月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

きひらたけ

2014-10-31 21:21:24 | キノコ
毛がみっしり生えたヒラタケ型の黄色いキノコ。

ヒラタケというには質感がごわごわした感じで変だよな~とは思ってたんだけど、案の定、新分類でヒラタケ科から転出。意外にも、フサタケ科だそうで。

広葉樹の枯れ木に生えるが、写真のように針葉樹にも生える。

かべんたけ

2014-10-27 20:53:23 | キノコ
カベンタケ。こいつはやたら生えてたなぁ。三重では見たことがない。

形は不定型で、写真みたいにシュッと伸びてるのもあれば、ごつごつしてゲンコツ状のものもある。鮮やかで美しいは美しいんだけど、けっこうゴツイので、「花弁」というほどの可憐さには欠けるような。

こんなでもいちおう食べれるらしい。

ちゃなめつむたけ

2014-10-25 21:07:54 | キノコ
チャナメツムタケ。
スタンダードな食用キノコのひとつ。三重じゃ一度も見たことなくって。あるいは見たことあるのかもしれないけど、判別できてないだけかも(笑)

発生時期は秋やや遅めで、息が長いのが喜ばれるらしい。地面に生えるナメコってイメージでいいかも。パッと見カキシメジに似てるので、慣れないうちはいちいち悩まないといけない。


富士山できのこ探し

2014-10-23 21:54:37 | イベント
ちょっくら報告が遅れましたが……先週末、富士山に行ってまいりました!



富士山は通算で4回くらい来てるけど、今までは8月の終わりにしか来たことがなかった。この季節に来るのは初めて。富士のきのこシーズンは最終盤を迎えてるはずなんだけど、どんなキノコが生えてるんだろ?楽しみ!



当日は天気に恵まれ、快晴の御山を拝むことができた。これだけでも来た甲斐があったというもの!
今年はキノコの出方が例年より早く、高いところはもう終わっているとのこと。それでも行ってみなければわからないので、とにかく歩いてみる。

朝の針葉樹林は歩くのは気持ちいい!すがすがしい山の空気と、独特の落ち葉のにおいは、こうやって遠出をしないとけっして味わえないものだ。もうこれだけで上機嫌、このまま昼寝しててもいいような……でもやっぱり、キノコがありそうならつい探してしまうのがきのこ人のサガ。



うん、たしかにキノコの出方は渋い。
おいしいキノコがキノコ狩りの人たちに採られちゃったとしても、それ以外の雑キノコの姿も少ないのだから、やはりこれはもともとキノコが少ないんだろう。

それでも、チャナメツムタケをはじめ、ホテイシメジやキヌメリガサ、スッポンタケやアシナガタケ、クリタケ系やフウセンタケ系、キツネノカラカサ系のいろいろなどが見られた。

渋くてもさすが富士山、これだけでじゅうぶんお腹いっぱい楽しめる。これで豊作だったらたぶんパンクして倒れていたことだろう(笑)

五合目にある奥庭で食べたうどんがめちゃくちゃうまかった。

いろいろありがとうございました<(_ _)>

べにてんぐたけ

2014-10-18 19:37:13 | キノコ
キノコがあまり見つからなかったので、とりあえず本命だけでも……と思い、去年見かけた場所に足を伸ばした。

う~ん、ここもないか。

ため息をついて、しばし森の景色を眺める。別のところを当たるか・・・

あっ。振り返ると、今通った道のすぐわきにいらっしゃった。

姫さま、今年もご機嫌うるわしゅう。


……今週末はちょっとお出かけ。

みえ県民の森 秋のきのこ観察会

2014-10-12 23:10:50 | イベント
みえ県民の森で一般参加のきのこ観察会が行われた。

キノコの本場・東日本では「今年はキノコの出が早い」との声。こちらでもそろそろ秋のキノコが出始めてもよいのに~と思うんだけどねぇ。西日本ではキノコの出方がかんばしくない模様。まあ秋にキノコが出ないのは慣れっこっちゃ慣れっこだし、期待せずに探すとするか。


探索中。あんまりないねぇ……というのは40人くらいの隊列の最後尾を歩いているので当たり前か。今回は家族連れが多く、子供だらけだった。なんかやけにキノコに詳しいのも混じってるぞ・・・

私はまあどっちかっていうと参加者ってよりスタッフなんで、探すのは完全におまかせ。がんばってね~。


きのこを陳列!やっぱりキノコは少なかった!
それでもヌメリイグチなどの秋イグチやフウセンタケ・アセタケの仲間、スッポンタケの卵やツチグリ類、テングタケ残党、ベニタケ残党など、そこそこの種類数が集まった。


カゴタケの卵。夏の観察会に初登場して驚いてたんだけど、実はけっこうたくさんあるらしい。


そして例によってスッポンタケの卵。あいかわらずおもしろいな・・・


以上、観察会の報告でした!菌友のみなさま、おつかれさまです!

ていうか秋のキノコ早く出てくれ!


つのしめじ

2014-10-11 20:39:28 | キノコ
ん?なんか変なキノコを発見した。
赤茶色のツンツン頭。よく見ると足元もツンツンしてる……パンクなヤツだ。

ツノシメジとかってキノコ、こんなんだったような?でもあれって倒木に生えるんじゃなかったかな……。

半信半疑で帰宅後に調べてみたら、やっぱりツノシメジのようだ。シラカバの倒木に生えるらしい。ってことは埋もれた木に生えてたのか。これ確か、傘の裏側から撮るとカッコいいんだよな。チェックしとこ……

『きのこ旅』

2014-10-10 21:03:25 | キノコ本
高い空、白い雲、心地よい風、おだやかな日の光。秋になると、旅に出たくなる。
ああ、でも、でも!秋って、キノコの季節じゃないか!!どっちを選んだらいいんだ!?
旅、キノコ、旅、キノコ、旅・・・野菊の花びらを一枚ずつちぎってどちらかを選ぼうとしているそんなあなたに……コレ!『きのこ旅』!!

日本全国津々浦々、キノコにゆかりのあるスポットを巡る「きのこツーリズム」。近年広がりを見せてきたキノコ好きのキノコ女子が提案する、新しいキノコの楽しみ方だ。

キノコにゆかりのある博物館や美術館、おいしいキノコが食べられるレストランやペンション、きのこグッズがたくさん並ぶ雑貨店に、もちろんリアルきのこがたくさん生える公園や庭園も!

食べる、観る、泊まる、買う……いろんな角度から楽しむキノコは、いつもとは全然違う表情を見せてくれるかもしれない。それに、春夏秋冬どんなシーズンでも楽しめる!

なじみのキノコ仲間でワイワイと。パートナーと2人で。もちろん一人旅だって。

今まで気付かなかった、新しいキノコの楽しさを見つけるためにも、どうですか?『きのこ旅』。


『きのこ旅』  とよ田キノ子 著

たくさんの写真で彩られた本邦初の「きのこツーリズム」ガイドブック。種種雑多な内容を盛り込んだレイアウトは変化に富んでいて、おもちゃ箱をひっくり返したような眺め。それでも雑然とした雰囲気を感じさせないのはさすがプロのお仕事。全体をつつむパステルの色調が女性らしいやわらかさを感じさせてくれる。

第一章『きのこ旅 モデルプラン』
キノコの潜在能力(?)の高い地域をピックアップ!各種きのこポイントをハシゴできるような、魅力的きのこ旅プランを提案する。掲載のエリアは長野、阿寒湖、鳥取、東京、八丈島、石川、そして南方熊楠ゆかりの和歌山。どこも魅力的なきのこスポットばかり!

第二章『いざ、きのこ狩りへ』
リアルなキノコを探していざ行こう、森の中へ!きのこ好き少女「きのこちゃん」とともに、キノコを見つけるのにはどうしたらいいのかを学べる。大きな漫画イラストがかわいらしい。分量こそ多くないものの、きのこ狩りのエッセンスがしっかり盛り込まれており、なかなかあなどれない内容。

第三章『旅先では、お買い物』
これぞキノコ女子の専売特許!厳選したきのこグッズやきのこスイーツを紹介。見てると全部欲しくなる。あっ、財布の中にも秋風が(-_-;)

巻末に特製きのこポストカードのオマケつき!


「立派な“きのこ狩~ル”になるために」。これをマスターされるとネイティブきのこ人の地位が危ない!?
『きのこ探しは旅である。』のページだけ、なぜか熱い文体でつづられていてこれがまた素敵。

つばあぶらしめじ

2014-10-09 20:22:15 | キノコ
林にはフウセンタケ類がたくさん生えているが、みんな地味で、ちっとも見分けがつかない。

ああ、ようやく名前のわかるフウセンタケをみつけた。ツバアブラシメジだ。柄の下の方が、虫にかじられたみたいにだんだらになっている。これと、ツバフウセンタケだけは見分けられるようになったんだけど、あとは……進歩がないなぁ。