ハンナ
2011年アメリカ 監督:ジョー・ライト キャスト:シアーシャ・ローナン
★★★☆☆
フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親(エリック・バナ)に格闘に関するテクニックを教え込まれたハンナ(シアーシャ・ローナン)。
16歳になったある日、彼女はCIA捜査官のマリッサ(ケイト・ブランシェット)を暗殺するため森を出るが・・・
∞∞∞∞∞
幼いころから戦闘マシーンとして育てられ・・・みたいな話です。
この手の話には、美少女、卓越した武器さばき、キレのある格闘、が必須ですね。
美少女は文句なしの「シアーシャ・ローナン」さん。
私、初めてこの作品で観ましたが、「美少女」というにふさわしい透明感とあどけなさが残る女優さんです。
ちなみに、お父さん役は、これまた戦士、テロリスト、デルタフォースなど、数々の特殊ミッションをこなす工作員役をやってきた「エリック・バナ」さん。
こちらもピッタリです。
さて、問題の卓越した武器さばき、キレのある格闘ですが、こちらはちょっとビミョー。
よくある暗殺モノの「強大な敵」とか「難攻不落の要塞」が敵ではないので、期待ほど迫力の戦闘シーン自体がありません。
秘密兵器モノも皆無。せいぜい短銃どまりなので、そういうのを期待すると、ちょっと外します。
たぶん本作の狙いは、世間を知らず、戦闘マシーンとして育った少女のロードムービーのようなのですが、正直それも中途半端。出会いも、発見も少ないし、そもそもの設定である「感情を抑制した戦闘マシーン」である彼女が、
ときおり涙を流したり、感情を吐露するシーンに違和感を覚えます。
というわけで、作品的には★2つ以下なのですが、なにしろシアーシャちゃんが可愛いので、★3つ。
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