荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ラーメンの巻。

2016年02月02日 | 妥協なき生活に極上の飲食を






過去の記事。
食の巻。
食の巻、ふたたび。
食の巻、みたび。
食の巻、よたび。
食の巻、いつたび。
食の巻、むたび。
食の巻、ななたび。
食の巻、やたび。
行列の巻。
行列の巻、ふたたび。
行列の巻、みたび。



僕はグルメなので、ラーメンとか餃子とか興味ありません。

ですので、わざわざラーメンを食うために遠方に出向いたり、ましてや行列に並ぶなんてぇ事はしません。

とはいえ、全く食わない事もない。

週に1~2食位はラーメンを食べます。

理由は手軽だから。

それだけ。

さて、近所に365日・24時間ブっ続けで営業していたラーメン店があったのですが、ついに先日閉店してしまいました。

いわゆる【家系】と呼ばれる類のラーメン店でした。

そんなに美味いわけでもありませんが、不味くもない。

未明、ベロベロに酔ってタクシーで地元に戻ると、よく食いに行ったものです。

食いたい時にラーメンが食える幸せ…。

ホント、幸せって身近なトコにあるのですね。

噂に聞きましたが、一日170食程売れなければならないところ、せいぜい120食だったとか。

フツー、100食以上売れるって聞くと『凄ぇなぁ』と思いますが、なにせ24時間体制ですからねぇ。



なんでも、1年で閉店するラーメン店って3,500軒程だそうです。

ざっくり47都道府県で割ると、1県当たり74軒…。

東京なら大した事ありませんが、島根辺りだと県内の全ラーメン店がフっ飛ぶ様な数字でありましょう。

また、開店後70%が4年以内、40%が1年以内に閉店するというデータも見ました。

設備投資や調理技術が比較的簡単なために、開店はしやすい一方、過当競争で飽和状態の業界…。

改めて調べてみますと、【桂花ラーメン】・【らーめんむつみ屋】・【大島ラーメン】等食った事のあるラーメン店が倒産の憂き目にあっていた事を知りました。

新宿三丁目の【桂花ラーメン】の隣にあった【桜吹雪が風に舞う】とかいうラーメン店も閉店したとか。

こちらは倒産ではなく、あくまで閉店であり、他店舗は営業中との事。

ちなみに、店舗スタッフの声がうるさかった、という印象しかありません。



テレビや雑誌、ネットなんぞで、アホみたいに『ラーメンラーメン』と騒ぐその陰で、壮絶な生き残り競争が繰り広げられているのですね。

どこの業界も大変です。



あ~あ、【うかい亭】でA5のヒレにフォアグラ乗っけたの、食いたいなぁ。













『できることなら競争を避け、和気あいあいでいきたい気持ちは誰にでもある。しかし、自由経済の会社である以上、競争があり、競争するなら勝たねばならない』盛田昭夫(ニッポンの技術者・1921~1999)


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