算太郎日記

日々の日記を綴ります

胃が痛い半日

2023年04月27日 | 日記
昨日、半日胃が痛い状態が続いた。

なぜかと言うと、対人関係で、自分の思ってもいない反応が相手からあったからだ。言及された内容については、客観的に見て、そんな酷い内容でも攻撃的な内容でもない。

強いて言えば、静止している水面に一瞬微風が吹き去り、水面がわずかに揺れる感じの影響を与えるほどの内容だった。

しかし、私の胸の中では水面の揺れがずっと治らず、時に揺れが激しくなるのだった。そんな揺れる胸の内を持て余し、夕食後は早々に布団に潜り込んだ。そして、タブレットを取り出し、Netflixで最近見始めたドラマを見ることにした。

このドラマ、かなり刺激的な展開なので、もやもやした感情でわずかに揺れている水面を、興奮という全く別の感情の波が覆い尽くしてしまった。

楽しめる本が増えた

2023年04月24日 | 日記
毎年のことではあるが、年度初めは忙しく、本も思うように読めない。図書館から借りていた本も一冊は読了したが、二冊は途中まで読んで期限切れになってしまった。一冊はとても興味深く読んでいたので、返却するのが惜しいのだが仕方がない。購入しようかなとAmazonを覗いてみたりしている。

最近本を読んでいて思うのだが、若い時だったら受け付けなかったようなものも、その内容を味わえるようになったような気がする。それは嬉しいことだ。それなりに人生を経験してきて、人の思いを受け入れるキャパが広がったということなのかな。

図書館から借りた一冊の中にある寺山修司の次の詩も今は素直に受け入れ、しみじみと味わうことができる。

なみだは
にんげんのつくることができる
一ばん小さな
海です

森鴎外の雁に挑戦

2023年04月14日 | 日記
森鴎外の「雁」を読んでいる。いや、読んでいるというより格闘していると言った方が適切だ。

現在使われていないような言葉も多く、意味が掴めない。その言葉の意味が分からなくても、前後の文脈で何となくこんな感じの意味合いだろうと考え読み進めようと思うのだが、それができない。どうしてもその言葉が気になってしまう。

そうすると、いちいち立ち止まりググることになる。そうやって亀の歩みでも前に進めている時はまだいい。仕事の帰りに図書館に立ち寄り本を広げることが多いが、
椅子に座り本を開くと途端に眠気が襲ってくる。仕事の疲れと仕事が終わったという開放感がドッと身体中に押し寄せてきて、瞼を閉じてしまうことになる。眠気が襲ってこない時は、猛烈な空腹感に襲われる。それはそれで本を読むことに集中できないので、早々に図書館から逃げ去ることになる。

こんな調子で、読了できる日が来るのだろとかと不安になるが、何としても読了したい。

母との面会

2023年04月08日 | 日記
母に面会に行った。

前回の面会から二週間ほどしか経っていない。こんなに間を置かないで面会に行ったのは珍しい。別件でどうしても田舎に帰らないといけなかったという理由があるにはあったのだが・・・。

前回に面会した時、母の状態は良かった。しっかり覚醒していて、窓越しによく話を聞いていた。その時にふと気がついたのだ。母は弟の方しか見ていない。私がいくら話しかけても母の視線の先には弟しかいない。

短い面会の時間が終わり、施設の担当者に礼を言い、車に乗り込むと、「今日は意識もしっかりしていて、反応もたくさん見られて良かった。」と弟に声をかけた。弟はにこやかに頷いた。

本心では弟ばかり見ている母の反応が面白くなかった。そこで、弟が仕事で面会に行けない時間に、一人で母に会うことにした。それが今回の面会。今回は、私の声かけに私の方をしっかり見て、母はよく反応してくれた。私は、その母の反応に満足していた。

母と職員に見送られながら、少しばかりの弟への後ろめたさを感じながら施設を後にした。

春の陽気に誘われて

2023年04月04日 | 日記
天気が良くて暖かい日が続いていたある日曜日。春の陽気に誘われるように、散歩に出かけた。

その日は珍しく娘と一緒に散歩に行くことになった。「私、歩くの速いよ。」という娘に、何とか肩を並べて歩いた。結構広さのある歩道を歩いていると、柔らかく暖かい風が二人の間をすり抜けて行く。30分ほど歩くと額に汗が滲んでくるのが分かる。自分の足で歩くことの気持ち良さを感じながら、春の陽気に誘われるように娘との話も弾む。

「散歩は良いなあ」と感慨に浸りながら歩いていると、徐々に娘が前を歩き出し、最後の10分ほどは、娘の背中をみながらひたすら歩いた。帰宅した時は、背中いっぱいに汗をかいていた。一時間ほどの娘との散歩は、心地よい疲れと充たされた思いを与えてくれた。