「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」で第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グラ
ンプリを獲得したハンガリーのコーネル・ムンドルッツォ監督によるSFドラマですが、加え
て移民問題やテロリズムといった社会問題を絡めつつ、一風変わった映像表現で描い
た作品です。
医療訴訟で病院を追われて難民キャンプで働く医師のもとに、国境を不法に越えようと
して警備隊に銃撃され負傷した青年が運ばれてきます。この青年が不思議なことに重力
を操って空を飛ぶことが出来るのを知った医師は、金儲けをしようと青年を連れ出します
が・・・。医師役は宇宙飛行士の医者」のメラーブ・ニニッゼです。
珍しいハンガリー映画ですし、評判がいいので期待して見ました。その時の私の体調が
あまり良くなかたせいか、中々画面に集中できないまま終わってしまいましたが、娯楽
性は非常に低いと思います。ただカメラワークの良さのみが頭に残っている始末です。
もっと展開にハッタリがあってもいいし、なぜこうなるのかという根本が危ういのが面白
く無い原因の一つでしょう。私は嫌いです。