月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

失敗写真を無理にでもきれいに見せる~コントラスト~

2010-09-02 00:19:47 | 撮影
さてと、ここからが本番。画像処理ソフトは、私が使っている「Photoshop Elements2.0」(バージョン古すぎ)に準じているが、今回紹介する程度の画像処理であれば、無料で手に入るフリーソフトでも、じゅうぶんカバーできるかと思う。

まずはコントラストの調整から。
「画質調整」→「明るさ・コントラスト」の項目から「レベル補正」を選ぶ。

実はここで色カブリを取りのぞくことができる。キノコを撮っていて多いのが、暗い場所での撮影で多い青カブリと、光透過性の高い樹林(竹林など)で多い緑カブリだが、この写真では当然、青カブリを取り除くことになる。
通常の「レベル補正」では「RGB」と表示されている部分……これはレッド・グリーン・ブルーの頭文字をとったものだが、赤・緑・青の三原色それぞれをいじることもできるので……「ブルー」の項目を選び、ちょこっと数値を下げてみると……



効果テキメン。キノコと草の表情がまるで違ってきた。これだけで「レタッチって偉大だ」といつも思う。

次はコントラスト。ものすごく大雑把に言って、コントラスト調整には6つしか方法がない。

全体を明るくするか、暗くするか
ハイライト(明るい部分)を明るくするか暗くするか
シャドウ(暗い部分)を明るくするか暗くするか

の6つだ。
正直なところ、キノコを撮っていて「ハイライトを暗くする」「シャドウを明るくする」というのは使うことがない。
ヒストグラムと相談しながら、値を決める。


シャドウを少し暗くした。コントラストがついて画面が引き締まった。


もっと暗くしてみた。やりすぎると途端にアラが目立つようになる。コントラストに限らず、画像処理は最低限に抑えるのが鉄則。
本当はハイライトもいじりたいのだが、画面に白トビがある場合、ハイライトを明るくするのはどうしてもためらわれる。


ちなみに、全体を明るくする・暗くする、というのは個人的な趣味の問題になるので、自由にしたらよい。もちろん、撮影時の露出調整でベストの状態にして撮るのが理想だということは言うまでもない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