馴染みのカフェ 明日より休業 冬深む
春遠し ホットミルクに 薄い膜
リアウィンドウ 手を振る子 見てる寒昴
マスク外し 枯野に 目を休ませる
風のまま 枯れえのころの 軽やかさ
冬椿 付き合い薄き 家の垣
覚えずに 探梅となり 七千歩
冬の梅 深空を画布に 咲きにけり
フレンチトースト 焦げも美味しと 寒き朝
白水仙 咲う おちょぼ口のごと
水仙や 落暉の色を 捉えけり
ひらききる 冬薔薇 厨あたたかに
冬天に ホワイトチョコフラペ 溶ける
そそくさと買い物 子に従う睦月
卒業スーツの子 大人びて無邪気
随分前から、孫娘と約束していた「卒業式の日に来る服」を買いに行く事。
オミクロン感染者が日に日に増えて、不安は増すばかりだったが、土日のいずれか、都合をつけて行くつもりだった。
まさか、孫達の小学校で感染者が出て休校になるとは…。
長い籠り居の1週間。だからという訳では無いし、不要不急の外出は避けなければならないが。
短時間なら、ばあば孫以外の家族の了解を受け、本日ばあばと孫娘達、三人でモールへ出掛けた。
電車で天神のデパートは、絶対無理。
車でやっぱり、いつものモール。（笑）
ガラガラのモール、人出が随分少ない。
それでも土日は、多分そこそこの人出になるだろう。
今日思い切って、来て良かったと内心思う。
孫大好きなブランド店も、何故か行かないといい、卒業入学式のフォーマルコーナーの中から選ぶ。
選択肢があまりない分、割と早めに二つのデザインに絞られる。
試着室で着替え、一着目が気に入ったよう。
ばあばも、妹もそれ似合うよ！と言う。
お母さんは、私が気に入ったので良いよ、って言ってた。と言うが一応写メを撮り、娘にLINE送信。
暫く待つ。
10分ほどで返事が来た。
「＊＊が好きならそれで。
というかこれ可愛いね。良いと思う。」決まり！孫、嬉しそう。
せっかく決意して来たモール。（笑）
下の孫の、靴も買う事に。
もう小さいのがわかってたけど、なかなか買う機会もなく、この靴がやけにお気に入りの孫、頑なにこれで良いと言い、ばあばに買わせる気がないよう…。
今日は、出かける前、お姉ちゃんが洋服買うから、⚪︎⚪︎も絶対買おうねっと半ば強制的に言ったが、（笑）同じものを見つけた。ところがサイズがない。
諦めかけたが、上の孫が少しだけ色味が違うが同じメーカーのものを見つけた。
23センチ。試着してニンマリ。これで良い。と言う。
おぉ、足のサイズ、下の孫にも越されました〜。（笑）
良い良い。孫たちよ。大きくなったね。
気遣いや優しさも日々それは肌で感じる。もう幼い子どもではなくなった。何か他に欲しいものない？
久しぶりに来たからなんでも買うよ。
と言うばあばに、もう無いよ。と。
小さい頃は、遠慮なくねだった二人だったが。
あんまりばあばに、ねだったりしちゃダメだよ、と両親にも言われているのだろう。
ちょっぴり寂しさも…。
でもランチやおやつスイーツは、別だよ！ばあばだってこれが楽しみなんだから！（笑）
だけど、やはり気になる。
なんとなく気忙しく、写メも撮らず。
3時には、スタバならテイクアウトにして、と孫。なんかトラウマがあるらしい。
孫達は、今これがブームらしく、マックフルーリー超オレオ。（言えた〜😂）
人が少ないから、二人はフードコートで。ばあばは帰りがけに、スタバの新商品をテイクアウト。
駐車場に着く頃は少し溶け始める。（泣）
慌しい半日というか数時間、だったが久しぶりに楽しかった。
孫達も、今日ほんとに楽しかったよ！と言う。
毎日、友達とも会えず籠りっぱなしで、少しでも息抜き出来たろうか。
帰宅して綺麗に手を洗い、スーツを着て見せた孫。
やっぱりこれ好き！と嬉しそう。
もうすぐ中学生だね。
因みに、中学の制服は、セーラー服。
