◆【経営四字熟語】これを知っているとあなたは尊敬の眼差しで見られる 軽諾寡信 身の丈を超えた仕事の依頼
四字熟語というのは、漢字4文字で構成された熟語で、中国の故事などに基づくことが多々あります。
ところが、それだけではないのです。
多くの四字熟語を見ますと、経営コンサルタント歴40年余の目で見ますと、経営に直結する示唆の多いことに気がつきました。
独断と偏見で、それを皆様にご紹介したいと思います。
■ 軽諾寡信(けいだくかしん) 身の丈を超えた仕事の依頼
「老子」に「軽諾は必ず信、寡なし(少なし)」とあります。
「軽諾」は、「軽く諾する」すなわち「熟考せず、軽い気持ちで引き受ける」という意味です。「寡信」は、「信が少ない」ということから「信用が少ない」という意味であり、「軽諾寡信」で「物事を軽々しく引き受ける人は、信用できない」という意味になります。反意語としては「一諾千金」があります。
経営コンサルタントに成り立ての頃は、仕事が欲しいので、企業から声をかけられると、仕事ほしさから何でも引き受けたくなります。自分の実力以上の仕事であったり、自分の専門外であったりしても、仕事を欲しいという気持ちが先行してしまいます。
例え、契約に結びついたとしても、自分の手に負える仕事ではなく、一夜漬けやドロ縄では間に合いません。経営者と言っても、その道に永年従事しているので、ド素人のコンサルタントの化けの皮はすぐにはがれてしまいます。その結果、「あの人は無能なコンサルタントだ」という評判が立ち、次の引き合いにもなかなか巡り会えなくなってしまいます。
身の丈に合った仕事を選ぶことが大切です。
では、もし、自分の実力を超えたり、専門外であったりする仕事の話しがあったときにはどうしたら良いのでしょうか?
せっかくの引き合いですので、みすみす逃すのはもったいないです。かといって、身の丈を超えた仕事を引き受ければ、前述の結果になることは火を見るよりも明らかです。
正直に言うことです。「大変うれしい話しをありがとうございます。ただ、私の専門外のお仕事ですので、本日はお話を承り、その分野を得意とする先生をご紹介したいと思いますが、それで宜しいでしょうか?」と言ってみてはどうでしょうか。
それでダメなら諦めざるを得ません。でもただで諦めてはプロの名折れです。自分が親しくしている人に、「○○会社では、先生が専門としている分野のコンサルタントを探しているようですから、一度アプローチをしてはいかがでしょうか」と情報を流します。
そのコンサルタントが信用できる人であれば、いつか逆にあなたを仕事に誘ってくれるでしょう。
もし、その経営者が、「誰かを紹介して欲しい」という意向であれば、その時は、信頼できる先生を紹介し、鞄持ちをしながらその先生の仕事のやり方を学ばせてもらえば良いでしょう。その先生が、ホンモノのコンサルタントであれば、あなたにも顧問料の一部を分けてくれるはずです。
しかし、なかなか信頼できるコンサルタントに出会うことは、コンサルタント業界にいる人にとっても難しいことです。それを解決できるのがコンサルタントの団体です。内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会のように「共業・共用・共育」と言って、「仲間と仕事をしながら実力を付け、収入を増やしていこう」という団体もあります。
平素から、「コンサルタントは一人ではやって行けない時代である」ということを自覚し、仲間作りをすることが、ビジネスチャンス拡大にも繋がるし、実力を付けたり、知識や情報を手に入れることにも繋がります。
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日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
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