風まかせ放浪記

バイクといろいろ日記帳

遁辞

2010年09月29日 08時17分33秒 | バイク一般
仕事の関係で、毎月初には、安全祈願のため、原宿にある
明治神宮の早朝参拝を続けている。

中間決算で「猫の手も借りたい忙しさ」というこの時期、
参拝先の神社庁の参拝者向けに発行されている「生命の言葉」という
格言集があって「多忙とは怠け者の遁辞(とんじ)である」という言葉が
今朝の新聞に紹介されていた。

遁辞とは、遁走の遁であり、「逃げ口上」の意味であって、平たくいえば
「言い訳」なのだ。でも、怠け者なら暇なんじゃねーの?と思ったけれど、
そうではなくて、「忙しい、忙しい」を口癖にしているひとは、実は
それが怠け者の言い訳なのだという。

自ら計画をたて、成すべき事を確実に実行してゆくのが肝心と説いてある。
確かに自らの目標を達成することや、趣味で忙しいのなら苦にもならないが、
与えられた仕事をこなすための仕事は、やらされ感があり、苦になるし、
ついつい、「忙しい」と口を突いてしまうのだろうか。

黙々と仕事をこなしているのに、怠け者なんて揶揄されるのは、
納得がいかないかもしれないけど、自らポジに行動すれば、
「忙しい」というネガな言葉は出ないのかもしれない。

「忙しい」という字は「心」を「亡」くすと書く。
多忙ということは「心を亡くすことが多すぎる」ということなのだろうが
「忙しいフリをする」のが得意技の管理人は「遁辞」には縁がない

夏しゅ~りょ~

2010年09月28日 12時25分43秒 | Weblog
今年の夏は本当に暑かった。

立秋を過ぎても熱風が吹いていたけれど、朝晩はやっと秋らしくなってきた。
世界的に北半球では暑さが続いていたようだが日本ほど長期のものはなかったらしい

この異常な暑さの理由を調べてみると、以前、ここでも名前の由来について
記したが第1にラニャーニャ現象で北半球中緯度の海水温と気温が長期に
上昇したことと、第2には亜熱帯ジェット気流が北へ蛇行したためなのだという。

そこにはまり込むように第3として、南シナ海の海水温上昇と対流活動の
活発化による太平洋高気圧の勢力が強く維持したため、東シナ海あたりで
発生した台風も、日本列島にデンと居座った太平洋高気圧に行く手を阻まれて、

やむなく、朝鮮半島西部から中国大陸を大きくスライス(ゴルフ用語で、
打球が途中から打者の利き腕の側へ曲がって飛ぶこと)していくので
まあ、暑いのは辛いけれど台風の被害には合わずに済んだのかもしれない。

第4にはインド洋の海水温度上昇と対流活動によるチベット高気圧の勢力が
日本にまで張り出してきて太平洋高気圧の勢力をさらに支援したことが上げられて、
そうすれば、そのような海水温度の上昇とジェット気流と気圧配置があれば
近いうちにまた同じことが起きるのだそうだ。

子供のころを思い出すと、エアコンもない夏ながら、こんなに暑い夏は
なかったような気がする。夜になっても25℃以上の暑さが2ヶ月以上も
続くというこんな暑さの日本は、もう熱帯地方の仲間入りかもしれない

伊豆合宿ツーリング

2010年09月20日 20時05分43秒 | バイク一般
大阪を離れてもう半年が過ぎて、仕事関係、会社の大阪支店の面々とは
だんだんに遠のいていくのに、関西のバイク仲間とはありがたいことに
年2回の合宿があるのでまったく疎遠になるどころか、5月、9月と合える
期会があって、関西の地を去ったという寂しさもあまり感じないのです

この連休は、
関西のツーリングクラブ「大人の遠足」の合宿に参加で、久々に、大好きな
仲間達との再会は楽しかったあ!