こちらの制服姿も、早く見てみたい。
朝の月 さやか 北風すさぶとも
子の問いに ガアと答えて 寒鴉
白障子 暖かそうになる 夕暮
疫病えやみ 寒波列島 蓋うのか
孫達の小学校、又一人、オミクロン感染者が出たとの事。
今週いっぱい休校が決まった。
大きなため息をつき、子ども達を連れ早めに、帰って行く娘。
明日からの食料を買いだめするからと。
子ども達の昼ご飯を作ってから、毎朝仕事へ出かける…。
我が娘に限らず、働く母親は、学校が長期に休みとなると、本当に大変だと思う。
できる限り、協力を惜しまないじじばばではあるが、出過ぎた事はしてはいけない、と心得ている。
一昨年の、突然の緊急事態宣言とともに、2ヶ月と10日休校になった日々。
二年経ち、孫たちは大きくなった。
お昼は、おにぎりを自分で作るよ、と上の孫が母親に言っている。
食後の食器洗いや、風呂掃除もやっているらしい。
ばあばの家に置いていた、タブレットを今夜は持って帰る。
明日から、オンライン授業が始まるらしい。
自分が小学生だった頃、我が娘達が小学生だった頃とは、考えられない状況、こんな時代になるなんて。
これを乗り越え、この子たちが大人になる頃の日本は…。
明るく住み良い、幸福な未来でありますように。ただ祈るばかり。
寒の雨 スイトピーは 影持たず
日曜の 止めどなきかな 冬の雨
籠り居の 姉妹戯れあい 春を待つ
唄を聴き 詩を想い 洟止まらない
朝から、ずっと冷たい雨。夜になってもまだ止まない。
昨日今日、孫娘からLINEが一度も来ない。珍しい事ではあるけど、
それは、元気な印。便りがないのは無事の証。
別に淋しくはない。強がりでもなく。
昼過ぎに、娘からLINEが来た。
「明日は休校なので、二人ともここ（マンション）にいます。」
返信は、「じゃ、午後買い物帰りに迎えに行き、こちらで夕飯を食べて（迎えを）待ちます。」
写メが添えられてる。
注文していたソファがやっと届き、その上で、ふざけ合う孫達。
先週、金曜日に、児童一名コロナに感染した話を聞いた。
その学年は当然、即休校になったが、やはり全校舎を消毒するのだろう。
休校は一日だけか数日なのかは、まだわからない。
そんなこんなで、孫は土日も友だちとは遊べない。こちらには来ないのは当然。
またしばらくは、家に籠る生活を余儀なくされた。
卒業までの行事も、中止のものも出てくるのだろう。
やれやれ、いつまで続くのだろうか。このコロナ禍は。
話は変わるけど。
最近とみに涙もろい。
えっ？なんで？と自分でも驚く。
ジャンルは問わない。（笑）
多分意味はある。（年取ったことは、この際別にして。）
共通してることは、過去。少し昔の出来事。
例えば、みかんを食べてる時。
突然、母、伯母のことを思い出す。
大抵、その時の会話だったり、一足飛びに違う場面になり、あの時なんであんな事言ったんだろう。なんでもっと、母や伯母に優しく出来なかったんだろう。と泣く。おいおい泣く。
暗くなったんで、違う例。
少し前から、このブログをフォローして下さってる方。綺麗で素晴らしい映像を毎回作る方。
今日は、松任谷由実さんの「春よ来い」
前々回は、中島みゆきさんの「地上の星」
映像の編集がとにかく巧みなのだが…。
この二つの歌は間違いなく好きだが、
この歌が流行った時代が甦る。
メロディが、旋律が、詩が心に刺さる。涙がとめどなく流れる。鼻水も凄い。（笑）（笑）ティッシュが…
あーこんなに使って勿体ない！
泣ける理由は夫も孫達も居ないって事だなぁ。
遠慮なく泣ける。
ストレス解消になったのかも。
午前一時過ぎ、突然の大きな揺れ、夫の携帯は、緊急警報の音が鳴り止まず。
私のスマホは地震警報は、熊本の地震以降、offにしてる。
あの音が怖い。鳴り止まない。恐怖を余計に煽る音。だから。
