月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

おおほうらいたけ

2014-06-28 19:51:22 | キノコ
カレバキツネタケと並んで梅雨の定番中の定番、オオホウライタケ。

竹林って意外と穴場だな。普通の林とちがって、少ない雨でも地面まで雨が届くからか、今みたいな状況でもそこそこキノコが見つかる。ちょっとやそっとの雨は全然通さない照葉樹林とは正反対だ。

写真の背景としてもサマになる。

ただし、モスキート一個師団の猛攻に耐えられればの話だがな(+_+)

うこんくさはつ

2014-06-27 21:11:27 | キノコ
藤原岳自然科学館が主催するきのこ観察会に行ってきた。

折しも2日前、市街地に近い公園で観察会が開かれたのだが、結果はかつてないほどの惨敗であった、との報を聞いていたため、期待度はゼロである。

しかし、それでも!

ごめん、やっぱダメだわ

探した時間や人数が少なかったせいもあるけど、見つかったキノコは乾き物系を加えても15種類がせいぜい。夏キノコの主力菌根菌はテングタケ1種(ヒメコナ)、ベニタケ2種(赤系不明種、写真のヤツ)、イグチは皆無であった。

写真のは不明ベニタケ。足元黄色いあたり、最近登録されたっていうウコンクサハツに似てるから、それかもしれん。『新潟県のきのこ』に載ってるらしい。湿時粘性あり。味温和、っと。



ダメなまま引き下がるのも癪にさわるので、観察会の後、キヌガサタケのタマゴ狙いで竹林を探してみた。目当てのブツはなかったものの、腐朽菌がけっこうたくさん見つかったから、さしあたって満足かな。

イグチ早く出てくれ!

ひなのひがさ

2014-06-24 20:46:53 | キノコ
去年に続き、今年も『ドキドキきのこフェスティバル2014』が開催!

1フロアを埋めつくさんばかりの勢いでさまざまなきのこグッズが一堂に会する。

キノコ作家さんたちもたくさん集まっているので、見るだけ、買うだけじゃなくて、しゃべる楽しみも!

一点物も多いから早いモンがちだぜ~(^_^)

大阪の阪神梅田本店8Fにて、7月2日から7日まで。

しろたまごてんぐたけ

2014-06-21 20:26:01 | キノコ
時期はずれだからコタマゴテングタケだろうと思ってよく見ずにいたら、どうもシロタマゴテングタケっぽい。

正直、ドクツルタケと区別つかん(柄はドクツルっぽい)。でもどの道、致死的な猛毒きのこ。

名古屋ではやたら見かけたのに、なぜか三重じゃめったに見なくて、たぶん撮るのはじめて。



梅雨の終わりごろ生えるイメージなんだけどな。アリンコは大丈夫らしい(笑)

ひおどしちょう

2014-06-20 22:28:00 | 動物
ヒオドシチョウ。翅の裏側は枯れ葉みたいに地味だけど、表は目の覚めるような深いだいだい色。今年はこの蝶がやたら飛んでいた。撮影中に別のヤツが自分の肩にとまる始末。

テングチョウも多かった。西日本の一部で異常発生した模様。なんじゃこりゃー。

両方とも幼虫が食べるのはエノキ。食べられる方には災難でございましたな。

こふきさるのこしかけ

2014-06-19 22:21:13 | キノコ
カシの木に生えていたコフキサルノコシカケ。大型になるサルノコシカケとしてはいちばん普通に見かける。

つい最近、分類に変更があって、今までコフキサルノコシカケと呼んでいたものは大半が「オオミノコフキタケ」ということになる、って話を聞いた。

でもやっぱコフキサルノコシカケって呼びたいよね。だって「コフキタケ」じゃ何かわからんもん。

すみれほこりたけ

2014-06-17 19:34:59 | キノコ
スミレホコリタケ。賀茂川の土手で発見。京都ではわりとよく見かける。

載ってる図鑑があんまりなくて、よくノウタケと混同されてたりする。白っぽくて独特の網目模様があるから、よくよく見ればノウタケとは全然違う。成熟すると紫色の胞子を飛び散らせるので「スミレ」の名があるらしい。林の中より庭園や草地っぽい場所が好き。

いろがわり

2014-06-16 22:54:33 | キノコ
同じ菌根菌でも、ベニタケに比べるとイグチの発生の出足は遅い。

先発隊はコウジタケ、イロガワリ、チチアワタケといったところが最初に出てくる。

テングタケ類ならコタマゴテングタケやクロコタマゴテングタケ、テングツルタケ。つづいてノーマルテングタケ、タマゴテングタケモドキ(アカハ)、ツルタケ、ヒメコナカブリツルタケといったところか。

京都御苑きのこ観察会

2014-06-16 07:17:24 | イベント
京都御苑(御所)で毎月開催されているキノコ観察会に参加してきた。

キノコ観察などのキノコ活動がさかんな関西地域でも、実は御所は指折りのきのこ観察スポットなのだ。しかもここでは、菌類専門の先生によるガイド付きで、一般にもオープンな形で毎月、観察会が開かれている。

今回の六月は梅雨入り後、最初の観察会ということもあって、たくさんのキノコが期待されたが、残念ながらこの地域は雨に恵まれず、全般的に乾き気味。キノコ本番にはもう少し待たねば、という感じだった。それでも大勢の参加者が集まり、キノコを探したり、見つけたキノコに関する説明に聞き入ったりしていた。



すごい人数。70名くらいいたんじゃなかろうか。





発生量が少ないながらも50種弱が観察された。カレバキツネタケのような小型の腐朽菌に混じってベニタケやテングタケの仲間がちらほらと見られた。特にツルタケの発生は多い。ピーク時にはツルタケ天国になる。