Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

Judgment

2017-08-23 00:10:00 | コラム
数年前のバラエティ番組だか教養番組? だかで、サッカーの審判がオフサイドの判定を「正確に出来るか」検証する企画があった。

結果は、約半数が「出来なかった」。

審判のレベルというより、ひとの限界っていうことかもしれない。
だからこそ、いろんなスポーツでビデオ判定が導入されつつあるのだろうし。

ヤンヤヤンヤアアダコウダと大勢で揉めるより、映像を確認すれば、そこに「事実」が「記録」されているわけだしね。


線を越えたかどうか・妨害したのか・故意によるものか、などなど。
それ以上に揉めるのが、いわゆる採点競技だろう。

体操やフィギュアスケートなんて、採点で揉めないことのほうが少ない印象があったり。

格闘技もまた、「場合によっては」採点競技となる。

「場合によっては」だが、その内訳は、ざっくりいえば「半分くらい」になるだろうか。


「判定ダメだよ、KOじゃなきゃ」といったのは、五味隆典。

ちなみに自分のアマチュア戦績は、2勝2敗2分。

強いのか弱いのか、分からん?

自分でもそう思う。

そのうち判定決着は、3回。
3回とも、納得の判定だった。


さて、ボクシングの村田VSエンダムの再戦が10月におこなわれる。



取れたはずのベルトを「取りこぼした」印象が強い前の試合だが、あれは村田というより、彼のセコンドの作戦ミスだと個人的には思っている。

試合後ではなく、試合前に「1~2ラウンドは取られるかもしれないが…」とコメントしていた。

最初からポイントゲームと捉えていた向きが強く、KOは「チャンスがあれば…」程度にしか考えていなかったように感じた。

そう自分は、ジャッジの採点がどうこうと思わなかったんだ。
そんなこともあるだろう、と。


再戦は、本来の村田の強さを出し切れば勝てそうな気もするけれど、ひとつだけ「?」と思ったことが。

大金が動いている背景があるので、そういうわけにもいかないのだろうが・・・

ほんとうなら、村田のほうが敵地へ、アウェイに行くべきなんじゃない?

挑戦者なのだし。

ここで文句なしに快勝してこそ、ケチのついた前の試合をチャラに出来るのに。。。


もうひとつ、格闘技の話を。

日本時間の日曜日、米国でビッグマッチ興行が開催される。

ボクシング史上、最高のディフェンスを誇ったフロイド・メイウェザーと、MMAの世界で人気のコナー・マクレガーが戦う異種格闘技戦。




「異種」とは書いたが、ルールはボクシング。

素人のマクレガーが「ふつうに負けるだろう」というのが大方の予想で、自分も8割くらいそう思っている。

マクレガーが勝てるとすれば、序盤だという識者やファンの意見にも同意。

まぁ、世紀の凡戦みたいな展開にならなければ、自分もそれでいいです。


メイウェザーは、いっている。

「俺が判定で勝ったとすれば、それは俺の負けを意味する」


なるほど。

いい覚悟じゃない?


日曜日の朝―目の覚めるKOで雄叫びをあげるのは、どちらかしら?




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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(25)石田ゆり子』
コメント (1)
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