2017/04/26(水曜日) 曇り
320MHz帯のエアーバンドを120MHz帯用超再生受信機で受信してみようと旧式UHF・TV用チューナを
利用して、コンバータ工作に挑戦しているが、どうしたらいいのか見当がつかず、やみくもに実験を繰り返している。
アナログ時代のUHF・TVは13CHから62CHのチャネルがあって471.25MHz~765.25MHzの
周波数帯域を持っていたらしい。
とすると最低受信周波数を471MHzから320MHzに落とさなくてならない。
それにコンバーター出力は超再生受信機の120MHz帯に合わせるから局発(局部発振器)の発振周波数も低く
しなくてはならない。
先日の実験でUHF・TVチューナーの局発は520MHz~830MHzぐらいと判明位している。
320MHzのエアーバンド電波を120MHzの電波に変換するのは200MHzか440MHzの高周波と
混合させる必要がある。(周波数変換についてはウェブサイトにいろいろな資料が掲載されているので勉強になる。)
周波数を低くする・・・・一番安直なのは共振回路のコンデンサ容量を大きくすることだ。
先ずその実験からやってみよう。
チューナーは3つの“部屋”に分かれていて左からアンテナ入力部、混合・IF出力部、局発部となっている。
同調用バリコンにコンデンサをハンダ付けすればどうかな?
ケースが厚い金属でできていて小さな半田ゴテでは熱量不足だが、何とかくっつけられそうだ。
ジャンク箱から小さなトリマコンデンサを見つけた。
一つはセラミックコンデンサのようだ。 もう一つはエアートリマのようだ。
果たしてどのくらいの容量があるんだろうか?
10μH?のコイルと共振させて容量を調べる。 久々のNWT150登場だ。
トリマーコンデンサの容量を変えると共振点の表示が移動する。
トリマーコンデンサ1(セラミック?)の結果。 最大容量22pF 最小容量5pF ぐらいだった。
トリマーコンデンサ2(エアー?)の結果。 最大容量12pF 最小容量4pF ぐらいだった。
今まではコンデンサの容量チェックはGDMで共振点を確認して換算表から割り出していたが、
このNWT150スイーパーを使えばグラフで表示できておもしろい。
ディップの深さからQの見当もつくので便利だ。
セラミックタイプのトリマコンデンサ1の方が変化範囲が広い。
それにチューナーに取り付けるのもしやすい感じだ。
これを取り付けてみよう。