少し前、不自由のある方が所有しているPCで、不具合があるというので対応していました。ご自身ではPC本体をメンテすることは難しいので助っ人です。3月末頃に、Windowsの更新が適用された時から、増設しているDドライブの認識がおかしくなり、PCの動作がとても遅くなったり、エクスプローラーが落ちるようになったりしたようです。
それより以前に、この方から、起動時にBIOS画面になってしまう、という話し(→”高速スタートアップ”)がありましたが、その積み重なった影響もあったのかもしれません。「高速スタートアップ」をオフにして再起動などしても回復せず、エクスプローラーからDドライブへも、I/Oデバイスエラーでアクセスできません。
「ディスクの管理」で見てみると、Dドライブは「RAW」表示で「空き領域」が「100%」になっています。ということで、パーティションやディレクトリに関する情報が壊れてしまっている可能性が高いです。
一応、PC側やSATA関係の不具合を疑って、Dドライブの内臓HDDを外して、SATA-USB変換ケーブルでUSBから外付け認識させてみますが、結果は同じでした。ただHDDに耳を当てても、よく言われるHDDの異音は聞こえないので、物理障害ではない可能性が高そうです。
認識できないHDDのデータ復旧は、素人なので自分以外には責任もって行えないので、プロに依頼します。依頼手続き等を私が代行して、PCアシストさんhttp://www.pc2.jp/でデータ復旧していただきました。論理障害でHDDも問題無さそうとのですが、起こった原因が不明で、再発する可能性があるかも、とのことでした。ということで、外付けHDDを新しく購入して、一応復旧したHDDから、すかさずデータをすべてコピーしておきます。
そして、復旧したHDDも、一応使えそうなので内臓に戻しておきました。が、それから2週間ほどして、また同じような症状が発症してきたとのことで、その内臓したHDDは外して廃棄することになりました。起動にもシャットダウンにも時間がかかり、Dドライブがやはり認識できなくなっていました。やはりHDDの基盤のどこかで、不具合が起こっていたのではと思いますが、論理障害のうちにデータ復旧できたのは良かったようです。