新潟市視察

私は今、会派視察で新潟におります。厳密に言うと次の視察目的地である山形に向かっているバスの中です。
昨日の新潟視察の目的は、ずばり「新潟県中越沖地震」(7月16日)の対応についてでした。
<被害状況>
・ 人的被害は、重傷３名・軽傷６名で死者と行方不明はなし。
・建物は、住宅38棟、非住宅15棟。
<宿泊施設影響額>
キャンセルによる影響額は、176,629千円
<漁協関係>
近隣温泉地のキャンセルにより高級魚の出荷がやや減少。
<農産物>
特に影響なし。
<放射能調査>
・農林水産物からは、検出されず。(農産物は半径10キロ以内、水産物半径20以内調査)
・水質検査から人工放射性物質は、検出されず。(角田浜、関屋浜の海水)

といった報告説明を受けました。行政もかなり早い対応をしたそうですが、今回はとにかく自衛隊の対応が素早かったそうです。炊き出しした食事を運ぶ先々で「もういただきました。」と言われる状態だったそうです。
印象的だったのは、私が県外からの支援についての質問した時の答弁が「個人ボランティアは、基本的にお断りしました。」というもの。
　というのも、個人だと送ってくるものもバラバラで整理するのも置いておく場所の確保も大変だとのこと。また、人的な面においても個人で来られもどこにどのように配置して良いか指示する余裕もないとのことでした。　
　また、防災課の担当者の方が募金はありがたく頂戴しましたとおっしゃっていましたが、考えてみれば当たり前のことなんですよね。今回のことに限らず、困っている相手に対して本当に欲していることを提供することが、ボランティアなんですよね。自己満足や押し付けになってしまっては、せっかくの誠意もただの迷惑になりかねません。私も気をつけなければ。
我が練馬区も、安全安心には相当の力を入れていますが、今回の視察も参考に新しい取り組みにも力を入れて参ります。
写真は、新潟市にある「朱鷺メッセ」というコンベンションセンターを視察中の一枚です。

余談ですが、さすが新潟！お米と魚が美味しかったです。(*^o^*)