Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画スタッフ別10傑(59)スティーヴン・ザイリアン

2022-04-18 02:20:02 | コラム
~スティーヴン・ザイリアンのキャリア10傑~

なかなかに厄介な原作小説を脚色化していくことに長けている職人ザイリアン、69歳。

スピルバーグやスコセッシに頼られているって、かなりすごいことのように思うのであります^^


(1)『アイリッシュマン』(2019)

近代「裏」米国史。

この長丁場を飽きさせないのは、エピソードのつなぎかたが適格だからです。
つまりザイリアンの巧さ。



(2)『シンドラーのリスト』(93)



あざといといわれたクライマックスも、いかにも映画的で嫌いじゃない。


(3)『ボビー・フィッシャーを探して』(93)

チェスを知らないひとでも楽しめるし、グッとくる。

兼監督。
ソツなくこなしているので、もっと監督やってもいいと思うのだけれどね。


(4)『マネーボール』(2011)

経営難に陥った球団を再建させた、実在する大リーグのGMを描く快作。

テンポがよいので、あっという間に時間が過ぎたなぁ。


(5)『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)

ラストにツインタワーの亡霊を登場させたのは、スコセッシではなくザイリアンのアイデアだった―と勝手に思っている。


(6)『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)

スウェーデン産のヒット作をリメイク。
フィンチャーが監督した割に粗さは目立つものの、話そのものが面白いので細かいところは無視出来る(^^;)



(7)『レナードの朝』(90)

本ブログで何度か言及しているけれど・・・
大好きなデ・ニーロが主演しているにも関わらず、この偉大な俳優のキャリアにあって「唯一好きになれない演技」ゆえに作品そのものの評価もし難いと。

ただザイリアンに関しては、よい仕事をしていることは確かなのだよね~。


(8)『ザ・インタープリター』(2005)

名匠シドニー・ポラックによるサスペンス。
入り組んだ物語だったからか、脚本は3人で仕上げている。



(9)『今そこにある危機』(94)

複雑な物語を見事に交通整理してみせた。

これまた何度も言及してるかな・・・
このシーンのダイナミズムといったら!



(10)『コードネームはファルコン』(85)

スパイを扱ったノンフィクション小説の映画化で、ザイリアンにとっての出世作となった。

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明日のコラムは・・・

『まだ紅白を観ていない(^^;)』
コメント
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