風まかせ放浪記

バイクといろいろ日記帳

北西の邪鬼

2008年09月22日 15時13分58秒 | こころに響いたこと
この週末、姫路の書写山(しょしゃざん)圓教寺に行って参りました
声に出して読んでみると「ショシャジャン」って読みにくいじゃん(^^)


兵庫県姫路市にある寺院ですが、天台宗の別格本山です
標高370mの市内で一番高い山で山上にある円教寺は
大阪へ単身赴任した年に車で行った比叡山と雰囲気は
よく似てると思いました

偶然ですがそのとおり「西の比叡山」とよばれるほど寺格は
高く、西国三十三箇所中最大規模の寺院で、比叡山、大山とともに
天台の三大道場と並び称された巨刹なんですね。
京都から遠い土地柄でありながら皇族や貴族の信仰も篤く
訪れる天皇・法皇も多かったのだそうです

円教寺には京都の清水寺に似た舞台を持つ摩尼殿、性空上人をまつっている
開山堂、別名弁慶の学問所と呼ばれている護法堂拝殿、そして荘厳な
甍(いらか)を競う三つの堂(大講堂、食堂、常行堂)など
次から次へと、素晴らしい重要文化財の出現に感動しきりでした

姫路といえば姫路城ですが、この書写山円教寺も一度は訪れておきたい
スポットのようです。ロープウェイを降りるとそこはもう書写山
空中散歩の途中で田んぼに描かれた実物大の姫路城が見えました
しばらく歩いて山門まできた頃には身も心も洗われていくような
心地になります。

磨尼殿の先には三つの堂と呼ばれる大講堂、食堂(じきどう)
常行堂の三つの建物があり雄大にして静寂の世界がそこにはありますが
四駆の車しか上がって来れないこの場所にどうやってこんな凄いものを
建築できたんでしょうね

映画「ラストサムライ」はまだ見てないんですが、ロケ地としてこの三つの
堂が登場したと聞きました「ラストサムライ」のスタッフが最初は
観光のつもりだったのが姫路市の職員につれられて訪れた際に感激して
ロケ地に決まったんだそうです。姫路市の職員はしてやったり顔だったろなあ

食堂からほど入ったところに奥の院があり、そこに開山堂がありました

この開山堂の屋根の四隅の軒下には奈良の法隆寺の金堂と同様に
邪鬼が屋根を支えています。でも、ここの邪鬼は左甚五郎が手がけた物で
四隅に「邪鬼」が配置され、軒先で屋根瓦を担いで支えていたのですが
ある日屋根の重さに耐えかねた一匹の邪鬼が逃げ出したという伝説がありました

建物の四隅に廻って屋根裏を見上げてみると確かに北西を除く三隅には
ものすごい形相で苦しそうに屋根を支えている邪鬼の彫り物が
軒の間に居ました。でも北西の角には邪鬼は居なくて直接木組みされています

その伝説を聞いているうちに、これはいま、関西の地で会社の一隅を支えて
いる自分が、仕事の辛さや責任の重さに耐え兼ねてある日突然、逃げ出したら
どうなるんだろうなあと思っていただけに、僕をここに連れてきて
くださった方はそんな現実派ご存知ないのに「北西の邪鬼」にはなっては
いけないよ、という有り難い教えだったのかと恐れ入りました

今を乗り越えたらもう一度この邪鬼達に会いに来たいと合掌


クリップスタンド

2008年09月18日 19時02分10秒 | バイク一般
以前からせっかく携帯にデジカメがついてるのに
画像がイマイチなのでしかたなくデジカメを別に持って
歩いてましたが、今回、機種変更した携帯デジカメの
画素数、サイズもが思ったより高機能であるとが解かりました

ブログ用の画像なら十分でなのでこれで集合写真も取れたら
と、携帯デジカメのセルフタイマー撮影用のホルダーが
ないものかと思っていたらかとさんがWeb検索してくださいました

便利なものがあるもんだなと画像見ながら感心してるうちに「ハッ!」と
アッキンさんがクリップつきの小さな三脚を持っていたことを
思い出し、早速、ヨ○バシカメラへ!

梅田のヨ○バシカメラはでっかいんです
売り場面積も広く大きくて、どこに何があるのかよく解からないくらいです
店員さんに欲しいものを説明するんですがみんなピンと来ない・・・

実際に携帯を見せながら
「携帯デジカメのセルフタイマーを使いたいんだけど
厚みがないから、こうやって、こうやって置こうとしてもほら
コロンと倒れちゃうでしょ?だからね、なにかスタンドみたいな
ものとか、携帯ごとパクッと挟んでセットできるようなステイが
欲しいんだけどここ、置いてませんか?」

と聞いてみたんですが、2人の店員さんに聞いて
案内してもらったにもですがいずれも発見できましぇ~ん・・・

やっぱりそんなものは売ってないのかなあと、諦め気味に一人で
あまり期待もせず、うろうろ探しているうちに三脚売り場の小物売り場に
なな、なんと画像の「クリップスタンド」なるものを発見!「これだぁ!」

ちっちゃな三脚の頭に方向自在のクリップの親玉みたいのがくっついてます
携帯電話を横から挟んで固定が可能という代物で980円でした
あれだけ製品の数が多いと店員さんも何がどこにあるのかわかんなく
なっちゃうんでしょうね。説明が悪かったかな(^^)

なんでも人の話を鵜呑みにせず自分の足で探してみると案外見つかるもんですね

秋の気配

2008年09月15日 23時29分18秒 | バイク一般
午後から雨なのはわかっとりましたんで
のんびり向かうと降られてしまうであろうと
高速で目的地までカッ跳びして早い時間に
戻ってくるツーにチェンジ

Buell乗りTちゃんと宝塚のマクドに8時集合して
カッ跳びで中国道をがんがん走りました

行先は砥峰高原ですから中国道の福崎から幡胆道で
神崎南ICで降りたいのだけれど
「番胆道のランプ料金所にはETCが装備されてないのでは?」
と物知りのTちゃんが心配してます

「カードを出して清算するだけよ」と言ったら
まだマクドなのに(^^)バイクのシートを開けて
ETCカードを取り出そうとしなさるので
「ETCレーンでなく一般レーンを通過して出口で
カード清算すればいいんですよ」
と言ったら、なな、なんと「カードで支払いをしたことがない・・・」

「え?料金所でカードを出すだけですよ」
「・・・・サインは?」
「サインなんか要りませんよ(^^)」
そんなやりとりのあと宝塚ICでチケットを受け取ろうと
ETC専用レーンを避けてなぜか「一般・ETCレーン」に入って
しまい・・・あったりまえに・・ETCが反応して高速イン(^^)
料金所でチケットをもらうには一般専用レーンでないとダメ・・・
そんなのあたり前じゃん(^^)

案の定神崎南ランプにはETCゲートがありましぇ~ん!
前回の天橋立では後続4輪に気づかいして脇に寄ってカードを
取り出したのですが今回は、ETCを促進しておきながら
センサーを設置しない国土交通省に急にむかついてきて(^^)

料金所をがっちりと塞いでスタンド立てて
なおかつ、ゆっくり、ゆっくりと
座席を取り外して荷物を降ろしてカードを取り出して清算のあと
またまた、ゆっくりゆっくりとカード装着してシートを復旧・・・

これってバイクにETCがなかったころに手袋外して
財布を取り出して清算する時間の3倍くらいかかって
るんですが、後ろでイライラしてる4輪ドライバーには
「国土交通省を恨んでね(^^)」とグーサインして
やっとこさ料金所通過です

8号をぐんぐん登って峰山高原のリラクシアで
休息のあと砥峰高原でススキ野原をみましたが
まだススキ観賞には早そうです
どうやら昨夜は中秋の名月をめでるイベントがあったようで
大勢の人たちが昨夜使ったテントの骨組を担いで道路を
歩いてました

時計はまだ9時30分
生野高原を降りて銀山ロードを走り
青垣峠から西脇のとっておきの美味しいお店で
ランチを取り店を出るとまだ12時です

でもパラパラと雨がちらついてきたので
カッ跳びマイロードをがんがん走って帰りました
おかげで三田を越えたあたりで雨雲をぶっちぎった
ようで塗れずに13時すぎには無事帰宅

8時集合して5時間で300km走破。満足でした

ちなみに画像は最近取り替えた携帯でとった画像ですが
デジカメ並みのくっきり解像度でびっくりです。でも
携帯のカメラにセルフタイマー付いとるんですが
三脚はダメだしこれってなんかいいステイがないもんでっしゃろか?

アズレージョ

2008年09月08日 23時41分05秒 | バイク一般
先週は仕事関係の例会でアズレージョ作家の石井春先生にお会いした
春先生がスライドで説明される美しいポルトガルの風景や、アズレージョの
お話はとても興味深いもので、どんどんお話に引き込まれてしまいます

特にアベロの駅舎の外壁アズレージョは、有田焼のような美しい
ブルーと白い壁が調和した建物でとても美しく印象的でした

春先生は「日本とポルトガルの間になんとなくさわやかな風が
吹きはじめました」と説明されて、彼女のお話を聞いてるうちに
スペイン、フランスドイツなどひととおり訪れた周辺のヨーロッパ諸国で
すが、未踏のポルトガルにぜひとも足を運んでみたいという思いに
強くかられました

歴史の授業で習った1543年は「日暦めくる種子島」と記憶した
ポルトガルからの鉄砲伝来の年であり、いろいろな文化が
日本に入り始めた時期でしたね。「コップ」など日本の言葉に
そのまんま溶け込んだポルトガル語もたくさんあるようです

そして、あの会合では初めてのことですが、講演の最後に
春先生ご推奨のとても美味しいポルトガルワインの試飲もあり
眼で見て、心で感動し、そしてほろ苦いワインの味覚までもが
アズレージョの魅力とポルトガルへの思いを掻き立ててくれたようでした

アズレージョとは、ポルトガル・スペインで生産される、上薬をかけて
焼かれたタイルのことで、ポルトガル文化における建造物を問わず
いろんな工作物の典型的な外観となったようです

ポルトガルへ行けば教会、宮殿、一般の家の内や外、鉄道駅や
地下鉄駅でも見られるようで壁や床、天井でさえも使われているように
ポルトガル建築の主要外観を構成しているし、装飾用に使用される
のみでなく、一般の家の室温管理のような特別な機能能力を持つらしいのです

この芸術は、スペインを経由してムーア人からポルトガルにもたらされた
ようで、ムーア人らはペルシャ人から工芸を習得したとありました
これはなんとしても、リスボンやポルトの街を歩きながら
本物のワインとアズレージョを味わってみたいものです

バテ気味・・

2008年09月04日 20時49分36秒 | バイク一般
じりじりと照りつけていた暑い日差しですが
9月に入り、心なしか和らいできたように感じますね
最近はエアコンなしで過ごせる夜もあったりして

夏の暑さもやっとこさ峠を超えた感の今日このごろ
月曜の健康診断で呑んだバリウムで、なんかお腹の調子と
体調イマイチだし、夏の疲れも出てきたのかなあ・・・

しかしまあ、昔は冷房なんかないのに、よく平気で夏を過ごせたものだと
感心してしまいますね。おとなもお盆休みだなんて言わないで
8月は1ヶ月間みんな夏休みしたらいいのになと思うのですが
そうもいかないか・・・

早いところ涼しくなって欲しいもんです