何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

スイープ受信で検波出力を確認した

2020-09-27 14:21:34 | 電子工作
2020/09/26(土曜日) 曇り時々雨


固定周波数を受信して検波出力を確認する実験はうまくいった。
次はスイープ受信をしてその検波出力を確認してみよう。



スイープ範囲の設定とかオシロスコープのレベル調整、掃引周波数の設定は
なかなか面倒だ。
バリキャップVFOの実験データを元にして鋸歯状波開始電圧、停止電圧を
設定した。



この設定にした場合はオシロスコープ・1CH(鋸歯状波)波形の2.7V付近に
120.5MHzの電波が表示されるはずだ。
スイープ受信を開始して120.5MHzの交信が始まるのを待った。
この120.5MHzはかなり頻繁に交信があるはずだが今はコロナ・ウィルスの影響か
なかなか交信が始まらない。
しばらく待機しているとやっと交信が始まった。

交信の受信周波数を確認するためのPCレシーバーのスペクトラム表示窓に
黄色いインジケータが立ち上がった。
同時にオシロスコープ画面には検波出力が表示された。
検波出力立上り位置と鋸歯状波電圧値とから120.5MHzのものだと見当がつく。
自作シングルスーパー受信機からはスイープに伴うザッ、ザッ・・・という音が出るのみだ。



PCレシーバーのインジケータが消えると、オシロスコープ画面の検波出力も消える。
この出力は120.5MHzのものだろう。
時々、検波出力が表示されるが鋸歯状波電圧位置が違ってPCレシーバーののインジケータも
点灯しないからこれは他の周波数の電波のものだろう。
スイープ受信もなんとかうまくいったみたいだ。

そんなテストの様子を動画でご覧ください。



さぁ、次はスイープ制御部のマイコンボードのプログラム改造だ。
検波出力を検出したらスイープを停止してワッチモードに移行させるのだが、
検波出力の判定レベル(閾値)設定をどうするか? 
外部から自由に設定できるようにしたいなぁ・・・




コメント (4)
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自作受信機の検波出力をオシロでみてみた

2020-09-26 12:26:33 | 電子工作
2020/09/25(金曜日) 雨

スイープVFOの発振出力をLOCにしてVHFエアーバンドが聞こえるようになった。
次は受信機が電波を捉えたときにスイープを停止して捉えた電波をワッチするようにしたい。
スイープを停止させるにはマイコンが検波出力で鋸歯状波の生成を停止させるように
しようと考えている。
それには検波出力がどんなものなのか確認してみる必要がある。
今日はその検波出力をオシロスコープで観測してみた。




オシロスコープの観測波形。



受信待機中(電波を受信していないとき)と受信中では検波出力にはっきりと差が出る。
この差を利用すればワッチ状態への移行ができると思った。

そんな観測の様子を動画でご覧ください。



今回はスイープVFOの発振周波数を固定にして実験してみたが、次はスイープ発振のときの
検波出力を確認してみよう。
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自作受信機の感度はどうなの?

2020-09-25 12:30:09 | 電子工作
2020/09/24(木曜日) 曇り 一時小雨

スイープVFOをLOCとするシングルスーパー受信機で実際の電波を捉えてみようと実験をしている。
でも思うようにはいかない。
スイープVFOが発振する出力も肝心だが、電波を捉えて信号を取り出す受信機の性能がもっと大事じゃないの?
この受信機も有り合わせの部品を使って作ったもので去年のUHF「なぁーんちゃってスペアナ」実験以来、
性能の確認はしていなかった。

VHFエアーバンドをワッチしているとき、常時電波を出して何か情報を伝えているチャンネルを見つけた。
でもこの電波はとても弱くてよく聞こえない。 それに数値情報みたいな英語の読み上げで何だか意味が
判らないので無視していたが、受信機の調整には役立つかもしれない。

よーし、この電波を受信して受信機のチェックをしてみよう。

先ず、メーカー製の受信機(PCレシーバー)で受信してみた。
昔、Windows98時代に購入したものだがWindows10でも動くので
未だに使用している。


この受信機で聞いた弱い電波のシグナルです。
メーカー製の受信機だから良く聞こえる。(当たり前だよね!)




