風まかせ放浪記

バイクといろいろ日記帳

晩秋の播州グルメツー

2007年10月21日 20時51分19秒 | バイク一般
日曜日はあれこれ雑用で走れないのでリベンジ舞鶴ツーには不参加
フリーの土曜日はどこか走りたいなとシンバさんに「遊ぼメール」で
11月定例のグルメツー下見走りをゲットした

土曜の朝は先週の陽気じゃ、着込んでしまうと昼間は汗だくになって
しまうんじゃないかという判断で皮ジャンの下には薄手のトレーナー一枚で
出発した。で車の少ない早朝の幹線でアクセルを開けると「う・・さぶ・・・」
でも遅刻しちゃいけないからね

立花からは山手幹線で大坂方面に向かい、13号を北上して伊丹から川西で
クランクしてハープ橋を見ながら173に入る。伊丹あたりの喧騒からわずか
10分も走ると一庫ダムあたりからは渓谷の緑が濃くなるから嬉しい
宝塚の33号もそうだが、メットのスクリーン越しの景色が街並みから
徐々にではなくドラスティックに山岳ルートに変貌してゆく風景がどちらも好きだ。

173号で兵庫北部に向かう集合場所は能瀬の「道の駅栗の里」集合30分前で
待機しようと思ったがすでにリーダーは到着していた。6人が集合して出発
途中第二集合場所の9号線と交差するローソンで京都方面からの参加者を待つが
タイムアウトで9号線を北西に向かって出発した

今回はグルメツーという設定で朝飯~昼飯~おやつ~夕飯がセットされている
という。朝飯は兵庫県豊岡市但東町にある玉子ご飯の店「担熊」だ
ここのオーナーは卵と米をこだわりで作っているという
普段は行列の出来るお店で下手すると2時待ちになってしまうというが、
玉子掛けご飯という単一メニューがなんぼのもんだろうと350円なりの
「玉子かけごはん定食」をお願いした

出てきたご飯はほかほかの炊きたてで、つやつやだし、玉子をは食卓に
山盛りに置いてあり、好きなだけ使っていいという。お味噌汁とお漬物つきの
シンプルメニューだが、「たまごかけご飯用のお醤油」も5種類も取り揃えて
ありトッピングには刻み海苔と刻みネギがたっぷりと添えてあった

いやはやこれは旨~い!帰りに担熊特製の「玉子かけごはん出汁入り醤油」
280円と、先週、本場篠山では700円で売っていた「黒豆大豆の枝豆」が
半値の350円をゲットして出発。

そのあと、福知山から426号で出石に向かう。途中、あの5☆のシルク温泉を
うらめしく横目で見ながら通り過ぎるしかないというこの辛さ
独りなら間違いなく温泉しているに違いない

そのあと出石の辰岐櫓のある城下町を通り抜けたあと104号から高中蕎麦に
向かいお昼ご飯のt高中蕎麦を頂く。ニシン蕎麦をお願いしたが独特の蕎麦は
これまた絶品で関西で食べた蕎麦ではbestの美味しさだった。

そして次は312号を南下しておやつタイムの生野を目指す
生野といえば、銀山で栄えた町だし、幕末の頃に平野国臣が倒幕の兵を揚げた
”生野の義挙" で有名

そんな町の老舗の『おかきや』さん播磨屋本店(画像の藁葺き屋根の)
に到着。わらぶき屋根で昔の民家のよう。建物は煤けた屋根裏の下で
囲炉裏を囲むという、まるで江戸時代へタイムスリップしたような
情緒あふれる建物は居心地が良くてなかなか去りがたい雰囲気が良かった

元来がお煎餅屋さんなのでやはり「米」を使ったお餅系の食べ物が
メインで安倍川餅と美味しいコーヒーをいただいたが、
ここの「但馬風白味噌ぞうに」は本当に美味しいらしい。

お次は、さらに南下して西脇の温泉「へその湯」でまったりとした
ここはマイロードの途中にあったのだが今回初めて利用してみて
自然温泉ではないのだが有馬の富士よりもぐっと落ち着く広々とした
良い湯だ。次回からのマイロードは心身をここで弛緩させることにする

ゆったり過ごせるお風呂はそれぞれ、漢方薬湯が楽しめる石の湯、山南町の
薬草風呂が楽しめる木の湯があり、健康に配慮された施設づくりが嬉しい
どちらのお風呂にも、ゆったりと楽しめる広々とした露天風呂があり
らしく心地よい陽光に包まれての入浴が楽しめそいうだ

