葉月の季まぐれノート 花と木と…時々五七五

日々の思いを気まぐれ、季まぐれに綴る。時々自己満俳句やります。

十月が終わる

2021年10月31日 | 日記









眺望の峰 早も暮れ 十月尽










エントランスの 灯ぼんやり 冬隣










投票終え 金木犀に 包まるる




昨日から、新居に移り住んだ娘一家。
孫娘二人は、心配をよそに、とても気に入った様子。
何よりも、ベランダから見る夜景が綺麗!と話す。
まだ慣れない街ではあるが、近くのコンビニやお店は早くも覚え、なにより美味しいご飯やさんが、比較的近くにあるのが嬉しいらしい。

コロナで、かなり制約がある為、疎遠になっている、雰囲気の良い図書館は徒歩五分。
古い街並みながら、住めば都に、きっとなる。

まだまだ引っ越しの片付けと買い物に追われる母親、孫娘を預けに、昼ごろやって来た。
上の孫は、やはりここ、ばあばの家が落ち着くよう。
そして、ちょっと欲しいものがあるようで、ばあば買い物連れて行ってと、ねだる。
下の孫は母親の、買い物に付いて行った。

暖かい一日、暑すぎるくらいの日中。モールは沢山の人出で賑わっていた。
賑やか過ぎて、嫌気がさした様子の孫、もう一つのモールへ連れて行ってと言う。

新しい文具と、自分の部屋に置く物が欲しかったよう。それから、ファンのアーティストの写真などを整理する、小物入れなど買い、帰宅する。
夕暮れが早くなった。
五時くらいには、帰って来てと、娘から言われていたので、それ程ゆっくりも出来ず、孫を送る。
愚図ることもなく、帰り支度する孫。
買い物したものなど入れた袋を、しっかり持って車に乗る。
夕暮れの綺麗な空を見ながら、五分ほどでマンション到着。

まだ5、6件ほどしか、入居者は居ないよう。駐車場は空きがいっぱいで止めやすい。
エレベーターも、昨日は、降りてくる親子と挨拶を交わしたが、本日は誰とも会わない。

8階からの、夕暮の景色は絶景。
昨日は、余裕もなく、しかも曇天だったので写メも撮らず帰ったが、本日は良い天気。撮らなきゃ!(笑)
いつかゆっくり、日中の景色も撮らせてもらおう。

そうだった、まだ投票に行ってなかった!
やはり、今日も急いで帰宅。
一階に降りて、小洒落たエントランスを通り抜け、外から見るとなかなか素敵。はい一枚。
で、急ぎ帰る。
投票会場の公民館へは少し早足。
孫が居ないから、ジジババの夕飯は質素で良い。
少々夕飯は遅くなるけど、投票を済ませよう。
五時半過ぎだが、案外人は多かった。
帰る道すがら、金木犀の香りが何処からか漂う。まだ暫くはこの香りが楽しめそうだ。






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お菓子作りパーティー

2021年10月30日 | 日記












小六の孫娘、今年も楽しみにしていたハロウィンパーティーを、ばあばの家で、30日土曜日にしてもいい?と、尋ねたのは、今週火曜日頃。
ありゃりゃ、その日は孫娘一家の引っ越しの日。
母親(我が娘)には、引っ越しの日は⚪︎⚪︎(孫娘)は手伝いなどしなくて良いよ。友だちと約束してるなら、そっちを優先させて。と言われたらしい。

仲良し五人組、去年のハロウィンパーティーと同じメンバー。
料理が得意な子がいて、その子の発案らしく、皆でお菓子を作ろうという事になったらしい。
ばあばは、勿論居なくていいよ。
ガスは使わない。
オーブンだけだから、大丈夫と。
材料など、持ち寄り、お昼も適当に皆で買ったりできるから。片付けもちゃんとするよ。

