ワンちゃん「ねじりん棒」が何だかわかんな~い!
「今日は久々の投稿かと思えば、少々お堅い政治のお話です。」
「え?政治かよ?」「うん。管理人はいつもバイクで走り回っているだけじゃないんやで(笑)」
先日、安部さんが国会をさぼった(笑)言い訳してるとき「そもそもねじれを生み出したのはこの私です。6年前の参院選で敗北をした。その敗北がすべての始まりでした。政治は迷走し、毎年、私を含めてコロコロ首相が代わり、日本の国力が大きく失われました。痛恨の思いです。日本のため、このねじれに終止符を打たねばなりません。その責任が私にはある、そう覚悟をしております」
まるほど、安部さんって「ねじりん棒」の製造元責任者だったん?
思い起こすと、参院選で過半数を割って、初めて「ねじりん棒」が出たのは89年の参議院選かな。パチンコマドンナの土井たか子さんが「山は動いた」と吼え、橋本龍太郎さんが「ちくしょう!」(笑)と吐き捨てたあの時ですね・・・あれは、おそらく、「選挙で何かを変えられるのかも」と国民が実感?期待?した、久々の機会だったのでしょうが、皮肉にもあの時以来、日本の政治の迷走が準備され、「ねじりん棒」が発生したときに解消する方法論を欠いたまま、もう20年以上が経過してしまってるんですねえ。
ところで、今日のニュースで現在開催中の通常国会の会期(2013年6月26日)を延長しない方針を確認したことで、この夏の参院選の日程が、7月4日の公示、7月21日投開票に固まりました。 与野党はいよいよ「選挙モード」に突入!それはいいんだけど「日本がイタリア並みに首相が変わるようになった」と言われるようになってしまったのは、いつからかなあ?と振り返ると、細川護煕お殿様が、国民福祉税でコケてから、あるいは小泉さんが降板した後あたりだったかもしれませんね。
共通してるのは「少数与党」あるいは「ねじれ国会」といった形で、政府を支える与党が弱体化して、国会運営がまともに遂行できなくなった時で、日本の首相はコロコロを変わらざるを得ない状況に追い込まれていきましたね。「議院内閣制」を採用している日本としては、当たり前の結果といってしまえばそれまでですが、以前、マレーシアの首相に「1年しかもたない首相と約束なんか出来るわけがないじゃん!」と言われたのもごもっともで、その類の発言には、ひとりの日本国民として納得できるだけに歯がゆい思いをしました。今回は、自民党を支持するということではなく、この「コロコロ親分ニッポン」が国際社会の中で、「プレゼンスを保てない国」の、一国民としてはもうそろそろ解消してほしいものです。
それにしても、そもそも、この「ねじりん棒」は、最初から何らかの期待を持って最初から制度に組み込まれたものなのでしょかねえ?任期も短く解散という制度も備えた衆議院は、参議院に優越するとされているから衆議院はより民意を反映する、という観点であって、予算審議などで衆議院に優越的な取り扱いがあるわけですけど、いくら衆議院で優勢を占めている与党といえども、いったん「ねじりん棒」に陥ると予算に付属する関連した法案を通すことすらできなくなっちゃうんだから、与党の暴走を防止する効果はあるんだろうけど、暴走しないかわりに、政府がふにゃふにゃにしちゃって国政を停滞させるという、結果的にへんてこ?な制度ですよね。
過去にも、衆院の2/3再可決が可能な議席を占めていながら、「ねじりん棒」のために身動きが取れなくなり、安倍さん、福田さんの両内閣が1年前後で倒れた現実がこれを証明していますし「リーダー不在のニッポン」と言われるようになって久しいわけだけど、結果として、ひとたび「ねじれ」に陥ってしまうと、解散もなく3年で半数の改選しかない参議院での優勢が、状況の変化とは関係なく固定化されてしまうことで、これを解消するには、参院選で野党が勝利して「ねじれ」が発生してしまった場合、直ちに衆議院を解散して「さっさと民意を再確認」という制度にでもしないかぎり、議院内閣制の日本ではまともな政権運営は果たせない、出来ないことになっちゃうと思いませんか?
結局のところ、二院制という理念を生かしたいならば、少なくとも衆院の優越が単なる予算法案の優先権だけでなく、最低限の政権運営を支えるだけの権能がなければならないけれど、今のところ、それを裏打ちする制度はないし、「コロコロ親分」が始まったころから、国力も低下し始めていったと思うんですよ。まあ、そんなことですが、先週の都議選の結果から想定しても、今回の参院選はおそらく自民、公明の与党が圧勝し、民主と維新が第三局を争うという構図になるんでしょうから、ねじりん棒は解消されることになるんでしょうね。昨年の暮れに、政府を支える民主与党が弱体化して、国会運営がまともに遂行できなくなって、政権交代というあたりから、歯車が逆回転し始めて、潮目が変わり、始めたようなので、出戻り安部さんにはいろんな批判もありますが、最近、お腹の調子も良さそうだし、とりあえずは、ねじりん棒を解消してほしいけど、調子に乗って暴走しちゃだめよ!
