算太郎日記

日々の日記を綴ります

思い出広場

2023年03月29日 | 日記
いつの間にか桜が満開になっている。

先日帰省した時に、幼き頃によく遊んだ広場に行ってみた。そこは、あの頃とは比べものにならない程綺麗に整地されていた。聞くところによると、過疎地で子どもはいないので、高齢者のグランドゴルフ等が行われているらしい。

広場の周囲には桜の木が並び、今は盛りにと幻想的な美しさを青空の下に晒していた。しばしその美しさに見とれ、幼き頃の思い出に浸っていた。

バットとボールを持って、夕焼けに西の空が紅くなり日が沈むまで遊んだ。薄暗くなった広場を後に腹を空かして家路を急ぐのが常だった。そんな幼き頃の日常が無性に愛おしく感じられた。そしてふと思った。あの頃の私は、今の私を見てどう思うのだろうかと。

相続問題

2023年03月26日 | 日記
父が亡くなった後の大きな問題の一つが相続問題。

たいした財産などはない。それでもそれなりの手続きは必要。その手続きの煩雑さにこの間悩まされた。特に面倒だったのが不動産登記。司法書士などの専門家にお願いするというやり方が一般的なようだが、自分でやってみた。ある人のルポを読んで、自分でもできるかもしれないと思い、やってみようと静かに決意してから約3ヶ月。

友人から借りた本一冊と法務局が出している説明書を読みながら資料を作成。つまづきの第一歩は、言葉の意味が分からないということ。普段目にしない言葉が多く、いちいちググらねばならなかった。しかしそれをやらないと前に進めず、かなりストレスになった。相談しようにも相手がおらず、これでいいのだろうかと不安を抱えながら、兎にも角にも前に進んだ。やっと昨日完成。

不安とちょっとした充実感を覚えながら今から法務局へいざ提出。

ファミレスで食事

2023年03月23日 | 日記
珍しくファミレスで食事をした。

席につきメニューを広げ、少々迷った挙句、定番の定食に決めた。テーブルを見渡すと、呼び出しボタンが目に入る。躊躇なくボタンを押す。結構大きな音が店内に響く。店内は空いていたので、直ぐに注文を聞きに来てくれた。

決めていたメニューを告げると、店員さんはおもむろにテーブル上のタブレットを取り上げ、注文したメニューを確認して入力していく。そうか、注文はタブレットでするべきだったのだと気づき、わざわざ呼び出してしまったとバツの悪さを感じた。それでも、若い店員さんは嫌な顔ひとつせずタブレット操作を終了し「ご注文承りました。」と帰って行った。

待つこと10分。注文したメニューが届けられた。何とテーブルまで届けてくれたのはロボットだった。「ゴライテン アリガトウゴザイマス」と金属音で挨拶をしながらテーブル横に止まった。メニューが乗ったトレイを受け取ると、ロボットは一回転し、颯爽(?)と帰っていった。

初体験だったので、少々驚いた。しかし、ロボットが注文したメニューを届けて帰って行く姿を見送りながら、意外と違和感無いなあと思った。互いの視線を感じたりすることがないので気が楽だ。これからは、店内をロボットが走り回り、「ゴライテン アリガトウゴザイマス。」の金属音が店内に響き渡るのが日常の風景になるのだろうか。

大谷翔平選手の魅力

2023年03月21日 | 日記
その若者は、一塁ベースを駆け抜けると、何がなんでも二塁まで行くんだとヘルメットを飛ばした。二塁ベースに達すると、チームメイトに向かって、拳を突き上げ叫んだ。「俺をホームに返せ!諦めるな!」と。私にはそんなふうに聞こえ、必死になってチームを鼓舞しているように見えた。

その彼の思いはしっかりチームに伝わり、不振を極めていた村上選手のバットが火を噴いた。歓喜でチーム総立ちの中、彼はホームベースを駆け抜け、劇的な逆転サヨナラ勝ちとなった。

そう、これは、本日のWBC準決勝の試合である。そして、その若者とは、大谷翔平選手。大谷選手は、ゲーム中もそうでない時も常にチームメイトに声をかけ、チームを一つにしようとしているように感じる。打ったり投げたりすることが卓越しているだけではない魅力を、今さらながら感じた。


思い出は街角に

2023年03月19日 | 日記
昨日、今の生活の中で大切にしているイベントが終わった。結構、事前の準備にエネルギーを使った。終わった後は、それなりの充実感があり心地よい。

今日は完全にオフの日だったので、以前から気になっていた映画を観に行くことにした。

観終わった後は、あまりにも良い天気だったので、街なかを散歩することに。

久しぶりに歩く繁華街は新鮮な街並みに映った。実際かなりの店の名前が変わったりしていた。その中で、若い頃よく通った居酒屋の看板が目に入った。多少ペンキの色がくすんでいたが、昔と変わらぬ佇まいを見せていた。直ぐに幾つかの懐かしい思い出が浮かんでは消えた。

普段だと休みたくなるような距離を既に歩いていたが、このまま歩き続けたいと思った。それは、春の陽気に誘われたせいだけではなく、懐かしく甘酸っぱい思い出に浸っていたかったのかもしれない。