いor 遅いは関係ありません、皆で力をあわせてタスキをつなぐ駅伝は最高~!

ヴィジュアル系の男の子たち:
マネージャーみたいなカメラマンみたいな男の人がついていて、「話題づくりのために参加した。」とのこと。それでもいいです、走ることが広がっていくのだから。

わたしは男の子たちがナンバーカードをつけている写真をルーマニアに持ち帰り、「ヴィジュアル系も走るのよ!」と女子高生たちにジョギングを勧めてみようかな~。

「あの男の子たち、名前はなんと言うのですか?」と尋ねたら、マネージャーさん、「ルイくんとか、はやとくんとか・・・」とたくさん愛称を並べてくれました。でもエントリーは本名でしているそうです、興味のある方は大阪陸協のHPへ(リザルトからpdfファイルで見ることが出来ます)。


 
  ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