葉月の季まぐれノート 花と木と…時々五七五

日々の思いを気まぐれ、季まぐれに綴る。時々自己満俳句やります。

待宵

2020年09月30日 | 日記








登校の少女や 返り花さやか










採血の あとの自堕落 九月尽



   








待宵や ブリキの鉢に 小花入れ







コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊の秋

2020年09月29日 | 日記








 豊の秋 鴉の嘴(くち)に 余るみかん










可憐に咲き初む 木犀の香 濃ゆし







勝手口 幾度も出で見る 月の暈










コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋夕焼

2020年09月28日 | 日記






来し方を 遠く思えば 帰り花






ペチュニアの 色濃く咲いて 秋の風








秋夕焼 思考回路の 定まらず







コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫娘、久しぶりに我が家へ帰る

2020年09月27日 | 日記




子帰れば ぽ と上がる月 見上げけり












秋冷の 出窓の花に 話しかけ








ひとり観る 録画ドラマや 夜寒し







コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年09月26日 | 日記





紫式部 ゆかしき深み 増しにけり


三粒ほど 零れてしまう 実むらさき











花カンナ おさな消えゆく 十一歳








龍 淵に潜む前 夕空に










コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘から旅の誘い

2020年09月25日 | 日記




竹の春 あるやもしれぬ 神隠し







釣瓶落とし 子はティックトックに夢中









灯火親し 旅の誘いの LINEの来







コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋灯

2020年09月23日 | 日記




爽やかや 百三歳の スケジュール








秋ともし 伯母朗らかに 電話口








残る虫 声を濡らすや 小夜の雨








コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋分の日

2020年09月22日 | 日記






秋彼岸 子の手に持たす 朱い数珠






秋分や ランチに ジンジャーエール添え










鱗雲 母郷の空へ 流れけり







コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の夕暮れ

2020年09月21日 | 日記




稲の香や 連なり走る ピザバイク



    







透く月と 青い洗濯挟みかな










まだ明るくて 少し寂しき 秋の暮












コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕散歩

2020年09月19日 | 日記






檸檬青々 ランタナの 咲く庭に









夕の風 重くなりくる 稲は穂に










彼岸花の 道に出会いし 白きはな






















コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の夜

2020年09月18日 | 日記






銀漢や 熟睡の子の 眉安らけし








雨音を 縫って幽かに ちちろ鳴く








秋霖や 真夜のサイレン 遠く聞く






コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の空

2020年09月15日 | 日記










天高し 子にしかわからぬ 会話して









ディスタンスの 心地良くなる 秋澄めり







「虫の声」の二番議論す きりぎりす










コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曼珠沙華

2020年09月13日 | 日記




ほむらめく 曼珠沙華咲く 夕べかな








秋夕焼 来たる季節を 誘いて







コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誕生日② 下の孫 8歳

2020年09月12日 | 日記




(スマホ画像より)








幼の 少し残る妹 鳳仙花



妹の 主役の日なり 秋灯し







コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誕生日① 姑さん 93歳

2020年09月12日 | 日記









「一番来るひと」と 紹介さるる 秋うらら









笑みも善き むらさき色の 秋袷




三週間ぶりに訪れた、姑さんの施設。
相変わらず、原則面会禁止。だが玄関先での短時間の面会は許可してくれる。
マスクをつけ、アルコール消毒をして、お母さん。と呼びかけるが、反応は薄い。
主任さんが、「⚪︎⚪︎さん!お嫁さんよ。誕生日のお祝いに来てくれたよ!」と気遣ってくれるも、キョトンとしたまま。
漸く、私を見てプレゼントの箱を受け取り、周りのスタッフさんに、「一番会いに来てくれる人よ。うちの嫁さん。」と言う。これには、私も主任さん、二人の介護士さんもびっくり。
あれー凄い!よくわかったねぇ!今日は冴えてる!
その後主任さんと雑談をしている間に、二人の介護士さん、素早くプレゼントのブラウスに着替えさせてくれ、姑を椅子に座らせ、記念写真を、と言ってくださった。
この日は、姑の表情はとても豊かで笑顔が可愛い。
しばし、姑さんを囲み静かな会話をする。そろそろおいとまをと、また来ます。母をよろしくお願いします。と立ち上がる私に、「奥さん、夕方に来んね。ご飯を食べて行きなさい。」と姑。
参った〜。また知らない人になった長男の嫁。主任さんたちと大笑い。
でも皆さんのおかげで元気に、安全に暮らさせていただいている。おかげで私達もどんなに助かっている事か。安心していられる事か。
ありがとうございます。と心から感謝して玄関の扉を閉めた。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする