行く秋

朝湯して　絶景　霧の豊後富士

人気の茶房　コスモスが　招きいれ

行く秋が　「モン.ユフ」に紛れ込む

　　　　

晩秋や　幽かな鯉の　水の音

山荘「わらびの」に宿泊

薄そよぎ　小さき光を　とき放つ

はしゃぐ母と子　山荘の　床暖房

　　　　　　

　　　　　　

　　　　　　

　　　　　　　

深秋の　ディナー静かに　ひと日閉ず

Go To トラベル

由布岳は　雲一片の　小六月

あの刻と　同じ街並み　空澄みし

こぼれ萩　日常忘る　母子旅

蒼空や　花石蕗すくと　黄を放つ

薄紅葉　茅葺き屋根を　引き寄する

旅行二日目、帰路へ

 

 

 

 

薫風や　雅の宿の　枯山水

 

 

 

 

初夏や　姉妹が淹れる　朝の珈琲

 

 

 

旧き街並み　五月の風と　カレーの香

 

 

 

帰り来れば　陰濃くなりぬ　夕牡丹

 

 

 

 

こどもの日、女子会旅行

             

 

新樹晴　豊前と豊後の　国境

 

髪のリボン　外して五月　放たれる

 

 

若葉燃ゆ　車窓にいつしか　微睡みぬ

 

 

薫風や　子らの破顔を　包み込む

 

 

 

緑さす　沿線に沿う　水平線

 

 

坂登り坂降り　湯の街は薄暑

 

 

 

海色の　皿美しき　こどもの日

 

 

帰路へ。孫たち旅疲れ

 

 

若葉雨

バス心地よき

微睡む子

 

旅二日目は雨、海辺の水族館へ

 

 

逆立ちの

トドの先には

霞む海

 

八歳児の好きな事は

 

 

子の模写は

壁掛けの牡丹

紅の色

 

孫たち、競ってコーヒーを淹れてくれる

 

 

今朝の夏

子の淹れる

コーヒーや美味

 

宿の朝、なかなか起きない孫たち

 

 

夜更かしの

子夢から覚めぬ

夏座敷

 

端午の節句

 

 

菖蒲浮く

露天風呂

旅の夜更ける

 

昨年と同じ旅館に泊まる

 

 

初夏の

暮れ方の宿

灯の雅

 

孫のリュックの中には

 

 

子の必携の

絵画セットや

薄暑かな

 

女子会旅行、目的地に着く

 

 

新しき

駅舎モダンに

新樹光

 

黄金週間の思い出 （7） 湯の町から家路へ

行く春や
湧き湯楽しむ
子の破顔

女子旅は
面白可笑し 晴れの往路 小雨の帰路も
又佳き日なり