ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

歳末のブカレスト

2009-12-30 | ルーマニア・わたしの日常


ルーマニアの人々は、すでに大晦日&新年を祝うムードでいっぱい。日本ならば、歳末は仕事納め&大掃除&迎春準備などで忙しいけれど、ここではそれらをすべてクリスマスまでに済ませているので、25~27日のクリスマス期間から延長してクリスマス休暇&お祝いムードに包まれているのです。

すでに大掃除は終わっています、簡単にもう一度、家の掃除。1月1日はたいていの商店・大型スーパーも休業日、年始にあわてないよう、食糧の買出し。近所のスーパー、30日は早朝7時~夜12時まで営業、でも経済恐慌の影響でみんな買い控え、それほどの混雑もなし。1年前はみんな浮かれていて、歳末のスーパーはものすごく混んでいたのです。



新年の特別な飾りはありません。クリスマス・デコレーションを、そのまま年明け10日くらいまで飾っておきます。でも、月が変わると、この月だけは、次に来るのは新しい年。もうすでに大晦日に鳴らす爆竹の練習が始まっていて、あちこちでパンパン!花火を上げてお祝いするのです。花火もすでに予行練習。



ルーマニアでは通常、クリスマスは家族と過ごし、大晦日~新年にかけては友達同士で遊びに行ったりして盛り上がります。こちらの弟さんはクリスマス前から、従兄弟同士5人で誘い合ってお母さんの田舎へ遊びに行きました。ブカレストに出てきている従兄弟の実家に当たるわけです。

お姑さんはBăcau出身、7人きょうだい。マイダーリンにいとこはたくさんいます。子供のころは休みのたびに田舎に帰り、みんなで転がりまわって遊んだそうです。
残念ながらマイダーリンはずっとお仕事、ポリスマンは24時間営業。無理もないこと。

公休はローテーションどおりポツリポツリと飛び石。マラソン遠征にたくさんのお休みをもらっていたので、年末年始のお休みも特になし。当たり前といえば当たり前かな~。


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まだまだ続く、豚一頭のご馳走

2009-12-30 | ルーマニアのご馳走


クリスマス休暇を田舎で過ごし、週明けに帰ってきた弟さん、故郷からのお土産どっさり。手作りワイン、ツイカ(プラムなどから作る蒸留酒)、パリンカ(ツイカをさらに蒸留して作るアルコール度数の高い蒸留酒)、そしてナチュラル100%(o suta la suta)の白チーズ、田舎で育ってきた豚の部位いろいろ。

ルーマニアのクリスマスは、田舎では伝統的に豚一頭解体するので、豚をいただくことが多いのです。しかも、脂身(slănină)と皮(sorici)が特にご馳走。寒いから、油をしっかりとって中から温まるのです。



上の写真は、日持ちがするように脂身を燻製にしたもの(slănină afumată)。いい香りがするのでこのままスライスして食べます。

腸をきれいに洗って、ミンチを詰めたソーセージも手作りそのもの。一頭を丸ごとすべて食べられるように加工して、無駄にしない工夫。燻製にするものもあります。

かんじんの豚肉の部分は、筋肉質の豚というのか、よく締まっていて硬いので、数種類のスパイスとともにしっかり油を降り注いでオーブンで焼きます、スライスしたお肉が油に隠れるくらい。これって天ぷらじゃないの~?と思えるくらいの量。でもじっくり時間をかけて焼くことで、スパイスも浸み込み美味しくいただけるようになるのです。



すでにブカレストの市場で豚の足を2本買ってきたお姑さん、スープで炊き込み、煮こごりゼリー(piftie)は賞味済み。冷蔵庫で冷やすと、表面に真っ白に油が分離。

カロリーが恐ろしくて最初は手が出ないけれど、美味しそうな香りで恐る恐る食べてみます。たくさんは食べられないけれど、ルーマニアの伝統料理だものね。


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