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大嘗祭とは何か

2016年10月20日 18時05分19秒 | その他
 皇位継承に伴う大嘗祭(だいじょうさい)を政府が検討すると言う話。某新聞の解説によれば、天皇になって初めての新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭を経て、新たな天皇が「神格」を得て完全な天皇になる、そのような重要な儀式であるとの事らしい。かなりの準備期間が必要ともあります。

 大正生まれの父母が口にしていたので 新嘗祭と言う言葉は聞いた事があります。天皇が収穫を感謝するためのもので昔は国家的な行事だった時代もあり、現在では憲法の政教分離の原則から天皇家の私的行事となっています。

 いかし神事を政府が検討するのはまずいし、大嘗祭を政府がお膳立てして天皇が執り行うと、国事行為として制限列挙された範囲を超える恐れもあり、それこそ「畏れ多い事態」になると思います。

 昭和天皇が人間宣言をされて以来、天皇は神ではなくなったので「神格」と言う言葉が登場するのは時代錯誤の感があります。仮に大嘗祭により天皇が神格化されるとなれば、神である天皇は国民の上に当然に君臨すると言う事にもなりかねません。憲法では天皇の地位は国民の総意に基くと定められています。


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