六年生だしね。ここは信頼して良さそう。

という訳で、ばあばは引っ越しの手伝いに、九時過ぎに家を後にした。
車で5、6分。大した距離ではない。
今までより、少しだけ遠くはなったが。そしてマンションの8階という事で、なんとなくまだ慣れない、オートロックと、エレベーター。
見晴らしが良すぎて、真下を見ると足がすくむほどの思いのほかの高さに、なんか落ちつかない…。
娘たちが引っ越し屋さんと、こちらに来るまでの、ガス屋さんの説明、エアコンの取り付け、新しい家具家電が運ばれる…のを引き受ける、いわば留守番。
時間の間隔が長い、というのも辛い。
コンビニが近くにあるのだが、いつ来るかわからないので、むやみに留守にする訳にいかない。

とりあえず冷蔵庫が来た時点で、一時間くらいは大丈夫のはずなので、コンビニへ買い出しへ。 
ふーん、こんな街かぁ。
早く孫娘たちが慣れて好きな場所に、なると良いなぁ、コンビニが近いのは良いね。
ファミマだけど、我が田舎のよりずっと綺麗で広い。イートインコーナーまである。
店員さんも感じ良い。おばさん二人、優しい雰囲気で親切。ま、この時間帯の方で、ずっとこのお二人ではないだろうが。

コーヒーやアイス、漬物、おにぎりなど買って、あぁ冷蔵庫が来たから、孫たちのアイスクリームも買いましょと、あとこの地のゴミ袋もいくつか。
ゴミの分別はやはり大変そうだなぁ。

急いで帰って、コーヒーを飲みアイスも食べ…。
持って来た新聞読んで。結構楽〜。
ベランダから写メを撮る予定だったがあいにくの曇天。
耳納連山と、たしか鷹取山(字は合ってるかわからない)が四方を囲む、絵になる写真が撮れるはずだったが、今日は無理そう。
ガス屋さんが来て、キッチン、風呂場の説明、同時にエアコンも来た.
このエアコン取り付けの作業員のおじさんがクセ強くて、少し辟易。
よく喋る。私もよせばいいのに、調子に乗って喋ったもんだから、なんだか余計に時間がかかったようだ。
疲れた。時々、娘に様子をLINEする。
あと何が来るんだっけ?
あーベッド。
まだ帰れないか。孫たちも気になり、LINEするが、なかなか既読にならない.まだお菓子作りに夢中なんだろう。
30分ほど経った一時半ころ、返事が来る。
「じいじが帰って来て、みんなで芋掘りしてるよ。」
えーっ!
朝八時から、歩こう会に参加していた夫、お弁当を食べてから帰るから二時くらいになるかな、と言ってたが、早くも帰宅、孫と友だちに芋掘りさせてるー。
そうこうしてるうちに、ベッド到着。置く場所、聞いてない。
娘に電話をする。ちょうど合間に抜けてこちらに向かっていた。
良かった。
 
結局、解放されたのは四時過ぎ。
なんだかとても疲れた。なんとなく気が張ってだのだろう。

帰宅してびっくり!
お菓子がテーブルいっぱいに広がっている。
これから皆で食べるんだと。まだパーティーは終わってなかった。
五人それぞれの、セッティングしてあるのを、ちょっと写メ撮らせてと言ったら中央に集めてくれた。
綺麗に美味しそうにつくったねぇ。
チョコパイと、カップケーキ。急遽、採ったさつま芋もいれたというカップケーキ。正式にはカップケーキとは言わない.洒落た名前、忘れたからこれで通すが。
皆の個性が光る、色も綺麗なケーキとパイ。主に指導したのは、料理好きのNちゃんだろう。
それにしてもすごい量。食べるよりゲームが先と始まり、かくれんぼまで。(笑)
しかし、孫娘は新居に送らねばならないし、後片付けはやはり完全ではない。
洗濯物を取り込み、そろそろ後片付けを始めたら、5時。
皆真面目な子ばかり。5時には解散して帰りなさいとお母さんに言われてるのだろう。
作ったお菓子は、均等に分け、ジップロックに3、4個づつ入れ、持って帰る。掘ったさつま芋も忘れずに。(笑)
記念撮影も忘れない。玄関先で自撮り集合写真。
ありがとうございました、と挨拶して帰って行った。 

