映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの-出発」

2018年12月14日 | 日記

    

    島根が舞台の第一作、富山が舞台の第二作に続く7年ぶりの「RAILWAYS」シリーズ作
    品で、地方のローカル線を舞台に鉄道にまつわる人々の人生をつづったヒューマンドラ
    マです。今回は鹿児島~熊本を結ぶ「肥後おれんじ鉄道」が舞台で、有村架純が鉄道の
    運転士を目指すシングルマザーの女性を演じています。
    夫を突然亡くした奥薗晶は、残された夫の連れ子を抱え、夫の故郷である鹿児島県に住
    む義父・節夫に会いに行きます。鉄道の運転士で、妻に先立たれて1人で暮らす節夫は、
    長い間疎遠だった息子の死、さらに初めて会う息子の嫁、そして孫の存在に困惑。しかし、
    行くあてがないという2人を鹿児島の家に住まわすことを認め、3人の共同生活がスタート
    しますが、生活のため仕事を探していた晶は、節夫と同じ肥薩おれんじ鉄道の運転士試
    験を受けることを決意・・・。
    晶役を有村架純、義父の節夫役を國村隼がそれぞれ演じ、青木崇高、桜庭ななみ、木下
    ほうからが脇を固めています。監督・脚本は「バースデーカード」「旅立ちの島唄 十五の
    春」の吉田康弘。

    いいお話で後味もいいのでまず褒めたいと思います。もっといい作品になったとも思える
    のは、前回書いた「人魚の眠る家」同じように、もっと脚本の段階から練っていたらさらに
    上質な作品になっただろうの気がします。現在と過去の処理があまり上手くないのは、脚
    本家と監督のせいでしょう。最近は脚本の不備を指摘したい作品が多く、このあたりが映
    画界として一番の改善点だと私は思っています。




コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする