先週、土呂にある社会福祉法人いーはとーぶさんが開催した、福祉施設職員向けの応急手当研修に、ノイエのスタッフとし参加してきました。私は、訓練用のトルソーやAEDを使って研修は初めてでした。施設職員は、定期的にこのような応急手当研修を受けることが多いので、来年以降もなんかしらで参加したいです。
さいたま市消防局の救急隊の方から、心肺蘇生(胸骨圧迫やAED)・回復体位・直接圧迫止血・気道異物除去・三角巾使い方など学びました。特に、傷病者の意識がなく、普通の呼吸がない場合に行う胸骨圧迫が重要とのことですし、圧迫止血や気道の異物除去は、普段でも必要になる機会がありそうです。
訓練では、手順確認があるので胸骨圧迫を始めるまでに時間がかかってしまいますが、実際に呼吸をしてないような傷病者に出会ったら、とにかく胸骨圧迫を始めるのがよいそうです。胸骨圧迫と人工呼吸と繰り返し、救急隊の到着まで続けるのですが、胸骨圧迫は非常に体力を使うので、他の人と交代しながら続けるそうです。
私も、1分間、約100回の胸骨圧迫をトルソー相手にやりましたが、翌々日に手が筋肉痛になるザマです…。また、傷病者発生から心肺蘇生の流れをやりましたが、それぞれの動きと順番の意味を整理しておかないと、いざというときに必要なことを迷ってしまいそうです…。
余談ですが、救急隊の方が、研修中に見本を見せることを「展示」と呼んでいて気になってしまいました。実際の人がやる動きのあるものも、消防では「訓練展示」というようです。我々では、人を展示する…という表現感覚が無いので、ちょっと特別なことな感じがします。