算太郎日記

日々の日記を綴ります

父の退院に向けて

2022年03月21日 | 日記
やっと父の退院日が確定した。

先日、退院に向けてのケース会議が開かれた。コロナ感染防止のため、会議はオンラインで行われた。参加したのは、ケアマネ・病院の相談員・医師・看護師・作業療法士・デイサービスの担当者・介護ショップの担当者。これだけの方々が、父の退院後の生活について考えてもらえるのかと思うと心強かった。

退院後の父の体調管理や日常生活の介護については不安もあったが、一時間ほどの話し合いの中で不安は随分軽減された。

父と再度同居しての介護生活については、前向きな気持ちばかりではなかった。介護の負担を考えると、このまま入院しているか施設に入所した方が良いのではと思うことも度々だった。ただ、父は、また私たちと一緒に生活することを楽しみに入院生活を頑張ってきた。その父の気持ちを思うと、介護生活に後ろ向きになる自分の気持ちが許せなくなり、その気持ちの持って行き場が無くなり、悶々としてしまっていた。

ケース会議で介護生活の見通しがある程度できた今、残り少ないであろう父との時間をできるだけ楽しもうと思っている。そして、困ったら周りに頼ろう。何とかなる。そんな思いにさせていただいた皆さんに感謝である。

平和を願う

2022年03月19日 | 日記
「パン、パーン」と乾いた銃声音が聞こえたかと思うと、閃光が走り、黒煙が立ち上る。その後には、崩れかかったビルが映し出される。助けを求めて泣き崩れる女性。家族と一緒に逃げなかった父親を心配して涙ぐむ幼い子ども。

こんな映像が、毎日のようにTVから映し出される。

見ていると胸が締め付けられ、目をそらしたくなる。そして怒りが沸く。「どうしてこんなことをするのか!」と。

20世紀の度重なる戦争で、人類は学んだはずではなかったのか、「戦争はしてはいけない。」「武力で物事を解決してはいけない。」ということを。21世紀になっても戦争が起こるとは悲しすぎる。

ロシア国内でも、命がけで戦争反対を訴えている人々がいることが報道されていた。きっと、多くのロシア国民は戦争など望んではいないだろう。

私たちは、武力で物事を解決しようとする指導者を選んではいけないのだと改めて思う。

あの映画史に残る名作「ひまわり」で、ひまわりが咲き乱れる舞台がウクライナであったことを最近知った。近々、ウクライナ支援緊急「ひまわり」上映会が予定されている。戦争の即時停止を願って、是非観に行きたいと思う。

そんなことしかできないのがもどかしいが・・・・。


樋口一葉を読む

2022年03月15日 | 日記
中島京子著「夢見る帝国図書館」を読んで以来、物語の中に出てきた樋口一葉のことが頭を離れないでいた。

生涯、頭痛と肩こり、そして貧乏に悩み続けた一葉。24歳という若さで夭折した一葉。短い生涯の中で、「たけくらべ」「にごりえ」等の秀作を発表し、明治以降で初の女流作家としての地位を確立した。

教科書にも掲載されているので、作品の名前は知ってはいるが、未だ読んだことはない。

これを機に、読んでみようと思い、ネット上の青空文庫で作品を手に入れた。一葉の作品を味わうことができると、勢い込んで読み始めたものの、なかなか前に進めない。文語文なので、言葉の意味が分からない。更に、一文が読点だけで長々と続き、読みづらい。2~3ページで早々に挫折してしまった。作品世界に入る前に、門前払いされたような感じだ。

それでも、どんな物語なのか知りたいという思いは強まる一方だった。

結局、現代語訳の本に助けを求めることにした。平易な文で書かれた現代語訳は分かりやすく、句点や「」も使われており読みやすかった。「たけくらべ」「にごりえ」と立て続けに読了した。

一葉の作品世界をそれなりに味わうことができて楽しかった。しかし、少々物足りなさも感じている。それは、原文を味わっていないというところから来るそれだと思う。

次は、少々時間はかかるかもしれないが、原文を味わうことに挑戦してみたい。

早起き

2022年03月06日 | 日記
最近、休日でも少々早起きしている。とは言っても、平日の起床時間より1時間は遅いのだが。
それでも、まだ誰も起きていない時間に一人で起きているのというのは、何となく気持がいい。

まだ明けやらぬ静かな町の様子を自室の窓から眺める。

BGMにjazzを流しながら、珈琲を飲む。
ちょっぴり優雅な気持ちに浸りながら、読みかけの本を読む。

普段は、「これをやったら、次はこれをやって、それが終わったら次は・・・・」と時間に追われている。
早朝のこの時間は、「今日一日、まだまだ時間はたっぷりある。」と気持ちに余裕ができる。
一日の時間に、プラスαできて、ちょっと得した気分にもなる。

今日もよく晴れていて、先頃までの肌を刺すような冷たい空気から、暖かく柔らかい空気にいつの間にか変わっている。
「春ももうすぐかな」と思わず背伸びをしたくなった。


カムカムエブリバディ~舞台は京都~

2022年03月05日 | 日記
朝ドラ「カムカムエブリバディ」を毎日楽しみに見ている。
今は、るいの娘ひなたが物語の中心だ。

舞台は京都。

時代劇大好きガールのひなたの職場は、太秦にある映画村。
映画村に事務職員として勤め、大部屋俳優に恋をしている。
そのひなたの成長を見るのが楽しい。

私も青春の一時期を京都で過ごした。
その当時の私の生活圏とひなたの生活圏は、かなりかぶっている。
ドラマの中の嵐電の車窓から流れる一瞬の風景とアナウンスされる駅名に私の気持ちは高ぶった。楽しいことばっかりではなかった京都での生活だったが、今はもう、懐かしさの中に包み込んでしまうことができる。

このドラマ、昭和の時代をぼんやりと感じながら楽しんでいると、突然、「PL学園」「清原」「サラダ記念日」等と、時代を映す生の言葉が耳に飛び込んでくる。いきなり、その時代に気持ちがフォーカスされていく。上手いなあと思う。