何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

320MHz帯受信回路用テストオシレータ完成

2017-06-04 20:55:58 | 電子工作


2017/06/04(日曜日) 晴れ


自作した超再生受信機で320MHz帯のエアーバンドを聞くためのコンバータを
作ろうと思っている。
この超再生受信機は120MHzから130MHzぐらいが感度よく受信できる。
(その範囲しか聞こえないのです。(涙))
感度はまぁまぁだけど同調がブロードで混信が起きる。
でも、エアーバンドをワッチするときにはいろいろな電波が入ってくるのでかえって
便利な場合もある。
ただ聞きたい(内容が面白い)電波が他の強い電波でかぶされて聞こえなくなってしまう
こともたびたびあるのが残念だが・・・

今度は320MHz帯のミリタリ・エアバンドを聞いてみたい。
しかし、超再生受信機は120MHzしか受信できないので320MHzを120MHzに
変換するコンバータを作らなくてはならない。

一応、局発(LOC)の200MHz発振回路は実験を繰り返して何とか目鼻がついた。
次はミキサー回路の実験だが320MHzを入力して120MHzが出力されるか確認する
手段を考えておかなくてはならない。
出力の120MHzはHDSDRで確認すればいいだろう。
入力の320MHzは実際のエアーバンドを受信すればいいのだろうけれど、常時電波が
出ているわけではない。
やっぱり320MHzを発振するテストオシレータがひつようだ・・・・というわけで
今回の工作に取り掛かった・・・というわけです。
(前置きが長くなってスイマセーん。)

今日は最終工程の配線と動作確認です。

いよいよ最終工程の配線を始めた。



スイッチは変調用CR発振回路のON,OFFようです。
電源は外部の安定化電源装置から供給します。



蓋をかぶせる前に発振状態を確認した。 バラック組み立て時とほぼ同じ感じで発振してくれた。



ケースを組み立ててからHDSDRで受信しながら発振周波数をプロットした。
プロットした目盛はバラック組み立て時とほぼ同じだった。



最終チェック。 市販のPCレシーバーとHDSDRで受信しながら発振周波数を確認した。

320MHz付近。 こちらはスペクトラムがシャープでシグナルも強い。



380MHz付近。 周波数が高くなるとスペクトラムが広がってシグナルも弱くなってしまう。



SDRドングルへはSMAコネクタ経由で同軸ケーブルで信号を送り込んだ。
過大入力が心配だったが大丈夫だった。

PCレシーバーはケースから放射される電波をアンテナで受信させた。



高調波、低調波が入り乱れて現れ、果たして実際に使えるかどうかはわからないが
いつまでこんなことをしていてもキリがない。
もうここらでテストオシレータは完成とさせて、次へ行こう。

完成したテストオシレータの正面。


背面。



さぁ、次はいよいよミキサーの実験だ。
真空管時代に「高1中2」なんていうスパーヘテロダイン式の受信機を組んだことはあるが、
(「高1中2」は高校1年生、中学2年生のことではありませんよ)
トランジスターでのミキサー回路は初めてだ。
どんなことになるか・・・・楽しみだ。







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