急いで、じいじの夕飯の用意をする。
孫娘に帰る準備をするよう促す。

ばあば食べてみて、と芋入りケーキをくれた。美味しい!ほんとに上手だねぇ。に、にんまり。

友だちの忘れ物を届けながら、孫娘を送って行く。日が短くなった。
もう真っ暗。それでも、今日は楽しかった〜という。良かった。

新居のマンションは、孫娘は楽しみでもあり、不安もちょっぴりあるそうだ。エレベーターがとにかく嫌い。
それでも慣れなきゃね。と8階に着けば、綺麗な夜景にテンションが上がったよう。お洒落なドアを開け、母親に迎えられ、笑顔の孫と、今日はありがとうという娘の言葉に、安堵して帰宅した。

昨日から孫たちの部屋のカーペットを冬仕様にした。
まだホットカーペットではないが、暖か〜いと、下の孫が喜んでいた。 

隣の友達の忘れ物、羊のぬいぐるみが寝てる。
明日、孫が返しに行くだろう。

夕飯の後片付け、お菓子作りの道具の洗い残しなど洗って、ほっとする。
疲れた。疲れた一日。
友だちのお母さんから、LINEとメールが次々はいる。
お世話になりました.芋掘りまでさせてもらい…

あーそれは良かった。じいじに伝えておきましょう。

本日は、俳句はできませんでした。






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薄紅葉

2021年10月29日 | 日記






その隣 濃紅葉もあり 薄紅葉








蒼穹を 鮮やかにして 薄紅葉










秋麗や 今日も確かむ 朝の月 



















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金木犀

2021年10月28日 | 日記






今日気付く 金木犀の 自己主張











我が家より 隣家の香強き 金木犀










秋寂し 天心の月 紙の如











金木犀 烏の帰る 空の道








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神無月

2021年10月27日 | 日記






朝月は 知らぬ間に落つ 神無月










秋の空 まこと秋の 空なりけり










秋入日 鎮守の杜へ 沈みけり










鎮守社は 暮色蒼然 神無月







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朝の月と藷掘り

2021年10月26日 | 日記





インディアンサマーてふ空 今朝の秋








朝月さやか 小春日和と なりにけり










指南の爺 藷掘りの子の 一途かな












ひと株で 止むる夕暮の 甘薯掘り



冷え込んだ朝、西の空に月がぽっかり浮かんでいた。
真っ青な空に、白い月。ぼんやり眺めながら、洗濯物を干し、布団も干す。
予報では、本日は安定した晴れの一日。気温も23〜4度になるという。
いつの間にか月は森の中に消え、予報通り暖かくなってきた。
小春日は旧暦10月。太陽暦では、11月から12月上旬のこと。
晩秋から初冬にかけての時期、穏やかな温かい日を言う。
一方、アメリカでも、似たような気候、中秋から晩秋にかけて、夜間は冷え込むものの日中は異常な暑さが続く日を、インディアンサマーという。

行ったことはないけど、真っ青な空が思い浮かぶ。透き通るようなブルー…
のイメージ。

厳しい冬に向かう、ひとときの幸福みたいな。

そんな、穏やかな一日の夕方、じいじが突然、孫たちに芋掘りをしようと言い出した。
今年、初めて挑戦した、さつまいもつくり。
見よう見まねの農業だが、上手くいったり、いかなかったり。
いかなかった場合の言い訳は、別に下手でも良いんだ.目的は、孫が面白がればそれでいい。孫に収穫させたいから。
だが、実は孫たち、それほど興味はない。
それでも、空気を読み、じいじが喜ぶならと、とりあえずは付き合う。

こんな夕方から藷掘り!
実際は、出来が気になりひと株だけ、掘ってみたかったということだった。

予想に反して(笑)中々の出来.大きい!紫色の綺麗な芋。
子どもたちも、歓声をあげる。
鍬を入れ、スコップで回りを丁寧に掘り、藷を取り出す。

藷掘りは、保育園と小学一年生の時など、何回か経験はしているものの、土に鍬をいれるところからは初めて。
ちょっと嬉しかったみたい。

残りはまだまだあるので、収穫祭はまた今度。

せっかくの初物。三本(でいいのか?)素揚げしてみた。味がない!
ちょっとがっかり、だが塩をふりかけると、まぁまぁいける。
割と美味いぞ!と自画自賛したじいじであった。