そしてお次はいよいよ夕飯
西脇の有名な播州ラーメン「西脇大橋ラーメン」さんに向かう
醤油ベースで甘めのスープで知られる播州ラーメンらしいがこれは初体験だ
このお店の甘さの秘密は、タマネギなど野菜から出るダシなど、様々な
要素があるらしく、 野菜のほか、豚骨、鶏ガラ、魚のダシもブレンドされて
いるのでスープは確かにとても豊かな味わいで癖になりそうな味だ

麺は細めのちぢれ麺で、具はアバラとモモのチャーシューが1枚ずつ
モヤシと海苔、刻みネギ。 メニューは特製ラーメン(550円)と
2玉入りのジャンボラーメン(980円)のみ。 昼も夕方も、ごはんどきに
なると厨房は連日フル回転らしい。

やっと終わったグルメツーは美味しいものいっぱいで幸せでした
シンバさんとたーぼーさんの中国道組と別れて、いわさん、えにさん、
ミカさんの3人をエスコートして、暮れなずむマイロードで
最近見つけたジェラートの店「Brillante」でデザートを
案内して本日のグルメツーしゅうりょ~
今日は旨いもんばかりで、いちにち喰いすぎてしもうたたかも・・・

硫黄と文学の香り

2007年10月14日 21時00分55秒 | バイク一般
日曜日は舞鶴ツーリングの予定だったんだけど
昨夜の天気予報は舞鶴あたりは曇りながら帰り道の神戸寄り
は降水確率が高く、びみょ~に雨っぽくて・・そのうちに
シンバさんの延期の書き込みがあり、ちゅうしです

そんな訳で舞鶴ツーリングは潔く諦めました
でもご近所の兵庫南東部の午前の天気は大丈夫みたい
なので、午前中にmyロードソロツーを走ることにして早めの就寝

朝、目覚めると、なんかだか外は明るい
携帯にはシンバさんから「晴れです!行きます!」のメールが入っていた
午後に他の予定を入れてしまったので「気をつけて行ってらっしゃい」
メールを入れてもう一眠りしたzzzz

すっきり目覚めたあと、今日はいつもの篠山方面を12号経由で北上して
37号で南下し、49号で再び篠山へ、途中おなかが空いてきたので
水車の蕎麦屋さんで30名様限定という仰々しい十割蕎麦を頂く
1300円の割にはあまり感動の味ではなかったけど、まあまあかな

そのあとは篠山市街に入る前にデカンショ街道を西脇方面に折れて
いつもの36号でなく75号で篠山に向かってみたが、道はやはり36号のほうがいい
西脇のへそ公園からはいつものコースで上質の高原ルートを走る

舞鶴道路をくぐったあたりから今日は三木市方面に立ち寄り温泉を開拓しよう
と「東条温泉とどろき荘」か吉川にある「吉川温泉よかたん」を目指した
「東条温泉とどろき荘」に着いてみると街中の福祉会館に併設された
クアハウスらしき温泉らしからぬ佇まいにがっくり!でパス
次の「吉川温泉よかたん」は道の駅の中にある足湯つきの温泉で良さそう
と思ったら改装工事中で12月オープンしますの張り紙が・・・

こうなったら、何がなんでも温泉に入りたい・・・
とマップルで近場の温泉マークをチェックで、夏に宝塚方面から
迷い込んだ「武田尾温泉」を発見。

三田から川下川ダム方面にある細い道は車一台がやっとくらいの
細い山道が延々と続く道を武田尾に向かった。ようやく切畑の
見覚えのある33号に合流して武田尾の渓谷に分け入っていく

道はまただんだん細くなり荒れてきたが、ようやく武田尾の駅前に
到着したあと、一本橋を渡って、温泉旅館はたった4軒しかないという
武田尾温泉に到着した。川沿いの細い道がさらに細くなり
画像にある赤い橋を超えると、ひとつ間違えば川に落ちて
しまいそうな狭くて、今にも壊れそうな橋を渡る

武庫川の岸辺にあるモニュメントには、泉源より動力揚水により注がれて
おり、付近は硫化水素臭がしている。源泉は微白濁で口に含むと
硫化水素臭(ゆで卵の臭い)がする。付近の武庫川渓流沿いは
硫化水素泉の宝庫らしい。どれもかなり年季の入った建物で
まさに「昔ながらの温泉宿」といった風情だ