長い。いつまでも揺れ続ける。
夫と二人、飛び起きる、程ではないけど、電気をつけしばらく様子をみる。
漸く静かになり、スマホで調べると、大分が震源のよう。震度5強。
ここいらは4、だったよう。
余震も今の所ない。
夫は、トイレに行き、すぐ眠ってしまった。
私は、すっかり目が覚めてあれこれ考える。
孫たちは、大丈夫だろうか。
マンション八階はかなり揺れただろう。怖くて泣いたかもしれない。
眠れなくなって、もしかしたら電話かLINEをしてくるかも。
で余計に、目が冴える。
眠くてたまらなかったのに…。
ギンギラギンに目が冴える。
仕方ない。溜まってたアイロンかけでもしよう。
ヒーターをつけ、アイロンをかける。
あーますます眠れん！
なんか音楽でも聴こうと、YouTubeを検索。
まずは、ドビュッシーの「月の光」
美しい、聴き入ってしまった。
ねむれない。
いくつかクラシックを聴く。
耳に心地よくない、というか眠りを誘わない（私は）なのもある。
バッハの「G線上のアリア」
これ、いい。なんか私にはいい。
枕元に置いて聴きながら寝ます。
もうすぐ朝だけど…。
夜半の冬 地震大国 皆無事か
眠られず アイロンかける 寒の夜
子守唄はバッハ そろそろ寒暁
吾を案ずる 子の声 寒夜の灯し
万全の かたちの手袋 置き去りに
西空の朝月 おやすみ 狼
昨夜九時半、六年生の孫娘から電話がかかって来た。
あれ？LINEじゃなく電話？
珍しい。最近は、就寝直前くらいにLINEをしてくる孫。しない日もあるくらいで、一年前が嘘のような日々だったが。
何か緊急？少し怖々出る（笑）
もしもし？どうしたの？
孫の、小さな声。「ばあば、ヒートショックって知ってる？」
（えっ？なにごと？と思ったら…）
うん、暖かい部屋から急に寒いところに出た時、血管が縮んでショックで倒れたりする、あれのことでしょ？
すると孫、「あのね、今テレビでやってたの。65歳以上の人が一番多いんだって。今の季節要注意。ばあばんち寒いでしょ？だからばあば、お風呂上がった時大丈夫？ダイニングから廊下へ出た時とか、危ないよ。」
凄く真面目な声で、不安そう。（笑）
笑っちゃいけないけど、つい
あっばあばは、絶対大丈夫！それよりじいじの方が危ないかも。
すると孫。
「じいじはいいよ！じいじはお風呂の後、2階へ上がったきり下へは降りて来ないでしょ。ばあばが倒れても気づかないよ！朝までそのままだよ！」
おぉ、さすがに一年半、共に暮らしただけあって、ジジババの動向をよく知ってる。
なんだか可笑しいやら、有難いやら、でもこの子がほんとに、心配でたまらない様子は、手にとるようにわかる。
大丈夫！絶対に。そんなことにならないように気をつけるから。
でも心配してくれてありがとう。
安心して寝てね。
どうやら、落ち着いた様子で電話を切った。後でLINEするかも、と言いながら。
結局LINEは来なかった。すぐ眠れたのだろう。
今朝は、晴れ晴れとした顔で、「ばあば、大丈夫だったねっ！」と笑った。
感化され易い子で、それが長所だったり弱点になったり、だけど優しい子。
一方の下の孫娘。
マイペースを貫く、ものの何となく思春期に差し掛かった感じもする。
この子なりに悩みも増えてきてるのかな。
今朝は、この手袋にする。と用意してたのに、見事に忘れて出かけた。（笑）
下校した孫娘。手が冷たかったやろ？に、「別に。」
その朝、登校していく子たちの、後ろ、西空低く、昨夜の満月が森へ降りて行くのをぼんやり見つめていた。
夕暮には 晴れ渡る空 寒土用
コードレスイヤフォン光る 冴ゆる夜
むらさきの 凍し夕空 ウルフムーン
金色の 月出で 狼の遠吠え
守護神は懐炉 少女の腹と腰
水仙の蕾 楽しみはゆっくり
実南天 青空広がりゆく 朝