「今日は久々の投稿かと思えば、少々お堅い政治のお話です。」
「え?政治かよ?」「うん。管理人はいつもバイクで走り回っているだけじゃないんやで(笑)」
先日、安部さんが国会をさぼった(笑)言い訳してるとき「そもそもねじれを生み出したのはこの私です。6年前の参院選で敗北をした。その敗北がすべての始まりでした。政治は迷走し、毎年、私を含めてコロコロ首相が代わり、日本の国力が大きく失われました。痛恨の思いです。日本のため、このねじれに終止符を打たねばなりません。その責任が私にはある、そう覚悟をしております」
まるほど、安部さんって「ねじりん棒」の製造元責任者だったん?
思い起こすと、参院選で過半数を割って、初めて「ねじりん棒」が出たのは89年の参議院選かな。パチンコマドンナの土井たか子さんが「山は動いた」と吼え、橋本龍太郎さんが「ちくしょう!」(笑)と吐き捨てたあの時ですね・・・あれは、おそらく、「選挙で何かを変えられるのかも」と国民が実感?期待?した、久々の機会だったのでしょうが、皮肉にもあの時以来、日本の政治の迷走が準備され、「ねじりん棒」が発生したときに解消する方法論を欠いたまま、もう20年以上が経過してしまってるんですねえ。
ところで、今日のニュースで現在開催中の通常国会の会期(2013年6月26日)を延長しない方針を確認したことで、この夏の参院選の日程が、7月4日の公示、7月21日投開票に固まりました。 与野党はいよいよ「選挙モード」に突入!それはいいんだけど「日本がイタリア並みに首相が変わるようになった」と言われるようになってしまったのは、いつからかなあ?と振り返ると、細川護煕お殿様が、国民福祉税でコケてから、あるいは小泉さんが降板した後あたりだったかもしれませんね。
共通してるのは「少数与党」あるいは「ねじれ国会」といった形で、政府を支える与党が弱体化して、国会運営がまともに遂行できなくなった時で、日本の首相はコロコロを変わらざるを得ない状況に追い込まれていきましたね。「議院内閣制」を採用している日本としては、当たり前の結果といってしまえばそれまでですが、以前、マレーシアの首相に「1年しかもたない首相と約束なんか出来るわけがないじゃん!」と言われたのもごもっともで、その類の発言には、ひとりの日本国民として納得できるだけに歯がゆい思いをしました。今回は、自民党を支持するということではなく、この「コロコロ親分ニッポン」が国際社会の中で、「プレゼンスを保てない国」の、一国民としてはもうそろそろ解消してほしいものです。
それにしても、そもそも、この「ねじりん棒」は、最初から何らかの期待を持って最初から制度に組み込まれたものなのでしょかねえ?任期も短く解散という制度も備えた衆議院は、参議院に優越するとされているから衆議院はより民意を反映する、という観点であって、予算審議などで衆議院に優越的な取り扱いがあるわけですけど、いくら衆議院で優勢を占めている与党といえども、いったん「ねじりん棒」に陥ると予算に付属する関連した法案を通すことすらできなくなっちゃうんだから、与党の暴走を防止する効果はあるんだろうけど、暴走しないかわりに、政府がふにゃふにゃにしちゃって国政を停滞させるという、結果的にへんてこ?な制度ですよね。
過去にも、衆院の2/3再可決が可能な議席を占めていながら、「ねじりん棒」のために身動きが取れなくなり、安倍さん、福田さんの両内閣が1年前後で倒れた現実がこれを証明していますし「リーダー不在のニッポン」と言われるようになって久しいわけだけど、結果として、ひとたび「ねじれ」に陥ってしまうと、解散もなく3年で半数の改選しかない参議院での優勢が、状況の変化とは関係なく固定化されてしまうことで、これを解消するには、参院選で野党が勝利して「ねじれ」が発生してしまった場合、直ちに衆議院を解散して「さっさと民意を再確認」という制度にでもしないかぎり、議院内閣制の日本ではまともな政権運営は果たせない、出来ないことになっちゃうと思いませんか?
結局のところ、二院制という理念を生かしたいならば、少なくとも衆院の優越が単なる予算法案の優先権だけでなく、最低限の政権運営を支えるだけの権能がなければならないけれど、今のところ、それを裏打ちする制度はないし、「コロコロ親分」が始まったころから、国力も低下し始めていったと思うんですよ。まあ、そんなことですが、先週の都議選の結果から想定しても、今回の参院選はおそらく自民、公明の与党が圧勝し、民主と維新が第三局を争うという構図になるんでしょうから、ねじりん棒は解消されることになるんでしょうね。昨年の暮れに、政府を支える民主与党が弱体化して、国会運営がまともに遂行できなくなって、政権交代というあたりから、歯車が逆回転し始めて、潮目が変わり、始めたようなので、出戻り安部さんにはいろんな批判もありますが、最近、お腹の調子も良さそうだし、とりあえずは、ねじりん棒を解消してほしいけど、調子に乗って暴走しちゃだめよ!