Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(246)

2017-11-28 00:10:00 | コラム
洋平(渡辺謙)「―歌舞伎町、知ってるか」
田代(松山ケンイチ)「・・・風俗とかは、知りません」
洋平「・・・(戸惑う)風俗って」
田代「そういうの、好きじゃないんです」

(中略)

田代「―愛子ちゃんが、家出しているあいだに、どこでなにをやっていたのかを知っています。ここに暮らしていれば、そういう話も耳に入ってきますから」
洋平「・・・それで、なにもしない父親を、バカにしてるってか」

~映画『怒り』(2016…トップ画像、文末動画)より~

…………………………………………

そりゃ、10年くらい前にはデリヘルにハマっていたけれども。

それを除けば、積極的に風俗に金を使うタイプじゃない。
経済的にしんどいから、AVのほうがいいなと。

広義の意味における風俗はどうか。

付き合いでキャバクラに行くことはある。


キャバクラとは端的にいえば・・・
女子が客席について接待する飲食店の総称、「キャバレー」×「クラブ」の和製外来語である。


行ったら行ったで楽しいから、好き嫌いでいえば、まぁたぶん「好き。」になるのだろう。

ただやっぱり、積極的には行かない。

・・・あぁ、こんなこともあった。

男メインの呑み会に、当時付き合っていたハニーを連れていったのだが、幹事が二次会はキャバクラだといい、ハニーに謝って帰そうとしたら、「あたしも行く」と。

客がOKなら、店側にとっては無問題なんだよね。

で、男4人・女1人でキャバクラに行った。

べつに嫉妬深い子ではないので、こっちも気を使うわけではないが・・・でもやっぱり、ちょっと疲れたね笑


というわけで今回の初体験テーマは、「初めてのキャバクラ」でいってみよう。


「ちょっとしたシーン」の舞台としてキャバクラが設定されることは多い、しかし「物語そのものの舞台がキャバクラ」という映画は、ひじょうに少ない。

テーマが限定されてしまうから、、、でしょうね、テレビドラマでは『お水の花道』(99・フジテレビ)なんてのがあったが。

すぐに想起する映画が、あまり話題にはならなかったものの、見応えのあった『ユダ』(2012)。



(実際にキャバ嬢を経験したことのある)立花胡桃が著した小説を映画化したもの。

スカウトの世界からこの世界を俯瞰したのが、『新宿スワン』のシリーズ(2014~)。
また、キャバクラがレベルアップした? クラブの世界となれば、『夜の蝶』(57)などが有名。
(あれほどテレビドラマ化されている『黒革の手帖』が、映画化されていないのは不思議)


変化球をひとつ。
今年公開された、『バンコクナイツ』という映画。

日本・フランス・タイ・ラオスの合作で、182分の大作―ではあるが、その熱気にやられて上映時間は気にならなかった。



バンコクの歓楽街をドキュメントタッチで切り取っていくのだが、まぁ日本人の多いこと多いこと!

世界を知る教材として価値のある映画だと思うので、ぜひ。


つづく。


※こういう映画が、もっと増えればいいと思う




…………………………………………

明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(247)』
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする