月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

しろあんずたけ

2019-08-12 00:38:45 | キノコ
見たことのないキノコを見つけた。

じょうご型のきのこ。ヒダが不定形でよれよれとシワのようになっている。どうやらアンズタケの仲間らしい。

あとで調べたところ、シロアンズタケというキノコに似ている。ただ、名前はアンズタケだが、アンズタケの仲間からはちょっと離れるラッパタケ科らしい。食用として知られるオオムラサキアンズタケの近縁に当たる。

アンズの香りはしなかった。




ほおべにしろあしいぐち

2019-08-06 22:50:06 | キノコ
柄のアミアミが印象的な灰色のイグチが目を引いた。ホオベニシロアシイグチだ。

柄の網目模様が食用のヤマドリタケモドキに似るため、ちょくちょく間違えられる。間違えても中毒することはないみたいだが、いかんせんこのキノコは酸っぱいので、残念なこと甚だしい。

うん、個人的には大好きなんだけどね、酸っぱいキノコ。

カンゾウタケ・ヌメリコウジタケ・ホオベニシロアシイグチ・・・これが日本が誇る三大酸っぱいキノコだ!



ヤマドリタケモドキの柄がベージュ、管孔が黄色系統なのに対し、これはどちらも白~灰色系統なので、慣れれば間違えることはない。


すおうしろおにたけ

2019-08-01 20:45:25 | キノコ
今年はじめてのキノコ探しは、はるばる山口県の照葉樹林で。
いつもの年なら梅雨が明けてカンカン照りの時期だけど、今年は梅雨明けが遅れて、まだそれなりの湿気が残っていた。期待できそうだ。

森に入ると、大型のイグチやテングタケ、ベニタケが目に入る。腐ってしまっているものも多く、発生量はそれほどではないものの、かなりの種類数が見られた。

少し小柄なシロオニタケの仲間が目に入る。イボを見た感じ、ノーマルシロオニタケとは違いそうだが、若いキノコなので種類まではわかりづらい。



すぐ近くに成菌があった。イボはこすれば取れないことはないが落ちにくい。太くなった柄の根元には大きなササクレがあって、少し褐色に染まっている。スオウシロオニタケのようだ。

ここは山口県東部の太平洋側だから、まさしく周防のスオウシロオニタケってことになる。ちょっと嬉しいな。

別に周防特産ってわけじゃなくて、西日本に広く分布する。