それにしても宝塚から僅か10分で、これほどの深山幽谷の気分が
味わえるとは・・・都会の喧騒を忘れ、のんびりするにはもって
こいの温泉宿かもしれない・・と思いました


でも、どの旅館にも「日帰り入浴はご遠慮ください」の手書き札が
あり、一番奥にあった最もぼろっちい(^^)旅館の女将にOKを頂いた
このようなマイナーな温泉街にある寂れた雰囲気の温泉がどんなもの
であるかは解っているので、こ汚い佇まいにあとずさりしたりはしないのである

以前、東京で名栗渓谷に行く途中にある同じような古めかしい
少数温泉旅館街で頼み込んで入浴したことがあるが、そのときと同様に
こんな旅館にお金を払って泊まるひとがいるんだろうかと思うような
こ汚い旅館でお金を払ったあと、実は一瞬あとずさりしたのである・・(^^)

宿泊客がいる様子はなく誰もいない。入浴客もめったにいないのだろう
入り口でおばあちゃんに1000円払ったあと、わざわざ案内するという
迷路のような通路をついて行くとおばあちゃんは「女湯」の札を
ひっくりかえして「ここ、ここ。ゆっくりしていき」と案内してくれた
湯はほんのりと硫黄の香りがする、すこし白濁したさらさら湯で
温泉は悪くない。よく温まるなかなかいい温泉でした

しかし、驚いたのは、温泉からあがったあとで、暗い廊下の壁に
貼り付けてあったセピア色の新聞記事を見て、偶然だが
このひなびた温泉旅館があの水上勉の小説『櫻守』に実名で登場する
たった4軒しかない有名な温泉旅館街であることを知った


『櫻守』は、昭和43年に、毎日新聞に代表的現代作家20人の
競作の企画で「現代日本の作家」の一環として発表されたものらしい
帰宅してからネットで拾い読みしてみたが、水上勉の作品は
母に対する美しい憧れに似た思いを裏付ける内容が多いと書かれている

水上勉はまだ母に甘えたい幼さが残っている10才のとき、人減らしの
ように京都の寺に小僧に出され、淋しい思いをしたという。それ故に
作者の心底には、消すことのできない母への憧れと深い思慕があるよう
で『雁の寺』や、『越前竹人形』の主人公は三歳の時、死に別れたとして
つらい母への思慕を絶っている。何気に訪れた温泉に硫黄と文学の香りだ

この『櫻守』の物語の解説に
『主人公の庭師の北弥吉が武田尾の演習林からの帰り道、どうしても
通らなければならない福知山線のトンネルの中で臨時列車に遭遇し、
列車の煤を洗うため立ち寄った武田尾温泉の「まるき」で弥吉は
仲居の園と出会いその奇遇で弥吉と園は、周囲のすすめもあって結婚する』

・・と出てくる、その「まるき」旅館の入り口にはライダーに冷たく
「日帰り入浴ご遠慮ください」と書かれていたので御座います(^^)




ジェラートロード

2007年10月08日 19時08分36秒 | バイク一般
マイルートに「磨きをかける」という言葉は自分の造語だけれど
磨きをかけるという意味は何度も走ってみないと解らないのだが
走るたびに地域と道筋にあるものがいろいろ見えてくるからとても楽しい

同じ道でも、最初は方向もよくわからずに地図を頼りに走るから、
その道を通行したというくらいの印象だが、何回か走っているうちに、
地理が飲み込めて、先が読めるようになると余裕が出てきて、
その道だけに見える風景がインプットされ、迂回路が見つかったりすると
これまたとても嬉しい。

今後、この道を1年間走り続けると四季の移ろいとともに秋はあそこで
コスモスが咲いて、春には・・・などと楽しくなるに違いない。
宝塚市をエントランスにして兵庫県の南東部にある
三田市・篠山市・西脇市・加東市・三木市を風車のように走るマイルート
をなんと命名しようか思案中

この日曜日は龍神MTに参加の予定だったのだが、週末からくすぶっていた
顧客対応が気になっていた。案の定、部下からのヘルプメールを受信
龍神ツーをあえなく断念での出社し、午前中に訪問対処にてなんとか事なきを得た

半端に残った午後となると・・・行き先は言うまでも無くマイルートしか
ありませ~ん!とばかりに出発した。道の良さや景色を楽しむのもいいけれど
道すがらでおいしいものを発見するのはもっと嬉しいし誰かを誘いたくなってしまう
西脇から566号で372号のデカンショ街道を突っ切って311号を走っていくと
ゆるい下り坂に面して街道沿いにあるにあるジェラートのおいしいお店
「Brillante」 を発見した。

前川牧場の出店で近所に牧場はないのだが、味は本物。
アイスクリーム工房Brillanteは新鮮な牛乳と天然素材だけで作った
ジェラートは抹茶やかぼちゃ、季節限定品など色んな種類があったけど、
やっぱりベーシックにミルクでしょう!

ジャージー牛からとれる、絞りたて牛乳が使われているのが期待どおり
甘すぎずそれでいて濃厚で実に美味しかった! 帰宅後調べてみると
三木市(西山牧場)にも酪農家が作る、旬の手づくりアイスクリーム
工房「BOSS&MOM」があるようなので次回は訪ねてみようと思う

夕方は予約しておいたミシュランのパイロットロード2にタイヤ交換で
バイクセブンに行くと、思いがけず販促イベント中のまっさんに会えた。
まっさんはバイクのメカです。小学生の娘さんとタンデムでMTに参加と
いう素敵なお父さんだ。

イベントのテント撤収をお手伝いしたあとお奨めのチェーンオイルを
挿してもらったが、たったこれだけの注油でバイクの押し歩きの抵抗が
激減したのにはびっくりした!以前からチェーンメンテは気になってたが
これはというケミカルがないうえに、今のバイク置き場はメンテが出来る
ようなスペースがないことから、これは便利だし、しばらく試してみようと
秘伝のチェーンオイルをgetした


タイヤ磨耗

2007年10月06日 21時56分10秒 | バイク一般
今日はひらきちさんと伊賀方面の曽爾(そに)高原~香落渓(かおちだに)
~青山高原を走ってきました。曽爾高原のススキがきれいでしたね
曽爾高原の茶店では「なにか暖かいものありますか?」と訪ねると
おばあちゃんが美味しい甘酒を出してくれた

青山高原の巨大な風車が立ち並ぶ風景すごかったなあ
ひかるさんが絶賛していた「さるびの」の温泉も発見して
ほっこりと、2匹のさるのように良質の温泉をたっぷり楽しみました

さすがにハイペースの二人ツーは早めに予定ルートを
ちゃっ!ちゃっ!と消化してしまい、解散の針TRSについたけど
まだ日が高い。解散前の休息で何気にふたりでタイヤを見ると
なんだか減り具合が微妙に違ってるのに気付いた
タイヤの磨耗は走り方や車種によってどんな傾向があるんだろうと
例によってネットであれこれ検索してみた

タイヤはバイクの部品の中でも最も消耗が激しいパーツの一つだし
ゴム製のタイヤが、数百kgの車重を支えながら地面に押し付けられて
いるのだから、それも当然と言える。タイヤの消耗には、摩擦による
磨耗と、熱や衝撃、経年劣化による疲労とがあるようだ

タイヤの磨耗が進むと、グリップ力が失われてスリップしやすくなるほか
ホイールバランスが崩れて走行時に振動を生むようになることもある
タイヤの疲労は、コンパウンドやカーカスの剛性・弾性を奪い、ひび割れや
バーストに至る場合もある

スリップ、振動、バーストなど、タイヤの劣化が引き起こすトラブルは、
常に事故と直結するから、日頃からタイヤのコンディションを把握して
手遅れにならないうちに交換するようにしなけれいけないと解っているが
タイヤ交換は高くつくし、スリップし始めたりでもしなければ、溝が
残ってる状態だと、なかなかふん切れないのも事実である

交換時期は、スリップサインが常識だがタイヤには水や泥を誘導・排出する
ための溝が刻まれている。磨耗によってコンパウンドが失われると
グリップ能力が衰えるだけでなく、この溝が浅くなって排水能力も低下して
ゆき、少量の水や泥にも足元をすくわれるようになってしまうのだ

スリップサインは、この溝の下限値を示しているから、これが周囲の
コンパウンドと同じ高さに見えたら交換の時期ということ
なお、タイヤの減り方は円周上のどの部分でも一定というわけでは
ないようで、一部分だけが多めに磨耗したり、逆に磨耗が軽かったりと
進行に偏りがある場合があるので、スリップサインもタイヤ上に
4~6箇所用意されている

