昨夏にフランス旅行した日本のラン仲間からメールをもらっていました。
>やっぱりヨーロッパは良いですね。
首都ブカレストの中心部はかつて「バルカンの小パリ」と言われるくらいヨーロッパらしい美しい街並みを誇っていましたが、共産主義時代に独裁者チャウシェスクの政策により多くが破壊され、巨大なコンクリート作りの建物に作り変えられてしまいました。
ブカレストに居るとヨーロッパらしい風景に出会うことは少ないです。ましてや私の住んでいるところは、ブロックハウスの立ち並ぶ居住区。
でも地方都市に行くと、ヨーロッパらしい風景を感じさせてくれる建物に出会います。
上の3枚の写真は西の端に位置するティミショアラ。オーストリー・ハンガリー・ドイツの影響を受けた街並みです。下の写真はトランシルバニア地方のシギショアラ。こちらもドイツ風の建物が並んで中世の趣を残しています。
それにこちらはヨーロッパと言っても東のはずれ。第2次世界大戦後ロシアの影響下にあり共産圏だった国。たとえばオーストリー国民の昨年の意識調査によると、「ルーマニアがEU加盟した(=2007年1月より正式加盟)ことは半数の人しか認識していない。」というほど、りっぱなEU加盟国、とはあまり誰も認めていません。
フランスTPC大会の主催者のクロードさんが昨年の夏、旧友を訪ねてルーマニアにおこしになりました。(クロードさんの滞在記はこちらの目次から)
10年前にもルーマニアに来られているクロードさん、「ルーマニア女性ノ、ファッションセンスハ、良クナッタ。」と前置きした上で、フランスとルーマニアの意識の違いをいろいろと教えてくださいました。ルーマニアはまだまだ、発展途上である、意識改革途上である、とも。
いやあ、この国、今年はどんなふうに変わっていくのでしょう。大きく変わりつつあることには間違いないです。
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