次はSDRドングルで受信してみる。
2、3年前かな?
SDR(ソフトウェアラジオ)というものを初めて知って手を出して買ったドングル。
これとパソコン上で動くソフトウェアと組み合わせて電波を受信する。



このドングルで受信したときの様子です。



さぁ、いよいよ自作ラジオでの受信だ!
今までのメーカー製のラジオのようにはいかないけどね。






ザーっという雑音が耳障りだけど聞こえることは聞こえる。
まぁ、これはとても弱い電波だから・・・ということで今度は普通の電波を受信して
実験を続けよう。

次は検波出力でマイコンを制御する実験だ・・・ガンバローっと。

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GDMの電波をスキャンして捉えてみる

2020-09-24 14:11:01 | 電子工作
2020/09/23(水曜日) 曇り

昨日はいきなり実際の電波を捉えようとして見事?失敗した。
今日は初心に帰ってきちんと設定して実験してみた。

電波の発信元は机の上のGDM(グリッド・ディップ・メータ)を使う。
もう50年以上前から使っている古いものが、今でも正常に動作してくれる。
GDMの電波なら連続して放射されるので実験には都合がいい。



昨日はスイープ制御部の設定をいい加減にしていたので実験が失敗した。
今日は慎重に設定して鋸歯状波の波形をスペクトラム確認に使うHDSDR
のスペクトラム窓の表示範囲3.2MHzに合致するように調整した。



今回はGDMからの121MHz電波は常時送出されているのでスイープVFOの
発振周波数が110.3MHzになったときにIF(10.7MHz)が生成されて
受信機に出力が現れるはずである。
そこでHDSDRに表示されるスイープVFOのスペクトラムが110.3MHzになった
瞬間にスイープ制御部の(疑似検波出力スイッチ)を押してスイープを停止させて
ワッチ状態にすればGDMの電波(変調音)が聞けるはずだ。

スイッチを手で操作するのでスイープ速度は低くしなくてはならない。
スイープ周期は0.6秒に設定した。
これでも早すぎるぐらいでなかなか同調点で停止させることができなかった。

まぁ、何度かは同調点付近でワッチ状態に入ることができて変調音を聞くことができた。

そんなテストの様子を動画でご覧ください。



手動でスイープを停止してワッチ状態にすることは何とかできた。
次はこのスイープ状態からワッチ状態への移行を自動的にさせることへの挑戦だ。
これには検波出力の有無をマイコンが判定できるようにしなくてはならないが、
大体、このスーパー受信機が(「超素晴らしい」という‟スーパー”ではありません。)
どのくらいの感度なのかもわかっていないのだからどうしようもない。
次はこのシングルスーパー(ヘテロダイン式)受信機の感度やら何やらを確認してみよう。


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いきなり実電波をスキャンしたのは無謀だった

2020-09-23 18:39:35 | 電子工作
2010/09/22(火曜日) 晴れ

スイープ制御部が出来上がったので受信回路全体を組み立ててみた。






鋸歯状波の状態を確認するオシロスコープ。
VFOの発振周波数を確認するためのSDRドングルとSDRソフト(HDSDR)。
空中の実電波を受信・確認するためのPCレシーバーとシステム。
VFOの出力をLOCとするシングルスーパー受信機。(IFは10.7MHz)
それに出来上がったばかりのスイープ制御部。

狭い机の上にごちゃごちゃと配線したシステム?で実際のエアーバンドを受信してみた。
先ずスイープ機能は停止して固定周波数で受信してみた。
今まではかなり頻繁に出ていたエアーバンドの交信も最近はまばらな感じだ。
コロナの影響かな?

でも126.00MHzはときどき交信が聴こえる。
これは正常に受信できた。

そこでいよいよスイープ受信してみた。
交信を捉えたら「疑似検波確認ボタン」を押してワッチすれば良いわけだ。

スキャン幅は最大(鋸歯状波がグランドレベルから電源電圧まで)で大体100MHz~128MHzぐらいだ。
スキャン周波数は0.1Hz(周期は10秒)と低速に設定した。



スキャンを始めると受信機からはザーザーと雑音が!
VFOの100MHz~128MHzをスイープするのには10秒ぐらいかかる。

実電波(126MHz)の交信を確認するのはメーカー製のPCレシーバーで行う。
そしてVFOの発振周波数を確認するためにSDRドングルとHDSDRを使う。
実験用受信機はシングルスーパーでIFは10.7MHzだからVFOの発振周波数が115.3MHzになった時に
交信が聴こえてくるはずだ。

実電波確認用のPCレシーバーの同調インジケータがONになって、かつHDSDRのスペクトラム表示窓の
115.3MHzにスペクトラムが表示されたら即、疑似検波確認スイッチを押せばワッチが始まるわけだ・・・
とテストを開始した。

ところがそんなに簡単にうまくいくはずがない。
エアーバンドの交信はとても短い。
VFOがスイープ発振して115.3MHzになった時には交信は切れている。
実電波の出現とVFO発振周波数の条件が合致しないのだ。
いくらやってみても疑似検波確認スイッチを押すチャンスがこないのだ。

まぁ、いきなり実電波で実験しようとしたことが大間違いだった。

そんな無謀な実験の様子を動画でご覧ください。



次はテストオシレータ(GDMで代用)を使って定点で電波を出してスイープ受信してみよう。



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