過去の記事。
食の巻。
食の巻、ふたたび。
食の巻、みたび。
食の巻、よたび。
食の巻、いつたび。
食の巻、むたび。
食の巻、ななたび。
食の巻、やたび。
行列の巻。
行列の巻、ふたたび。
行列の巻、みたび。
僕はグルメなので、ラーメンとか餃子とか興味ありません。
ですので、わざわざラーメンを食うために遠方に出向いたり、ましてや行列に並ぶなんてぇ事はしません。
とはいえ、全く食わない事もない。
週に1~2食位はラーメンを食べます。
理由は手軽だから。
それだけ。
さて、近所に365日・24時間ブっ続けで営業していたラーメン店があったのですが、ついに先日閉店してしまいました。
いわゆる【家系】と呼ばれる類のラーメン店でした。
そんなに美味いわけでもありませんが、不味くもない。
未明、ベロベロに酔ってタクシーで地元に戻ると、よく食いに行ったものです。
食いたい時にラーメンが食える幸せ…。
ホント、幸せって身近なトコにあるのですね。
噂に聞きましたが、一日170食程売れなければならないところ、せいぜい120食だったとか。
フツー、100食以上売れるって聞くと『凄ぇなぁ』と思いますが、なにせ24時間体制ですからねぇ。
なんでも、1年で閉店するラーメン店って3,500軒程だそうです。
ざっくり47都道府県で割ると、1県当たり74軒…。
東京なら大した事ありませんが、島根辺りだと県内の全ラーメン店がフっ飛ぶ様な数字でありましょう。
また、開店後70%が4年以内、40%が1年以内に閉店するというデータも見ました。
設備投資や調理技術が比較的簡単なために、開店はしやすい一方、過当競争で飽和状態の業界…。
改めて調べてみますと、【桂花ラーメン】・【らーめんむつみ屋】・【大島ラーメン】等食った事のあるラーメン店が倒産の憂き目にあっていた事を知りました。
新宿三丁目の【桂花ラーメン】の隣にあった【桜吹雪が風に舞う】とかいうラーメン店も閉店したとか。
こちらは倒産ではなく、あくまで閉店であり、他店舗は営業中との事。
ちなみに、店舗スタッフの声がうるさかった、という印象しかありません。
テレビや雑誌、ネットなんぞで、アホみたいに『ラーメンラーメン』と騒ぐその陰で、壮絶な生き残り競争が繰り広げられているのですね。
どこの業界も大変です。
あ~あ、【うかい亭】でA5のヒレにフォアグラ乗っけたの、食いたいなぁ。
『できることなら競争を避け、和気あいあいでいきたい気持ちは誰にでもある。しかし、自由経済の会社である以上、競争があり、競争するなら勝たねばならない』盛田昭夫(ニッポンの技術者・1921~1999)