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コロナワクチン接種。1回目

2021年10月25日 | 日記
本日、コロナワクチン一回目、接種しました。
今頃!
感染者が急激に減って、本日福岡県は、感染者四人。
わが田舎の市は、ゼロ。
何故?はともかく。
私のワクチン接種が、こんな時期になったのは何故の説明。
接種券が送付されたのは、四月の終わりだったと記憶する。
東京や福岡市内より、遥かに早い。
理由は、人口が少ないから。つまり田舎から。だった。
伯母が亡くなり、東京へ二度帰省をした頃である。
あの頃の正直な気持ちは、大丈夫なの?このワクチン安全?
副反応等のリスクの方が大きい。まだまだ未知の、分かっていない事が多いのに。
娘曰く「人体実験と同じ。受けない方が良い。副反応は確実に出る。将来、あれは失敗だった、と言う可能性大だからね。」
迷った。夫は地区の区長をしている身。外に出る事が多々ある。人との接触は避けられない。
その上、人に会うのが大好き人間。即予約を完了した。
あの頃は、確か電話予約も、至難の業だったが、結構、顔が広く要領が良い夫。ちゃっかり、かかりつけのこの地では一番大きな病院に予約して、六月には2回目目も済ませた。
で、私はぐずぐず。夫も、ばあばは血
栓とか出来やすいかも。辞めとけよ。
と、確か言った。(たしか…だが3回目のワクチンの話が出た時、アナタ一回目もまだなの?駄目やろ!)
えーっ!?なんなのこの人。
第四波、第五波と感染者は拡大。
九月、緊急事態宣言が延長の延長。

村の役員さんがよく訪れる我が家。
私もう2回受けましたよ。を随分聞かされた。
同調圧力。という言葉が頭をよぎる。
そんなものナンダ!
だがわが弟の言葉で、気持ちが変わる。受ける決心することにした。

孫を毎日預かり、世話を焼く身。
もしも、コロナに感染したら孫たちは濃厚接種者。その親も、仲良しの友達も。小学校にも迷惑をかけるかも。自分がきついだけじゃなく、周りの人への影響を考えたら、感染よりワクチン接種なんだと思う。今現在、それしか防ぎようがないんだから。(せめて国産のワクチンが出るまでは待ちたかったが本音だが。)
凄い説得力。そうだね。副反応は自分一人で済むけど、万が一感染したら、多大なる迷惑をかける。ほんとに死んでも死にきれない。
で、かかりつけ医院へ電話する。
九月の半ばだったと思う。
電話の受付の方、「えっ**さん、まだ受けてなかった?」
はい。しかし七月の初めに聞いた時は、今ワクチンの供給がないのです。
入り次第、順次受け付けてますが、九月の下旬に、再度電話ください。とおっしゃいましたよ。
今九月の中旬ですが…。

では、早くて10月25日になります。
と看護師さん。長いなぁ。決心がまた、揺らぎそう。

そして思わぬ展開に。緊急事態宣言が解除してから、徐々に感染者数が減っていくではないか。
複雑な気持ちだった。
でも第六波は確実に来ると言う。
今更とは思うが、逆に今更辞める訳にもいかない。

で本日、午前中バタバタ家事を済せ、夫の昼食を作り、11時20分に家を出る。
予約時間5分前に、医院到着。
体温36度3分。血圧115〜67
とても良いですね、と看護師さん。
ちょい私的には血圧高めだが、問題なし。さっさとやっちゃって下さい。
カーディガンの下に半袖Tシャツ。
左の腕上部に。若先生が接種。全然痛くない。拍子抜けした。
この後20分程度待つ間に、若先生、このひと月の体調などを聞いて頭痛薬と漢方薬を処方してくださる。
発熱時のカロナールも出しておきます。後、インフルエンザワクチンは、2回目のコロナワクチン接種後、二週間あけて11月29日に入れておきますね。
インフルエンザワクチンが少なくて…。でも優先して確実に接種できるようにするので大丈夫。
この医院、若先生のお父様の頃からの付き合い(笑)20年近い。やはりかかりつけは頼りになるなぁと、安堵した。

夕方 少し熱っぽいなと感じて、測ると36.8度。これ以上上がらないといいが。と思ってたら、八時過ぎた頃から左のこめかみと、左奥歯が痛くなってきた。 なんだか首から上、左側が痛い。
副反応は出ても明日くらいかなと思ってたので、ちょっと意外。
打った方の左腕も痛くなってきた。上げるとさらに痛い。
でもまぁこのくらいで済みますように。

孫娘はやはり今夜は、ばあばの家に泊まると言ってきかない。
明日も寝坊出来ない。ちゃんと起きれますように。

今日も、夕空が美しかった.我が家の上空を、又、鴉の大群が飛んでいく季節になった。
秋が深まっていく。








秋惜しむ どよめいている 夕烏


身の左側 庇ってる 夜長かな













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冬近し

2021年10月24日 | 日記






冬近し ハロウィン仕様の ドーナッツ
















足早に 季節移ろい 石蕗咲けり




洋菓子店へ いざなう径の 石蕗明り







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コロナ禍の運動会

2021年10月23日 | 日記
コロナ禍で、様変わりした小学校の運動会。
去年とほぼ同じように、各学年毎に、二種目づつの演目。
見学の家族は、原則二人。
我が子の演技の時だけの応援。
なので、二人以上の児童がいる家族は、一人の子が終われば一旦家に戻るか、校庭を出て待機という形…。

去年は確か、11月の初めだったが、今年は、本日10月23日。
去年は、祖父母は遠慮して下さい、だったが、少しだけ緩やかになり、両親のうちのどちらかと、祖父が祖母、とか、親類もOKになった。

ただし、事前に申し込み書に名前、続柄を記入し、提出しないといけない。
2〜3日前に、娘から再度確認され、祖母の私が行く事になった。

児童は、六年生以外は、自分達の演目が終われば、教室に戻りテレビのモニターで、他の学年の競技を見学するという。

コロナ以前の運動会は、とにかく校庭は、見学の家族で溢れかえっていた。良い場所を取ろうと皆早朝から、競争。親の方が必死。その上ファミリー用のテントが流行り、ところ狭しとさまざまなテントが、校庭の隅々まで占領し、移動も困難だった。
この小学校は児童数、約千人のマンモス校。
この田舎の市、一番の児童数最多の小学校。
本音を言うと、私も娘(子ども達の母親)もこんな運動会がウンザリだった。
我が子の演技の時、どこにいるのかまるでわからない事の方が多かった。
分かるように、赤い靴下を履かせた。
でもビデオや、ましてスマホでは、うまく撮れないのである。応援席からじゃ、いつでも遠過ぎた。できるだけ近くに行こうとするもテントが邪魔で自由に移動できない。

ところが、去年からすっかり変わってしまった。
テントなど張る人は皆無。そりゃそうだ。我が子が終われば、即帰らねばならない。
去年は、来る事が出来ずなんだか寂しく、子ども達もさぞやりがいもなく、つまらないだろうと思っていたが…

今年、行ってみて実感した。これも良いものだと。
学校も随分、考慮し、これが一番安全であると判断しての形だと思った。
子ども達の最低限の思い出もできる。特に六年生は。
この田舎街は、例年九月の最終日曜日開催される運動会だが、福岡市内は春に行われる。従って今年も中止の小学校が多かったようだ。
それはやはり可哀想。オリンピックは開催されるのに、何故小学校の運動会が駄目?と、五月六月の新聞などで、議論されていた。

秋と決まってる運動会は、まだマシなのである。
しかもこんなやり方なら。
物足りないと言う父兄もきっといるだろうけど、これで良いではないかと、密かに思っている。

我が孫、三年生の徒競走とダンスは、九時半に始まる。
娘と二人、校門で首から下げた名札をチェックされ校庭に入ると、三年生の演目がちょうど始まるところだった。この子は、多分女子では一番背が高い。目立つ。即見つけられる。
一番後ろに並んでるし。
恥ずかしそうに、ちらりと母親とばあばを見て、小さく手を一回だけ振った。旗を持ってのダンス。足の運びも、旗の振り下ろしもキレがある。
三年生ってこんなにできるんだと、感動する。甘えん坊でマイペース。
でも、身長が高いのが嫌だという。目立つのが嫌い、という。
赤ちゃんだった子が、こんなに成長した。身長が高いのが嫌…それでも背筋を伸ばし行進して行く子。かっこいい!で、なんだか感動。涙がじわっと。我ながら思いがけなかった。
上の孫のことばかりの、一年余りだったが、この子もいつの間にかこんなに成長していた。
徒競走は、残念ながらビリ。娘が笑う。やる気がないというか、勝とうという気持ちゼロ。と笑う。いいよそれがこの子の持ち味。徒競走が終わり、退場門からそのまま教室にかけて行く三年生。孫は振り向きもしない。

六月生の孫もすぐ見つけた。クラスごとに、グラウンドをぐるりと囲む形で座り、全ての競技を見守るという事のよう。この頃、マスク焼けした顔を随分気にしている。頬にくっきりとマスクの紐の跡、白くなっている。毎日つけ続けりゃそうなるだろう。妹より、日焼けしてるのか、確かに目立つ。

孫の後ろ姿に、名前を小さく呼ぶ娘(母親)だが気がつかない。
斜め後ろの子が、娘と私を見て孫を呼んでくれた。びっくりした顔の孫。
来てたの?〇〇(妹)のダンスとかけっこ見た?と言う。
どうやら気にして心配していたようだ。
「一度帰って、また来るからね。頑張ってね。」と言いのこし、帰宅した。
娘と家に帰り、残りの家事を済ませて、学校へ。
家から学校まで、徒歩で5〜6分。ちょうど良い距離、三つ違いの子達だから、競技と競技の間約一時間半、本当にこの運動会のやり方、私には申し分がない(笑)

最高学年の競技はやはり、一番見ものである。
とはいえ、それまでの六年生は、質も演技数も圧巻ではあった。
でも今はこれで良い。限られた時間と、さまざまな縛りの中ではこれが、ベストと思う。
ダンスも、凝っている。真剣さが違う。短い練習時間で、しかも今年は間の九月に、修学旅行もあり、練習の日程を組むのも大変だっただろう。

皆リズミカルに良く動き、長い演目最後まで皆が真面目に踊りきった。

徒競走は、我が孫は二着。最後に追い抜かれた〜。でもまるで悔しそうじゃないところがいい。(笑)

無事に閉会式も終わり、児童達は、後片付けと給食を済ませての帰宅という。

娘と、喋りながら帰路についた。
青空に白い雲が浮かび、やがて鰯雲に変わって行く。
娘が、我が家に帰る頃、鰯雲が空いっぱいに広がっていた。
孫達がそろそろ下校して来る。













秋うらら 背高のっぽの はにかみや









        










爽やかに マスク焼の子の 目力










日々刻々 無駄などなくて 鰯雲













静かなる 運動会や 鰯雲














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秋の窓辺は

2021年10月22日 | 日記
 




ベゴニアの白 故もなき 秋思かな












眩しめる 窓辺の花や 秋夕陽












夕暮れの 残照の恵みてふ 秋







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秋灯し

2021年10月21日 | 日記
この頃、孫娘二人、習い事に行きたがらない。
特に下の孫娘は、もう辞めたいを毎回口にする。 

上の孫娘は、先週からやっと公民館で、通常通りの日時で再開した書道教室に、数ヶ月振りに通い出した。

ところが、本日はどうも怪しい。
学校から、友達と一緒にゲラゲラ笑いながら、それは楽しげに元気いっぱいで帰宅するのだが、今日は家に入るや否や、途端に不機嫌。
行きたくないらしい。理由は疲れて、やる気が起きない。課題もやってないし、なかなか先生の、「提出して帰って良い。」が出ないから…
と言う。

