露
最近
気温が上がってきて
昼間は暑いので
朝7時前にお散歩に行くことにしています。
明け方まで雨が降っていたらしく
朝の空気は
ちょっと湿気を含んだ
まだ冷たい空気でした。
朝露といいますか
雨粒をいっぱいに浴びて
活き活きとした植物達
葉っぱには
コロコロと
露の玉となって
輝いていました。
子供の頃
私は葉の上を
コロコロと転がり落ちる
朝露を
飽きずに
ずっと眺めていることが多かった気がします。
お転婆で
外遊びばかりしていた子供時代
それでも
独りで
空を眺めたり
朝露と戯れたり
そんなことが好きな子供でした
情緒豊かいうわけではなかったですが
今思うとやはり自然が好きだったのだと思います。
虫も大好きで
ボール箱いっぱいに
蟻やオンブバッタを詰めて
虫達の学校ごっこなんかして遊んだり
カマキリの卵やいら蛾の繭等を取ってきては
箱に入れて引き出しにしまったりしていました。
いまなら動物虐待（虫虐待？）とでも言われそう。
早春のある日
家の中は
火鉢の炭の温もりで
暖かくなっていました。
すると・・・
天井から何かがツイ～～ィとぶら下がっています。
卵から孵ったカマキリの子供が何故か天井に上がって
次々にぶら下がって列をなしていたのです。
秋に取ったカマキリの卵を
引き出しに入れっぱなしにしておいたのを忘れておりました。
母に叱られたこと！叱られたこと！
又ある時
我が子がまだ小さかった頃です
芋虫を取ってきて
飼育箱に入れて本棚に置いたまま忘れていました。
子供達に観察させようと思ったのですが
サナギになってから動かないので
面白くもなく
放置していたのです。
春になって
何か暗い本棚の方から
ゴソゴソ
ガサガサ
と不気味な音が。
そろ～～っと覗いてみましたら
なんと！
真っ黒な大きな大きな
クロアゲハに変身しておりました。
ホント！ビックリでした。
＆
感動でした。
早速庭に戻してやりましたら
ひらひらと
あっけなく飛んで行ってしまったのでした。
