今国会で特筆されるのは、閣僚の辞任ドミノ劇だ。
7月の参院選後に発足した岸田内閣(2次)だったが、
最初に、山際経済再生相が「旧統一協会問題」に関連して更迭され、
次いで、葉梨法務相が「死刑のハンコ」で更迭。
更に、寺田総務相が「政治とカネ」で更迭された。
いずれも自ら辞表を提出しての更迭だったが、
岸田首相の後出し更迭人事だったことは否めない。
更に、4人目として
秋葉復興相が、きょうも予算委で疑惑の弁明に追われた。
問題は「政治とカネ」や「影武者候補」や「旧統一教会関連」で集中審議。
本人は「選管への報告義務はない」、「覚えていない」、「記録がない」と。
前の三人と違って、秋葉氏の場合は写真などの確証が得られそうにないし、
2次補正予算案が衆院本会議で可決されたので、更迭から逃げ切れそう。
任命する側の岸田首相にも責任はあるが、代議士の品格の無さは驚くばかりだ。
議院内閣制だから、代議士から閣僚へ任命されるが、
いわゆる族議員や世襲議員が多くなって、真の政治家は少なくなった。
皆さん、どう見ても政治屋である。
亀井静香氏の言葉を借りれば、永田町動物園の連中ばかり。