算太郎日記

日々の日記を綴ります

残暑の中の帰省

2020年08月30日 | 日記
厳しい残暑が続いている中、用事ができ、田舎に帰ることになりました。
朝7時頃、家のドアを開けると、夏の日差しにクラクラと目まいがするようでした。車の中に入ると、これまた、熱気で窒息しそうになりました。

サザンの「HOTEL PACIFIC」をBGMに2時間余りのドライブとなりました。
太陽の光が、車の窓を通してハンドルを握っている腕に当たります。あまりの暑さに、ひりひりとした痛みをを感じます。腕が日焼けしてくるのが分かるようです。

実家に近づくと、田んぼには稲の穂が緑色の面を作り、空には夏の雲が立体感をもって立ちのぼっていました。
迫力のある夏雲に、一瞬目を奪われてしまいました。


夕立

2020年08月22日 | 日記
連日殺人的な猛暑が続いています。

一雨こないかなあと思っていると、遠くで雷鳴が聞こえます。
「夕立か、これで少し涼しくなるな。」と喜んだ矢先に、猛烈な雨が降り出しました。

窓ガラスに大粒の雨が叩き付けられます。今にも部屋の中に入ってきそうな勢いです。
風も強く、ガタガタと激しく雨戸を揺らします。
ピカッと光ったかと思うと、耳をつんざくような雷の音。
一時間ほど続きました。
大雨や最近の災害の様子が脳裏をよぎり、恐怖の時間となりました。

最近の日本の天気、「ほどほど」ということがありません。
生活を潤すためには、ほどほど感が必要です。
何とかならないものでしょうか。

最悪の一日

2020年08月16日 | 日記
座っていた椅子から、横向きに体を伸ばして、新聞を取ろうとした瞬間、「ギクッ!」。

やってしまいました、ぎっくり腰。

腰の感触を確かめながら、そっと体制を整えながら立ち上がってみました。
今まで、何度もやっているので、今回のがどの程度のものなのか自己判断してみると、中程度のぎっくり腰ということになりました。

今までの経験上、こんな時は、じっと体を休めるに限ります。
ということで、一日、ベッドの上で本を読んだり新聞を読んだりしてゴロゴロしていました。しかし、体調が悪いと、一つのことになかなか集中できなくて、読書もさっぱり進みません。しかも、思考は限りなくマイナス思考になり、気分はどよ~んと沈んでしまいました。

せっかくの休日が最悪の一日になってしまいました。


「グリーンマイル」

2020年08月13日 | 日記
コロナ感染がなかなか落ち着かず、朝から熱中症の心配をしないといけない猛暑。こんな時は、家で映画を観ようと、録画しているBSシネマを観ることにしました。出かけなくても映画が観られる。改めてTVの録画機能のありがたさを感じてしまいます。

今回は、「グリーンマイル」という、1999年のトム・ハンクス主演の米国映画を観ました。
死刑囚が収容されている刑務所を舞台に物語が展開されていきます。少女二人を殺害したとして刑務所に入れられた黒人の大男コーフィー。彼は、神から授けられた不思議な力で、病気を治したり、ネズミの命を復活させたりします。そして、彼は少女を殺害していなくて、無実であることも分かってきます。しかし、彼の無実は証明されることなく電気椅子によって死刑にされるのです。彼の周りの善良な人々はコーフィーによって助けられ、彼自身は無実の罪で処刑される。何とも言えない悲しみと切なさを感じます。

コーフィー役のマイケル・クラーク・ダンカンが味わい深い演技をして、この作品に重みを与えています。感動的な作品でした。

「ボクシング日和」

2020年08月10日 | 日記
角田光代氏の「ボクシング日和」という本を読みました。

ボクシングは、TVで放映される試合をたまに見るくらいで、そんなに関心が強いスポーツではありません。
しかし、「あしたのジョー」をリアルタイムで見て育った世代としては、全く興味がないわけでもありません。
このタイトルに惹かれた理由には、学生時代の友人が、定年後ボクシングジム通いを始めたということも影響しています。

この本は、角田氏のボクシング観戦記なのですが、試合をしている選手の様子だけでなく、「終盤はものすごい応戦になり、ホールが膨らむくらいの歓声が飛び交う」等と観客の様子も描写されているのが興味深い。なんといっても、試合前後も含めて、角田氏の心の動きが素直に綴られている点が面白いのです。
しかし、TVで放映されているボクシングの試合しか知らない私には、日々どこかで、ボクシングの試合が行われていることがまず驚きでした。

角田氏は言います「どんな試合も見るたび驚いてしまう。その多種多様な戦いと、多種多様な人の人らしさに。その試合だけが作り出す、人間くさいドラマに。」と。
一度、ぜひ、会場で人間くさいドラマを見てみたいものです。