今子ども達は、総体的に元気がない。
無気力で、積極性が全くと言っていいほどない、と感じる。
我が孫たちに限らないようだ。

コロナ禍で、今までの日常は奪われ、一日中マスクを付けての学校生活は、やはり異常である。可哀想だ。
自由に外出させてもらえないのに、ゲームばかりやるな、とか家に閉じこもるのは体に悪い、なんて、子どもにしてみれば、じゃあどうすりゃいいの?
というものだろう。

明後日土曜日、運動会が行われる。
去年と同じ、各学年毎の限られた種目、見学を許可される家族は二人のみ。
午前中で、全種目が終わるらしい。

例年と比較したら、練習量はかなり少ないだろうけど、毎日6年生は、二時間体育で、猛特訓らしい。
体力的にも、疲れている。
これも、もう習い事などする心身のエネルギーが残ってない理由のようだが…。

とにかく、今日は行きなさい。ばあばが車で送るから。
内心は、もう辞めてもいい。こちらだって、忙しい時間帯をやりくりして振り回され、疲れているのだ。来月から行かなくても良い。と言う言葉をなんとか堪えた。

終了は、ほぼ6時半過ぎ。
夫と、下の孫の夕飯を整え、急いで迎えに行く。
駐車場に着いた直後に、孫からLINE。
今おわったよ。と。
車を降りて公民館の玄関前で待つ。間もなく孫娘が出てきた。いくらか表情も柔らかい。達成感を味わえただろうか。

「先生が上手になってる、って。もうすぐ、準七段だねって。」車の中で小さな声で、そう話した孫娘。
やっぱり行って良かったやろ?に
うーん。来月は、12月の分もやるから一回多いよ…。

まぁ なんとかなるさ。来月から行かなくて良いなんて、言う必要は無さそうだ。

公民館の会場はまだ、二箇所ほどしか使用出来ないようだ。
書道教室は、一階の隅の会場。まだ残っている子がいるよう。赤々と灯りがともっている。

夜学の明かりと言ってよいだろう。
夜学は、秋の季語。傍題に、夜習いというのがある。
小学生には、夜学は大袈裟だが、夜習いなら、ありかな。

















夜習い終え 子の白き顔 柔しかな



秋の灯や 再開されし 公民館







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10代目柳家小三治の俳句

2021年10月20日 | 日記




今日の朝刊のコラム。
今月7日に、亡くなった柳家小三治さんの俳句のことが記事になっていた。
「東京やなぎ句会」
永六輔、小沢昭一、桂米朝、江國滋、そして柳家小三治、などそうそうたるメンバーの句会。

知ったかぶりをして書いてるけど、このコラムで初めて知ったこと…。
永六輔さんは、渥美清の俳句を知った時に、俳句も詠む…方なので、こういう落語家さん達の句会のメンバーでも不思議じゃないかな、くらい。

落語は、私の母が好きで、よくラジオで聞いていた記憶がある。
私は正直、よく知らないので、母が大ファンだった落語家さん(大御所、誰もが知る方…なのだが)の名前を忘れてしまったのだが、CDを何枚か贈った事を思い出した。

それで、この記事も興味深く読み、後で、スマホ検索をしたみた。

俳号は「土茶」
高座では、飄々とした語りと、絶妙な間を取る落語家さん(知らないのですみません🙇‍♀️💦)だが句会では、やんちゃなイメージだったとか。
最初の句会では、こんな句を詠んだ。


 煮凝りの身だけよけてるアメリカ人


なんだかユーモラス。
以下、私が好きな俳句をいくつか。



 ひといきに葱ひん剥いた白さかな

 これほどに老いても意地の梅一輪

 猫八の声帯模写や猫の恋

 手をかざし昼寝とわかる安堵かな

 今日は休んでしまいましたと落葉焚く

 爪の先かくも見事に蝉の殻

 銭湯を出て肩車冬の月



いやはや凄い句ばかり。いかにも江戸っ子という風情。
落語家は俳句がうまくなくちゃいけない。と書き残した大先輩がおられたそうだが。

新聞コラムでは

 ほどのよい形にひとつ秋の雲

〝秋の雲に乗って逝った‘’と結んであった。


 

