だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

焼却炉を作る人々

2023-08-03 20:44:53 | 映画
これまでどれだけ映画化、映像化されたことでしょう。アドルフ・アイヒマン。マッティ・ゲショネック監督「ヒトラーのための虐殺会議」(22)で…

彼が作成した議事録を基に開かれたヴァンゼー会議で、1100万人ものユダヤ人の絶滅政策が決定されます。いとも簡単にビジネス会議のように。

アイヒマンは、1906年3月19日生まれのナチスドイツの親衛隊隊員、のちに中佐に。終戦後逃亡し、アルゼンチンのブエノスアイレスに潜伏。

1960年5月11日イスラエル諜報特務庁(モサド)によって逮捕、 イスラエルに連行されます。1961年4月から裁判が始まります。

裁判の傍聴記を発表したユダヤ人哲学者を描いたマルガレーテ・フォン・トロッタ監督、バルバラ・スコヴァ主演「ハンナ・アーレント」(12)を始め…

ドキュメンタリー「スペシャリスト/自覚なき殺戮者」(99)や、ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督、マーティン・フリーマン主演…

「アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち」(15)、ラース・クラウメ監督「アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男」(16)など…

興味深い作品がたくさん。ジェイク・パルトロー脚本、監督のイスラエル映画「6月0日 アイヒマンが処刑された日」(22)が公開されます。

1962年6月1日未明、絞首刑となったアイヒマン。タイトルはまさにその前日。火葬の風習がないイスラエルで秘密裏に焼却炉の建設が進められ…

工場の人々やそこで働く13歳の少年、刑務官、ホロコースト生存者の警察官たちの姿が描かれます。監督はグウィネス・パルトロウの弟です。必見。
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