レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

左手・左利き用定規(ものさし/物差し)のこと

2005-09-12 | 左利き
親力の親野智可等先生のブログ「親力で決まる子育てと家庭教育」「ものさしで長さを測るのは楽しい」にコメントを入れたのを少し後悔しています。

現在、小学校の現場で左利きの児童にどのようなの指導がなされているかにまったく無知な私が、現役二十数年の小学校教師、メルマガの2004/05/05,188号-05/11,194号「親力56 左利きを右利きにする必要は、一切ない。」で、左利きはそのままでいいと断言されている先生に向かって、左利きの子には左利き対応のものさしを、と左利きの子への指導を意見するとは、お願いの形とはいえ少し差し出がましい行き過ぎた行為だったと反省しています。これぐらいの指導はすでにずっと以前からなされているはずですからね。失礼いたしました。

昨今では左利きの子には、保育所や幼稚園、小学校でも左手用のハサミの斡旋などもあるそうです、彫刻刀なども左用があると聞いています。当然、定規(ものさし)も左手・左利き対応商品が提供されていることでしょう。

とはいえ、なかにはまだご存知ない向きもあるかもしれません。そこでフォローも兼ねて、ちょうど「左組通信」で左手・左利き用文房具のページを作成中でもあり、私の手持ちの左手・左利き対応定規(ものさし/物差し)について、まとめておきましょう。

* 左手・左利き対応定規(ものさし/物差し) *
まず画像を見ていただきましょう。

「お茶でっせ」の前の記事2005.9.9「ジャガイモの種芋を植える」の中には、左手で左手・左利き用のものさしを持ち、お芋の大きさを測る画像が出ています。このように左手・左利き用のものさしは、右端から目盛がついていて、左手に持って使うときに非常に便利です。測定対象物の右端にものさしの右端を合わせれば一目で大きさがわかります。
もしこれを一般に多く出回っている右手・右利き用のものさしを左手で使って測ればどうなるかといいますと、通常のものさしの目盛は左端始まりですから、右端には最も大きな数字(30cmさしなら、30)が来ます。次に対象物の左端の位置の目盛を読み取り、最大値からこの目盛分を引き算しなければ、答が出てきません。
一作業増えてきます。(まぁ、それだけ計算の力がつくというものですが…。)

当ページの画像をご覧ください。

上の三点①②③が右用目盛の下に左利き用の目盛付の左右兼用できる左利き対応定規
一番上のピンク①は2005.7.6「イトーヨーカドーで見つけた左手・左利き用文具」お茶でっせ版新生活版で紹介した―17cm直定規(CLASS MATE)―「左利きの人が使いやすい目盛も付いています。」ピンクに銀ラメというのでしょうか、ちょっとファンシーな感じの左利きにも対応した右からの目盛り付ものさし(発売元:クツワ)180円(税込)

二段目左②がクツワの製品、2004.10.25「クツワの左手用学童はさみ」で紹介した―学校文具シリーズSTAD 直線定規クリア―「右利き左利き両対応」の表記があるクツワの定規=右から始まる目盛りが併記されている。
(クツワからは、他にも、同種のサイズの異なる直定規が何種類か出ています。暗記用の直定規にも同タイプがあります。また、三角定規にも同様のものがあります。分度器も両方から測れる両方向目盛付があります。)

右③がぐるりっと。2005.3.12「左利き右利き両用ぐるりっとGururittアクリル定規15cm」お茶でっせ版新生活版―イトーヨーカドーのオリジナル文具の「ぐるりっとGururitt アクリル定規15cm」です。チェック模様がブルーとピンクの二種類あります。目盛りが通常の右利き/右手筆記用の左からのものと、その下に一回り小さい数字で右からの左利き/左手筆記用のものと両方印刷されている、左利き対応型のユニバーサル・デザイン定規です。

上から三段目左④は、片側が右用もう一方が左用の両用可能なレイメイ藤井 RAYMAY 読取方眼定規 15cm―左利きサイドは斜めカットのない垂直の断面になっており、線を引く際使いづらいと感じる人もいるかもしれません。
(以上四点は、左右ユニバーサルデザイン・タイプといえるでしょう。①②③の両目盛併記タイプでは、①のぐるりっとが最も数字が大きく見やすくなっています。)

三段目右⑤は、イギリスのAnything Left-Handedから購入した左利き専用15cm定規
下二本⑥⑦は左利き専用30cm定規。上のほう⑥はALHから15cm共々購入したもの。下⑦はアメリカのLEFTHANDER INTERNATIONALから購入したもの。
(⑤⑥⑦は、左手・左利き専用品。左利き専用品は、国内ではあまり見かけません。ネット・ショップの「きくやねっと」「フェリシモ・レフトハンダーズ・カタログ」では左利き専用品を扱っています。また、ALHの商品を扱っている「コモン」文具のページでは、⑤⑥などを扱っています。)

昨今では、いろいろなメーカーが、こういう左利きも視野に入れたユニバーサルなデザインの製品を作るようになっています。非常にうれしい傾向です。
しかし、一方ではまだまだ十分な理解が及ばず、左利きにも便利な商品を手にする機会のない人もいます。メーカーさんももっと積極的な宣伝・広報活動を心がけて欲しいと思います。販売店さんもこういうユニバーサルなデザインの共用可能な製品を標準として、在庫を見直すようにお願いしたいものです。

※「レフティやすおの左組通信」「左利きphotogallery〈HGP1〉愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品」「左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)」鋭意製作中!→2005.11.24up

※本稿は、ココログ版「レフティやすおのお茶でっせ」より転載して、テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
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