琥珀色のブログ

 
 琥珀さんってばねっ!

LA-LA-LA LOVE SONG

2010-01-17 23:32:10 | 琥珀さんってばねっ
 最近、本業ではたいしたお仕事をしていない不良公務員な琥珀さんです。みなさん、こんばんは。

 実は琥珀さん、本業ではろくな仕事をしていないけど、裏では大きな仕事をしています。

 大きく分けて4つの仕事で、一般常識ではないことを行っています。その4つとは……

1.当初4ヶ月と告げられた余命を倍に伸ばしている

 国立病院では、普通、エビデンスに基づいた標準治療が行われ、宣告された余命どおりにほぼ寿命が尽きてしまいます。
 家内の場合、MIRの精密検査で子宮体癌を原発としてリンパ節や肺に転移を認めるステー4b期で、しかも未分化型の性質となったがん細胞(悪質)なので進行が早く、寿命は残り4ヶ月と宣告されました。
 そこからネットで信頼できそうな情報を集め、寿命を延ばすよう知識と知恵で医師を説得したり、食べやすくてカロリーの高い食事を食べさせたり、生きる希望を持たせたり(心のケア)、激しい痛みを抑えるよう医師を説得したりで、一般常識を覆して家内の寿命を延ばしています。
 もちろん、その方法は医師をお金で買収するという方法ではなく、医師の心を自発的に動かして良心に訴えかけることと、担当医がほしいものを与えることで寿命を伸ばさせています。
 未分化型のステージ4bで、抗がん剤治療だけで半年以上の延命効果が認められたという結果は、医師や製薬会社からみたら素晴らしい治療効果だったりします。なので、学会で権威をほしがっている担当医にとって、うちの家内は喜ばしい患者になっていたりします。

2.婦人科病棟に付き添い寝泊り

 現代医学の進歩により、高カロリーの点滴による生命維持や人工管による尿の排出などのシステムが導入されているので看護師の手間がかからないことから、ほとんど病院は完全看護制をとっています。
 なので、ほとんどの病院では、家族を含め付き添い看護(介護)をする人はほとんどいないそうです。稀に若い男女カップルで、男性が入院した場合、女性が付き添いで病室に寝泊りする人がいるそうです。
 家内が入院した女性専門の婦人科病棟では、これまで男性が寝泊りした人はいなかったそうです。なかには、変わり果てた女性の姿を目の当たりにして、見舞いすらこなくなる男性も多いそうです。
 そんな中、琥珀さんは週に1回以上寝泊り介護していて、看護師さんから尊敬されてたりします。なかには僕の一般的じゃない誠実な行動をみて、微妙に誘惑してくる若い看護師さんもいたりします……(滝汗)。
 この行動は、いざとなった時に逃げてしまう男性を毎回みせられる看護師にとっては、世の中にはこういう男性もいるんだよ、という精神的な支えと、みえない心のケアをしてたりします。

3.放射線治療のエビデンス確立への貢献になるかも?

 今現在、脳に転移したがんへの放射線の標準治療(エビデンス)は確立されていません。その裏側には学閥とか、病院経営とか、医師のプライドというものが大きな壁として阻んでいます。
 家内は、脳転移が分かった時点で、主治医からガンマナイフという放射線機器による治療を進められました。
 それは、とある有名大学附属病院の権威である先生が「ガンマナイフなら全ての脳転移放射線治療が可能でとても安全」と公言していた治療法で、だけどそれは高額な医療費がかかり、しかも何度も行う必要があるという、数年前ならいざ知らず新たな機器が登場した現在では、ある意味、詐欺的な治療法となってしまったものです。
 現代では、医療機器の進歩とともに、リニアックという最新の放射線治療機器の方が優れていることが分かっていて、ガンマナイフ以上の安全性と低コストで精度の高い治療法が確立されています。
 にもかかわらず、学会や医師会・厚生労働省などで権威と影響力のある先生の非常識(プライド)な治療法を覆すことが誰もできずに、そのため転移性脳腫瘍の放射線治療のエビデンスは宙に浮いたままでした。
 そんな状況を知っていながら、主治医は僕をその先生の元に送りつけ、ガンマナイフで治療をしてくるよう指示しました。
 僕はネットで放射線治療の情報を収集し、ガンマナイフの権威である先生(教授)に、その治療方法は間違っているのでは? と問題を提起し、説得し、そして先生の考え方に間違があることを認めさせ、その結果リニアックによる治療を行うことになりました。
 最終的に、主治医宛の文面による回答を得たので、主治医が放射線治療の問題点を学会で発表することで、いずれ放射線治療の考え方の基礎(標準治療)が構築され、そのことによって多くの患者が経済的に救われる放射線治療のエビデンスが確立されるかも知れません。

4.グレーを白に

 本来は白いはずのどす黒いグレーな問題で獲得することが困難なことについて現在協議中で、黒い色のグレーな問題が白と判定される可能性が高くなってきています。
 このことは、公にすると面倒なことになる可能性があるので、公表できないのが残念。

 と、まぁ、家内が病気になったことをきっかけに、知識と知恵と行動力で普通ではあり得ない行動を起こし常識を覆してきたので、常識と思われていた非常識なことが、いずれはそれが常識的になる日がくるかも知れません。

 だけどね、本音は、普通でいいのに。僕は荒波にもまれたり、世の中を変えたいなどの野望はなく、穏やかな普通の暮らしをしたいのに。でも、なぜかそんな運命に勝手に巻き込まれてしまう琥珀さんっていったい……。

 という、表ではたいした仕事はしていないけど、みえないところで4つの大きなお仕事をしている、久保田利伸の「LA-LA-LA LOVE SONG」を聴きながらこの半年の出来事を省みている琥珀さんの今日の戯言っぽい自慢話でした。←自慢話だったのかよ
 

お金と時間と知恵の関係

2010-01-11 21:22:10 | 琥珀さんってばねっ
 はいはい、ちょっとお疲れ気味の琥珀さんです。みなさん、こんばんは。

 今日は、お金と時間の関係について、少しまじめなお話。

 実は皆さん、お金で時間を買えるということを考えたことがるでしょうか?

 たとえば、車を使って一般道で5時間かかる距離を、高速道路で料金を払うことで3時間で到着すると、高速料金で2時間の自由な時間を買うことができます。

 問題はここから。この余った2時間を何に使うか。

 時間の使い方に目的がないと、無駄金になります。

 自由となった2時間で行きたい場所とか、会いたい人にあう、知らない町を散歩してみるとか、趣味や興味などに使えば、有効なお金の使い方ができます。

 また、早めにホテルにチェックインして2時間休み、夜遊びに備えて体力を回復して夜の時間を有意義なものにする、なんて使い方もできます。

 実は、時間を買えるのはお金だけじゃありません。知識と知恵があると時間が買えます。

 単純的な考え方としては、空いている道を選ぶことで目的地に早く着くという方法。

 もっと深い考え方では、知識と知恵があると、寿命を延ばすことさえ出来ます。 
 たとえば、抗がん剤治療。

 大抵、末期癌と診断されると、寿命は6ヶ月以内と決まってしまいます。

 なぜ、このようにきっちりと決まるかというと、効果がほとんどない抗がん剤という治療が患者に投与が開始されると、大抵は抗がん剤の毒性により6ヶ月以内で体力が消耗し、力尽きて寿命が終わります。

 医師は、厚生労働省が作った「エビデンス」という標準治療に基づき治療を行います。それはある意味、現代の医学では治せない癌という治療で裁判になったときの医師側の防御策なので、たいがいの医師はエビデンスどおりに治療を行います。なので、6ヶ月以内に寿命が尽きることが計算できてしまいます。

 このような情報を集め、医師とよく話し合い、抗がん剤治療の効果や投与間隔、投与期間、抗がん剤の濃度、抗がん剤以外の治療方法の検討、食事の質の向上や心のケアなどにより、6ヶ月以内という決められていた寿命を数ヶ月伸ばすことができます。
 ただ、知識だけでは医師はなかなか思惑どおりに動いてくれないので、医師の心を動かす知恵と勇気と決断力が必要になります。
 がんという治らない病気は裁判になりうるし、患者の平等性なども考えていくと、知識をひけらかしただけでは医師に相手にされないのが実情です。

 だけど今現在、琥珀さんが医師と相談し進めている経験なので、医学が進歩したことで、知識と知恵で寿命を延ばすことは可能だったりします。

 時間はお金で買えるし、知識や知恵でも時間を買えます。

 でも、いくらお金があっても、知識や知恵を持ち合わせていても、時間の使い方を知らないこと(人生)が、一番損するんじゃないのかなぁと。

 お金がなくても、楽しい時間、楽しい人生を送ることは本人の気持ち次第でなんとでもなることだからね。

 お金はあくまでも、楽しい時間を過ごすためのツール。お金なんてその程度の価値しかないから。

 やっぱり一番大切なのは、楽しく過ごせる時間だね!

いつのまにか少女は

2010-01-08 23:23:21 | 琥珀さんってばねっ
 ちょっとだけ元気になりつつある琥珀さんです。みなさん、こんばんは。

 なぜ、少し気持ちが元気になりつつあるかというと、ちょっとした楽しみが出来たから。

 その楽しみとは……

 光と影のコントラストが映し出す、白と青と黄色と赤の鮮やかな美しい抽象的な印象の視覚。

 深い癒しの時間と空間に引き込まれ、生きていることさえ忘れてしまうほどの快楽を与えてくれる揺るぎない感動。

 ピエール=オーギュスト・ルノワール

 1月20日から東京六本木の国立新美術館にて「ルノワール展」が開催されるそうです。

 見に行くから。絶対、見に行くから。ひとりでも見に行くから。

 できれば、ふたりで……。ルノワールの名画「レースの帽子の少女」から飛び出してきたような、超素敵美少女と一緒にね。

 なんて、井上陽水の「いつのまにか少女は」を聴きながら、いつもの激しい妄想中な今日の琥珀さんの戯言でした。

何が入っているの?

2010-01-04 20:02:00 | 琥珀さんってばねっ
「何が入っているの?」

 昨年、一番印象に残った言葉。

「何が入っているの?」

 何気に知り合ったある人が僕を見て、最初に発した言葉。

 言葉の真意は、この人の体(外見)の中にはどんな人(心)が入っているの? という意味だった。

 その人は、人を外見で判断するのではなく、常に人の内面をみていた。

 ちなみにその人に、少し経ってから琥珀さんの感想を言わせると、
「外見とは相反する心が入っている不思議な人」と言っていた。

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「あなたの中には、何が入っているのですか?」

トゥインクルトゥインクル

2010-01-01 20:23:21 | 琥珀さんってばねっ
 みなさま、明けましておめでとうございます。

 一昨年、この自己満足型妄想系遅滞ブログを飽きもせずに見に来てくれた方には、とても感謝しております。ありがとうございます。

 さて、昨年は大きな節目の年でした。

 琥珀さん的にはこれまで多分普通の人が体験しないことをしてきた中で、それでも大きな流れでは変化がなかったのに、昨年6月に天上界で龍の結の儀式が行われてからは、ぷんすかという体の変異現象が始まり(現在も継続中)、家内の突然の入院による生活環境の激変(現在も継続中)、自分の時間の使い方やお金の価値観の激変(現在も継続中)と、あの穏やかだった頃の生活スタイルを失ってしまいました。

 代わりに手に入れたものといえば、幾多の精神的負担や大きなダメージ、保険保障での交渉、家内が入院する以前の生活の質の維持、障害者の心情や死を目の当たりに働いている人達の労働環境や心理の認識、自力でお金を稼ぐということの大変さなど、言葉では言い表せない経験とそれらを乗り越え自分のものにして得た自信でしょうか。

 新しい年が始まったけど、今の生活スタイルは当面変わらない? ようなので、しばらくは慌しい日々を送ることになるのでしょう。

 そんな現状の中でもポジティブシンキングな琥珀さんは、少しでも自分の夢や幸せを探そうと、Winkの「トゥインクルトゥインクル」を聴きながら常に先を考えて行動中です。
「願うだけじゃ自分の夢は叶わない」,「欲しいものは自分の腕でつかまなきゃ」ってね!

 本年もよろしくぅ!