南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

弁護士は遠方での期日に出頭することもあります

2007年11月23日 | 交通事故民事
 前回、民事訴訟での期日の決め方について書きました(→過去記事)。

 2回目以降の期日では、双方の代理人(弁護士)の調整がつくまで、裁判所がこの日はどうですか、この日はどうですかと尋ねるので、その期日調整だけで結構時間がかかるということについて最後にふれたのですが、それを書いていて思い出したことがあります。 

以前、私が担当した交通事故事件で、被告のある保険会社の代理人(弁護士)は、裁判所の提案した日に「その日は熊本で期日が・・・」とか「あ、その日は大阪で・・・」と期日を受けられない理由を言っていました。東京の弁護士の方でしたが、随分色々なところの事件をもっているものだなあと思ったものです。

 私は、その当時(8年位前)は、もっぱら、千葉県内と東京の裁判所の事件しか扱ったことがなかったので、日本全国を飛び回るような弁護士を実際に目にして驚いたものです。

 もっとも今から考えてみると、東京から飛行機に乗れば北海道や九州でもフライトの時間は2時間かかりません。
 千葉市内から千葉の銚子や館山という最も遠い警察署に行くには、高速道路が整備されていなかったときは、2時間位かかりましたから、それを考えれば日本全国の事件を受任するというのもわからないではありません。

 私もこれまでに、関東地方はほぼ全県、そのほか、新潟県、静岡県、宮城県、福島県の事件を受任したことがありますが、行ってみるとそんなに時間がかからないものだなと思いました。
 静岡駅は東京から1時間で着きますし、仙台も”はやて号”なら1時間40分です。
 新幹線の中では、車の中ではできない、本を読んだり、書いたりする仕事もできますし(現にこのブログも新幹線内で書いています。)仕事としては車で移動よりも効率化がはかれると思います。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする