月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

『毒キノコが笑ってる』

2009-08-30 22:14:57 | キノコ本
毒キノコが笑ってる 天谷これ 著

自称「シロウトによるシロウトのための実録キノコ狩り入門」。

シロウトの強みか、「この本を読んで毒キノコにあたったり、山で遭難しても、著者および出版社はなんの責任も負いません」のフレーズで始まるこの本は、内容にも大量に毒が盛られている。

絶品キノコを毒キノコと鑑定してシロウトから巻き上げる強欲キノコ鑑定士の話、首吊り現場に毎年生えるキノコの話、マツタケのシロをめぐる騙し騙されの陰湿な争奪戦の話、キノコから湧く大量のウジ虫の話……。タイトルからお察しのとおり、変に明るい口調でこういうことを語られると、キノコの毒はもちろん、人間の悪意もウソも間違いも、すべてが笑い飛ばすべき親友であるような気がしてくる。それでたとえ、人が死んでも……まあ気にすんなってハッハッハ。

「わからないキノコに手を出してはいけません」

「キノコの判別は正確に行いましょう」

「『縦に裂けるキノコは大丈夫』などの毒キノコ判定法はすべて迷信です」

そう、その辺のことは知識として知っている。正しいとも思う。でもさ……人間の脳ミソってのは自分で思ってるほどには合理的に出来ちゃあいないわけよ。「ちょっとぐらい間違ってたっていいじゃない、大丈夫大丈夫、何とかなる」って言ってるうちに何が本当だかわかんなくなっちゃってさ……結局は人間万事結果オーライ。
それが人間って生き物の本性だと思うんだよね。だから、科学よりも迷信を愛してしまうのも、これはひとつの道理だと私は思うんだけれども。ダメかな?


――最近ありがちなテレビのバラエティ番組っぽいノリ。ガセネタが多いことも含め、俗っぽい内容に眉をひそめる人もいるかもしれない。でも、強欲・迷信・ウソに悪意に間違いにと、ダーティーパワー満載っていうのが、むしろキノコにはしっくりくる。なかなかこういう本ってなかったから、そういう点でかなり貴重な本だと思う。

聖なるもののようでありながら俗っぽくもある……キノコってのはふところが深いねぇ。
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『北海道のキノコ』

2009-08-27 23:34:40 | キノコ本
北海道のキノコ 五十嵐恒夫 著

北海道のローカルきのこ図鑑。

さすが日本屈指のキノコ王国・北海道だけあって、ローカルといえど、その掲載種数は800。標準的なコンパクト図鑑の200~300種など歯牙にもかけない充実ぶりだ。

北海道ならではといった北方のキノコから、暖温帯にまで分布する一般的なキノコまで広くカバーしている。普段見過ごしがちな小型菌や、サルノコシカケをはじめとする硬質菌など、食用には向かないマイナー菌類がしっかり網羅されているので、なかなか侮れない。
 
本は携帯可能な大きさ。レイアウトはシンプルで見やすく、写真の質も申し分ない。ただ、キノコのひとつひとつに対する特徴の記述は、スペースの制約上、必要最低限といった感があり、文章が堅くて少々とっつきにくいという面も合わせて不満が残る。しょうがないと言えばしょうがないんだけど。
 
位置的には『山渓フィールドブックス きのこ』と似たような感じになるのかな。大型の本格的菌類図鑑をおぎなう携帯サブ図鑑として十分に期待できる。もちろん北海道在住でなくとも利用可能だ。 

ちなみにこれとは別に『北海道きのこ図鑑』というのがある。『北海道のキノコ』をライバル視しているからなのか、改訂を繰り返し、最新の増補版でこちらも750ほどの掲載種数を誇っているので、なかなか甲乙つけがたい。
ただ『北海道のキノコ』がオーソドックスな科別の配列になっているのに対して『きのこ図鑑』は発生場所別になっているので、よりキノコ狩り向けの内容になっていると言えるかもしれない。キノコの特徴の記述は『きのこ図鑑』の方が情報が多いので、私のような観察屋さんにとっては悩ましいところだ。どっちにしよう、どっちに~

……いや、ホントのこと言うとどっちも必要ないんだよね。三重在住の私が、わざわざ北海道の図鑑買う必要なんて、どこにも。ホントどーすんだろ、図鑑なんか集めて……。

それはさておきこの図鑑、実用一辺倒のわりには表紙のデザインが振るっている。アカヤマドリの幼菌が散りばめられているんだけど、これ、人為的にレイアウトしたものではない。撮影した写真の背景を白く抜いたものをそのまま貼りつけてあるということが、この本を読むとわかる。つまり、自然に生えてきたアカヤマドリの位置をそのまま表紙に利用しているのだ。しかもこれがバッチリはまっている。特に背表紙がね。

んー、なかなか味なこと考えるじゃないの。デザイナーさんはしてやったりといったトコじゃないのかな。
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打ち上げ花火

2009-08-24 19:19:10 | イベント
ドン!ドドン!

からだ全体に響くような音。そういえば今日は夏祭りの日だったか。窓から顔をのぞかせると、打ち上げ花火が開くのが見えた。夕涼みがてら、外で眺めるとするか……そういえば花火撮ったことってないよな。ついでに遊びで撮ってみよっと。

三脚構えてっと……えーと、どうやって撮ったらいいのかわからんな。ピントは?シャッター速度は?ホワイトバランス?ま、適当でいいや。パシャ。



うーん、これでいいのかな。なんかパッとせんなぁ。

(その後、試行錯誤するもあまりかわりばえせず)

やっぱダメだ。もうちょい高く打ち上げてくれ、木がジャマだ。えーい、こうなったらシャッター速度遅くして木ごと撮っちゃんねん。どや!



うわっ、まぶし。重なりすぎてナニ撮ったのかわからへんぞ。でもちょっと面白いかも。もうちょいシャッター時間短めでもう一度チャレンジだ!

……って、アレ?

花火終了。ちょっと早すぎるんじゃないの?

終わるのはあっという間。はかないねぇ――パッと開いてすぐ消える。花火もキノコとちょっと似てるか。
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秋の気配

2009-08-21 21:52:31 | キノコ栽培
盆が過ぎた頃になって、ようやく夏らしい日差しが見られるようになった。とはいえ、去年のような殺人的な暑さには遠くおよばない。夕暮れ時などには、そこかしこに秋の気配を感じる。

スーパーではいそいそと秋モノの売り場作りがはじまった。栽培キノコの出番だ。

今年は日照不足のせいで野菜が全般的に高い。スーパーで安売りの主力とも言えるジャガイモや玉ネギなどは特に影響を受けたようだ。このあたりの穴を埋めるべく、天候の影響を受けづらいキノコに目をつける店も多いのかもしれない。売れ行きは上々だ。

さーて、これから忙しいぞー。


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『フィールド版 キノコの本』

2009-08-19 21:40:22 | キノコ本
フィールド版キノコの本 松川仁 著

近頃のデジタル画像の技術の向上はすごいと思う。たとえばテレビコマーシャルの色の鮮やかさ、動きのダイナミックさ、輪郭のシャープさには、つい目を白黒させてしまう。とにかく「とってもキレイ」なのだ。

ただ、キレイなものを見ることが気持ちいいこととは限らない。そう、言葉にしにくいんだけど……なんとなく、ね。

およそ素人によるものの多いキノコカラー図鑑においても、写真技術の向上は及んでいるように思う。ブレや露光不足が普通だった昔のものに比べれば、最近の図鑑の写真は地方出版のものですらかなり美しい。そう、やはりキレイなのだが……。

人とは不思議なもので、印象の強いものには関心を持ってもすぐに飽き、結局は地味でも昔からなじんでいるものを手元においてしまう。日本人がピザを毎日食べようとは思わないように、ハワイで一生を過ごそうとは思わないように……。

そんな中で、手描きによる写生図を用いたこの図鑑は、私にとって昔からなじんでいるものだ。見て楽しむ。本物を想像して楽しむ。他の図鑑と比べて楽しむ。本物と見比べて楽しむ。……図鑑をめくるのが楽しくてしょうがなかった子供の頃を思い出させてくれる。

写生図を描くにはそれ相当の労力と時間、そして忍耐が必要だ。著者が苦労をしてスケッチを描き続けたことは、読者にとって信用できる人であることの証でもある。パッと撮って、ちょいといじって、ポッとでたキレイなデジタル画像の見せかけの客観よりも、何年もキノコを追いかけスケッチを描き続けてきた一人の人間の主観を私は信用する。


……この『キノコの本』はB6サイズの薄い図鑑で掲載種数は約270、実用性は並のカラー図鑑に劣るけど、各キノコの記述がソフトでわかりやすいのが良い。しかもよく読んでみると、きちんと自分で調べたことを、借り物じゃない言葉で書いていることがわかる。コピー&ペースト万能の時代に、これって結構すごいことだ。

写生図のほうは、プロ級というわけにはいかないけど、それでも特徴をきちんと捉えているように思う。写真では皆目わからなかったキノコが絵でピンとくることも少なくないから不思議なものだ。それになんと言ったって味があるのがいい。子どもに買い与えるならこういう図鑑がいいな。
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『京(KYO)もキノコ! 一期一絵』

2009-08-16 20:32:06 | キノコ本
京(KYO)もキノコ!一期一絵 高山栄 著

知る人ぞ知るキノコの大家・高山栄氏によるエッセイ集。京都で採取できるキノコ70種を、高山氏本人の手によるキノコ画をまじえながら語る。

氏の40年以上にわたるキノコ人生はもはや筋金入り。年間百日の山行きを決意し、以来、齢70を数える現在でも継続していると言うのだから、私なぞは5秒で降参せねばならない。すさまじいバイタリティだ。そんな豊富な経験から語られるキノコの話は、淡々としていながら、重みがある。山男らしいと言うべきか、うーん、うまく言えないな……やわらかいけど弾力があって、ちょっと無骨、そんな感じ(余計にわからんか)。わけてもトリュフの話は必読だと思う。

あと、時々とんでもないことが書いてある。

「大台ケ原でシカの分娩に立ち合った」
「オオゼミタケを同じ場所で二百本採った」
「今まで三回散弾銃で撃たれたことがある」

どんなんや……

氏のキノコ画は、かの本郷次雄氏に手ほどきを受けたというもの。写実的で細密なスケッチは、たとえば小林路子のやさしい水彩画と比べるといくぶん硬質だけれども、これはこれで味わいがあっていい。誰でも手軽にできてしまう写真なんかと違って、手書きというものはやっぱり良いな、と思う。キノコ画、私もいつか挑戦してみたいな。

それにしても食菌比率、高すぎないか?紹介される70種のうちほぼ半数が食用菌なんだけど、こんなに採れるのって、京都というのがはばかられるような北の山奥だよな。なーんてケチをつけるのは、もちろんただのやっかみなんだけど。

ああ、高山さんの知り合いになってヒラタケを送ってもらいたい……

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『きのこの絵本』

2009-08-13 21:45:04 | キノコ本
きのこの絵本 小林路子 文・絵

きのこ画の第一人者(と言えるほどキノコ画家おらんけど)によるキノコ絵本。

絵本とはいえ、ストーリーなどが特にあるわけではなく、体裁はキノコ図鑑そのもの。小林さんのイラスト以外の装飾はいっさい省き、清潔感のあるすっきりとした構成は、丹念に描かれたキノコ画を最大限、生かすためのものだ。
28×21センチの大判なので、キノコをほぼ原寸大で載せられる。それでいてなお余白が十分に取れるのだから、伸びやかで開放的な水彩画をゆったりと眺められる。ウサギやクマなどの動物のイラストが子どもたちの目を引きつけるだろう。うーん、それにしてもかわいらしい。メルヘン万歳。

ただ、私のようなキノコ人は、少々複雑な気持ちでこの絵本を眺めなければならない。今まで幾多のキノコ現場に繰り出してきたが、こんなメルヘンチックなキノコに出会ったことって一度でもあるか?まあ百歩譲ってそれがあったとして、そこでメルヘンチックな気分に浸ることができたか?

否!

キノコの現場ってちっともメルヘンチックじゃないぞ。なんだかジメジメしてて服がまとわりついてくるし、呼びもせんのに蚊だかハエだかが集まってくるし、地味すぎたり腐ってたり干からびたりで清潔で美しいキノコなんてほとんどないし。

ああ、こんなキノコ見られたら死んでもいい!……この絵本はキノコ人の、かくあってほしいという夢願望を具現化したバーチャル・キノコワールドと申せましょう。

……くだらんケチつけて申し訳ありません。ステキな本です。ステキ過ぎます。

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『きのこの下には死体が眠る!?』

2009-08-09 22:23:33 | キノコ本
きのこの下には死体が眠る!? 吹春俊光 著

ちょっと安っぽい三流ミステリーみたいなタイトルとは裏腹に、キノコ初心者でもひきつけられるような軽い話題から高等でアカデミックな深い話題まで、よく噛みくだかれた文章で語るキノコ学の本。

最初こそ、タイトルにあるアンモニア菌の話題で万人の興味をひくような出だしだけど、そこから分類、生理、生態などへと話は進み、内容もどんどん高度に。でもそこは博物館の学芸員さん、教えるツボを知っているのか、何気なく読ませてしまう。

キノコの分布の、たとえば外来種の問題とか、地球温暖化の話題なんかはとてもホットで、研究の現場にいなければ知りえない内容。まだまだ固まりきらないキノコ分類の話なんかも初めて知ることがたくさんあった。
キノコに限らず学問ってのは、ついつい内向きになってしまう傾向があるけれど、そんなことをつゆも感じさせないワールドワイドな視点がこの本の魅力だと思う。

ただひとつ言わせてもらうとすれば、この装丁。見れば見るほど落ち着きがなくなる散漫なレイアウト。シリーズモノだからしょうがないとはいえ、もーちっと、なんとかならんかったんかい……(特にタイトル下の文字がうるさい)

ま、そこを割り引いても内容は申し分なし。キノコを学問って視点から知りたいと思う向きには絶好の一冊だ。
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まだまだのこり梅雨5

2009-08-06 21:21:35 | キノコ
本日の戦果。

私が撮影に手こずったりヒルと格闘したりしている間に、皆さんかなりの奮闘をしたらしく、8月とは思えないほど多様なキノコがテーブルの上を埋め尽くした。不明種を含めれば、50種類ほどあったように思う。

うちわけとしては、イグチ類、ベニタケ類が圧倒的に多かった。

イグチは、量的に多かったキアミアシイグチ、アシボソニガイグチ(?)をはじめとして10種類ちょっと。ベニタケはカレバハツ、クロハツ近縁種(やや小型、ひだきわめて密、白→やや褐変→いちじるしく黒変、辛味なし)をはじめとして10種類くらい。

他にはシロオニ系のテングタケがちょっとにイボカサ三兄弟、アンズタケ、冒頭のイボタケなんかが目立った。

珍しいところではモグラきのこ・ナガエノスギタケとおぼしきモノや、ツチダンゴなんかも。



キノコの同定では、大御所の監督のもと、かわるがわる図鑑のページをめくりながら皆さん大奮闘。私も普段、地味なキノコをシカトしているツケが回ってきて、全然アサッテな同定結果を連発してしまった。わかったつもりってのが一番よくないねぇ……。

歓談ののち、解散。菌友の皆様、ありがとうございました。

うわ、まだ血が出てる……

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まだまだのこり梅雨4

2009-08-05 21:36:52 | 動物
出やがったな!くたばれこのヤロー!バシ!バシ!ビシ!バシ!おりゃ!おりゃ!おりゃ!

ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……いかん、つい取り乱してしまった。

どうやら落っこちたらしい。

ズボンの上からバシバシたたいて、ひるんだところ(ダジャレじゃないぞ)をひっぺがす。よく、ライターであぶると落ちる、なんてもっともらしいこと言ってる人がいるが、ヤマビルに関しては引っぱった方が早い。ライター取り出してる間にもチューチューと血を吸われたあげく、ライターで部分脱毛するのがオチだ。

そもそもこのヤマビル、スモールサイズなので血を吸われても大したことはない。ただ、連中は血が固まらなくなる物質を注入するので、噛まれた跡からは当分の間、血が出つづけることになる。これがうっとうしい。

ふー、やれやれ。だいたい一回りしたことだし、このへんで退散するか……

帰り際に靴底や靴下を念入りに調べてから、車に乗りこんだ。問題に気づいたのは、発車してから10分ほどたった時だった。ふと胸元を見ると、モスグリーンのシャツに茶色い染みができている。何だろうと思って押さえてみると、シャツの内側に冷たい感触があった。ゲッ、これはもしや……。

うわっ、やられた……なんでこんなトコに吸い付いてるわけ?ぷっくりとしたものが胸元にくっついている。とりあえずシャツの上から服ごとつまんで引きはがし、到着までジッとしていることにした。



目的地に到着後、現行犯で逮捕。伸びると3センチくらい、細い方が頭。

え?気持ち悪いから見せるなって?そんなこと言わんと、よく見ると案外かわいい……わけないか。この日初めて知ったけど、コイツめちゃ頑丈。踏んづけても全然死なない……
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まだまだのこり梅雨3

2009-08-04 20:46:42 | キノコ
本隊に合流すると、全員生きていた。(当たり前か……)

さっきの悲鳴は……どうやら三重のきのこサークル最大の宿敵・ヤマビルの襲撃を受けてのものらしい。

ヒル?ヒルっすか?……昆虫、爬虫類、両生類、軟体動物にその他もろもろ、すべての動物に慈愛をもって接しようと心がけている私だが、ヒルはちょっとね……
今日の服装は長ズボンにTシャツ。撮影中は四つばいが基本スタイル。しかも体の基礎代謝が普段から高いので、二酸化炭素出しまくり(ヒルは二酸化炭素に反応する)。うーん、これって格好のカモじゃないか。噛まれたら少し痛がゆいので、そこを払いのけるしかないな……

とか考えながらもキノコを探していると、撮影のお呼びがかかった。珍品か?

おおお!虫草だ。しかも非の打ち所のない完品。スズメバチから生えている。鑑定ではトガリスズメバチタケ。なんだかスゴイ名前だ。
意外と撮るの難しいぞ。こんなとき大先輩のTさんがいてくれたらなぁ。どうもキノコを追って東北行っちゃったらしい(仕事とか大丈夫なのかな?)。もたもたしてるとヒルの餌食になってしまうし、ピントさえはずさなんだら大丈夫だろう。エイッ。



あー!やってもた!一番肝心なキノコ本体がが白トビしとる!

もう1枚撮っときゃよかった……会のみなさん、スカポンカメラマンですんません。



気をとりなおしてチリメンチチタケ。この日一本だけ持ち帰って食べてみた。キノコ自体はなんてことないけど、こっくりとした旨みのダシがおいしい。

また適当なキノコを探そうと歩き出す。と、この時、すねの辺りにかゆみを感じた。ちょうど靴下が途切れるあたり。ヤツだ……
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まだまだのこり梅雨2

2009-08-03 21:39:16 | キノコ
お、あるある、けっこうあるじゃん。

小雨の降る中を少々荒れ気味の雑木林の中へ突入すると、さっそくキノコが出迎えてくれたようだ。イグチ各種に、アンズタケ、ベニタケなんかがすぐ目に入る。写真はイボタケの仲間か。

ただし、撮影コンディションとしては最悪。雨はともかくとして、林床が暗すぎてシャッタースピードがむやみに遅い。ゲッソリ……手持ち撮影はあきらめるしかないな。普段なら気に入った被写体があれば30分でも粘るところだけど、今日は1、2枚撮ったらさっさと退散するヒット・アンド・アウェイ方式で撮ることにする。(ていうかただの手抜きかも……)



キイボカサタケ。この四本のまとまりのなさったら。この日の私の気分を象徴しているような気が。



アカイボカサタケ、今日撮った中で一番マシな1枚。この日、赤・白・黄のイボカサ三兄弟は特に目立った。

あれ、今、向こうの方で女の人の悲鳴が上がったような……なんだろ、クマかな?ちょっと不安。合流しよっと。

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まだまだのこり梅雨1

2009-08-02 23:08:22 | キノコ
この夏最後の観察会に参加した。

本来この時期はカピカピきのこしか生えておらず、おけらだったとしても文句の言えない季節になってるはずなんだけど……また雨降ってるよ。これってホントに8月?こりゃお米や野菜はヤバイな……シイタケは問題ないけど。

場所は三重県の北のはずれ。野生のキノコはどうなってるかなっと。

林の入り口でユーモラスな置物が迎えてくれた。これ、クマ、だよね……イノシシとか沖縄の神獣とかにも似てるけど、それ以上に妙に人間臭いのがイイ。
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カビかるし

2009-08-01 20:50:48 | キノコ創作
「うわっ!おい、かるし!」

「ん、なに?」

「なにって、それ、カビ、カビ!顔にカビ生えてんじゃないの。」

「ああ、これね。ときどき生えてくるんだ。最近あんまり雨降るもんだから。」

「ときどきって……そんなんで大丈夫なの?体。」

「ん、全然大丈夫だよ、体の方は。ただちょっと問題があってね。」

「どんな?」

「ときどき思ってもいないこと喋っちゃうんだ。」

「それって……もう乗っ取られかかってんじゃ……」
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