赤い太陽にキッス! 

旅日記、旬の花をパチリ!
ランチあちこち、スウィーツ大好きも書きます。
そうそう、 朝一番の太陽にキッスも・・・

黄龍を登る

2005年09月30日 14時12分36秒 | インポート
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●世界遺産九寨溝・黄龍への旅 7
黄龍を登る!

天国と地獄を想像するに、黄龍の景観は天国の色合いに見えるところ、
はたまた地獄の沼を思い浮かばせるような展望に言葉もなく、
写真集を見るように、次のページを繰るように登って行く。

言葉がわからないが、表情から
担ぎ手はこちらに、少しでも長く歩かせようとする気配に・・・・
僕は少し長く歩いてみる。
大きく呼吸をしながら、ゆっくりと歩を進めるが100mぐらいで胸が苦しくなってきた。


チョトやばいかな?と思っていたら・・・・
彼らが乗れというような合図をする。

頂上近くに来たときさすがの担ぎ手も木陰に腰を下ろしてりんごを齧りだした。
最上の景勝地 五彩池はまさに極楽の湖水だ!コバルトブルーの水面と黄龍古寺の
伽藍、見晴るかす山並みにたなびく雲の様は浄土の世界のようだ。
中国では「この世の仙境」と言われるそうだがまさにその通りだ!

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ぐるりと展望しながらハイキングしていると雨が降り出した。
急いで籠まで戻り一気に下り出した。
雨脚も強くなってきた階段や木道は今にも滑りそうな様相だが、彼らは難なく飛ぶように
下っていった。
登りが見学しながら2時間、下りは40分ぐらいで黄龍の見学を終えた。


私達の足では、やはり5時間ぐらい掛かったであろう、それに途中でダウンしたかもわからない
・・・ガイドの読みが正解だったであろう。
黄龍を出発して時はまだ明るかったが、九寨溝まではここから130km、3時間を要する
距離だ。
明かりもほとんどない山道を専用自動車はまっしぐらに九寨溝シェラトンホテルへ疾走した。
九寨溝観光のために出来上がったと言うホテル街をしばらく走った
一番奥まったところにシェラトンホテルはあった。
酸素ボンベ 50元

黄龍を籠に乗って 6

2005年09月29日 08時20分56秒 | インポート
●世界遺産九寨溝・黄龍への旅 6
黄龍をお籠に乗って!

国家級風景名勝区 黄龍は入山料が150元(2250円)必要だ。
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ガイドの厳さんがハイキングの結論をこのように切り出した。
山の天気を考えて、籠を使ってもらうこの時間帯からだと往復
利用が求められる・・・・とのことだ。
時間をかけてでものんびり歩いて登ろうとスケジュールされていたが
仕方のないことかなと団長は承諾する。
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定価は往復440元(6600)だが、同行の12台分を確保するために11000円支払うことにする。
山から降りてくる籠の奪い合いみたいだ。今は完全な売り手市場のようである。
多く支払う方に廻してしまう。台湾人は15000円でも支払うようだ。
我々の番になったとき、ガイドの厳さんがまた説明に来た。

何かと思ったら「この地区の自治区長」が来たそうで、2~3台取られてしまったという
これも中国の賄賂・権力社会のなせる業だ。

小1時間待って登りだした。
2人で1人を担ぐのだから大変な重労働だ!
軽い方が楽に決まっているから女性や小柄の人が歓迎される。
反対に重い人は敬遠されるし乗り具合も気兼ねして悪そうだ。
95kg以上の方は重量オーバーで乗れないそうだ。

さあ~ 出発だ!
狭い階段、木道を巧みに登っていく、前を行く歩行者には、何と言っているのか
良くわからないが・・・・
オイ!とか オオ!と声をかけて道を明けさせて急いで登っていく。

竹竿で支えられた籠の乗り心地は悪くない、
フワフワしなって重さを和らげているのかな?