今年の5月連休の「ひるがの高原」の定宿「五郎平」に続いて、今回の秋の陣は
、管理人がチェックして探した南伊豆のライダーズハウス「BB Road」さんを
貸切にさせて、いただき、総勢21名の参加で、今回もしっかりと盛り上がりました。

なにしろ、下見5回ですよ(^^)。関東チームの番頭さんヨコッチさんには何度も
お付き合いいただいて本当に助かりました。でも、いったいなんでそんなに何度も
下見に行くんだろう?なんて思うでしょうね?管理人は今まで、企画に参加表明して
のんきに後をくっついていくだけだったので、気楽なもんでしたが今回、関西の
リーダーとメール交信しながら自分で下見をやってみて、リーダー及び
番頭さんの日々のご苦労がいやと言うほどよくわかりました。

イベントの参加者に「楽しかったあ!」と喜んでもらうためには、また、
事故やトラブルに見舞われることののないように、無理なく、つつがなく
締めくくるための成否の鍵は、裏方の周到な事前の計画と現地でのチェックが
とても重要なのですね

走り慣れたルートならまだしも、初めて走る道などは一度通過したくらいでは、
所要時間や施設の所在や、混み具合、路面状況、迂回路などは曖昧な情報でしか
確認できないんですね。下見の初回は、合宿宿までのルートを探索して、
地図を見るようなことがないように、きっちりとトレース。

2回目は20台のバイクを収容できる駐車場があって、20名が一同に食事可能な
ランチのお店をあちこちチェック。3回目は、大阪のリーダーと、番頭さんと
一緒に2日分のルートを下見して、15号線を左折で127号線に・・・とか分岐点の
情報をきっちりとチェックし、休息場所にトイレ、飲み物、駐車スペースの
キャパをチェックして、実際に宿に試泊して食事の内容や備品などの確認。

4回目は宇久須のがけ崩れ情報で不通となった迂回ルートと温泉、BBQの追加食材買出しの
スーパーチェック。5回目はルーと変更に伴う、立ち寄りスポットの下見と、
何度も走ったおかげで、時間配分や、区間の車の量、混み具合までよく解るのです。
結果として参加者の「楽しかった、いい企画だった」の一言で裏方の努力は報われます。

今回、最大の反省点は20台を越すようなマスツーリングの先導は、先頭から
最後部までの長さは、停止しても一列に並ぶと50mくらいになるし、走り出すと
100mを越える長さになるので、後部の状況確認は無線機なしでは大変に
きついということでした。

バックミラーや振り向いて、1台づつ判断出来るのはせいぜい、5台くらいまでが
限界ですね。今回はヨコッチ番頭さんが無線機をゲットしていてくれたし、
無線機を持った関西からのメンバーさんのおかげで、最後部にいるリーダーとの
交信が出来て、大変に助かりました。

今回の企画の準備期間は下見開始から約2ヶ月。大変だなあと思うと大変に
なっちゃいますが、予定日を目指して準備をしていく期間は、それなりに
楽しいものです。またどこか、新しいイベントを企画してみようかと・・・

視力検査?

2010年09月17日 12時20分13秒 | Weblog
秋の健康診断しゅーりょー!
いつものメニューに加えて「おなか周り」を測られるメタ坊予備軍チェック
は85センチ以上が対象となり、生活習慣改善指導が待っています

大阪時代のバイク仲間にサプリの話をしたら
同じく、「食べた分をサプリに頼るのはダメ。運動と摂取量の制限しなさい」
と厳しい改善指導を頂いたので、麻衣ちゃん(長女)に万歩計を買ってもらいました
このところ、毎日付けて歩いていますが、一日@1万歩を下回る日は
一日たりともなく、平均して1万2000歩~1万3000歩は歩いてるんです
多い日には2万歩くらいになってるから、運動量はまあまあなのかな

ところで、その2万歩達成は昨日で、雨の中を国際展示場まで行ってきたのが
プラスαとなったわけですが、その会場の入り口で、職種、年齢、役職などを
チェックボックスに記入するように言われて、その用紙の豆粒よりちいさな
点のような文字を見てびっくり!

思わず、受付の女性に「これって視力検査?」と茶化すと
「そうなんですよねえ、字がちいさいですよねえ・・・」と
申し訳なさそうなコメントが帰ってきた。彼女にペンを渡して
「僕にはまったく読めません。答えるからあなたが読んでチェック入れてください」と
お願いして、その彼女(若い)も資料に目を近づけて必死で読んでチェックを入れて
くれましたが、チェックマークの☑が、✔マークがどちらの□に付いたのか
判断できないというほど縮小された資料は機械で読み取るのか解らないけど
高い入場料を取り、名刺を2枚取り、おまけに虫眼鏡で見ても
見えないようなアンケートをゴリ押しする配慮のないイベント屋さんに
ムカツキましたけどね。でも受付の彼女がかわいかったので許してあげた

社内の会議でも、老眼オヤジへのあてつけか?と勘ぐってしまうほどの
ちいさな、ちいさな文字の書類を平気で配布して説明する若者がいるので
「A1サイズに拡大して説明しろ」と冗談言ったりしますが、老眼鏡を
忘れたり、暗がりだったりすると、残念なくらいに文字が読めなくなってしまいました

9年越しの聖戦

2010年09月11日 12時00分38秒 | Weblog
今朝のニュースで、フロリダ州にあるキリスト教福音主義派の教会が、
同時多発テロから9年となる11日に、イスラム教の聖典コーランを大量に
燃やす計画を断念したという報道を知りました

先日、それを実行するという報道に触れたとき、イスラム教徒ではない自分で
すら、なんて馬鹿なことを考えるのだろうと、憤りを感じたし、それを言い出し
たのが教会であるということが信じられない思いがしました

まあ、宗教的な対立や。9年前の今日起きた悲劇を思い出せば感情的な
「イスラム敵視」の風潮は解らなくもないんですが、イラク戦争は、
まさにその報復として始まった現代の宗教戦争であって9・11を起点に、
米国はアフガニスタン攻撃、イラク戦争へと突き進みましたが

本来ならば、米国民にとって、この日は何よりも、テロの犠牲者と米兵の死者を
悼む日だろうし、9年間の米国のありようを反省する日でもあると思うのですが、
あえて、そのタイミングに、多くの人が、無意味な殺戮を繰り返して、血を流して
いるとい現実の中で、さらにイスラムの気持ちを逆撫でして、結果的にもっとたくさんの
テロ行為を誘発して、より多くの血を流させることになるのは明白なはず

まあ、その後のオバマ米大統領の、警告と、計画中止の訴えを聞いてこれが、
アホなブッシュ時代でなくよかったとも思いました。大統領は「計画は米国人の
価値観に真っ向から背くものだ」とも非難していましたね。

この教会はイスラム教が「民主主義や人権と合致しない」と主張してましたが、
あの同時多発テロはアルカイダのイスラム教徒が実行したのは間違いのない
ところだけど、それに対抗して、コーランを燃やすという行為が何を意味するか
といえば世界十数億人のイスラム教徒を侮辱し、

米国とイスラム世界の対立をさらにあおることになることは明白で、それを
引き金として、何が起こるだろうと想像すれば本当に背筋の寒くなる思いですが、
アメリカには、これを禁じる法律がないという理由で制することが出来ない・・・

実行されたとすれば、おそらくイスラム圏に核ミサイルを撃ち込んだに等しい
リアクションが起きたに違いないと思うのです。あのワールドトレードセンターが
崩れ落ちる、衝撃的な映像はいまだに忘れられないくらいに、とんでもない
テロ行為ではあったんですが、ジハード(聖戦)と称して日本のカミカゼ特攻隊みたいに
身を賭してアメリカにアタックしてくるアルカイーダのそもそもの起源はといえば

70年代のソ連によるアフガニスタン侵攻以降に、アメリカCIAが、ソ連に対抗
させるために、ムジャーヒディーンと呼ばれたイスラム義勇兵などを訓練、育成して
武装化を進めたことが始まりなんですよね。

その後、ソビエト軍のアフガニスタンからの撤退後、闘争の舞台をイスラエルや
カシミール、コソボ、アルジェリアなど世界各地の紛争地に求める
ムジャーヒディーンが、アルカーイダを組織していて

その後に、湾岸戦争が勃発してイスラム教の2大聖地・マッカとマディーナを
領有するサウジアラビアがアメリカ軍を常駐させたことが、当時、サウジアラビアに
帰国していたビン=ラーディンや、諸国のムジャーヒディーンたちに強烈な
反米意識を抱かせることになったのが、9年前の悲劇につながっていったのですから

「テロ許すまじ」もいいけど、歴史を振り返れば、アメリカのご都合主義の
因果応報でもあるんですよね。そんな経緯を思い出すと、個人的には熱くピュアな
思いのアルカイーダにイスラムの気骨を感じてしまったりもしちゃいます