よってスリップサインをチェックする際には、タイヤ上の全ての部分を
見る必要があるということだ。それにしても均等に磨耗しない理由は
いろいろあるとは思うが前輪の減りが早いひらきちさんと後輪が早い私の
バイクみたいに車種や乗りかたによってもだいぶ違ってくるのだろう

走り方やホイールバランスの狂いなどで、一部分だけが偏って
減ってしまうこともよくあるようだ。この偏磨耗が進行すると
本来滑らかな曲線を描くタイヤの表面が、不自然に削り取られたような
段差を作る。この段差はタイヤ本来の乗り心地を奪い、走行の様々な場面で
悪影響を及ぼすだけでなく、タイヤの寿命を削って消耗を早めるので
偏磨耗が発生しないようにコンディションを保つようにしなければいけない

偏磨耗が起こるケースはいくつかあるが、一番の原因は普段の乗り方にある
場合が多いらしい。テクニカルノートによると、運転技術の未熟なライダー
は、腕の力でハンドルを切り車両を傾けずに走ろうとし、こういった走り方
は、後輪の中央部分だけを大きく減らし、タイヤの曲面を奪い、より傾きにくい
タイヤを作ってしまうと書いてあったが、それはちょっと??かな

当たり前のことだが、バイクに乗っている限り、タイヤの磨耗を避けることは
できないし、また、減ったタイヤを直して乗ることもできない。当たり前のこと
だが消耗品と言われていることからも分かるように、寿命が来たら取り替える
しかないのがタイヤなのだ

でも、チェーンやエンジンと同じく、タイヤの寿命も手入れや扱いによって
大きく変わるのだという。適切な扱いと手入れを怠らなければ、タイヤは
長い間快適な走行を提供してくれる。タイヤの寿命を延ばす上で、特に
大切なのが荷重と空気圧のようだ

過積載や空気圧の過少・過多は、コンパウンドの異常磨耗、発熱量・衝撃の
増加などを引き起こすので、タイヤにとってもマシンの走行にとっても
良いことがないのだ。バイクの場合、過積載を心配することはあまりない
が、乗り心地だけの理由でなく空気圧のチェックは欠かさずに行うべきなのである

針TRSでディアブロの後輪を撫でながら「まだ大丈夫でしょう・・・」とつぶやいた
私に、ひらきちさんは「いえ、やっぱり早め、早めの交換が大切だと思います」
さすがだよね、ひらきちさん

ひらきちさんと別れたあと80号で奈良中心部に向かい、鹿の角切りが行われ
ていた奈良公園で水分補給しながら、バイクセブンに連絡して
パイロットロード2の190/50ZR17の在庫を確認して交換予約した

初秋の田園ロード

2007年10月03日 22時33分40秒 | バイク一般
午後から出張の予定が中止になり戻るのが面倒(^^)だったので
会社にメールを入れて神戸から直帰。まだお陽様が高いではないか。
ショップでオイル交換してちょいと篠山マイルートを磨きに出かけた。

さすがにウィークデイの尼宝線は混んでるなあ・・・このルートは
宝塚大劇場を見ながらアンダーパスを潜り、生瀬の信号を右折してガードを
くぐって33号に入ったとたんに176号の都会的な宝塚の雰囲気はどこへ行った?
と思うほど景色が一変してしまうのが好きだ。

いかにも「さあ!ここからはツーリングだぞぅ!」みたいな山道に変る。
ナンバリングされたコーナーが続く33号の舗装路面はサンドベージュの
舗装路面が続く。ところどころ逆バンクのあるいかにも
摩擦抵抗「μ」が高そうな舗装だ。そろそろスリップサインが出そうな
ディアブロの磨り減り具合が気になるほどグリップはいいのだ

33号を北上して鳥ケ脇の信号を左折すると急に視界が開けて見通しの良い
田園ルートになる。前回来たときより車が多いけど「芋ほり」ののぼりの立つ
ほのぼのとした田舎道を走る。前回は切畑の先を間違えて通行止めの
「武田尾駅」に迷い込んでしまったが、今回は地理が頭に入ってるので
さすがに迷わず快走だ。

68号は右折すれば篠山の観音湯ツーで解散した道の駅「いながわ」だが
左折して上佐曾利に向かうあたりも田園ルートが続きコスモス畑が
とてもきれいだ。「木器」から「志手原」に向かう切詰峠の間もチョイの
間ワインディングながら心地良い道だ

49号に入り有馬富士を見ながら「有馬富士温泉花の湯」でマッタリ温泉した。
ゴルフ練習場に併設された温泉はなんともほのぼの感がなく物足りない。
泉質も単純泉だから香りもすべすべ感もないけど、温泉だしまあいいっか
みたいな温泉です。