でも僕は殿様でもないし・・・
担ぎ手は汗びっしょりで、だんだん吐息が荒くなってくるのが
聞こえてきて気の毒になってくる。
1箇所目の景勝地で降りて見学する。
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おお~ ワンダフル!
なんという景色だ!
暫し感嘆の言葉しかない。

九寨空港へ 5

2005年09月28日 08時56分49秒 | インポート
●世界遺産九寨溝・黄龍への旅 5
3500mの九寨空港へ

山岳航路は天候に左右されやすい、出発まで心配していたが
定刻どおり飛び立った。200人乗りぐらいの飛行機は満席で雄大な
山々を縫うように40分の飛行を終えた。
何だか海の上の航空母艦に着艦するときのように、
山々の中の平地に静かに、ひっそりと着陸したような感じである。
ラマ教の仏様お許しを・・・と祈るような気持ちで・・・・
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タラップを降り、ターミナルへ向かう足元が少々怪しい!
予備知識で得ていたように、ゆっくりとそして大きく深呼吸してみるが
胸元も息苦しいような、フワーッと雲の上を歩いているようだ。

ここは標高3500mである。600mの成都 から一気に3000mも上るのだから
変化はあるはずですよね。
同行の方たちに聞いても同じように感じたようだ。

空港の向かいの山の斜面には色とりどりの小旗がはためいている。
これがチベット族のお祈りの標しなんだ。

専用車で黄龍に向かう。
やはり見たことがないような山や風景だ、ああ ヤクがいる!馬もいる!
ヤクって結構小さいんだ。子供かな?

1時間ぐらい走ったときトイレ休憩とバスの水を補給していた。
偶然チベット族が馬で行く姿を見つける。
勇気を出してシャッターを押す。
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空港から40km1.5時間ほどで黄龍に着いた。
黄龍ハイキングは5時間ほど掛かる、夕闇が迫っているので、
厳さんが対策を考慮中のようだ。

▲ 黄龍
黄龍は九寨溝渓谷に近いアバチベット族チャン族自治州にある。

標高3000m以上の地にある。

雪宝頂山系の雪解け水が地下水になって湧き出しているが、

この地域では炭酸カルシウムを大量に含んでいる。

そのため湖底、湖岸に炭酸カルシウムが乳白色の結晶体として付着し、

神秘的なエメラルド・グリーンの棚田状の池や湖沼が3000以上も連なる景観を創り出している。

黄龍の名は風景区の中ほどに建つ明朝創建の黄龍寺に由来するもの

成都 市内観光 4

2005年09月27日 08時38分14秒 | インポート
●世界遺産九寨溝・黄龍への旅 4
成都 市内観光 杜甫を尋ねて!

ザオシャン ハオ
快適なルーム環境で、成都 の朝を迎えることが出来た
インターネットアクセスが出来るようにランケーブルが
用意されているし、デジカメなどの充電用コンセントも問題なく使用できた。

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九寨溝への飛行機便間での時間、成都 市内見物に出かける。

ガイドをしてくれる 厳さんは重慶外国大学で日本語を勉強した26歳の若者である。
日本語はチョット怪しいところがあるが快活で行動力がすばらしい。

早速町並みを見学しながら成都 事情を話してくれた。
成都の一般人の生活費は10元(150円)ぐらいで出来る。
僕の給料は30000円ぐらいだ。
皆さん成都の有名なお茶はなんだと思いますか?と言う・・・
ウーロン茶! ロンジン茶!

否 否・・・ 滅茶苦茶ですよ!と笑わせる。
中国の交通ルールは 車優先・人間優先 どちらでしょうか?
それはね、 ・・勇気 優先なんですよ。とも言う
歩道、自転車道、車道と分かれているのは感心した。
人力車(自転車)が走っているのには驚かされた。聞けばバスは1元なのに、
料金は3元だそうだ。

成都では年に数日しか太陽を見ることが出来ないと言うが、今日はぼんやりとした
太陽を見ることが出来る。どんよりとした空と湿っぽい空気が肌にまとわり付く。
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杜甫草堂・詩史堂(杜甫)を見学する。
毛沢東なども見学したと言う「情糸草堂」と言う文献館に入ろうとしたが、
説明員がまだ来ていないと言う。
公務員はのんびりしたものだとガイドの厳さんが呆れていた。

大木の下で太極拳を演じている女性に視線を留める。
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漸く解説員の説明を受けて後、成都 空港へバスは向かった。


▲ 杜甫草堂

成都市の西郊外、浣花渓のほとりにある杜甫草堂は、李白と並ぶ唐代の詩聖、杜甫の旧居でる。

"詩聖"と呼ばれる唐の詩人、杜甫(712~770年)が安史の乱(755年)を避けて

都の長安から成都に移り、友人の協力で市の西の郊外、浣花渓のほとりに草堂を建てた。




仮面の変面 川劇を見る 3

2005年09月26日 20時10分21秒 | インポート
●世界遺産九寨溝・黄龍への旅 3
仮面の早代わり 、 川劇を見る

天府の花とうたわれる川劇を観賞する
北京の京劇、河北劇、昆劇などと4大地方劇と言われている伝統のある古代
スペクトルである。

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川劇はいろいろな所で開演されているそうだが、われわれは結構立派な劇場へ
開演時間間際に滑り込んだ。
場内は満席で、西洋人もぼちぼち見受けられる。
入場料が250元だとか言っていたが、歌舞伎座で外人が観賞するようなものかな?

出し物は、中国古代楽器の演奏、魔術、川劇の踊り、手の影絵 、夫婦コント
そしておおとりが・・・仮面の変面で幕となった。
変面は話に聞いていたからカメラでその瞬間を撮ろうと準備をして待った。
デジカメの高速連写だ!
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でも結局のところ肝心なところは画像が流れて解析できなかった。
カメラより早業と言うことでしょうね。

夜も更けてきた、今日の宿泊はシェラトンホテルだ。
成都 一番の高級ホテルのようだ。
中国語では「成都 天府麗都喜来登飯店」と書いてあった。
ワンシャン ハウオ!

天府の国成都 へ 2

2005年09月25日 11時03分27秒 | インポート
●世界遺産九寨溝・黄龍への旅 2
天府の国 成都 市へ

上海浦東国際空港へはあっという間に到着した。
飛行時間は2時間20分で機内食を食べるのも慌しいぐらいだ。
日本との時差はマイナス1時間、ここで時計を調整する。

国内線への乗り継ぎ手続きをして、四川省の成都 市へ向かう。
200人乗りぐらいの中国東方航空の機内は満席だ。
日本人台湾人などの乗客の区別は付け難いが、多分ほとんどは中国人であろう。
2時間30分ほどで成都 空港へ降り立った。
どんよりとした空模様に、むっとした暑さが迫ってくる。
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聞けば四川盆地の標高は600mで、年間の晴天日数は24日しかなく
太陽が顔を出すのが珍しいという。
省都 成都 市は人口1300万人を有し、中国の重要な農産物の生産地として
「天府の国」といわれている。

クーラーの効いたバスに飛び込み市街地へ向かう。
道路沿いには、レクサス・日産・マツダ・本田などのディーラーが軒を連ねるように
見えてくる。

予定ではあの有名な 陳麻婆豆腐料理を食べるようだったが、
川劇を観賞する時間の関係で観劇近くのレストランで四川料理に舌鼓をする。
外国人は珍しがられるような店だったせいか、
少々食べづらいメニューもいたしないところか・・・・・・
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四川省の地方劇 「 川劇」を観賞する。

旅の始まり 1

2005年09月24日 16時24分49秒 | インポート
●世界遺産九寨溝・黄龍への旅 1

はじめに、

四川省の奥地へ空から舞い降りて目にした黄龍のあの景色、九寨溝の
インクを垂らしたような湖水の色、水面に写る黄葉を伴った山、今走馬灯のように
脳裏を掠める。ここにその感動が薄れない内に記して見る。
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9月19日(月)
セントレア(中部国際空港)へは車で向かう。
先日リザーブしておいた「空港まで最も近い民間駐車場」
中山駐車場Nakayama Parkingへ留める。
簡単な説明を受けている間に、車体の点検をし荷物を
積み替えてくれる。
ワゴン車は直ぐに出発した。偶然4人の家族連れと同乗だ。
小学生のお子さんにどこへ行くの?と尋ねると・・・・
もじもじとしていると、お父さんがどうしたの?・・・・
と言いながら「グアム島」ですと答えてくれた。

あれ!今日は祭日だが明日は? 学校は?と言ったら・・・
お母さんが「お休みするんです」と言われた。
昨年はシンガポールに行きましたともいわれた。

そんな会話のうちにセントレアP2駐車場エレベーター口で
下ろしてくれた。10分ほど掛かったぐらいだ。セントレア駐車場なら8200円掛かるが、
ここは、5日間で5600円なり、サービス満点だね。

家族連れと一緒にアクセスプラザへお話しながら
集合場所へ向かった。

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搭乗手続きを済ませて、上海行き ANA939便にてセントレアを
飛び立つ!