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2021年10月19日 | 日記

















青空が綺麗な一日。雲は多かったけど、その雲も真っ白で、刻一刻形を変え、お互いを引き立たせるような、なんとも不思議で面白い空。

ところで青色って、一体どのくらいあるのだろう。
プルシャンブルー、コバルトブルー、ウルトラマリンブルー、ブリリアントブルー、スカイブルー…って空色…そのまんま(笑)
まだまだ沢山ありそう。

和名だと、紺青色、群青色、紺碧、
普通に、青、紺、藍色…
いやいや、もっと難しい、雅な名前の青色がある、けど。
とにかく、魅入ってしまう美しい空だった。
本日は、ただ空の写メだけ。

そして最後は、昨日は観ることができなかったお月さま。
十三夜月と、明日の十五夜月の間のお月さま。
綺麗な姿を見せてくれました。









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十三夜

2021年10月18日 | 日記



今日は、旧暦の9月13日。十三夜の月…が観れるはずだったが。

中秋の名月から、ほぼひと月遅れの月見の夜。豆や栗を供えた事から、豆名月、栗名月ともいう。
歳時記の、主季語は「後の月」
傍題として、豆名月、栗名月。他に 名残りの月、十三夜。

響きが好きなのは、十三夜。そして秋の美しい月は、これで見納めですよと言う意味だろう、名残りの月。

格調高い句は、無理だが、わたくし流の俳句は、是非とも詠みたい季語である。

あいにく、今夜も、九月の十五夜と同じく、厚い雲に覆われお月さまは、観ることができなかった。
写真は、昨夜の月。
予報では下り坂、又お月見は無理かなと、思い昨夕写メを撮った。
的中はちょっと悲しいけど。

十五夜と十三夜、どちらかだけを見るのを「片月見」と言い、縁起が良くないとされるそうだ。
両方観れないのは、もしかしたら縁起良い…のかな?

俳句は、今日の十三夜月が観れた事として。


名残り月 夜の匂いを 連れ昇る




とわに姉妹 三つ違いよ 十三夜




後の月 妹のマスクは いつもここ











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季まぐれ、スタート

2021年10月17日 | 日記




このブログを立ち上げてくれた、弟(当時は、編集、イラスト、全てをアップしてくれた、いわばプロデューサー。)に、これまでとは丸で違うブログにしても良いだろうか、と話をした。
笑って(多分)弟は言う。
「もう、このブログは僕のじゃない。
とうに、**(私の名)ちゃんのものじゃない。自由にやってよ。全然構わない。」

丸六年を経過したこのブログ。
当初は、拙い五七五、そして目標は、少しでも、格調高い俳句を。だったが…。

いつしかヘンテコな長文を書いてみたり、これまたふざけた俳句を詠んでみたり。

そうだった。少しづつ、私の自由気ままなブログになっていた。

今更…だよね。タイトルもなんだか、ちょっとづつ変えてました。🙇‍♀️

これからもっと変わっていくと思います。
裏の顔が垣間見れるみたいな…。
我が本性丸出しみたいな…。

あっ
でもやはり、俳句は続けようかな。
自己流、自己満の句だけれど。

孫娘は、今夜もなんだか、不安げな事を言いながらも、5分もしないうちにスヤスヤ寝息をたてる。
少し大人びた寝顔を見てると、やはりこの子の健康と幸福を願わずにはいられない。

毎日、なんだかんだと気忙しいけど、そして不満もいっぱいだけど、家族が健康で安泰で居てくれたら、それでいいのだ!

昨日から、突然寒くなって明朝、起きれるか心配、と言ってた孫娘。
そうそう、私こそ夜中までこんな事してる場合じゃない。寝坊したら一大事!

本日はここまで。



二階から 大嚔 夫しかいない



(入浴後、風邪ひいたら大変、早めに寝ようね、などと言ってたら、2階のじいじ、大音響のくしゃみ。孫クスクス笑い出し、怪獣みたいだね、と。(笑)くしゃみ 嚔は冬の季語だが、もう冬みたいな寒さ。この際良いかと。)




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