温泉のあとは49号をそのまま北上せずに「小野」を左折して309号で
小野峠を越えて308号に向かってみた。前回、西脇から戻ってきた逆ルート
だが相野駅方面から下ってきたときチラッと見た母子(もし)方面に
向かう308号は次回走ろうと思っていたからね。途中畑の真ん中に
ハーブティのお店を発見したのでマークしておく。
マップルでは黄色い細い道だが川沿いの快走路だ

途中からだんだん細い山道となって・・・と思い始めたが49号に近づくに
つれて徐々にいい道に回復。途中は農道みたいなものなので立派な
2車線なのだが、道路の真ん中に農協の軽トラックを停めたまんま
モンペ姿のおばあちゃんがセンターラインを跨いで話し込んでいる(^^)
普通なら「こら~」と文句を言いたくなりそうなもんだが何故か
当たり前の「明るい農村」風景で減速してそっと通り過ぎた

今日は暗くなる前に帰りたいんで篠山はパス
49号を南下してゆく。このあたりの大きくうねった道もいい
でも、前回とは逆ルートの49号はしょうぶ園の先のヘアピンがある
永沢寺の峠の昇りは、あっという間に終わってしまってなんか物足りない。
やはりこの道は逆ルートで昇るのがいいな

そんなにいい道なのだが唯一難点はコンビニの1件もない
道だから、食事処はほとんど発見できない
マイルートの中で一度行ってみたいのが49号山間部にある水車の蕎麦屋さん
だがお腹が空いてないから次回かな。このあたりの黄色道と緑道はどれも
走り甲斐のあるいい道であることも解った。

次回は上佐曾利から12号に向かい、デカンショ街道に入る前に37号で
志手原に向かい、49号を北上して母子から308号を逆ルートで戻ってみよう。
試しに行ってみようと走った道が見覚えのあるロードに繋がったときは
「お~ここかあぁ」みたいな嬉しさがいい。

あっちこっちいろんなところへ行くのもいいが、自分で気に入った
エリアをくまなく走り回って、一番お気に入りの道をを一筆書きのように
縫うようなルートが出来あがると走りが楽しい。その途中でおいしい店を
発見したり、くつろげる温泉が発見できたらさらにベターでございます
こうやってマイルートに磨きがかかってゆくんだよなあ・・ウットリ(^^)

煙たなびく初秋の田園ロードは
白い蕎麦の花や、緑の側道に映える真っ赤な彼岸花
そして色とりどりのコスモス達がとても綺麗でした


山梨 はやぶさ温泉

2007年10月01日 13時15分06秒 | バイク一般
バイクを兵庫に運んでからというものは
週末に東京へ帰る機会が激減し
この2・5ヶ月間というものは
ひたすら近畿一円を縦横無尽に走り回った

お陰で部屋の壁に貼り付けた近畿の白地図は
尼崎あたりを中心に放射状に赤い線が網羅されてきたし
面白いもので走った道を塗っていくと
良かったからもう一度行きたいというよりも
白いところが残ってるのが気になり

次はあっち、次はこっちと白いところを探して走るうちに
自然に近畿の地理全貌が徐々に頭に入ってきたのである
1年かかっても都心部しか解らなかったのに
この数ヶ月でむしろ近畿全般のオリエンテリングが
飲み込めてきた。むしろ都心部の地名より違和感がない
くらいピンとくるようになってきたのである

先週末は京都で研修のあとひさびさに帰省し
恭子さんと長女麻衣ちゃんの3人で山梨の
掛け流し極上温泉「はやぶさ温泉」を訪れた
関西の温泉も悪くないが、こんなにふんだんに
大量の掛流しの湯が流し込まれて
湯船からザーザーと溢れるという贅沢さは
まだお目にかかったことがないし
おまけに500円という安さがいい

帰りは峠の途中で種無しの甘くてでっかいピオーネを
お安く買い求め、久々に柳沢峠を越えて
奥多摩湖畔の「のんきや」さんで
あのおいしい手打ちラーメンを頂いて大満足
奥多摩で出当合ったバイク仲間を思い出して
ご無沙汰メールを打った

麻衣ちゃんが車の免許をとったので
ビールも飲めて帰りの車は居眠りこいて
らくちん!らくちん!(^^)
たまには車で行くのもいいもんだな